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ディメンション・ウェンズデー

トレーディングカードゲーム「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。水曜日深夜更新。リンクフリー

【挑戦!Ⅴ-1GP】青緑オペラハウスデッキ

2010-08-11 | 環境デッキ考察
 こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は㈱ブロッコリーから好評発売中のトレーディング・カードゲーム「ディメンション・ゼロ」の攻略ホームページです。


★今週のディメンション・ゼロ ニュース
●8/22「ブロッコリーカードゲームカーニバル(BCC) in 東京」特設ページ
http://www.aquarian-age.org/bcc/100822.html
 
  8月22日(日)、ディメンション・ゼロのV-1グランプリ本選も行われる、ブロッコリーカードゲームカーニバル(BCC)が開催されます!
 最強の赤使いを決める「赤王ランブル」も併せて開催!こちらは赤単色のデッキさえあれば当日参加できる上、勝ち数に応じた景品ももらえちゃうぞ!
 ディメンション・ゼロ以外のブロッコリーTCGのイベントも併せて開催されるお祭りイベントです。D-0イベントはもちろん、V-1グランプリ本選に参加しない方も是非遊びに行ってみませんか?



●V-1グランプリ予選が全国各地で開催中!
 ●特殊構築戦「V-1グランプリ」予選開催概要(DPA公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/koushiki/v_1q.html
●(8月14日~15日)前週予選概要
http://dimension-zero.com/dpa/koushiki/v_1before.html

*8月14日~15日にかけて前週予選の開催も決定したぞ!

「V-1グランプリ」はクイックスタートデッキ&Vセンチュリーを用いた特殊構築戦で、具体的には下記のカードが使用可能です。
・クイックスタートデッキ魔剣/流星収録カード
クイックスタートデッキバーコードキャンペーンPRカード
【エヴァンジェリカル・エンジェル】(通常版カードでも使用可)
・Vセンチュリーベーシックパック「覚醒の刻」収録カード
・「天野喜孝トリプルカードセット」収録カード
※クイックスタートデッキ収録カードは通常エクスパンションに収録されているカードも使用可能です。
※【エヴァンジェリカル・エンジェル】はIV-3王を超える力収録のカードも使用可能です。
※Vセンチュリーベーシックパック覚醒の刻収録の再録カードはそれ以前のエクスパンションに収録されているカードも使用可能です。



 V-1グランプリ予選大会の優勝賞品は8月に東京で開催される「V-1グランプリ本戦出場権」と、副賞としてプロモーションカードV-1 P 106【Gジャーニー・スピリット】ホログラムver. がもらえます。
 また、上記予選期間に出られないよう


 V-1グランプリ詳細は上記公式サイトのリンクへ!





★<各地店舗でイベント開催中!>Vシールドイベント店舗大会開催中!DPA公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/kounin_shop/1007v.html
※公認大会・公式大会ではカードの代用は認めておりませんが、当イベントについてはVカードをお持ちでない方も、Vセンチュリーベーシックパック「覚醒の刻」内に封入されているVカードの代用用紙を利用してご参加可能とさせていただきます。
※Vカード代用用紙の使用が想定されますため、裏面が不透明なカードスリーブのご用意を推奨いたします。


 みなさん、Vセンチュリーから遊ばれている1パック限定戦「Vシールド」をご存知でしょうか。
1パックのランダムなカードで対戦するため、毎回異なる展開、そして通常構築では活躍しにくいカードが強力なカードとして君臨することも多々あるため、通常構築よりスリリングな戦いが楽しめます! 遊び方は上記リンクの他、V-1「覚醒の刻」パック封入の台紙にも書かれていますので、遊んでみませんか?
 各地の店舗さんでVシールドのイベントが開催中ですので、お近くで開催されている方は是非そちらも参加してみてください。今なら参加賞としてVカード(ホリプパver.)がもらえるぞ!






 さてさてさて。V-1グランプリ(以下、V-1GP)まであと2週間をきりました。みなさんデッキ研究には余念のないことと思います。公式サイトでも予選大会優勝デッキが順次公開されており、赤緑・青黒・白ビート、それらへのカウンター要素を備えた赤黒・青白など、メタと言われるデッキも一通り出そろったところでしょうか。とはいえV-1GPのカードプールでもまだまだデッキを組めましょう。ということで、今回は青緑デッキを紹介します。

★《V-1GP仕様》千里夜行の青緑オペラハウス
(青×20、緑×20・・・ユニット×26、ベース×6、ストラテジー×8)
3*【香魔マナカ】(Ⅳ-4、流星)
3*【静寂の魔女レギニ-タ】(V-1)
3*【星降る海の魔女アナ】(V-1)<覚醒>

3*【海底都市中央銀行】(Ⅳ-3、流星)
3*【グランドロイヤルオペラ・ハウス】(V-1)<覚醒>

3*【サイバー・チェイス 】(Ⅰ-2、V-1)
2*【紺碧の衝撃】(V-1)(禁呪1)

3*【美羊獣ビューティ・ラム】(Ⅳ-4、魔剣)
3*【大巨人ゴッドファーザーJr.】(Ⅳ-1、魔剣)
2*【聖光の大隊長ラフィーレ】( V-1)
3*【妖魔の勇者】(Ⅱ-1、V-1)
3*【神を討つ魔剣の勇者】(Ⅳ-3、魔剣)(禁呪1)
3*【新生獣D・ダームスタチオン】(Ⅳ-2、魔剣)

3*【命の絆】(V-1)<覚醒>


★デッキの使い方の簡単な解説
 このデッキ構築テーマのスタートは【星降る海の魔女アナ】と【グランドロイヤル・オペラハウス】です。「どちらか(できれば両方)を展開し、5コストユニットをどんどん中央エリアに放り込めば勝つよね?」というのを目指しています。このデッキではエネルギー加速と2枚の勇者という強力な5コストユニットを抱える緑をパートナー色に選択しました。
 
 【美麗羊ビューティ・ラム】【命の絆】でエネルギー加速し、【星降る海の魔女アナ】と【グランドロイヤル・オペラハウス】から“どんどこ”ユニットを中央・敵軍エリアへ送り込んで勝ちにいきましょう。このデッキでは3ターン目【美麗羊ビューティ・ラム】→4ターン目プランから【グランドロイヤル・オペラハウス】or【星降る海の魔女アナ】が最速パターン。
 【聖光の大隊長ラフィーレ】【新生獣D・ダームスタチオン】で盤面を援護したり、【紺碧の衝撃】によるリリースイン&奇襲もアリです。



 ★注目カードピクアップ
・【星降る海の魔女アナ】
 クイックでユニットを展開できる、つまり相手の行動を見てから0エネルギーでユニット展開できる強力さは言わずもがな。

・【グランドロイヤル・オペラハウス】
 フォースセンチュリーでは補給・急襲の陰に隠れていた召集だけど、Vセンチュリー、特にV-1GP環境ではもっと注目されて良い強力な能力。いちど張ってしまえば除去コントロールデッキの類に強いのも見逃せない。
 

・【紺碧の衝撃】
 他の衝撃シリーズと違って手札からのユニット展開になるが、盤面の好きなスクエアに呼べる奇襲効果は強力。相手のユニットがいるところに【神を討つ魔剣の勇者】という手もあれば、【星降る海の魔女アナ】をリリースで登場させて一気に大展開を狙ったりもOK。


・【妖魔の勇者】【神を討つ魔剣の勇者】
 2大勇者、夢の競演。ラフィーレやダームスタチオンで援護して存分に腕をふるってもらおう。


・【新生獣・ダームスタチオン】
 このデッキでは補給が100%機能することは少ないが、それでも3コスト位で打てれば充分。対ユニット戦はもちろん、流行の一つ【闇を招くルーラ】(V-1)の投げ込みをカウンターしやすくなるのも助かる。
その効果はプレイ時に発揮されるため【星降る海の魔女アナ】の能力で出たときには効果を発揮しないこと、また、緑だけでなく青のユニットのパワーを上げられることも覚えておこう。



★このデッキを改造するなら
ビートダウン相手を意識するならば【静寂の魔女レギニータ】を減らして【七つの海の王子】(Ⅳ-2、流星)【ギガント・トリトーン】(V-1)、また【断裂の魔氷クレバス】(Ⅳ-3、流星)など採用の候補になるでしょうか。
 また、周りが白や赤が多く、大型ベースを張るのが危険であれば【グランドロイヤル・オペラハウス】をあえて外すのもアリですね。

 先にも述べたとおり、このデッキのテーマは【グランドロイヤル・オペラハウス】と【星降る海の魔女アナ】の展開力をテーマにしています。実際その爆発的な展開力が発揮されれば敵はなし。通常のユニットビートダウンとは一味違う展開が楽しめると思います。是非試してみませんか?




