こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。
あらためまして、こんにちは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
グランプリ-9-もいよいよ今週末に行われる全集予選を残すのみとなりました。参加権獲得を目指す方はラストチャンス、そして本戦参加権を持っている方も最終調整にもってこいです。お近くの方は是非ご参加を。
詳しい概要・日程などは公式サイトをご参照ください。
●グランプリ案内ページ(ディメンション・ゼロ プレイヤーズアソシエーション オフィシャルホームページ)
http://dimension-zero.com/dpa/grandprix/top.html
さて、今週も先週に引き続き、グランプリ9むけたメタゲーム考察をやっていきたいと思います。
前回の記事でもお話しましたとおり、赤緑ビートダウンがメタデッキの筆頭の一つ。そして、もう一つの現環境の人気デッキが青黒のいわゆる【流氷の大陸】デッキです。
★青黒【流氷の大陸】デッキ~環境に併せて進化し続けるコンボデッキ~
青黒【流氷の大陸】(II-1)デッキは、青と黒のユニット除去カードで盤面をコントロールし、黒の手札破壊と青のカードドローでそれを支え、そして【流氷の大陸】によるリリースインを武器に相手を打ち倒すのが基本戦略です。
その特性から元々盤面のコントロールに優れた構築になるデッキタイプですが、現在はメインメタである赤緑をはじめとするビートダウンデッキに対抗してユニット除去カードを多目に投入し、更にコントロール要素を高めている構築が多く見受けられます。
・樋口竜太郎の「青黒【流氷の大陸】デッキ」(もり玩具店…4/20)
>http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_40_01.html
お馴染み【粉雪の魔氷パウダースノー】(Ⅱ-1)【濃霧の魔氷フォッグ】(Ⅰ-1,Ⅲ-1)をはじめに、【黄金色のお菓子】(Ⅰ-3)【絶望の連鎖】(I-4)といった優れた追加効果を持つユニット除去カードを投入されるものがいます。人によっては【サキュバスの吐息】(I-1)【毒蛇のひと噛み】(I-1)なども採用した徹底的にビートを対策したデッキ構築も存在するようです。
また、非常に人気の高いカードが【イビルアイ・プリンセス】(II-3)です。
【イビルアイ・プリンセス】
ユニット(ゴルゴン) タイミング:クイック
コスト:黒2無5 移動:黒1無2 パワー:7000 スマッシュ:2
効果:
このカードがスクエアに置かれた時、あなたはバトルスペースのスクエアにあるすべての下に闘気カードのないユニットの下に、そのユニットの持ち主の山札の上からカードを1枚ずつ闘気カードとして裏向きに置く。
[黒1無1] 《クイック》 あなたはこのカードと隣接するバトルスペースのスクエアにある対象の下に闘気カードがあるユニットを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
【流氷の大陸】デッキが登場した当初(Ⅱ-1)より【流氷の大陸】デッキのお供といえば【時空を歪める者シュレーゲル】(Ⅱ-1)でした。除去を兼ねた大型ユニットとして優秀で今現在もよく使われていますが、【イビルアイ・プリンセス】の採用率が高まっているのはいくつか理由がありますが、もっとも大きな理由の一つは複数のビートダウンユニットに即座に対処できることでしょう。
【時空を歪める者シュレーゲル】は中央エリアか敵軍エリアに置かれたときにしかユニット除去の効果を発揮しませんし、一回置かれた毎に1体ずつしか対処できません。ですが【イビルアイ・プリンセス】ならばわずか2コストで隣接するユニットどれもを対処できるうえ、移動しなくても効果を使用できるので相手ターンにもプレッシャーをかけられます。
また、プレイコスト7なので【時空を歪める者シュレーゲル】より1ターン早く展開できること、【流氷の大陸】【幻影王ルドルフ】などでいきなり中央に置かずとも即座に恩恵を享受しやすいこと、それによって【メロー・カード】(Ⅲ-2)などの影響を受けにくいことなども優れた点でしょう。時には、長期戦になる場合(【流氷の大陸】デッキを使った場合の多くはそうですが)にはその効果で相手のデッキを削って勝利に近づくこともできます。
