ディメンション・ウェンズデー

トレーディングカードゲーム「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。水曜日深夜更新。リンクフリー

セカンドセンチュリー・カード語り~ベースバラエティ編~

2012-07-25 | 雑考察

 こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は㈱ブロッコリーから好評発売中のトレーディング・カードゲーム「ディメンション・ゼロ」の攻略ホームページです。

 あらためまして、こんばんは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行(せんりやこう)です。
 梅雨が明けた途端暑い日が続く今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。突発的に猛暑になる時間もあすろうなので、熱中症などにも気をつけましょう!


 さてさてさて。ゼロジゲンKさんによって、第2回開催が予告されている全日本最強決定戦。レギュレーションはセカンド&フォース&Vセンチュリーのカードプールを使用した「245(にーよんご)」環境。
●2nd 4th Vセンチュリー限定構築戦(ニーヨンゴ)について(D-0水曜新宿会)


http://zerojigen.sblo.jp/article/56070067.html



 今回も「2-4-5」でも活躍しそうなセカンドセンチュリーのカードを語っていくシリーズ。 第5回となる今回はベースについて。様々な試みがなされたセカンド・センチュリーですが、ベースとのコンビネーションは大きな一つ。その中で登場した様々なベースについて触れていってみましょう。



★軽量!強力!なベース達
ディメンション・ゼロではプランのシステムも相まって元々軽量のベースが好まれますが、フォースセンチュリーで補給・急襲の効果が登場したことでその重要性は増しています。
セカンド・センチュリーでは、1~2コストの軽量で個性的なベースが多数登場しました。大会でもよく見かけたのは、設置コストが軽いと共に、破棄することで強力な効果を発揮するベースです。

【バグ・キャッスル】(2-4)
ベース 赤1 クイック  色:赤
効果:
●[このカードを廃棄する] 《クイック》 あなたはこのカードと同じラインのスクエアにある対象の自分のユニットを1枚選び、リリースする。


 わずか1コストで設置。いざとなればノーコストで破棄することで自分のユニットをリリースさせるサポート。補給・急襲が跋扈する現在では、当時よりもさらに攻撃的にサポートしてくれるはずです。
 また、赤以外にも同様のベースがあります。いくつか代表的なものをピックアップしてみましょう。


【禁断の病棟】(2-2)
ベース 黒1 クイック  色:黒
効果:
●[黒2無2 このカードを廃棄する] 《バトル》 あなたはこのカードと同じラインのスクエアにある対象のユニットを1枚選び、持ち主の墓地に置く。


同じライン上限定とはいえ、バトルタイミングの除去効果は強力。相手にすると、このベースがあるだけで攻め込むのに圧力がかかります。なお、同じコスト域で緑にはユニットをエネルギーゾーンに送る【底なしの大地】(2-2)があります。
 

【魔王の三角海域】(2-2)
ベース 青1 クイック  色:青
効果:
●[青1無2 このカードを廃棄する] 《バトル》 あなたはこのカードと同じラインのスクエアにある対象のユニットを1枚選び、持ち主の手札に加える。


 こちらは青でユニットを手札にバウンスする効果。効果の強力さとしては黒の除去に及ばないかもしれないですが、効果の起動コストが軽く、一時的な除去としては充分。また、自分のユニットを戻すことも可能なので、自分のユニットを守ったりスクエアに置かれた時効果を再利用したりと、応用も幅広いものにできます。


 その他にも、相手の手札を2枚破棄させる黒の【ペットセメタリー】(2-2)、自分のユニットをリリース状態にしつつ動かす【電脳魔法陣】(2-2)など様々です。
 

★ベースがユニット!変形ベース
 変形ベースが初登場したのがセカンドセンチュリーです。

【継ぎはぎの一夜城】(2-2)
ベース<スチームギア> 赤1 クイック  色:赤
<パワー:3500> <移動:赤1無2> <スマッシュ:3>
効果:
●このカードと同じラインのスクエアにあるこのカード以外の赤のあなたのユニットのパワーを+500する。
●このカードがバトルスペースのスクエアにある場合、ベースではなくなる。
●[赤2無3] 《ノーマル》 あなたはベーススペースのスクエアにある対象のこのカードを、このカードと同じラインの自分のユニットのない自軍エリアの対象のスクエアに□内のデータを追加で持つユニットとしてフリーズ状態で置く。