 ★今週のディメンション・ゼロ サイト紹介
●【九最】個人レポ(KDCブログ
http://9union.blog47.fc2.com/blog-entry-7.html
 8月7日、V-1グランプリ形式で開かれた九州最強決定戦レポート。青黒コントロールデッキで2位。対同系戦を意識した調整についてのお話もあります。



●[くろぬこ]青緑大型ぶんぶんでっき(ATK -Atoitok Group-
http://atk.hiho.jp/index.php?e=704
 【産卵科病棟】から【大巨人バックス】を出して大暴れデッキ。このデッキでは更なる爆発に向けて【魔剣の慟哭】や【アーミーワース・ワーム】などが採用されています。


●ちくちくばんばん (べこのたわごと
http://redbeco.blog68.fc2.com/blog-entry-61.html

第一回ZeroNet大会報告と、優勝デッキ「青緑ビッグエネ」(スカイロード)の紹介。
 私もライブ配信を観戦して、楽しませてもらいました。次回の開催を楽しみにしています。


 というわけで、今日は終了の時間になりました。
 それではまた、次回の更新でお会いしましょう! ごきげんよう~
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【挑戦!Ⅴ-1GP】青黒覚醒ビートダウン紹介

2010-08-04 | 環境デッキ考察
 こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は㈱ブロッコリーから好評発売中のトレーディング・カードゲーム「ディメンション・ゼロ」の攻略ホームページです。


★今週のディメンション・ゼロ ニュース
●8/7 新・九州最強決定戦開催!九州ディメンションゼロコミュニティ
http://9union.web.fc2.com/ive/new1_0.html

 2010年夏、あの最強決定戦の草分け的存在「九州最強決定戦」が帰ってきた!
 構築形式は「V-1グランプリ形式」 (V-1、クイックスタートデッキ 魔剣・流星、天野喜孝トリプルカードセット、エヴァンジェリカル・エンジェルが、使用可)。予選を駆けあがり、決勝を勝ち抜いて最強の名乗りをあげよう!
 いよいよ今週末、集え!ゼロプレイヤー達!
スタッフのイベントへの意気込みも是非お聞きください。
KDCオフィシャルBlog



●8/22「ブロッコリーカードゲームカーニバル(BCC) in 東京」特設ページ
http://www.aquarian-age.org/bcc/100822.html
 
  8月22日(日)、ディメンション・ゼロのV-1グランプリ本選も行われる、ブロッコリーカードゲームカーニバル(BCC)のイベントが発表されました!
 最強の赤使いを決める「赤王ランブル」の開催も決定したぞ!
ディメンション・ゼロ以外のブロッコリーTCGのイベントも併せて開催されるお祭りイベントです。D-0イベントはもちろん、V-1グランプリ本選に参加しない方も是非遊びに行ってみませんか?



●V-1グランプリ予選が全国各地で開催中!(~8月5日)
 ●特殊構築戦「V-1グランプリ」予選開催概要(DPA公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/koushiki/v_1q.html

「V-1グランプリ」はクイックスタートデッキ&Vセンチュリーを用いた特殊構築戦で、具体的には下記のカードが使用可能です。
・クイックスタートデッキ魔剣/流星収録カード
クイックスタートデッキバーコードキャンペーンPRカード
【エヴァンジェリカル・エンジェル】(通常版カードでも使用可)
・Vセンチュリーベーシックパック「覚醒の刻」収録カード
・「天野喜孝トリプルカードセット」収録カード
※クイックスタートデッキ収録カードは通常エクスパンションに収録されているカードも使用可能です。
※【エヴァンジェリカル・エンジェル】はIV-3王を超える力収録のカードも使用可能です。
※Vセンチュリーベーシックパック覚醒の刻収録の再録カードはそれ以前のエクスパンションに収録されているカードも使用可能です。



 V-1グランプリ予選大会の優勝賞品は8月に東京で開催される「V-1グランプリ本戦出場権」と、副賞としてプロモーションカードV-1 P 106【Gジャーニー・スピリット】ホログラムver. がもらえます。
 V-1グランプリ詳細は上記公式サイトのリンクへ!





★<各地店舗でイベント開催中!>Vシールドイベント店舗大会開催中!DPA公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/kounin_shop/1007v.html
※公認大会・公式大会ではカードの代用は認めておりませんが、当イベントについてはVカードをお持ちでない方も、Vセンチュリーベーシックパック「覚醒の刻」内に封入されているVカードの代用用紙を利用してご参加可能とさせていただきます。
※Vカード代用用紙の使用が想定されますため、裏面が不透明なカードスリーブのご用意を推奨いたします。


 みなさん、Vセンチュリーから遊ばれている1パック限定戦「Vシールド」をご存知でしょうか。
1パックのランダムなカードで対戦するため、毎回異なる展開、そして通常構築では活躍しにくいカードが強力なカードとして君臨することも多々あるため、通常構築よりスリリングな戦いが楽しめます! 遊び方は上記リンクの他、V-1「覚醒の刻」パック封入の台紙にも書かれていますので、遊んでみませんか?
 各地の店舗さんでVシールドのイベントが開催中ですので、お近くで開催されている方は是非そちらも参加してみてください。今なら参加賞としてVカード(ホリプパver.)がもらえるぞ!






 さて、今回はV-1グランプリ(以下、V-1GP)対応の青黒ビートダウンデッキを紹介しましょう。

★《V-1GP仕様》千里夜行の青黒覚醒ビートダウン
(黒×9、青×26、青黒×5・・・ユニット×32、ストラテジー×8)
3*【ディドゥルチャージ】(V-1)<覚醒>
3*【調整体ノゼ】(V-1)

3*【暗黒の衝撃】(V-1)(禁呪1)

3*【香魔マナカ】(Ⅳ-4、流星)
3*【建材商人カイト・マシュー 】(V-1)<覚醒>
3*【七つの海の王子】(Ⅳ-3、流星)(禁呪1)
3*【アトロシティ・アトラス 】(V-1)<覚醒>
3*【ギガント・トリトーン 】(V-1)
3*【建設家スラシュ・ライト】(V-1)<覚醒>
3*【蒼羅星ジャッジメントエッジ】(V-1)<覚醒>
2*【料理長コック・ハワード】( V-1)

3*【ダークサイド・ソウル】(Ⅳ-2、流星)(禁呪1)

3*【堕天使ムリエル 】(Ⅲ-4、流星)
2*【時空浸食 】(Ⅲ-2、流星)


★青系ビートでトリックで!
V-1GPで青黒というと黒が濃いコントロール要素が強いものが多いですが、今回紹介するのは青が濃い仕様です。
15枚の2コストユニット&15枚の覚醒ユニットを主力にプランからユニットを展開しビートダウンを仕掛けます。全体的なユニットのパワー不足は【七つの海の王子】や【アトロシティ・アトラス】等のトリックで補って戦い、【料理長コック・ハワード】による隊列召喚を狙い、主導権を一気に握って勝ちきるのが狙いです。

 このデッキは周りにビートダウンデッキが流行った頃に組んだので、それに対抗できるようにチューンされていった仕様になっています。特に白は意識しているため、あえてベースを外しています。では、採用されているカードについて解説していきましょう。

 ★注目カードピクアップ
・【七つの海の王子】
 ビートダウンキラーにして、コントロールにとっても厄介な、最強の2コストユニット。このデッキは青ユニットが主力なので、思う存分その力を振るえます。


・【ギガント・トリトーン】
【忠実な闘士フェンリル】や【七つの海の王子】などの様々な厄介な生物を踏みつぶしつつ反撃の一番槍をふるってくれる、ビートダウンキラー。【七つの海の王子】との組み合わせは凶悪。周りがビートダウンメインの環境なら暴走のリスクを追ってでも投入したい。
【料理長コックハワード】の隊列召喚で引っ張ってきた後手札に戻る効果と相性が良いため、隊列召喚の効果で呼んでくる候補でもあります。


・【アトロシティ・アトラス】
 隊列召喚狙いで使用するのが有名ですが、相手の迎撃・反撃を封じることが多い。単体のパワーで押し込むのが難しいこのデッキでは、相手ユニットの移動やプレイの阻害も重要なテクニック。
 【料理長コック・ハワード】や【暗黒の衝撃】の効果でスクエアに置かれた時も効果を発揮するので活用したい。


・【蒼羅星ジャッジメントエッジ】
 青の5コスト覚醒というとドロー効果を持つ【建築家スラシュ・ライト】がよく使われますが、このジャッジメントエッジもなかなか。条件付きとはいパワー6500、ダメージ軽減2000は頑丈。特にユニット投下で迎撃してくる相手に有効です。


・【調整体ノゼ】
 【神を討つ魔剣の勇者】や【祭儀の踊り子リムセ】などの厄介な中堅ユニット、あるいは7コスト以上の大型ユニットなどの全てに対抗できるのはありがたい。デメリットもあるが、【ナイトべア】(Ⅱ-4、V-1)より対象範囲が広いことと、除去が不要な場合は軽量ユニットとして相手を攻められるのでつぶしがきく。コントロールよりビートダウン寄りのデッキの方が真価を発揮できるカード。

