こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。
あらためまして、こんにちは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
グランプリの熱も冷めやまぬまま、構築済みデッキの発売、シーズン制限の発表、そしていよいよ今週末に迫った新エキスパンションの発売とワクワクが止まらない今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は先日のグランプリ6大阪優勝デッキより「青黒不能極ティアー」デッキについてのお話です。その強さと構築について、私なりに紐解いてみましょう。
グランプリ6優勝平見プロ使用Aデッキ
青黒不能極ティアーデッキ 「ブラックティアー」
(黒の大陸×19、青の大陸×21・・・ユニット×18、ベース×5、ストラテジー×17)
1*イビルアイ・ベイビー【I-3】
3*イビルアイ・ドライバー【I-4】
2*ギガンティック・スカルドラゴン【I-1】
2*幻影王ルドルフ【I-2】
3*失恋の痛み【I-1・II-1】
1*黄金色のお菓子【I-3】
3*真夜中のダンスパーティー【I-3】
2*冥界の門【I-1】
2*冥王の鈎爪【I-1】
1*濃霧の魔氷フォッグ【I-1】
3*粉雪の魔氷パウダースノー【II-1】
3*センチネル・センチピード【I-4】
3*深淵竜エメラルドティアー 【II-3】
3*海洋到達不能極【I-4】
1*流氷の大陸【II-1】
1*水底の歌劇場【I-1】
3*サイバーチェイス【II-1】
3*欲望の連鎖【I-4】
かつて「赤黒トロールバレー」が制限により崩壊した直後、昨年の日本選手権で【海洋到達不能極】入りの歌劇場デッキが活躍しましたが、そこに強いシナジーと単体でも高い戦闘力を併せ持つ【深淵竜エメラルドティアー】が組み込まれ、盤面の支配力は更に高まっています。そういう面から見ると、この「青黒不能極ティアー」デッキは「オベラハウス」デッキの流れを汲んでいるのですが、平見プロの使用されたデッキはそれにとどまらぬデッキ構築がなされています。
★君臨!最強の不能極ティアー!?
随所で話題となり、またオープングランプリでの上位入賞からもその存在は広く認識されていたであろう【海洋到達不能極】と【深淵竜エメラルドティアー】を軸にしたコンボデッキ、通称「不能極ティアー」は強さと面白さを兼ね備え、多くのプレイヤーの心を捉えました。そして実に様々なバリエーションが作られました。グランプリでも【深淵竜エメラルドティアー】がカード別使用率トップとなるほど多くのプレイヤーが使用されたのです。(参考「グランプリ6緊急レポート!」(FB徳島HP「いけっち店長のひとりごと」19/7/15日分参照))
その中でトップに立ったのが平見プロの使用された青黒の不能極ティアーデッキ「ブラックティアー」です。
「不能極ティアー」コンボからそのまま【深淵竜エメラルドティアー】がスマッシュして決めてくれることもありますが、このデッキの強烈な決め手となっているのが【ギガンティック・スカルドラゴン】の手札破壊です。【深淵竜エメラルドティアー】で移動させての誘発、さらに【冥界の門】【幻影王ルドルフ】で使い回すことで相手の対抗・反撃手段を削ぎ、最終的に詰めていく形が主となるでしょう。
★交錯する強烈なシナジー!