 2-2に登場したディメンション・ゼロ初の変形ベースは、ノーマルタイミングで、変形にかかるコストが高めな代わりに、とがった性能を持っています。この一夜城はパワーは低めですがスマッシュ3。青の【海亀は旅立つ港】はスマッシュ2で移動が軽く青1。黒の【お菓子の家】(2-2)や緑の【ディノエッグ】(2-2)はパワーが高く頑健。白はパワーはそこそこだが「対象にならない」能力持ちです。
 変形能力はコストの大きさも相まって使いやすくはないですが、プレイコストが1 コストと軽く、また自分のユニットのパワーを+500してくれるので、軽いパワー補助としては充分選択肢になるのではないでしょうか。





【無限迷宮】(2-3)
ベース<ホラーハウス> 黒1無1 クイック  色:黒
<パワー:2000> <移動:黒1無1> <スマッシュ:1>
効果:
●このカードと同じラインのスクエアにあるこのカード以外のあなたのユニットのパワーを+1000する。
●このカードがバトルスペースのスクエアにある場合、ベースではなくなる。
●[黒1無2] 《クイック》 あなたはベーススペースのスクエアにある対象のこのカードを、このカードと同じラインの自分のユニットのない自軍エリアの対象のスクエアに□内のデータを追加で持つユニットとしてフリーズ状態で置く。相手は自分の手札にあるカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。


 2-3「神竜の闘気」で登場した変形ベースは、クイックタイミングで軽目の機動コストで変形できるベースでした。2-2のそれらに比べると基本パワーやスマッシュ値は低い目ですが、クイックタイミングで変形できるので扱いやすくなっています。また黒や青【グラントーチカ】は変形時に手札破壊やドローが付いていたり、赤【真奇岩城】はリリース状態で変形、白【変形城砦トルテ】はスマッシュ0の代わりにパワーが高かったりとそれぞれ使い出があるものになっています。




それではまた、次回の更新で!


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セカンドセンチュリー・カード語り~2-3・2-4、闘気編~

2012-07-18 | 雑考察

 こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は㈱ブロッコリーから好評発売中のトレーディング・カードゲーム「ディメンション・ゼロ」の攻略ホームページです。

 あらためまして、こんばんは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行(せんりやこう)です。
 各地で梅雨も明け始め、本格的な夏がやってきている今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。


 さてさてさて。ゼロジゲンKさんによって、第2回開催が予告されている全日本最強決定戦。レギュレーションはセカンド・フォース・Vセンチュリーのカードプールを使用した「245(にーよんご)」環境。
●2nd 4th Vセンチュリー限定構築戦(ニーヨンゴ)について(D-0水曜新宿会)


http://zerojigen.sblo.jp/article/56070067.html



 さてさてさて。今回も「2-4-5」でも活躍しそうなセカンドセンチュリーのカードを語っていくシリーズ。前回の記事では、青白グラシアデッキの主要カードを中心にお話ししましたが、闘気というとグラシアだけではありません! 第4回となる今回は、2-3「神竜の闘気」と2-4「新世界の呼声」から、前回紹介した以外の闘気関係のカードをピックアップしてお話したいと思います。

 

★闘気カードを能動的に装着&活用するカード達
前回の記事ではグラシアが強力な闘気活用カードであるとお話しましたが、もちろん他にも闘気を活用した強力なユニットがいくつもあります。

【イビルアイ・プリンセス】(2-3)
ユニット(ゴルゴン) 黒2無5 クイック  色:黒
パワー:7000 スマッシュ:2 移動:黒1無2
効果:
●このカードがスクエアに置かれた時、あなたはバトルスペースのスクエアにあるすべての下に闘気カードのないユニットの下に、そのユニットの持ち主の山札の上からカードを1枚ずつ闘気カードとして裏向きに置く。
●[黒1無1] 《クイック》 あなたはこのカードと隣接するバトルスペースのスクエアにある対象の下に闘気カードがあるユニットを1枚選び、持ち主の墓地に置く。』