・【料理長コック・ハワード】
 【アトロシティ・アトラス】や【ギガント・トリトーン】のおかげでかなりの高頻度で隊列召喚を狙える。
 隊列召喚の効果は山札から直接5コスト以下ユニットをスクエアに置けるが手札に戻ってしまう。しかし、手札からこそ使用したい【ギガント・トリトーン】のようなユニットや、ダイレクトに効果を発揮する【アトロシティ・アトラス】【調整体ノゼ】のようなカードなら速効性も期待できるなどなど、呼んでくるユニット次第で強力なサーチカード。


★このデッキを改造するなら
 このデッキは先も述べたとおりV-1GP環境に置ける対ビートダウン戦を意識しており、緑系や白系のビートダウン系デッキには盤面をかき回すことで優位にも立てましょう。しかし反面、コントロール系デッキにはいささか脆い構成になっているので注意が必要です。

しかしながら、【アトロシティ・アトラス】や【ギガント・トリトーン】といったトリッキーなカードを主力にした、かなり面白い動きをするデッキになったと思います。
 【料理長コック・ハワード】の隊列召喚を生かす方向性に改造するなら、黒ではなく緑と組ませて【妖魔の勇者】(Ⅱ-1、V-1)や【神を討つ魔剣の勇者】(Ⅳ-3、魔剣)などを呼ぶのも面白い。




★今週のディメンション・ゼロ サイト紹介
●このデッキは流行らない(ABSOLUTE DOMAIN
http://zettairyouiki.jugem.jp/?eid=558
 V-1グランプリ環境対応、黒赤急襲コントロールデッキ。青黒コントロールへのカウンターを意識しつつ、ビートダウン対策も施されている。


●「久しぶり」(D-0記録集
http://gold.ap.teacup.com/nantokanantoka/339.html=700

 2009年サマーグランプリ優勝者による、【妖魔の美容師】カードデザイン話。



●[ジャコモ]人様の褌(ATK -Atoitok Group-
http://atk.hiho.jp/index.php?e=701
 当サイトの記事「あの人に聞け! 覚醒の刻ベストカード3+1!!」」紹介していただきました!
 ありがとうございます!



 というわけで、今日は終了の時間になりました。
それではまた、次回の更新でお会いしましょう! ごきげんよう~
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【挑戦!Ⅴ-1GP】メタカード考察~黒カード編~

2010-07-28 | 環境デッキ考察
 こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は㈱ブロッコリーから好評発売中のトレーディング・カードゲーム「ディメンション・ゼロ」の攻略ホームページです。


★今週のディメンション・ゼロ ニュース
●8/22「ブロッコリーカードゲームカーニバル(BCC) in 東京」特設ページ
http://www.aquarian-age.org/bcc/100822.html
 
  8月22日(日)、ディメンション・ゼロのV-1グランプリ本選も行われる、ブロッコリーカードゲームカーニバル(BCC)のイベントが発表されました!
ディメンション・ゼロ以外のブロッコリーTCGのイベントも併せて開催されるお祭りイベントです。D-0イベントはもちろん、V-1グランプリ本選に参加しない方も是非遊びに行ってみませんか?



●V-1グランプリ予選が全国各地で開催中!
 ●特殊構築戦「V-1グランプリ」予選開催概要(DPA公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/koushiki/v_1q.html

「V-1グランプリ」はクイックスタートデッキ&Vセンチュリーを用いた特殊構築戦で、具体的には下記のカードが使用可能です。
・クイックスタートデッキ魔剣/流星収録カード
クイックスタートデッキバーコードキャンペーンPRカード
【エヴァンジェリカル・エンジェル】(通常版カードでも使用可)
・Vセンチュリーベーシックパック「覚醒の刻」収録カード
・「天野喜孝トリプルカードセット」収録カード
※クイックスタートデッキ収録カードは通常エクスパンションに収録されているカードも使用可能です。
※【エヴァンジェリカル・エンジェル】はIV-3王を超える力収録のカードも使用可能です。
※Vセンチュリーベーシックパック覚醒の刻収録の再録カードはそれ以前のエクスパンションに収録されているカードも使用可能です。



 V-1グランプリ予選大会の優勝賞品は8月に東京で開催される「V-1グランプリ本戦出場権」と、副賞としてプロモーションカードV-1 P 106【Gジャーニー・スピリット】ホログラムver. がもらえます。
 V-1グランプリ詳細は上記公式サイトのリンクへ!



 そのV-1グランプリでも使用できる【エヴァンジェリカル・エンジェル】(Ⅳ-3)のパラレルver.がもらえるキャンペーンの締め切りが間近です!

●7/31の締切迫る!クイックスタート・デッキ発売記念 バーコードキャンペーン!ディメンション・ゼロ オフィシャルサイト
http://dimension-zero.com/news/main.html#020901

 もともとが強力なシルバーレアな上、ムラナコ先生のかわいらしいイラストの【エヴァンジェリカル・エンジェル】ゲットのラストチャンス!
 この記事の公開時点で締め切りまであと3日ですから、ひょっとしたらこれを読んだ時点で手遅れかもしれませんが・・・もし間にあう人は是非応募しましょう! 7月31日消印有効!!




★<各地店舗でイベント開催中!>Vシールドイベント店舗大会開催中!DPA公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/kounin_shop/1007v.html
※公認大会・公式大会ではカードの代用は認めておりませんが、当イベントについてはVカードをお持ちでない方も、Vセンチュリーベーシックパック「覚醒の刻」内に封入されているVカードの代用用紙を利用してご参加可能とさせていただきます。
※Vカード代用用紙の使用が想定されますため、裏面が不透明なカードスリーブのご用意を推奨いたします。


 みなさん、Vセンチュリーから遊ばれている1パック限定戦「Vシールド」をご存知でしょうか。
1パックのランダムなカードで対戦するため、毎回異なる展開、そして通常構築では活躍しにくいカードが強力なカードとして君臨することも多々あるため、通常構築よりスリリングな戦いが楽しめます! 遊び方は上記リンクの他、V-1「覚醒の刻」パック封入の台紙にも書かれていますので、遊んでみませんか?
 各地の店舗さんでVシールドのイベントが開催中ですので、お近くで開催されている方は是非そちらも参加してみてください。今なら参加賞としてVカード(ホリプパver.)がもらえるぞ!






 さてさてさて。前回はV-1グランプリ環境の大枠を考察しましたがいかがだったでしょうか。今回は、環境の中でもキーとなるカードを取り上げていきたいと思います。
 今回のお題は黒のカードからピックアップ!

★壮絶!ビート殺しのフィニッシャー
【幽魔タスヴィーリー】(V-α)
ユニット(アビスロード) 黒3無4 クイック 色:黒
移動:黒1無2 パワー:6500 スマッシュ:2
効果:
●このカードが中央エリアか敵軍エリアに置かれた時、あなたはバトルスペースの対象の使用コスト6コスト以下のユニットを1枚まで選び、破壊する。
●[あなたの墓地のカードを4枚選び、除外する]《ノーマル》あなたはこのカードをこのカードと隣接する対象のバトルスクエアにリリースして置く。



 環境支配の一角、青黒コントロール系デッキの原動力。ユニット除去能力を繰り返し誘発できるビートダウン殺しの能力を持つ上に、自力でリリースインできるフィニッシャーとしての能力も兼ね備えたスーパーマン。
 彼の能力が起動したら最後、ビートダウンデッキは荒野を絶望しつつ走るしかない。おまけに【闇を招く者ルーラ】(V-1)で再利用してくるのが定石なのですから、まさに悪夢。デッキ構成だけでは抗しがたいものがあります。

 もしもビートダウンデッキが対抗するならば、ただユニットの数と質をそろえるだけでなく、しかるべき戦略のもとに戦いましょう。墓地を除外したり、動かれる前に直接除去で葬るかが一般的な対抗策でしょうか。もちろん、プレイングも重要で、起動されれば壊滅は免れないこと、また、相手のタスヴィーリーはこっちのターンには自力で動けないことを前提にするのが肝要です。



★悪夢の無限失恋
【懺悔の螺旋階段】
ベース 黒1無2 クイック 色:黒
効果:
●あなたのユニットがプランゾーンからこのカードと同じラインに置かれた時、あなたはこのカードをフリーズしてよい。そうしたならば、あなたは相手の手札を見てカードを1枚選び、捨てる。


 V-1GPでは【失恋の痛み】という強力な手札破壊カードが使用可能ですが、それでも恐るべき手札破壊ベース。繰り返し起動できるため、この階段1枚で手札何枚分もの優位を与えてくれる点です。手札補充の方法が少ないV-1GPでは尚更で、序盤の牽制はもちろん、終盤までの展開まで場の支配権を与えてくれるでしょう。
 これにより相手の抵抗力を奪えれば、先述の【幽魔タスヴィーリー】を始めとする主力カードが更なる猛威を振るえるという寸法です。