他のカードとの組み合わせることで本来の何倍もの効果を発揮する、それをシナジーと呼びます。
この不能極ティアーデッキでは軸としている【深淵竜エメラルドティアー】&【海洋到達不能極】コンボはもちろん、それぞれがデッキの他のカードとも高いシナジーを持っています。
例を挙げてみましょう。
【深淵竜エメラルドティアー】が置かれることで相手ユニットを移動させ、【海洋到達不能極】の効果を強制的に誘発させて相手のユニットを手札に返します。デッキの基本となるコンボですね。
【ギガンティック・スカルドラゴン】はスクエアに置かれる度に相手の手札をランダムに破壊しますが、【深淵竜エメラルドティアー】が場に置かれた時、自分の【ギガンティック・スカルドラゴン】も一緒に動くので、相手の手札を更に破壊します。(【深淵竜エメラルドティアー】と【ギガンティック・スカルドラゴン】のシナジー)
このとき、【海洋到達不能極】の効果で相手の手札にユニットが戻っていたら、それを捨てさせられるかもしれません。つまり、疑似ユニット破壊の効果をも期待できるのです。(【海洋到達不能極】と【ギガンティック・スカルドラゴン】のシナジー)。
といった感じで、各カードがクロスするように幾重にもシナジーを形成しているわけです。(このデッキには他にも大小様々なシナジーがあります。ここではすべては説明しませんが、気が向いたら探してみてください。)
これらを更に、【幻影王ルドルフ】【水底の歌劇場】【流氷の大陸】【冥界の門】といった第一級のカード達が後押しするわけで、終盤の支配力・制圧力はとんでもなく強力です。
このようなシナジーがデッキに多くあればあるほど、そのデッキは強力と言えますし、そのデッキが機能するかどうかの一つの目安になります。みなさんもこれから新エキスパンションを組み込んだデッキを作るでしょうけれど、組んでみたそのデッキを調整・確認する時、このシナジーという考え方を意識してみてください。きっとデッキ構築や調整の精度の上昇に役立つことと思います。
★コンボ形成までを助けるカード達~3枚入れないことの利点~
かくも高い支配力を持つコンボデッキですが、このデッキが本領を発揮するのはデュエルの中~終盤。それまでの相手の攻勢を凌ぐ必要があるわけですが、これは青と黒の得意とするところ。
序盤は【海洋到達不能極】による足止めと、【濃霧の魔氷フォッグ】【粉雪の魔氷パウダースノー】【黄金色のお菓子】による相手ユニットの排除。
中盤は、おなじみ【イビルアイ・ドライバー】【センチネル・センチピード】といった通称プランジャーユニットによるコントロール。
大型ユニットは【冥王の鈎爪】【真夜中のダンスパーティー】【イビルアイ・ベイビー】により排除。
・・・と、相手の攻撃のテンポを崩す様々な手段が組み込まれています。
元来青黒で組まれたコンボ・コントロ-ルデッキは、ユニット除去、手札破壊、墓地利用が組み込まれ、潜在的に高い盤面コントロール力を備えますが、この平見プロが組まれたバージョンはグランプリ環境に合わせ、想定される様々な対戦相手に五分以上に戦えるようチューンされています。
レシピを見ると1~2枚積みのカードが多く見受けられますが、相手に合わせて様々なカードを使い分けたいという意図からでしょう。
例えば、【黄金色のお菓子】は4コストユニット(例えば【ハウス・オブ・ヘル】(Ⅱ-2)など)を主力としてビートダウンしてくる相手に対しては除去兼手札破壊カードとして期待でき、非常に効果的です。が、大型ユニットを主力としてくる相手に対しては全く役に立たないカードだったりもします。その場合3枚投入してしまうと無駄なドロ-をする可能性が高い。そこで、相手によって効果が大きく異なるカードは枚数少な目にして、できるだけ多くの種類を投入し、潜在的なデッキの対応力を高めようという戦術が構築の段階で組み込まれています。不要な相手に対してはエネルギーゾーンにおいてしまい、有効な相手には手札に握って使用するというわけです。
この構築手法のメリットは、より多くの種類のカードをデッキに組み込めることです。
デッキを組み時、できる限りすべてのカードを3枚積みにした方がデッキの動きとしては安定します。各カードを引ける確率をできるだけ上げてあるからです。その反面、デッキに投入できるカードの種類は少なくなってしまいます。
ですが、デッキに投入する枚数を2枚以下にへらしたら。投入できるカード種類が圧倒的に増えます。それはデッキの戦術の幅が広がるとともに、相手にこちらの動きを読まれにくくなるというメリットも得られます。
ただし、2枚以下の投入だと、そのカードをドローできる確率も下がります。ドローを無駄にしないためには相手に合わせた戦い方(そのカードを手札に留めるか、エネルギーにしてしまうか)の判断をよりシビアに求められることになります。このようにピーキーな(扱いの難しい)構築を見事使いこなし頂点に立った平見プロのスキルは非凡なモノといえるでしょう。
ご本人のブログに本戦・決勝レポートも掲載されていますので、是非そちらもご覧ください。
○GP6本戦 ((’A`)だいありぃ)
http://blog.livedoor.jp/zikuharudo/archives/51015369.html
○GP6決勝T ((’A`)だいありぃ)
http://blog.livedoor.jp/zikuharudo/archives/51020713.html
★シーズン制限、そして構築済みデッキ発売!