 この【イビルアイ・プリンセス】はスクエアに置かれた時に、なんと自身も含めて全てのユニットに闘気カードを強制装着させます。しかも、自身の隣のユニットに闘気付きユニットがあれば破壊できる除去能力付き。コストさえあれば、一体だけで盤面のユニット全てを破壊することすら可能です。
 また、相手が多数のユニットを場に展開するデッキならば、相手デッキの破壊も狙えますね。あくまで補助的なものですが。

ちなみに、青には同クラスのユニット【エビエージェント】がいます

【エビエージェント】(2-3)
ユニット(メタルロブスター) 青2無5 クイック  色:青
パワー:7000 スマッシュ:2 移動:青1無2
効果:
●このカードがスクエアに置かれた時、あなたはバトルスペースのスクエアにあるすべての下に闘気カードのないユニットの下に、そのユニットの持ち主の山札の上からカードを1枚ずつ闘気カードとして裏向きに置く。
●[青1無1] 《クイック》 あなたはこのカードと隣接するバトルスペースのスクエアにある対象の下に闘気カードがあるユニットを1枚選び、持ち主の手札に加える。


 こちらは除去ではなく手札に戻す、いわゆるバウンスですね。エビでエージェントというだけでもイカスのに、ナイスなパワーです。




 いずれも自身が除去に弱いわけですが、そこでセットよく使われていたのが【シュレジンガーの猫】です。


【シュレジンガーの猫】(2-3)
ストラテジー 青1無1 クイック  色:青
効果:
●あなたはバトルスペースのスクエアにある対象のあなたのユニットを1枚選び、ゲームから取り除く。ターン終了時に、あなたのエネルギーゾーンとスマッシュゾーンにあるカードの合計枚数がそのユニットの使用コスト以上ならば、あなたはそのユニットをユニットのない自軍エリアのスクエアにフリーズ状態で置く。
●墓地効果(このカードが墓地にある場合、以下のテキストが有効になる。) [あなたのカードの下にある闘気カードを1枚選び、廃棄する] 《ノーマル》 あなたはこのカードを持ち主の手札に加える。


 緊急回避カードですが、闘気カードを廃棄することで何度でも再利用できます。
 これを【イビルアイ・プリンセス】に使うと、、、
1.【イビルアイ・プリンセス】が【シュレジンガーの猫】でゲームから除外
2.ターン終了時に【イビルアイ・プリンセス】が自軍エリアに戻ってくる
3.【イビルアイ・プリンセス】がスクエアに置かれたので自身の下に闘気カードを置く。
4.自分のメインフェイズにその闘気カードを廃棄し、【シュレジンガーの猫】を墓地効果で手札に戻す。

、、、という感じで、何度も【シュレジンガーの猫】を再利用できるんですね。
 【シュレジンガーの猫】のように闘気カードを廃棄して再利用できるストラテジーは各色にありますが、他によく使われたのが【機械竜輝く】です。

【機械竜輝く】(2-3)
ストラテジー 白1 クイック  色:白
効果:
●あなたはバトルスペースのスクエアにある対象のリリース状態のユニットを1枚選び、フリーズする。
●墓地効果(このカードが墓地にある場合、以下のテキストが有効になる。) [あなたのカードの下にある闘気カードを1枚選び、廃棄する] 《ノーマル》 あなたはこのカードを持ち主の手札に加える。


 通常なら1枚で1体のスマッシュを1回しか止められない、決して効率の良くないカードですが、闘気カードで何度も再利用できるなら話は変わってきます。一方的に相手のスマッシュを禁止できるならダメージレースを操れるのですから。


また、闘気カードを自身で纏えるカードが他にもあります。

【破壊竜シェンツォウ】(2-4)
ユニット(ドラゴン) 赤2無5 クイック  色:赤
パワー:7500 移動:赤1無2 スマッシュ:2
効果:
●このカードがスクエアに置かれた時、このカードの下に闘気カードがなければ、あなたは自分のエネルギーゾーンにあるカードを1枚選び、このカードの下に闘気カードとして裏向きに置く。
●[赤1 このカードの下にある闘気カードを1枚選び、廃棄する] 《ノーマル》 あなたはこのカードをこのカードと隣接するバトルスペースのスクエアにリリース状態で置く。