その他によく採用されているカードとして、【無限凍結】(III-2)があげられます。
相手プランゾーンがあるときでないと使用できないとはいえ、数少ないプランゾーン効果やそれによる合成に対策できるカードですし、相手がビートダウンユニットデッキならプランゾーンを作らないことはほとんど無いことから、使用タイミングは思いの外多いです。【流氷の大陸】デッキと対戦する場合には心にとめておいた方がよいでしょう。
★流氷デッキのバリエーション~人の数だけ流氷~
さて、基本戦略や最近の傾向が前項で述べたとおりですが、その中でもバリエーションはあります。
いくつかピックアップしてみましょう。
●杉原栄次の「青黒【流氷の大陸】デッキ」(ジャンプ中島店…4/5)
>http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_33_03.html
タッチで赤を入れるパターンです。この杉原氏のデッキでは【ステルス・スナイパー】のみ入っていますが、【カオスヘッド・ドラゴン】(Ⅱ-1)など併せて入っていることが多いでしょう。ですが、今は【精霊の迷い家】(Ⅲ-1)が流行ですので【カオスヘッド・ドラゴン】の火力は効果が薄いかもしれません。
●竹間大祐の「青黒白【流氷の大陸】デッキ」(マナソース2001鳥取店…5/18)
>http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_31_02.html
白をタッチしたタイプ。
竹間氏のデッキではストラテジー封じの【犬闘士チワワ】(Ⅱ-1)やフィニッシャーとなる【犬闘士ケルベロス】(Ⅱ-1)、制限ながら長期戦の優位を約束する【花束を捧げる乙女】(Ⅰ-4)が採用されています。
【犬闘士ケルベロス】が入ると、【時空を歪める者シュレーゲル】とも相性の良い【クラーケン・クラッシュ】(I-3)をセットで採用する形もオススメ。【クラーケン・クラッシュ】で【犬闘士ケルベロス】や【時空を歪める者シュレーゲル】を投げつければ一枚で2体を除去したり、スマッシュやベースを破壊しつつ相手ユニットを迎撃できたりします。早いターンに大型ユニットが手札に引いても生かせるなどのメリットもあります。
●家治徹の「青黒コントロールデッキ」(古本生活…3/29)
>http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_19_03.html
俗に天才流氷とも呼ばれるタイプです。あえてベースを搭載せず純粋な青黒のコントロールデッキとして構築することでよりコントロール要素を高めています。ビートダウンデッキ流行の今、カウンターデッキとしてピッタリのデッキですね。相手が【流氷の大陸】デッキと読み違う可能性から奇襲要素もあり。「天才流氷」についてはMark氏のDimension walkerコラムにありますので、是非ご一読を。
(参考記事)「赤黒青コントロール「天才流氷」」(Dimension walker)
>http://www6.ocn.ne.jp/~d_walker/column/008.html
★大本命の青黒流氷&赤緑
といった感じで、赤緑ビートと対抗的な位置にある、現環境の青黒【流氷の大陸】デッキについて駆け足ですがお話しました。これらは予選結果が示すように非常に人気のデッキタイプであり、デッキのポテンシャルは並のト-ナメントデッキより頭2つ位飛び抜けています。かといってこれらのデッキの一騎打ちかというと、色がほとんどかぶっていないため、2デッキ制のグランプリでは両方使用することもできてしまうのです。
実際、赤緑ビートと青黒流氷デッキ。この2つに打ち勝てることがグランプリ本戦で勝ち上がる条件といっても過言ではないでしょう。実際にはそのなかで種族デッキなどのバリエーションもあるのですから、なかなか仮想的を絞りきれるものではありません。
というわけで、今回は終了の時間となりました。次回は環境へのカウンターデッキを感挙げたいと思います。
それではまた来週の更新で。ごきげんよう~