先週末にシーズン制限カードが発表されましたが、皆様チェックされているでしょうか。
・【バイオ・ブラスター】(I-3)
・【カオスヘッド・ドラゴン】(II-1)
・【犬闘士フェンリル】(II-1)
・【海洋到達不能極】(I-4)
現環境を支配、または多数のプレイヤーが使用していたカードが制限にされたようです。
私的に特に【バイオ・ブラスター】【犬闘士フェンリル】が気になるところ。
中低速ビートダウン殺しにして大型ユニットコンボのキーカードだった【バイオ・ブラスター】と、高い戦闘力を併せ持った白のコントロールの要の【犬闘士フェンリル】。これらの制限は環境に大きく影響を与えるでしょう。
後は今週末の新エキスパンション「新世界の呼び声」を待つばかり。わくわくしますね。
また、セカンドセンチュリーのカードをすべて収録したオフィシャルカードリスト2も同時発売予定。今回もお役立ち情報が収録されているでしょうし、パラレル版【サウンドマスター・エンジェル】の付くということで見逃せませんよ。
「新世界が待ちきれないぜ!」って人は、オフィシャルサイトの先行情報をチェック。また、今までの例から発売日にはいち早くカードリストが公開されるはず。
また、グランプリ6大阪のユーザーズリポートも順次公開されています。こちらも興味深い記事がUPされていますので、是非チェックしてみてください。
●>ディメンション・ゼロ オフィシャルホームページ
また、構築済みデッキの使い方・解説を四代目赤王ツイスラ陛下が自身のブログにお書きになっております。初心者の方ももちろんですが、御自分が初心者の方に使い方をティーチングされる際の参考にも。
○夏のオールスター感謝祭!(四代目赤王ツイスラのD-0コラム)
http://dzerocolumn.seesaa.net/article/49111014.html
というわけで、今回は終了の時間です。
今回はGP6の優勝デッキの内、青黒不能極ティアーについてお話しましたが、他の上位入賞デッキについてもオフィシャルサイトで是非チェックしてみて下さい。今回のシーズン制限でそのまま使えなくなったデッキもありますが、次の新環境のデッキのヒントが得られるかもしれませんよ。
それではまた来週水曜の更新で。次は新環境でお会いしましょう。ごきげんよう~
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。
あらためまして、こんにちは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
グランプリの熱も冷めやまぬまま、構築済みデッキの発売、シーズン制限の発表、そしていよいよ今週末に迫った新エキスパンションの発売とワクワクが止まらない今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は先日のグランプリ6大阪優勝デッキより「青黒不能極ティアー」デッキについてのお話です。その強さと構築について、私なりに紐解いてみましょう。
グランプリ6優勝平見プロ使用Aデッキ
青黒不能極ティアーデッキ 「ブラックティアー」
(黒の大陸×19、青の大陸×21・・・ユニット×18、ベース×5、ストラテジー×17)
1*イビルアイ・ベイビー【I-3】
3*イビルアイ・ドライバー【I-4】
2*ギガンティック・スカルドラゴン【I-1】
2*幻影王ルドルフ【I-2】
3*失恋の痛み【I-1・II-1】
1*黄金色のお菓子【I-3】
3*真夜中のダンスパーティー【I-3】
2*冥界の門【I-1】
2*冥王の鈎爪【I-1】
1*濃霧の魔氷フォッグ【I-1】
3*粉雪の魔氷パウダースノー【II-1】
3*センチネル・センチピード【I-4】
3*深淵竜エメラルドティアー 【II-3】
3*海洋到達不能極【I-4】
1*流氷の大陸【II-1】
1*水底の歌劇場【I-1】
3*サイバーチェイス【II-1】
3*欲望の連鎖【I-4】
かつて「赤黒トロールバレー」が制限により崩壊した直後、昨年の日本選手権で【海洋到達不能極】入りの歌劇場デッキが活躍しましたが、そこに強いシナジーと単体でも高い戦闘力を併せ持つ【深淵竜エメラルドティアー】が組み込まれ、盤面の支配力は更に高まっています。そういう面から見ると、この「青黒不能極ティアー」デッキは「オベラハウス」デッキの流れを汲んでいるのですが、平見プロの使用されたデッキはそれにとどまらぬデッキ構築がなされています。
★君臨!最強の不能極ティアー!?