★メタゲームの果てを目指して~黒カード編~
 【幽魔タスヴィーリー】に【懺悔の螺旋階段】、そして前回の記事でも触れた【闇を招くルーラ】や【ケット・シー】といった強力なカードを青でサポートするのが、今流行りの青黒デッキの形。
 対抗カードの手札保持が難しく、盤面に並べたユニットも対抗されるとすれば、そういった相手に対するに注目されるカードを考えてみましょう。

【錯乱時計パニックヴォイス】
ユニット(デビルクロック) 黒2無1 クイック 色:黒
移動:黒1無1 パワー:4000 スマッシュ:1
効果:
●エネルギーゾーン効果(エネルギーゾーンで有効になる。)『[黒1 このカードをフリーズする あなたのエネルギーゾーンのカードを1枚選び、除外する] 《バトル》 あなたは自分の墓地の対象のユニットを1枚選び、持ち主の手札に加える。』



 ずばり長期専用のカード。序盤は邪魔に感じることも多いでしょう。しかし、その序盤に速度を生半可に上げても相手を押し込むのが難しいとなれば、こちらも速度を落として一枚のカードパワーを重要視した展開をし、中長期戦を視野に入れなければなりません。この【錯乱時計パニックヴォイス】はその切り札となりうるカードです。
無駄ドローが増えやすい後半戦、もしも牽制・除去やドロー勝負になったとして、自分だけ墓地へ落とされたフィニッシャーや対策カードを再利用できるとすれば? 勝利は約束されたようなものです。



★今週のディメンション・ゼロ サイト紹介
●ちょっと急襲思い出してみた(コンビニエンス・ゼロ
http://blog.goo.ne.jp/convzero/e/a0549ae9eacd85e0d19c82d9ca1bb57d

 V-1グランプリ対応赤タッチ緑ビートダウンデッキの紹介。V-1では【花園の歌姫】を中心にした緑メインが主流ですが、ここで紹介されているのは赤が濃いスマッシュ重視のビートダウンデッキです。リムセやタイシャクを主力とし、【ゲリラ屋のフィールド】【千一夜城】のサポートも併せて圧倒的なスマッシュで相手を圧殺! また、赤の火力で盤面のコントロールも行える柔軟性もあり。【変炎獣ゲルハーピー】等による被スマッシュによる展開加速や、【大巨人ゴッドファーザーJr.】など緑のサポート具合がよさそうです。


●[くろぬこ]V-1グランプリ予選 使用デッキ(ATK -Atoitok Group-
http://atk.hiho.jp/index.php?e=700

 V-1GP対応青黒デッキ紹介。
 個人的に注目したいのは【ギガント・トリトーン】(V-1)です。「相手ユニットのいるところに自軍エリアのようにプレイできる」というシンプルな能力ですが、ディメンション・ゼロでは攻守を簡単にひっくり返しかねない強力な効果です。また、V-1では相手の後衛に控えることの多い各色の呼声ユニットや【花園の歌姫】、【忠実な闘士フェンリル】などを踏みつぶせるのは魅力です。このデッキでは採用されていませんが、【七つの海の王子】と組み合わせても強力。




●よくわかる召集講座(ダイエット追放宣言
http://black.ap.teacup.com/applet/antidiet/20100727/archive

 特殊効果「召集」についてのルール考察。
 V-1「覚醒の刻」では中央・敵軍エリアに置かれた時効果を持つカードが増えていることもあり、活躍の場が増えそうな「召集」について、間違われやすいルールについてお話しされています。




●V-1グランプリ予選レポート公開中!(DPA公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/report/v_1/v_1_qual.html

 公式サイトではV-1GPの予選優勝デッキなど紹介中です。 環境考察はもちろん、興味深いデッキがあれば試してみませんか?
 随時更新されていますので、是非ご覧ください。
 




 というわけで、今日は終了の時間になりました。
それではまた、次回の更新でお会いしましょう! ごきげんよう~
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【挑戦!Ⅴ-1GP】環境デッキ考察~メタゲームの行方~

2010-07-21 | 環境デッキ考察
 こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は㈱ブロッコリーから好評発売中のトレーディング・カードゲーム「ディメンション・ゼロ」の攻略ホームページです。


 8月22日(日)、ディメンション・ゼロのV-1グランプリ本選も行われる、ブロッコリーカードゲームカーニバル(BCC)のイベントが発表されました!

★8/22「ブロッコリーカードゲームカーニバル(BCC) in 東京」特設ページ
http://www.aquarian-age.org/bcc/100822.html
 
 ディメンション・ゼロ以外のブロッコリーTCGのイベントも併せて開催されるお祭りイベントです。D-0イベントはもちろん、V-1グランプリ本選に参加しない方も是非遊びに行ってみませんか?



★V-1グランプリ予選が全国各地で開催中!
 ●特殊構築戦「V-1グランプリ」予選開催概要(DPA公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/koushiki/v_1q.html

「V-1グランプリ」はクイックスタートデッキ&Vセンチュリーを用いた特殊構築戦で、具体的には下記のカードが使用可能です。
・クイックスタートデッキ魔剣/流星収録カード
クイックスタートデッキバーコードキャンペーンPRカード
【エヴァンジェリカル・エンジェル】(通常版カードでも使用可)
・Vセンチュリーベーシックパック「覚醒の刻」収録カード
・「天野喜孝トリプルカードセット」収録カード
※クイックスタートデッキ収録カードは通常エクスパンションに収録されているカードも使用可能です。
※【エヴァンジェリカル・エンジェル】はIV-3王を超える力収録のカードも使用可能です。
※Vセンチュリーベーシックパック覚醒の刻収録の再録カードはそれ以前のエクスパンションに収録されているカードも使用可能です。



 V-1グランプリ予選大会の優勝賞品は8月に東京で開催される「V-1グランプリ本戦出場権」と、副賞としてプロモーションカードV-1 P 106【Gジャーニー・スピリット】ホログラムver. がもらえます。ファンタスティックなGジャーニーにはホロver.が良く似合う!
 V-1グランプリ詳細は上記公式サイトのリンクへ!



 ときに、公式サイトではV-1GPの予選優勝デッキなど紹介中です。

●V-1グランプリ予選レポート公開中!(DPA公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/report/v_1/v_1_qual.html





 今回はその予選優勝レポートも参考に、V-1グランプリ環境デッキの考察を行いたいと思います。

★(その1)爆発!覚醒ビートダウン
 V-1GP環境の初期は「覚醒の刻」の特徴でもある「覚醒」効果のユニットを組み込んだビートダウンデッキが注目されました。
 その中でも人気の高かったのは、クイックスタートデッキ魔剣を中核にした「赤緑ビートダウン」と覚醒の刻でも注目ユニットの一つ【忠実な闘士フェンリル】(V-1)を擁する「白単ビートダウン」です。


◆サンプルデッキ(赤緑ビートダウン)
3*【ベベッ・ニッ】(Ⅴ-1)
3*【スカーレット・シャワー】(Ⅲ-4、魔剣)

3*【兎娘キューティーバニー】(Ⅳ-1、魔剣)
3*【妖魔の美容師ヒル】(Ⅴ-1)
3*【花園の歌姫】(Ⅳ-3、魔剣)《禁呪2》
2*【聖光の大隊長ラフィーレ】(Ⅴ-1)
2*【神を討つ魔剣の勇者】(Ⅳ-3、魔剣)《禁呪1》
3*【ウツロイ・ドリアード】(Ⅴ-1)
3*【新生獣C・カーボニオン】(Ⅴ-1)
2*【ホウキ・ドリアード】(Ⅴ-1)

2*【獣達の遠吠え】(Ⅴ-1)
2*【深緑の衝撃】(Ⅴ-1)《禁呪1》

3*【変炎獣ゲルハーピー】(Ⅲ-2、魔剣)
3*【変炎獣ゲルサラマンダー】(Ⅲ-4、魔剣)
3*【変炎獣ゲルトロール】(Ⅲ-3、魔剣)



通常構築でも人気の赤緑ビートダウンはV-1GPでもメタゲームの一角を張っています。V-1GPでの赤緑は、【兎娘キューティーバニー】などによる被スマッシュで展開を加速。パフォーマンスに優れたユニットを、さらに【花園の歌姫】などで強化して相手を攻め立てる形が主流です。【ウツロイ・ドリアード】を始めとする「覚醒」ユニットで更に展開を加速し、【神を討つ魔剣の勇者】、【スカーレットシャワー】や【深緑の衝撃】などによるサポートも充実した安定のデッキタイプ。



◆サンプルデッキ(白単ビートダウン)
3*【五つ星シェフ】(Ⅱ-2、Ⅴ-1)
7*【タピオカ・ナイト】(Ⅴ-1)
3*【聖騎士ホーリー・クレイモア】(Ⅴ-1)
3*【忠実なる闘士フェンリル】(Ⅴ-1)《禁呪2》
3*【シェカラート】(Ⅴ-1)
3*【ワード・エイト】(Ⅴ-1)
3*【聖騎士ホーリー・レイピア】(Ⅴ-1)
3*【エヴァンジェリカル・エンジェル】(Ⅳ-3)