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。
あらためまして、こんにちは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
グランプリ-9-もいよいよ今週末に行われる全集予選を残すのみとなりました。参加権獲得を目指す方はラストチャンス、そして本戦参加権を持っている方も最終調整にもってこいです。お近くの方は是非ご参加を。
詳しい概要・日程などは公式サイトをご参照ください。
●グランプリ案内ページ(ディメンション・ゼロ プレイヤーズアソシエーション オフィシャルホームページ)
http://dimension-zero.com/dpa/grandprix/top.html
さて、今週も先週に引き続き、グランプリ9むけたメタゲーム考察をやっていきたいと思います。
前回の記事でもお話しましたとおり、赤緑ビートダウンがメタデッキの筆頭の一つ。そして、もう一つの現環境の人気デッキが青黒のいわゆる【流氷の大陸】デッキです。
★青黒【流氷の大陸】デッキ~環境に併せて進化し続けるコンボデッキ~
青黒【流氷の大陸】(II-1)デッキは、青と黒のユニット除去カードで盤面をコントロールし、黒の手札破壊と青のカードドローでそれを支え、そして【流氷の大陸】によるリリースインを武器に相手を打ち倒すのが基本戦略です。
その特性から元々盤面のコントロールに優れた構築になるデッキタイプですが、現在はメインメタである赤緑をはじめとするビートダウンデッキに対抗してユニット除去カードを多目に投入し、更にコントロール要素を高めている構築が多く見受けられます。
・樋口竜太郎の「青黒【流氷の大陸】デッキ」(もり玩具店…4/20)
>http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_40_01.html
お馴染み【粉雪の魔氷パウダースノー】(Ⅱ-1)【濃霧の魔氷フォッグ】(Ⅰ-1,Ⅲ-1)をはじめに、【黄金色のお菓子】(Ⅰ-3)【絶望の連鎖】(I-4)といった優れた追加効果を持つユニット除去カードを投入されるものがいます。人によっては【サキュバスの吐息】(I-1)【毒蛇のひと噛み】(I-1)なども採用した徹底的にビートを対策したデッキ構築も存在するようです。
また、非常に人気の高いカードが【イビルアイ・プリンセス】(II-3)です。
【イビルアイ・プリンセス】
ユニット(ゴルゴン) タイミング:クイック
コスト:黒2無5 移動:黒1無2 パワー:7000 スマッシュ:2
効果:
このカードがスクエアに置かれた時、あなたはバトルスペースのスクエアにあるすべての下に闘気カードのないユニットの下に、そのユニットの持ち主の山札の上からカードを1枚ずつ闘気カードとして裏向きに置く。
[黒1無1] 《クイック》 あなたはこのカードと隣接するバトルスペースのスクエアにある対象の下に闘気カードがあるユニットを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
【流氷の大陸】デッキが登場した当初(Ⅱ-1)より【流氷の大陸】デッキのお供といえば【時空を歪める者シュレーゲル】(Ⅱ-1)でした。除去を兼ねた大型ユニットとして優秀で今現在もよく使われていますが、【イビルアイ・プリンセス】の採用率が高まっているのはいくつか理由がありますが、もっとも大きな理由の一つは複数のビートダウンユニットに即座に対処できることでしょう。
【時空を歪める者シュレーゲル】は中央エリアか敵軍エリアに置かれたときにしかユニット除去の効果を発揮しませんし、一回置かれた毎に1体ずつしか対処できません。ですが【イビルアイ・プリンセス】ならばわずか2コストで隣接するユニットどれもを対処できるうえ、移動しなくても効果を使用できるので相手ターンにもプレッシャーをかけられます。
また、プレイコスト7なので【時空を歪める者シュレーゲル】より1ターン早く展開できること、【流氷の大陸】【幻影王ルドルフ】などでいきなり中央に置かずとも即座に恩恵を享受しやすいこと、それによって【メロー・カード】(Ⅲ-2)などの影響を受けにくいことなども優れた点でしょう。時には、長期戦になる場合(【流氷の大陸】デッキを使った場合の多くはそうですが)にはその効果で相手のデッキを削って勝利に近づくこともできます。