随所で話題となり、またオープングランプリでの上位入賞からもその存在は広く認識されていたであろう【海洋到達不能極】と【深淵竜エメラルドティアー】を軸にしたコンボデッキ、通称「不能極ティアー」は強さと面白さを兼ね備え、多くのプレイヤーの心を捉えました。そして実に様々なバリエーションが作られました。グランプリでも【深淵竜エメラルドティアー】がカード別使用率トップとなるほど多くのプレイヤーが使用されたのです。(参考「グランプリ6緊急レポート!」(FB徳島HP「いけっち店長のひとりごと」19/7/15日分参照))
その中でトップに立ったのが平見プロの使用された青黒の不能極ティアーデッキ「ブラックティアー」です。
「不能極ティアー」コンボからそのまま【深淵竜エメラルドティアー】がスマッシュして決めてくれることもありますが、このデッキの強烈な決め手となっているのが【ギガンティック・スカルドラゴン】の手札破壊です。【深淵竜エメラルドティアー】で移動させての誘発、さらに【冥界の門】【幻影王ルドルフ】で使い回すことで相手の対抗・反撃手段を削ぎ、最終的に詰めていく形が主となるでしょう。
★交錯する強烈なシナジー!
他のカードとの組み合わせることで本来の何倍もの効果を発揮する、それをシナジーと呼びます。
この不能極ティアーデッキでは軸としている【深淵竜エメラルドティアー】&【海洋到達不能極】コンボはもちろん、それぞれがデッキの他のカードとも高いシナジーを持っています。
例を挙げてみましょう。
【深淵竜エメラルドティアー】が置かれることで相手ユニットを移動させ、【海洋到達不能極】の効果を強制的に誘発させて相手のユニットを手札に返します。デッキの基本となるコンボですね。
【ギガンティック・スカルドラゴン】はスクエアに置かれる度に相手の手札をランダムに破壊しますが、【深淵竜エメラルドティアー】が場に置かれた時、自分の【ギガンティック・スカルドラゴン】も一緒に動くので、相手の手札を更に破壊します。(【深淵竜エメラルドティアー】と【ギガンティック・スカルドラゴン】のシナジー)
このとき、【海洋到達不能極】の効果で相手の手札にユニットが戻っていたら、それを捨てさせられるかもしれません。つまり、疑似ユニット破壊の効果をも期待できるのです。(【海洋到達不能極】と【ギガンティック・スカルドラゴン】のシナジー)。
といった感じで、各カードがクロスするように幾重にもシナジーを形成しているわけです。(このデッキには他にも大小様々なシナジーがあります。ここではすべては説明しませんが、気が向いたら探してみてください。)
これらを更に、【幻影王ルドルフ】【水底の歌劇場】【流氷の大陸】【冥界の門】といった第一級のカード達が後押しするわけで、終盤の支配力・制圧力はとんでもなく強力です。
このようなシナジーがデッキに多くあればあるほど、そのデッキは強力と言えますし、そのデッキが機能するかどうかの一つの目安になります。みなさんもこれから新エキスパンションを組み込んだデッキを作るでしょうけれど、組んでみたそのデッキを調整・確認する時、このシナジーという考え方を意識してみてください。きっとデッキ構築や調整の精度の上昇に役立つことと思います。
★コンボ形成までを助けるカード達~3枚入れないことの利点~
かくも高い支配力を持つコンボデッキですが、このデッキが本領を発揮するのはデュエルの中~終盤。それまでの相手の攻勢を凌ぐ必要があるわけですが、これは青と黒の得意とするところ。
序盤は【海洋到達不能極】による足止めと、【濃霧の魔氷フォッグ】【粉雪の魔氷パウダースノー】【黄金色のお菓子】による相手ユニットの排除。
中盤は、おなじみ【イビルアイ・ドライバー】【センチネル・センチピード】といった通称プランジャーユニットによるコントロール。
大型ユニットは【冥王の鈎爪】【真夜中のダンスパーティー】【イビルアイ・ベイビー】により排除。
・・・と、相手の攻撃のテンポを崩す様々な手段が組み込まれています。
元来青黒で組まれたコンボ・コントロ-ルデッキは、ユニット除去、手札破壊、墓地利用が組み込まれ、潜在的に高い盤面コントロール力を備えますが、この平見プロが組まれたバージョンはグランプリ環境に合わせ、想定される様々な対戦相手に五分以上に戦えるようチューンされています。
レシピを見ると1~2枚積みのカードが多く見受けられますが、相手に合わせて様々なカードを使い分けたいという意図からでしょう。