3*【ソーラービーム・サテライト】(Ⅱ-2.Ⅴ-1)

3*【ボーイ・ミーツ・ガール】(Ⅴ-1)
3*【ネオジェネシスの聖句】(Ⅴ-1)
3*【白銀の衝撃】(Ⅴ-1)《禁呪1》


 一方、白単色ビートダウンは軽量&覚醒ユニットによる展開加速と、【忠実な闘士フェンリル】のサポートで先に相手を攻め立てるデッキが主流です。特に【フェンリル】はパワーサポートもさることながら、相手のスマッシュ利用を封じ込めるのでビートダウンのジレンマである「相手に与えたスマッシュエネルギーで盤面を逆転される」を完全に封じてくれます。これは相手がビートダウンでもコントロールでも変わらず強力で、相手によっては一方的な試合になることも少なくありません。
 また、能力のインパクト故に【フェンリル】だけに注目されがちな白ですが、ユニット除去カードであると同時に相手のビートダウンのテンポを崩す【シェラカート】や、相手の厄介な特殊能力対策はもとよりユニット戦でも重宝する【ボーイ・ミーツ。ガール】、V-1環境で唯一特殊移動等を防ぐ【エヴァンジェリカル・エンジェル】によって、攻勢の保持がしやすいのも白ビートの強力な所以です。
 ここで紹介したのは白単色ですが、より展開の安定を求めて青を組み込んだタイプも見かけます。





★(その2)黒青コントロールの台頭
 そうした赤緑や白単に代表されるビートダウンデッキに対してチューンされ、台頭しているのが青黒のコントロールデッキです。

★サンプルデッキ(青黒コントロール)
3*【幽魔タスヴィーリー】( V-α)
3*【ディドゥルチャージ】(V-1)
3*【ケット・シー】(V-1)(禁呪1)
3*【声をひそめる人形レイラ 】(V-1)
3*【闇を招くルーラ 】(V-1)

3*【懺悔の螺旋階段 】(V-1)

3*【香魔マナカ】(Ⅳ-4、流星)
3*【建材商人カイト・マシュー 】(V-1)
3*【B-tan博士 】(V-1)
3*【静寂の魔女レギニータ 】(V-1)
2*【断裂の魔氷クレバス 】(Ⅳ-3、流星)(禁呪3)

3*【サイバー・チェイス 】(Ⅰ-2、V-1)


3*【堕天使ムリエル 】(Ⅲ-4、流星)

2*【時空城塞 】(Ⅲ-4、流星)



 
 V-1GP環境の青黒コントロールデッキは、クイックスタートデッキ流星からの発展系から、「覚醒の刻」&「天野善孝トリプルカードセット」のカードを主力に据えたデッキが主流になっています。その台頭の大きな原動力となっているのが【ケット・シー】【幽魔タスヴィ-リー】によりユニット除去と、【闇を招くルーラ】【懺悔の螺旋階段】です。
 相手の序盤の攻勢を【ケット・シー】で抑え、【懺悔の螺旋階段】で抵抗力を奪い、最終的にユニット除去兼フィニッシャー【幽魔タスヴィーリー】や【断裂の魔氷クレバス】を【ルーラ】で使いまわして勝つ。その全てが機能すれば相手のビートダウンデッキの勝ちはあまりに薄いでしょう。
 



★(その3)メタゲームの方向性
 環境の研究が進めば、効率良く相手へ対抗できるコントロール重視のデッキが台頭してくることは多い。
 実際、今は様々な形の青黒コントロールデッキが研究・台頭しています。
 では、その前提でここからメタゲームがどう進むでしょうか。
 大きく2つの方向性が考えられます。
 一つは、ビートダウンデッキが対青黒コントロールへ対抗すること。手札破壊や墓地除外などの対策を組み込みか、逆に相手が対抗できない速度で攻め込むか。

 もう一つは、コントロールデッキが対コントロールデッキへの対策を持って対抗するかです。

 
 予選優勝デッキから、ビートダウンデッキの一つの方向性を示すデッキをピックアップしましょう。

●V-1グランプリ予選in[カードショップSASAYA]優勝デッキ(DPA公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/report/v_1/v_1_42_01.html

 【忠実な闘士フェンリル】(Ⅴ-1)を軸にした白ビートダウンに黒をタッチして手札破壊できる【懺悔の螺旋階段】を組み込んだデッキです。注目なのは19枚もの【タピオカ・ナイト】(Ⅴ-1)を採用した大胆な構築です。一見やりすぎなようにも見えますが、それによりこちらの【懺悔の螺旋階段】で相手の動きを抑え、逆に相手の【懺悔の螺旋階段】の効果を半減することができます。
 対コントロールデッキに対しての一つの方向性として興味深い構築です。


 予選期間も折り返しをすぎましたが、V-1GP環境もまだまだ各地で研究されていることでしょう。皆さんも思い思いのデッキを組まれていると思いますが、是非色々な組み合わせを試し、遊んでみませんか? この環境まだまだ楽しませてもらえますぜ。




★<各地店舗でイベント開催中!>Vシールドを遊ぼう!
 みなさん、Vセンチュリーから遊ばれている1パック限定戦「Vシールド」をご存知でしょうか。

【Vシールドルールについて】
・ディメンション・ゼロのパックを1パック(12枚入)とVカード12枚を使って対戦する方式です。
【Vカードについて】
Vカードとは下記の能力を持つVシールド専用カードです。
種別:ユニット 使用コスト:無色3 移動コスト:無色2
タイミング:クイック パワー:3000 スマッシュ:0
●すべてのゾーンでこのカードの色をすべての色(赤、黒、青、白、緑)にする。
●すべてのゾーンでこのカードの種族をすべての種族にする。


【Vシールドの進め方】
1.ディメンション・ゼロ 1パック(12枚入)、Vカード12枚を用意します。
2.ディメンション・ゼロ 1パック(12枚入)を裏向きに開封、表面を見ずに枚数を確認したら、裏向きのままVカード12枚と混ぜてシャッフルします。
3.その24枚を山札として対戦します。以降のルールは全て通常のディメンション・ゼロに準じます。


1パックのランダムなカードで対戦するため、毎回異なる展開、そして通常構築では活躍しにくいカードが強力なカードとして君臨することも多々あるため、通常構築よりスリリングかつダイナミックな戦いが楽しめます!
 Vカードはパックに封入している台紙を使ったり、またカードを裏返して使うことでVカードの代理カードとして使用することもできます。
 是非みなさん遊んでみませんか? また、大会では覚醒の刻を使っていますが、フォースセンチュリー以前のパックを使って遊んでみても面白いですよ。


 また、各地の店舗さんでVシールドのイベントが開催中ですので、お近くで開催されている方は是非そちらも参加してみてください。

●Vシールドイベント店舗大会開催中!(DPA公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/kounin_shop/1007v.html
※公認大会・公式大会ではカードの代用は認めておりませんが、当イベントについてはVカードをお持ちでない方も、Vセンチュリーベーシックパック「覚醒の刻」内に封入されているVカードの代用用紙を利用してご参加可能とさせていただきます。
※Vカード代用用紙の使用が想定されますため、裏面が不透明なカードスリーブのご用意を推奨いたします。




 というわけで、今日は終了の時間になりました。
それではまた、次回の更新でお会いしましょう! ごきげんよう~
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【挑戦!V-1GP】〈予選大会優勝〉白青ビートダウンデッキ紹介

2010-06-30 | 環境デッキ考察
 こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は㈱ブロッコリーから好評発売中のトレーディング・カードゲーム「ディメンション・ゼロ」の攻略ホームページです。

 あらためまして、こんばんは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
 本格的な夏が迫ってきた今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。暑さに負けないくらい、熱くD-0で遊びましょう!


★V-1グランプリ予選が全国各地で開催中!
 ●特殊構築戦「V-1グランプリ」予選開催概要(DPA公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/koushiki/v_1q.html

「V-1グランプリ」はクイックスタートデッキ&Vセンチュリーを用いた特殊構築戦で、具体的には下記のカードが使用可能です。
・クイックスタートデッキ魔剣/流星収録カード
クイックスタートデッキバーコードキャンペーンPRカード
【エヴァンジェリカル・エンジェル】(通常版カードでも使用可)
・Vセンチュリーベーシックパック「覚醒の刻」収録カード
・「天野喜孝トリプルカードセット」収録カード
※クイックスタートデッキ収録カードは通常エクスパンションに収録されているカードも使用可能です。
※【エヴァンジェリカル・エンジェル】はIV-3王を超える力収録のカードも使用可能です。
※Vセンチュリーベーシックパック覚醒の刻収録の再録カードはそれ以前のエクスパンションに収録されているカードも使用可能です。



 V-1グランプリ予選大会の優勝賞品は「V-1グランプリ本戦出場権」と副賞としてプロモーションカードV-1 P 106【Gジャーニー・スピリット】ホログラムver. がもらえます。ファンタスティックなGジャーニーにはホロver.が良く似合う!
 V-1グランプリ詳細は上記公式サイトのリンクへ!