 身に付けた闘気を開放することでリリース状態になってスクエア間を移動します。
 黒や白、緑にも似た感じのユニットがいますが、それぞれどこから闘気をつけるかが違っていて、赤は上記の通りエネルギーから。
 黒の【悪魔竜サルガタナス】(2-4)と白の【機械竜ミステリオーソ】(2-4)は山札から。緑の【妖精竜ドラゴンフルーツ】(2-4)はなんと他の自分のユニットの闘気カードを自分に付けます。


 ちなみに、個人的には【機械竜ミステリオーソ】が好きで、当時よく使っていました。

【機械竜ミステリオーソ】(2-4)
ユニット(ドラゴン) 白2無5 クイック  色:白
パワー:6000 移動:白1無3 スマッシュ:2
効果:
●このカードがスクエアに置かれた時、このカードの下に闘気カードがなければ、あなたは自分のスマッシュゾーンにあるカードを1枚選び、このカードの下に闘気カードとして裏向きに置く。
●[白2無2 このカードの下にある闘気カードを1枚選び、廃棄する] 《ノーマル》 あなたは、このカードをこのカードと隣接するバトルスペースのスクエアにリリース状態で置く。


 フィニッシャーとしてみるとパワーに不安がありますが、スクエアで暴れるたびに自分のスマッシュを吸収していく感じが楽しかったです。



★その他の注目カード

【地下闘技場】(2-4)
ベース 黒1無1 クイック  色:黒
効果:
●このカードと同じラインのスクエアにある下に闘気カードがある黒のあなたのユニットのパワーを+2000する。
●[無1 このカードをフリーズする] 《バトル》 あなたはこのカードと同じラインのスクエアにある対象の下に闘気カードのないあなたのユニットを1枚選び、自分の山札の1番上のカードをそのユニットの下に闘気カードとして裏向きに置く。


 2-4「新世界の呼声」で各色に登場した、闘気カードを装着させると共に、闘気付きユニットをパワーアップさせるベースです。
 これによって、闘気が付くとパワーアップするユニットが扱いやすくなりました。


【オーラマスター・エンジェル】(2-3)
ユニット(エンジェル) 白2無2 クイック  色:白
パワー:4000 スマッシュ:1 移動:白1無1
効果:
●このカードの下に闘気カードがある場合、このカードのパワーを+3000し以下の能力を得る。『このカードは相手のカードの対象にならない。』


 他の色にも闘気を付くことで能力が跳ね上がるユニットがあります。赤はパワーだけでなくスマッシュも上昇したり、青なら移動コストが軽くなったりなど。

 といったところで、今回はここまで。
 闘気カードはセカンドならではのギミックで、活用できるカードが多数あります。が、フォースセンチュリーやVセンチュリーのカードと組み合わせることでもっと大暴れできる可能性もあります。例えば、スクエアに置かれたら効果を発揮するカードなら、【大地の緒】で再利用したりも比較的簡単ですし、前回紹介した【機械竜グラシア】(2-3)も【忠実なる闘士フェンリル】(V-1)などと組み合わせたり等々。

 それではまた、次回の更新で!


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セカンドセンチュリー・デッキ語り~「青白グラシア」編~

2012-07-11 | 雑考察

 こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は㈱ブロッコリーから好評発売中のトレーディング・カードゲーム「ディメンション・ゼロ」の攻略ホームページです。

 あらためまして、こんばんは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行(せんりやこう)です。
 暑い日が続いたと思ったらまたしても梅雨空に舞い戻った今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。じめじめするのが日本の夏ですが、どうせならもう少しカラっと熱くなって欲しいですね。


 さてさてさて。ゼロジゲンKさんによって、第2回開催が予告されている全日本最強決定戦。レギュレーションはセカンド・フォース・Vセンチュリーのカードプールを使用した「245(にーよんご)」環境とのこと。
●2nd 4th Vセンチュリー限定構築戦(ニーヨンゴ)について(D-0水曜新宿会)


http://zerojigen.sblo.jp/article/56070067.html



 さてさてさて。今回も「2-4-5」でも活躍しそうなセカンドセンチュリーのカードを語っていくシリーズ。第3回はセカンドセンチュリー当時に活躍したデッキをピックアップし、その中の注目カードをお話していきたいと思います。

 今回取り上げるのは、2007年グランプリ6大阪を制した2デッキの一つ、「青白グラシア」デッキです。
(参考:[公式サイト]グランプリ6レポート>http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx6_report.html)