その他によく採用されているカードとして、【無限凍結】(III-2)があげられます。
相手プランゾーンがあるときでないと使用できないとはいえ、数少ないプランゾーン効果やそれによる合成に対策できるカードですし、相手がビートダウンユニットデッキならプランゾーンを作らないことはほとんど無いことから、使用タイミングは思いの外多いです。【流氷の大陸】デッキと対戦する場合には心にとめておいた方がよいでしょう。
★流氷デッキのバリエーション~人の数だけ流氷~
さて、基本戦略や最近の傾向が前項で述べたとおりですが、その中でもバリエーションはあります。
いくつかピックアップしてみましょう。
●杉原栄次の「青黒【流氷の大陸】デッキ」(ジャンプ中島店…4/5)
>http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_33_03.html
タッチで赤を入れるパターンです。この杉原氏のデッキでは【ステルス・スナイパー】のみ入っていますが、【カオスヘッド・ドラゴン】(Ⅱ-1)など併せて入っていることが多いでしょう。ですが、今は【精霊の迷い家】(Ⅲ-1)が流行ですので【カオスヘッド・ドラゴン】の火力は効果が薄いかもしれません。
●竹間大祐の「青黒白【流氷の大陸】デッキ」(マナソース2001鳥取店…5/18)
>http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_31_02.html
白をタッチしたタイプ。
竹間氏のデッキではストラテジー封じの【犬闘士チワワ】(Ⅱ-1)やフィニッシャーとなる【犬闘士ケルベロス】(Ⅱ-1)、制限ながら長期戦の優位を約束する【花束を捧げる乙女】(Ⅰ-4)が採用されています。
【犬闘士ケルベロス】が入ると、【時空を歪める者シュレーゲル】とも相性の良い【クラーケン・クラッシュ】(I-3)をセットで採用する形もオススメ。【クラーケン・クラッシュ】で【犬闘士ケルベロス】や【時空を歪める者シュレーゲル】を投げつければ一枚で2体を除去したり、スマッシュやベースを破壊しつつ相手ユニットを迎撃できたりします。早いターンに大型ユニットが手札に引いても生かせるなどのメリットもあります。
●家治徹の「青黒コントロールデッキ」(古本生活…3/29)
>http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9/gpx9_local_19_03.html
俗に天才流氷とも呼ばれるタイプです。あえてベースを搭載せず純粋な青黒のコントロールデッキとして構築することでよりコントロール要素を高めています。ビートダウンデッキ流行の今、カウンターデッキとしてピッタリのデッキですね。相手が【流氷の大陸】デッキと読み違う可能性から奇襲要素もあり。「天才流氷」についてはMark氏のDimension walkerコラムにありますので、是非ご一読を。
(参考記事)「赤黒青コントロール「天才流氷」」(Dimension walker)
>http://www6.ocn.ne.jp/~d_walker/column/008.html
★大本命の青黒流氷&赤緑
といった感じで、赤緑ビートと対抗的な位置にある、現環境の青黒【流氷の大陸】デッキについて駆け足ですがお話しました。これらは予選結果が示すように非常に人気のデッキタイプであり、デッキのポテンシャルは並のト-ナメントデッキより頭2つ位飛び抜けています。かといってこれらのデッキの一騎打ちかというと、色がほとんどかぶっていないため、2デッキ制のグランプリでは両方使用することもできてしまうのです。
実際、赤緑ビートと青黒流氷デッキ。この2つに打ち勝てることがグランプリ本戦で勝ち上がる条件といっても過言ではないでしょう。実際にはそのなかで種族デッキなどのバリエーションもあるのですから、なかなか仮想的を絞りきれるものではありません。
というわけで、今回は終了の時間となりました。次回は環境へのカウンターデッキを感挙げたいと思います。
それではまた来週の更新で。ごきげんよう~