 また、公式サイトのメールマガジンではV-1GPの予選優勝デッキなども紹介中です! 未読の方は公式サイトで登録して見てはいかがでしょうか。

●ディメンション・ゼロ メールマガジン購読申し込み(ディメンション・ゼロ公式サイト)
http://www.broccoli.co.jp/dimension-zero/mm/register-form.php


 さてさてさて。今回は私の地元のカードショップ「カードキングダムFB徳島店」で開催されたV-1グランプリ予選大会の優勝デッキを紹介しましょう。


★<V-1GP予選優勝>白青ビートダウン
(青×11、白×29・・・ユニット×24、ベース×6、ストラテジー×10)

3*【B-tan博士】(Ⅴ-1)

3*【スプレーアートの聖地】(Ⅴ-1)

2*【ダークサイドソウル】(Ⅳ-2、流星)《禁呪1》
3*【サイバーチェイス】(Ⅱ-1、Ⅴ-1)

3*【聖騎士ホーリー・クレイモア】(Ⅴ-1)
3*【聖騎士ホーリー・レイピア】(Ⅴ-1)
3*【忠実なる闘士フェンリル】(Ⅴ-1)《禁呪2》
3*【シェカラート】(Ⅴ-1)
3*【ワード・エイト】(Ⅴ-1)
3*【破壊の騎士ホーリー・バスタード】(Ⅴ-1)
3*【エヴァンジェリカル・エンジェル】(Ⅳ-3)

3*【ソーラービーム・サテライト】(Ⅴ-1)

3*【ボーイ・ミーツ・ガール】(Ⅴ-1)
2*【白銀の衝撃】(Ⅴ-1)《禁呪1》



★白ビート、メタゲームへの道
 【忠実なる闘士フェンリル】(Ⅴ-1)と覚醒ユニットを中心とした白のビートダウンはV-1GP環境でも強力なデッキタイプの一つです。【フェンリル】を軸にした強力な戦線はもちろん、相手ビートのテンポを殺す【シェラカート】や強烈なトリックカード【ボーイ・ミーツ・ガール】などを擁する為、環境への対応力も非常に高い。隊列召喚型や団結ユニットを加えたタイプなど様々な形が模索されています。
今回紹介するのは、青を足して手札補充とプランの安定を求めた形です。戦線の安定と手札の充実、この2点を補った白ビートは相手の脅威となりましょう。

また、【スプレーアートの聖地】にも注目されたい。
置かれたラインのユニットの色を変えるだけのベースですが、色指定の効果を享受したり無効化したりするトリックカードとして機能します。
例えば、自分のデッキの耐性ユニット【ワード・エイト】(耐性:黒)に向かって緑のユニットがぶつけられようとしましょう。それにスタックして【スプレーアートの聖地】をプレイして黒を指定すれば、その緑のユニットは黒のユニットとして置かれるため、無傷でやり過ごせます。
また、V-1環境でよく見かける色指定の効果【花園の歌姫】【海の守り人アトゥイ】【七つの海の王子】なども相手ユニットの色を変化させることで無効化できます。いつでも強いカードではありませんが、相手とタイミングによって勝負を決めうる破壊力を秘めています。あなたの参加する大会の環境に併せて使ってみてください。


★注目カードピックアップ!
【忠実なる闘士フェンリル】(Ⅴ-1)
  今や白ビートの最高の戦友にして、他色ビートの最悪の敵。


【シェカラート】(Ⅴ-1)
 4コスト6000とコストパフォーマンスは十分な上に、相手のビートダウンのテンポを一方的に奪ってしまうナイスガイ。【白銀の衝撃】で呼んだときや、
【ソーラービーム・サテライト】で相手ベースを破壊した時のも効果を発揮するのも利用すると更に強力。


【破戒の騎士ホーリー・バスタード】(Ⅴ-1)
 6コストにしてはパワー低い目だけど、その効果は強力。特に相手がビートダウンだと動きを封じた間に反撃したい制圧したりすることも。


【ボーイ・ミーツ・ガール】(Ⅴ-1)
 3コストとトリックカードとしては少しコスト重い目だけど、その価値はある。【フェンリル】を守ったり、最後の詰めで使ったり。
相手の【七つの海の王子】の効果にスタックして対象になったユニットに使うと対象不適切になる。チャンスは少ないかもしれないが覚えておこう。



★V-1GP環境に対抗しよう!
 といった感じでいかがだったでしょうか。V-1GPは予選も始まり、環境で強力といわれているデッキが確認できた頃でしょうか。
そうなると、それらのうちどういうデッキが流行っているか、またどう対応するかが課題になってくるでしょう。
そのあたり、今回紹介したデッキには【花園の歌姫】や【七つの海の王子】への対応策として【スプレーアートの聖地】が投入されていました。ただし、例えば参加する周りで赤緑デッキの使用が少ないと効果を発揮されにくいかもしれないんですね。反面、ハマった時の強力さは先に述べたとおり。もしも今使用を考えているデッキにもう一味足りないよう感じられたら、流行っているデッキへの対抗策を加えられてみてはいかがでしょうか。




 というわけで、今日は終了の時間になりました。
それではまた、次回の更新でお会いしましょう! ごきげんよう~
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【挑戦!V-1GP】〈予選大会優勝〉白青ビートダウンデッキ紹介

2010-06-30 | 環境デッキ考察
 こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は㈱ブロッコリーから好評発売中のトレーディング・カードゲーム「ディメンション・ゼロ」の攻略ホームページです。

 あらためまして、こんばんは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
 本格的な夏が迫ってきた今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。暑さに負けないくらい、熱くD-0で遊びましょう!


★V-1グランプリ予選が全国各地で開催中!
 ●特殊構築戦「V-1グランプリ」予選開催概要(DPA公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/koushiki/v_1q.html

「V-1グランプリ」はクイックスタートデッキ&Vセンチュリーを用いた特殊構築戦で、具体的には下記のカードが使用可能です。
・クイックスタートデッキ魔剣/流星収録カード
クイックスタートデッキバーコードキャンペーンPRカード
【エヴァンジェリカル・エンジェル】(通常版カードでも使用可)
・Vセンチュリーベーシックパック「覚醒の刻」収録カード
・「天野喜孝トリプルカードセット」収録カード
※クイックスタートデッキ収録カードは通常エクスパンションに収録されているカードも使用可能です。
※【エヴァンジェリカル・エンジェル】はIV-3王を超える力収録のカードも使用可能です。
※Vセンチュリーベーシックパック覚醒の刻収録の再録カードはそれ以前のエクスパンションに収録されているカードも使用可能です。



 V-1グランプリ予選大会の優勝賞品は「V-1グランプリ本戦出場権」と副賞としてプロモーションカードV-1 P 106【Gジャーニー・スピリット】ホログラムver. がもらえます。ファンタスティックなGジャーニーにはホロver.が良く似合う!
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 また、公式サイトのメールマガジンではV-1GPの予選優勝デッキなども紹介中です! 未読の方は公式サイトで登録して見てはいかがでしょうか。

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 さてさてさて。今回は私の地元のカードショップ「カードキングダムFB徳島店」で開催されたV-1グランプリ予選大会の優勝デッキを紹介しましょう。


★<V-1GP予選優勝>白青ビートダウン
(青×11、白×29・・・ユニット×24、ベース×6、ストラテジー×10)

3*【B-tan博士】(Ⅴ-1)

3*【スプレーアートの聖地】(Ⅴ-1)

2*【ダークサイドソウル】(Ⅳ-2、流星)《禁呪1》
3*【サイバーチェイス】(Ⅱ-1、Ⅴ-1)

3*【聖騎士ホーリー・クレイモア】(Ⅴ-1)
3*【聖騎士ホーリー・レイピア】(Ⅴ-1)
3*【忠実なる闘士フェンリル】(Ⅴ-1)《禁呪2》
3*【シェカラート】(Ⅴ-1)
3*【ワード・エイト】(Ⅴ-1)
3*【破壊の騎士ホーリー・バスタード】(Ⅴ-1)
3*【エヴァンジェリカル・エンジェル】(Ⅳ-3)

3*【ソーラービーム・サテライト】(Ⅴ-1)

3*【ボーイ・ミーツ・ガール】(Ⅴ-1)
2*【白銀の衝撃】(Ⅴ-1)《禁呪1》



★白ビート、メタゲームへの道
 【忠実なる闘士フェンリル】(Ⅴ-1)と覚醒ユニットを中心とした白のビートダウンはV-1GP環境でも強力なデッキタイプの一つです。【フェンリル】を軸にした強力な戦線はもちろん、相手ビートのテンポを殺す【シェラカート】や強烈なトリックカード【ボーイ・ミーツ・ガール】などを擁する為、環境への対応力も非常に高い。隊列召喚型や団結ユニットを加えたタイプなど様々な形が模索されています。
今回紹介するのは、青を足して手札補充とプランの安定を求めた形です。戦線の安定と手札の充実、この2点を補った白ビートは相手の脅威となりましょう。