★GP6優勝Bデッキ「青白グラシア」
(青×18、白×22・・・ユニット×32、ストラテジー×8)
2*氷柱の魔氷アイシクル(1-1)
3*海底牧場の魔女(2-1)
3*サンダージャッカル(2-1)
2*深淵竜ブルーミスト(2-3)

3*益々繁盛(2-1)
3*バードマン・ソウル(1-2)
2*深淵竜翻る(2-3)

3*犬闘士チワワ(2-1)
3*犬闘士フェンリル(2-1)
3*ペガサス・ポニー(2-3)
2*犬闘士テリア(2-3)
2*五つ星シェフ(2-3)
3*機械竜ドルチェ(2-3)
3*犬闘士ボクサー(2-3)
3*機械竜グラシア(2-3)




★1枚でデッキを支えるカードパワー!【機械竜グラシア】
 グランプリ6当時の最新パック「神竜の闘気(バルク)」には「闘気カード」という新しいシステムが登場。2-3&2-4「新世界の呼び声」には闘気カードを得ることでパワーアップしたり、それらを支援するカードが多数登場しました。その中でも最右翼のカードだったのが【機械竜グラシア】です。

【機械竜グラシア】(2-3)
ユニット(ドラゴン) 白2無4 クイック  色:白
パワー:6000 スマッシュ:2 移動:白1無2
効果:
●下に闘気カードがあるあなたのユニットのパワーを+2000する。
●あなたのユニットがスクエアからスクエアに置かれた時、そのユニットの下に闘気カードがなければ、あなたは自分の山札の1番上のカードをそのユニットの下に闘気カードとして裏向きに置く。
●[あなたのカードの下にある闘気カードを1枚選び、廃棄する] 《バトル》 あなたはバトルスペースのスクエアにある対象のユニットを1枚選び、ターン終了時まで、以下の能力を与える。『このカードは相手のカードの対象にならない。』


「闘気カード」の装着・ユニットの強化&保護を全て持ち合わせたユニットです。あらためて読むと至れり尽くせりな能力ですな。
なにせこの能力、全ては【機械竜グラシア】を含む自分のユニット全てに適用できるのです。サポートユニットである【犬闘士フェンリル】(2-1)や【犬闘士ボクサー】(2-3、4-1)でもパワー8000以上のユニットになって攻め手になることも可能で、またグラシア自身を含めて対象をとる相手の除去能力にも容易に防げたりするのですからたまりません。
というわけで、6コストは決して軽くありませんが、一度機能し始めると手をつけられなくなるほどの強力さを誇ります。


★闘気カードで戦う!
 では、闘気カードを活用する、グラシアを囲むカード達をピックアップしてみましょう。

【ペガサス・ポニー】(2-3)
ユニット(ペガサス) 白1 クイック  色:白
パワー:1000 スマッシュ:0 移動:白1
効果:
●このカードがスクエアから墓地に置かれる時、かわりにスクエアにある下に闘気カードのないあなたのカードの下に闘気カードとして裏向きに置いてよい。
●このカードがスクエアからカードの下に闘気カードとして置かれた時、あなたはバトルスペースのスクエアにある対象のリリース状態のユニットを1枚選び、フリーズする。


 グラシア自身も闘気カードを装着するギミックをもっていますが、ユニットを動かす必要があり、少々隙を生じやすい。そこをフォローしてくれるのがこの【ペガサス・ポニー】です。中央投下することですぐ闘気をつけられる上、ユニットを1体フリーズさせられますから防御的な使い方もできるナイスカード。



【機械竜ドルチェ】(2-3)
ユニット(ドラゴン) 白1無4 クイック  色:白
パワー:7500 スマッシュ:0 移動:白1無1
効果:
●このカードの下に闘気カードがある場合、このカードは相手のカードの対象にならない。
●このカードがスクエアからスクエアに置かれた時、このカードの下に闘気カードがなければ、あなたは自分の山札の1番上のカードをこのカードの下に闘気カードとして裏向きに置く。