例えば、【黄金色のお菓子】は4コストユニット(例えば【ハウス・オブ・ヘル】(Ⅱ-2)など)を主力としてビートダウンしてくる相手に対しては除去兼手札破壊カードとして期待でき、非常に効果的です。が、大型ユニットを主力としてくる相手に対しては全く役に立たないカードだったりもします。その場合3枚投入してしまうと無駄なドロ-をする可能性が高い。そこで、相手によって効果が大きく異なるカードは枚数少な目にして、できるだけ多くの種類を投入し、潜在的なデッキの対応力を高めようという戦術が構築の段階で組み込まれています。不要な相手に対してはエネルギーゾーンにおいてしまい、有効な相手には手札に握って使用するというわけです。
この構築手法のメリットは、より多くの種類のカードをデッキに組み込めることです。
デッキを組み時、できる限りすべてのカードを3枚積みにした方がデッキの動きとしては安定します。各カードを引ける確率をできるだけ上げてあるからです。その反面、デッキに投入できるカードの種類は少なくなってしまいます。
ですが、デッキに投入する枚数を2枚以下にへらしたら。投入できるカード種類が圧倒的に増えます。それはデッキの戦術の幅が広がるとともに、相手にこちらの動きを読まれにくくなるというメリットも得られます。
ただし、2枚以下の投入だと、そのカードをドローできる確率も下がります。ドローを無駄にしないためには相手に合わせた戦い方(そのカードを手札に留めるか、エネルギーにしてしまうか)の判断をよりシビアに求められることになります。このようにピーキーな(扱いの難しい)構築を見事使いこなし頂点に立った平見プロのスキルは非凡なモノといえるでしょう。
ご本人のブログに本戦・決勝レポートも掲載されていますので、是非そちらもご覧ください。
○GP6本戦 ((’A`)だいありぃ)
http://blog.livedoor.jp/zikuharudo/archives/51015369.html
○GP6決勝T ((’A`)だいありぃ)
http://blog.livedoor.jp/zikuharudo/archives/51020713.html
★シーズン制限、そして構築済みデッキ発売!
先週末にシーズン制限カードが発表されましたが、皆様チェックされているでしょうか。
・【バイオ・ブラスター】(I-3)
・【カオスヘッド・ドラゴン】(II-1)
・【犬闘士フェンリル】(II-1)
・【海洋到達不能極】(I-4)
現環境を支配、または多数のプレイヤーが使用していたカードが制限にされたようです。
私的に特に【バイオ・ブラスター】【犬闘士フェンリル】が気になるところ。
中低速ビートダウン殺しにして大型ユニットコンボのキーカードだった【バイオ・ブラスター】と、高い戦闘力を併せ持った白のコントロールの要の【犬闘士フェンリル】。これらの制限は環境に大きく影響を与えるでしょう。
後は今週末の新エキスパンション「新世界の呼び声」を待つばかり。わくわくしますね。
また、セカンドセンチュリーのカードをすべて収録したオフィシャルカードリスト2も同時発売予定。今回もお役立ち情報が収録されているでしょうし、パラレル版【サウンドマスター・エンジェル】の付くということで見逃せませんよ。
「新世界が待ちきれないぜ!」って人は、オフィシャルサイトの先行情報をチェック。また、今までの例から発売日にはいち早くカードリストが公開されるはず。
また、グランプリ6大阪のユーザーズリポートも順次公開されています。こちらも興味深い記事がUPされていますので、是非チェックしてみてください。
●>ディメンション・ゼロ オフィシャルホームページ
また、構築済みデッキの使い方・解説を四代目赤王ツイスラ陛下が自身のブログにお書きになっております。初心者の方ももちろんですが、御自分が初心者の方に使い方をティーチングされる際の参考にも。
○夏のオールスター感謝祭!(四代目赤王ツイスラのD-0コラム)
http://dzerocolumn.seesaa.net/article/49111014.html
というわけで、今回は終了の時間です。
今回はGP6の優勝デッキの内、青黒不能極ティアーについてお話しましたが、他の上位入賞デッキについてもオフィシャルサイトで是非チェックしてみて下さい。今回のシーズン制限でそのまま使えなくなったデッキもありますが、次の新環境のデッキのヒントが得られるかもしれませんよ。
それではまた来週水曜の更新で。次は新環境でお会いしましょう。ごきげんよう~