また、【スプレーアートの聖地】にも注目されたい。
置かれたラインのユニットの色を変えるだけのベースですが、色指定の効果を享受したり無効化したりするトリックカードとして機能します。
例えば、自分のデッキの耐性ユニット【ワード・エイト】(耐性:黒)に向かって緑のユニットがぶつけられようとしましょう。それにスタックして【スプレーアートの聖地】をプレイして黒を指定すれば、その緑のユニットは黒のユニットとして置かれるため、無傷でやり過ごせます。
また、V-1環境でよく見かける色指定の効果【花園の歌姫】【海の守り人アトゥイ】【七つの海の王子】なども相手ユニットの色を変化させることで無効化できます。いつでも強いカードではありませんが、相手とタイミングによって勝負を決めうる破壊力を秘めています。あなたの参加する大会の環境に併せて使ってみてください。


★注目カードピックアップ!
【忠実なる闘士フェンリル】(Ⅴ-1)
  今や白ビートの最高の戦友にして、他色ビートの最悪の敵。


【シェカラート】(Ⅴ-1)
 4コスト6000とコストパフォーマンスは十分な上に、相手のビートダウンのテンポを一方的に奪ってしまうナイスガイ。【白銀の衝撃】で呼んだときや、
【ソーラービーム・サテライト】で相手ベースを破壊した時のも効果を発揮するのも利用すると更に強力。


【破戒の騎士ホーリー・バスタード】(Ⅴ-1)
 6コストにしてはパワー低い目だけど、その効果は強力。特に相手がビートダウンだと動きを封じた間に反撃したい制圧したりすることも。


【ボーイ・ミーツ・ガール】(Ⅴ-1)
 3コストとトリックカードとしては少しコスト重い目だけど、その価値はある。【フェンリル】を守ったり、最後の詰めで使ったり。
相手の【七つの海の王子】の効果にスタックして対象になったユニットに使うと対象不適切になる。チャンスは少ないかもしれないが覚えておこう。



★V-1GP環境に対抗しよう!
 といった感じでいかがだったでしょうか。V-1GPは予選も始まり、環境で強力といわれているデッキが確認できた頃でしょうか。
そうなると、それらのうちどういうデッキが流行っているか、またどう対応するかが課題になってくるでしょう。
そのあたり、今回紹介したデッキには【花園の歌姫】や【七つの海の王子】への対応策として【スプレーアートの聖地】が投入されていました。ただし、例えば参加する周りで赤緑デッキの使用が少ないと効果を発揮されにくいかもしれないんですね。反面、ハマった時の強力さは先に述べたとおり。もしも今使用を考えているデッキにもう一味足りないよう感じられたら、流行っているデッキへの対抗策を加えられてみてはいかがでしょうか。




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それではまた、次回の更新でお会いしましょう! ごきげんよう~
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日本選手権環境への楔(その2)~赤青急襲の答え~

2009-11-11 | 環境デッキ考察
 こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は㈱ブロッコリーから好評発売中のトレーディング・カードゲーム「ディメンション・ゼロ」の攻略ホームページです。

 あらためまして、こんにちは。 「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
 日本選手権への最後の切符をかけた前週予選、いよいよ今週末に迫ってきました!

●ディメンション・ゼロ 日本選手権2009秋 前週予選 開催概要(DPA 公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/koushiki/before_2009fall.html

 日本選手権本戦の切符を得られる、これが本当のラストチャンス!

○11月14日 13:00~
関東:カードショップオーガ池袋店(東京都豊島区東池袋1-22-5 サンケエビル7F)

○11月14日 13:00~
東北・北陸:Cards of Paradice桜木店(新潟県新潟市女池2-3-18)

○11月14日 11:00~
中部:カードブランチ金山店(愛知県名古屋市中区平和1-23-17 廣栄ビル1F)

○11月14日 17:00~
中国・四国:コドモ館イオン水島店(岡山県倉敷市水島高砂町3-11 イオンタウン水島ショッピングセンター内)

○11月14日 17:30~
九州・沖縄:アニブロゲーマーズ博多店(福岡県福岡市博多区博多駅中央街2-1 福岡交通センタービル7F)


●11月15日 18:00~
関西:カードビート(大阪府枚方市岡本町8-18 高崎マンション201号室)


●11月15日 19:00~
北海道:グリフォン札幌北区店(北海道札幌市北区北28条西11丁目1-24)

(公式サイトより~平成21年11月10日時点公開情報)


日本選手権本戦を目指す方はもちろん、本選参加されない方も選手権を目指す人とデッキや腕試しにも。ぜひ奮って参加しましょう! また、イラストパラレル【スカーレット・シャワー】(Ⅲ-4)を手に入れるチャンスでもありますよ!



★今週のディメンション・ゼロ ニュース
●ディメンション・ゼロ 日本選手権2009秋 特設サイト(DPA 公式サイト
http://dimension-zero.com/sp/japan_final_at2009_main.html

 11月21日(土)~22日(日)に行われる日本選手権の特設サイトです。大会概要はもちろん、本戦に併せて行われるサイドイベントの案内もあります。

21日(土):赤王ランブル&赤王防衛戦
22日(日):ゼロカード戦
23日(月・祝)イラストレーターサイン会

日本選手権は日本一のプレイヤーを決めるガチンコイベントであると同時に、年に2回のお祭りイベント! 本戦参加される方もそうでない方も是非遊びに行きましょう!


 ◇店舗公認大会のお知らせ(DPAオフィシャルサイト
>http://dimension-zero.com/dpa/kounin/main.html

 公認大会参加賞のプロモーションカード、ホログラム加工バージョン【堕天使ムリエル】(Ⅲ-4)好評配布中! D-0プレイヤーのブログでも入手報告が続々と上がっています。
 私も1枚入手できましたが、末弥 純さんのイラストが更に美しく輝いていますよ。
 そして上位賞は【犬闘士ブルマスティフ】(Ⅱ-2)のイラストパラレル版。以前にも配布されたことはありますが、そろっていない方は集めなおすチャンス。

 「ホログラム加工ってどうなの?」という方は、「ブロッコリーカードゲーム課ブログ」で荒井さんが紹介されているので是非そちらもご覧ください。

◆【D-0】光るカードを追い越したら(こちら株式会社ブロッコリー カードゲーム部カードゲーム課&Aquerian Age Staffブログ「ブログに書いておきますね」
http://www.broccoli.co.jp/cardgame/2009/10/30/%e3%80%90d-0%e3%80%91%e5



さてさてさて。今回は前回に続いて日本選手権に向けてデッキのお話です。


★環境への楔2~もう一つの最強「青赤急襲デッキ」

 前回の記事では赤緑ビートダウンを取り上げましたが、ツアートライアルで次いで入賞数が多かったのは俗に言う「青赤急襲ビート」デッキです。
優秀な軽量べースを大量に投入し、【蒼流星ストームドライブ】(Ⅳ-3)、【機神兵シャトラ】(Ⅳ-3)、【祭儀の踊り子リムセ】(Ⅳ-4)といった優れた急襲ユニットを中心に相手をビートダウン。【再改造手術】(Ⅳ-1)や【ラム酒を一杯】(Ⅱ-2)などで手札を補給し、【機神兵アミダ】(Ⅳ-3)【融解戦鬼灼熱王】(Ⅳ-1、1枚制限)といった大型ユニットや【覇王の息吹】(Ⅳ-1)【ニトロカタパルト】(Ⅱ-2、1枚制限)でとどめを刺すデッキです。
 【融解戦機灼熱王】が制限になる前は彼を中心にしたデッキ構築が主な形だったのですが、制限を受けた後【祭儀の踊り子リムセ】の登場で今流行の急襲ビートの形が主流になってきました。最近は【リムセ】に並ぶ最強禁呪ユニット【醸造商人プラヴァ・ビル】(Ⅳ-4)も投入してビート色を強めているタイプも多いようです。

 

★ビートダウンの真髄
 さて、「緑赤ビート」と「青赤急襲ビート」。タイプが違うとはいえ、2つのビートダウンデッキが環境最強の一角を示しえたのはなぜか。
 私見ですが、どちらも自分から状況を作る側だからではないでしょうか。どちらも十分なカードパワーを結集して編みこまれたビートダウンデッキで、(スマッシュ)エネルギー加速や補給&急襲などでテンポアップして相手を打ち倒す。相手が十分に戦闘準備を終える前に有無を言わさず打ち倒せば相手のデッキの種類も関係ないわけで、実にシンプルな回答といえましょう。


★考えるな、答えろ

 現在のトーナメント環境では、様々なデッキが活躍しているのは事実です。しかし、それら全てを打ち倒す方法に頭を悩ましている間は良い結果を得るのは難しいでしょう。もしあなたが優勝を目指すのならば、“答え”を見出さなければなりません。
 それはたとえば環境に存在するデッキを全てに勝ちうる最強デッキか。
 あるいは、すべての相手には勝ち越せないが最も対戦数が多いデッキには十中八九勝てるデッキか。
 それを見出すのがメタゲーム研究です。