5コスト7500と緑の同コストユニットと互角か上回るパワーを誇ります。スマッシュこそ0ですが移動コストの軽さと闘気による「対象にならない」能力によって相手ユニットを牽制してくれます。【機械竜グラシア】登場前の露払いにも、また登場後のボディガードにも大活躍! 場合によってはゲーム終盤まで生き残り敵軍エリアでスマッシュにいくこともあります。
そして、闘気が着いている状態で【機械竜グラシア】が盤面にいると、なんとパワー9500!1対1のバトルではまず一方的に勝てるでしょう! 対象にならないので相手の確定除去効果もほとんど受ける事がありませんしね。



【深淵竜ブルーミスト】(2-4)
ユニット(ドラゴン) 青2無4 クイック  色:青
パワー:6000 スマッシュ:2 移動:青1無2
効果:
●下に闘気カードがあるあなたのユニットのパワーを+2000する。
●[青1] 《クイック》 あなたはバトルスペースのスクエアにある対象の下に闘気カードのない自分のユニットを1枚選び、そのユニットの下に自分の手札にあるカードを1枚選び、闘気カードとして裏向きに置く。
●[青1 あなたのカードの下にある闘気カードを1枚選び、廃棄する] 《クイック》 あなたはカードを1枚引く。

 2-3「神竜の闘気」には各色に闘気カードを活用するドラゴンが存在します。白の“機械竜”、赤の“破壊竜”、黒の“妖精竜”、緑の“妖精竜”、そして青の“深淵竜”です。
  グラシアが防御寄りの能力だったのに対し、この【深淵竜ブルーミスト】は手札を闘気にしたり逆に闘気カードを手札に変換できたりします。非常時には手札を闘気カードにできるし、闘気がついてるユニットが破棄されそうになったら手札に変換したりもできます。
 また、「闘気カードが着いているユニットにパワー+2000」もグラシアと同じ能力です。もし両方が盤面にでたら互いの効果で10000オーバーのユニット群団をつくることも夢ではありません!



【深淵竜翻る】(2-4)
ストラテジー 青2無3 バトル  色:青
効果:
●あなたはバトルスペースのスクエアにある対象のユニットを1枚選び、持ち主の手札に加える。
●墓地効果(このカードが墓地にある場合、以下のテキストが有効になる。) [あなたのカードの下にある闘気カードを1枚選び、廃棄する] 《ノーマル》 あなたはこのカードを持ち主の手札に加える。


 5コストでユニットを手札に戻させる、いわゆるバウンスカード。往年の名バウンスカード【ディメンション・ロード】(1-1、3コスト以下のユニットを1体手札に戻す)のコスト制限なしver.。バトルタイミングだし使い勝手は良いですが、このカードの真骨頂は闘気カードを破棄することで手札にもどして何度でも利用できることです。



★その他の注目カードピックアップ
 とはいえ、デッキに採用されているカードのほとんどが粒ぞろいのカードなわけですが、いくつか取り上げてみましょう。

【犬闘士フェンリル】(2-1)
ユニット(ハウンド) 白2無2 クイック  色:白
パワー:6000 スマッシュ:1 移動:白1無2
効果:
●相手は使用コスト4以下のストラテジーをプレイできない。

 いるだけで相手に大きな枷を与えるカード。今の環境でも十分なパフォーマンスを発揮するでしょう。



【サンダージャッカル】(2-1)
ユニット(サンダービースト) 青1無2 クイック  色:青
パワー:3000 スマッシュ:1 移動:青1無1
効果:
●このカードが手札かプランゾーンからスクエアに置かれた時、あなたはこのカードと隣接するスクエアにある対象の自分のユニットを1枚選び、そのユニットと隣接する自分のユニットのないバトルスペースのスクエアにリリース/フリーズ状態を変更せずに置いてよい。


相手のユニット投下などから自分のユニットを守る防御メインのカードですが、このデッキでは【機械竜グラシア】の能力で闘気をつける場合にも使います。3コストは決してかるくないですが、クイックタイミングでつけられるのも大きい。グラシアがいる前提なら闘気がつけばパワーがあがり、また相手の確定除去にも対応できます。
ちなみにこの【サンダージャッカル】はシルバーレアで今でも入手しにくいカードだと思われます。V-2「栄光の鐘」収録されている【神殿の魔女ミリアム】(V-2)も同じコスト&効果を持っているので、採用を考えている方はそちらでも可。






 といったところで、今回はここまで。
 今回取り上げたのは結果を残しているデッキですが、あくまでグランプリ6当時のカードプールでのデッキです。フォースやVセンチュリーのカードを使うと新しい可能性も生まれるでしょうし、闘気カード関連だけの話でも2-4「新世界の呼び声」に闘気カードのシナジーを持つカードが多数います。
 2-4-5構築に挑戦するに取り上げるカードに迷ったら、【機械竜グラシア】を中心に組んでみてはいかがでしょうか。
 それではまた、次回の更新で!


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セカンドセンチュリー・カード語り~2-2編~

2012-07-04 | 雑考察

 こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は㈱ブロッコリーから好評発売中のトレーディング・カードゲーム「ディメンション・ゼロ」の攻略ホームページです。

 あらためまして、こんばんは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行(せんりやこう)です。
 自転車通勤だと汗だくになりそうな今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

★全日本最強決定戦レポート紹介
○優勝デッキレシピ、2位のデッキレシピをアップしました。(D-0全日本最強決定戦 デッキレシピ倉庫
●優勝デッキレシピ>http://zero.razor.jp/zensai/1st_2012.html
●第2位デッキレシピ>http://zero.razor.jp/zensai/2nd_2012.html
優勝デッキレシピ、2位のデッキレシピをアップしました。
優勝はD-allianceのしゅらさんこと片岡さん、2位は横浜タイガ勢の一角、V-1グランプリ優勝者の鈴木さんでした。
両者ともAデッキはコロボでした。
しかし形が大きく異なります。
優勝Aデッキはコロボグッドスタッフとでもいうべき混成配合です。
一方2位のAデッキはタイガ純正コロボ型でした。
対してBデッキはフレアロードvsスカイロードとなりました。
~「D-0水曜新宿会」ブログ~より




 さてさてさて。ゼロジゲンKさんによって、第2回開催が予告されている全日本最強決定戦。レギュレーションはセカンド・フォース・Vセンチュリーのカードプールを使用した「245(にーよんご)」環境とのことです。
●2nd 4th Vセンチュリー限定構築戦(ニーヨンゴ)について(D-0水曜新宿会)


http://zerojigen.sblo.jp/article/56070067.html



 今回は引き続きおさらいとして、「2-4-5」でも活躍しそうなセカンドセンチュリーのカードをピックアップしてみたいと思います。

★千里夜行のセカンド語り~2-2「暴走!機動要塞」編~
というわけで、今回は2-2「暴走!機動要塞」のカードを取り上げたいと思います。
(公式サイト商品情報)>http://dimension-zero.com/products/products/main_products.html#02_02
 セットの大きな特徴は次の感じです。
・暴走! 強力カードを制御せよ。 (1ランク上の能力を持つがデメリット「暴走」を持つユニット登場)
・変形! 前線を駆ける要塞。 (変形ベース初登場)
・合体! 最終兵器を完成させろ。 (3種そろえることで強力な効果を発揮する通称“合体ベース”登場)
・新生! 団結カード再び。(「団結」ユニットが再び登場)

 その他では、強力な軽量ベースと、ベースの存在(または破棄)を条件に特別な効果を発揮するカード達です。フォースセンチュリーもベースとユニットの連携をテーマの一つにされていますが、その先輩にあたるセットでした。変形ベースもこの時に初収録されていますね。

 それでは、各色のカードを順にピックアップしてみましょう。



【スピードスター・ドラゴン】(2-2)
ユニット(ドラゴン) 赤1無1 クイック  色:赤
パワー:1000 スマッシュ:1 移動:赤1
効果:
●このカードがプレイされてスクエアに置かれる時、このカードと同じラインのスクエアにあなたのベースがあるならば、フリーズ状態のかわりにリリース状態になる。


 プレイして置かれた時に、そのラインに自分のベースがあると特殊な効果を発揮するカードが各色にいます。ユニットを除去したりカードを2枚ドローしたり。4-1で再録され今も緑デッキでよく用いられる【スキップするフェアリー】(2-2、4-1)もこのセットが出自で当時もよく用いられていました。
 このシリーズはベースがあるだけでプレイ時に追加効果を発揮してくれるのはかなり便利なので、重宝しました。【スピードスター・ドラゴン】は計コストスピードアタッカー持ちでは破格の性能なので当時ウイニーデッキで好んで使っていたものです。



【ニトロ・カタパルト】(2-2)
ストラテジー 赤1無1 ノーマル  色:赤
効果:
●あなたは自軍エリアのスクエアにある対象の自分のユニットを1枚選び、ターン終了時まで、スマッシュを+1し、自分のベースと同じラインの自分のユニットのない敵軍エリアの対象のスクエアにリリース状態で置く。
●ターン終了時に、あなたはバトルスペースのスクエアにあるそのユニットを持ち主の墓地に置く。


 セカンドのストラテジーの中でも凶悪さと人気を誇る逸品。
 ついには制限カードに落ち着いてしまったことからもそのあたりが伺える。
 2-4-5の環境ではフレアロードがニトロで飛び出したりするわけですね。恐ろしい・・・。



【ザ・ハーブス】(2-2)
ユニット(スケルトン) 黒2無1 クイック  色:黒
パワー:4000 スマッシュ:1 移動:黒1無1
効果:
●[黒1 このカードと同じラインのスクエアにあるあなたのベースを1枚選び、廃棄する] 《ノーマル》 相手は自分の手札にあるカードを2枚選び、持ち主の墓地に置く。

 ハンドアドバンテージ製造機。とまでいうと大げさかもですが、1枚で2枚の手札をひっこ抜ける凶悪さは特筆に値するし、当時も好んで使用する物は多数いました。



【陽気な幽霊屋敷】(2-2)
ベース 黒1無1 クイック  色:黒
効果:
●このカードと同じラインで中央ラインのスクエアにあるすべてのあなたのユニットのパワーを+1000する。
●[あなたのベーススペースのスクエアにあるこのカードと「陽気な森」と「陽気な墓場」を廃棄する] 《クイック》 あなたは自分の墓地にあるユニットを2枚まで選び、持ち主の手札に加える。ターン終了時まで、バトルスペースのスクエアにあるすべての相手のユニットのパワーをー5000する。

 グランプリ5優勝デッキのキーカードでもあった幽霊屋敷。
(参考)>GP5優勝デッキhttp://dimension-zero.com/dpa/report/gpx5_01.html

 3種3枚揃えなければならないが、ユニット除去&墓地利用は強烈。また一度揃えさえできれば同じく2-2に収録されている【サイレント・ナイト】で容易に再利用でき、併せてデッキに採用された黒白のユニット群との組み合わせで鉄壁な破壊力を誇っていました。




【禁断の病棟】(2-2)
ベース 黒1 クイック  色:黒
効果:
●[黒2無2 このカードを廃棄する] 《バトル》 あなたはこのカードと同じラインのスクエアにある対象のユニットを1枚選び、持ち主の墓地に置く。

 除去能力を持つ1コストの優秀なベース。除去効果の発動にはそれなりのコストがかかるものの、1コストで設置できる点が重要です。ベース並べる事を中心にしたデッキでは手早くベースを並べる事が重要です。しかも軽いだけでなくゲームの中盤以降ではユニット除去にも使用できる汎用性の高さが素晴らしい。




【シェル・スループ】(2-2)
ユニット(タートルシップ) 青1無1 クイック  色:青
パワー:3000 スマッシュ:1 移動:青1無1
効果:
●このカードと隣接するバトルスペースのスクエアにあなたのユニットが置かれた時、あなたはこのカードを、このカードと隣接するユニットのないバトルスペースの対象のスクエアにフリーズ/リリース状態を変更せずに置いてよい。
●プランゾーン効果 暴走2(このカードがプランゾーンで表向きになった時、あなたのエネルギーゾーンにあるカードが2枚以上ならば、以下の効果を誘発する。) 『相手はカードを1枚引いてよい。』。

 隊列召喚を決めるにもってこいの切り込み隊長。



【ラム酒を一杯】(2-2)
ストラテジー 青1無2 クイック  色:青
効果:
●あなたはカードをX枚引く。Xはあなたのベーススペースのスクエアにあるベースの枚数に等しい。

 条件つきとはいえ最大3枚ドローは強力! 【再改造手術】(4-1)の方が安定はするが、3枚ドローは美味しい。




といったところで、今回はここまで。
続きはまた続きをご紹介したいと思います。
それではまた、次回の更新で!


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