 そしてデッキだけでなく対戦で打つ手にもシンプルに答えを出せるようになっているべきです。少なくとも想定された対戦デッキに対して戦略方針やプレイングなどを毎ターン悩むようでは、やはり良い結果はついてこないでしょう。
 その為の日々の練習です。

 どうすれば勝てるのか、存分に研究されるのは良いでしょう。しかし大会当日に答えを考えるのではなく、大会前日までに答えを用意して本番で答え合わせをする。そうすることにより大会本番で力を発揮できやすくなり、ひいては悔いなく大会を楽しめるのはないでしょうか。


★今週のディメンション・ゼロ サイト紹介

●第32回『「ツアートライアル」から見る「日本選手権2009秋」のメタゲーム』(Dimension walker
http://www6.ocn.ne.jp/~d_walker/column/032.html
 
 みなさんおまちかね! Dimension walker最新コラムはツアートライアルの結果を受けての日本選手権のメタゲーム考察。上位入賞デッキタイプのまとめと、主なデッキタイプについて考察されています。選手権の行方を占うにもぜひご一読ください。



●プロフェッサー(べこのたわごと
http://redbeco.blog68.fc2.com/blog-entry-23.html

 「地雷デッキとは?」というお話。
 自分の好きなデッキ=ファンデッキをトーナメントで有力な地雷デッキに昇華させるのは、確かにデッキビルダーの夢の一つかもしれません。

 かつてグランプリ9において辻岡慎プロが「抜刀イーグル」無限コンボデッキでベスト8に食い込んだ時は多くの方が驚きと憧れをもって迎えられたものでした。(もっとも、そのデッキが元々ファンデッキだったのか、確かな勝算を持って構築された環境へのソリューションだったのかは用いたプレイヤーのみぞ知るのですよ)


というわけで、今日は終了の時間になりました。
それでは次の更新でお会いしましょう。ごきげんよう~
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メタゲームを読み解こう~最強デッキを探せ!

2009-11-04 | 環境デッキ考察
 こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は㈱ブロッコリーから好評発売中のトレーディング・カードゲーム「ディメンション・ゼロ」の攻略ホームページです。

 あらためまして、こんにちは。 「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
 日本選手権本戦まで残り3週間をきった今日この頃、みなさんいかがおすごしでしょうか。本選に参加される方は環境研究・デッキ調整に余念が無いことと思います。
 そして、前回お知らせした前週予選の日程が公式サイトで発表されました!

●ディメンション・ゼロ 日本選手権2009秋 前週予選 開催概要(DPA 公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/koushiki/before_2009fall.html

 日本選手権本戦の切符を得られる、これが本当のラストチャンス!

○11月14日 13:00~
関東:カードショップオーガ池袋店(東京都豊島区東池袋1-22-5 サンケエビル7F)

○11月14日 13:00~
東北・北陸:Cards of Paradice桜木店(新潟県新潟市女池2-3-18)

○11月14日 11:00~
中部:カードブランチ金山店(愛知県名古屋市中区平和1-23-17 廣栄ビル1F)

● 11月15日 18:00~
関西:カードビート(大阪府枚方市岡本町8-18 高崎マンション201号室)


● 11月15日 19:00~
北海道:グリフォン札幌北区店(北海道札幌市北区北28条西11丁目1-24)

○11月14日 17:00~
中国・四国:コドモ館イオン水島店(岡山県倉敷市水島高砂町3-11 イオンタウン水島ショッピングセンター内)

※開催店舗は随時追加される場合があります。
(公式サイトより~平成21年11月4日時点公開情報)


日本選手権本戦を目指す方はもちろん、本選参加されない方も選手権を目指す人とデッキや腕試しにも。ぜひ奮って参加しましょう!



★今週のディメンション・ゼロ ニュース
◆11月7日(土) 最強世紀決定戦 開催!(コンビニエンス・ゼロ
http://convzero.web.fc2.com/west_champ_hq/ult_century_1/index.html

今週末11月7日(土)、大阪は東淀川区民会館で特別限定構築戦「最強世紀決定戦」が行われる!
 大会ルールはファーストからフォースまでの好きなセンチュリーを選んでその中でデッキを構築するというもの。通常構築戦では制限・禁止カードもオールオッケーという限定構築ながらもかなりフリーダムみたいだ!
 今冬に公式で行われる「究極アルティメットグランプリ」<.a>に先駆けて、一足先にアルティメットなバトルを味わってみないか?


 ◇店舗公認大会のお知らせ(
DPAオフィシャルサイト
>http://dimension-zero.com/dpa/kounin/main.html

 店舗で行われている公認大会の配布プロモーションカードが新しくなりました。
 参加賞は今回初お披露目のホログラム加工バージョン【堕天使ムリエル】(Ⅲ-4)です! 私も実際に見せてもらいましたが、末弥 純さんの美しいイラストが更に輝いていますぞ! 【堕天使ムリエル】はレアでこそないものの青黒系デッキでは出番も多いグッドユニット。光り輝くカードで揃えてみませんか?
 そして上位賞は【犬闘士ブルマスティフ】(Ⅱ-2)のイラストパラレル版。以前にも配布されたことはありますが、そろっていない方は集めなおすチャンス。

*参加賞と上位賞の表記が誤っていました。正しくは「参加賞=【堕天使ムリエル】(ホログラムver.)」「上位賞=【犬闘士ブルマスティフ】(イラストパラレルver.)」です。申し訳ございませんでした。


 「ホログラム加工ってどんなの?」という方は、「ブロッコリーカードゲーム課ブログ」で荒井さんが紹介されているので是非そちらもご参照ください。

◆【D-0】光るカードを追い越したら(こちら株式会社ブロッコリー カードゲーム部カードゲーム課&Aquerian Age Staffブログ「ブログに書いておきますね」
http://www.broccoli.co.jp/cardgame/2009/10/30/%e3%80%90d-0%e3%80%91%e5




さてさてさて。日本選手権本戦が近付いてきた今日この頃ということで、今回は環境の考察を行いたいと思います。


★環境への楔~最強デッキを探せ!
 日本選手権の前哨戦でもあったツアートライアルが終了。公式サイトではベスト8のdけきが紹介されました。多様なデッキが活躍されたことが読み取れますが、それゆえにメタゲームを絞り切れない方もおられるのではないでしょうか。
 私見ですが、こういった場合は環境の最強デッキを探します。
 最強と一言でいうと受け止め方が人によって違うのですが、中心となるデッキと言い換えても良いでしょう。いきなり“答え”を出すのは難しいのでそこから探っていくわけです。
 今回はベスト3のデッキに絞ってみてみると、緑赤デッキ、その中でも緑赤ビートが比較敵多いといえます。
 細かい差異はあるものの、【変炎獣ゲルハーピー】(Ⅲ-2)などの被スマッシュユニットで展開加速に軽量ベースの援護&【大巨人ゴッドファーザーjr.】(Ⅳ-1)を中心にしたデッキ達。
 ベースを中心にした中速デッキが増え、また【融解戦鬼灼熱王】(Ⅳ-1)の制限の助けもあって今回のツアーで最も活躍したデッキといっても過言ではないでしょう。


★無敵(?!)ビートダウン
 環境の変化もさることながら、自分から攻め倒すというビートダウンの特性に元々のポテンシャル、そして【花園の歌姫】(Ⅳ-3)【美麗羊ビューティ・ラム】といった優秀なユニットたちの増加も活躍の一因でしょう。
 しかしながら、もちろん無敵というわけではありません。ツアー九州での緑赤ビートの活躍が薄かったのは対緑赤への意識が大きく働いていたとも聞きます。
 実際、丁寧に攻め手を潰されるなど、攻め手にブレーキをかけられ途切れると長期戦になり押し返されることもままあります。



★選手権に本戦に向けて
 緑赤ビートはツアーで活躍したこともあって、皆がある程度の意識をもたれたデッキタイプといえましょう。しかしながら今も環境最強の一角と担うのは間違いありません。なぜなら十分なカードパワーに支えられ自分から攻めていくビートダウンデッキは、常に先攻有利の要素をもっているからです。
 またツアー関西2位の生田プロのデッキのように急襲色が強くするなど、緑赤ビートと一言で言っても、まだこれから様々な形が派生する可能性は高いでしょう。
 みなさんも色とデッキタイプから可能性を潰さず、自分が使うなら環境に対しての調整を、相手するなら相手の本質から自分のデッキの調整を進められたい。時間がある内から「ここまでで良い」と思いこんだら、どんなしっぺ返しをくらうかもしれません。
 本戦まで限られた時間、がんばりましょう!
 



★今週のディメンション・ゼロ サイト紹介

●ハロウィン(のんびりとD-0ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/kamisatotakasuke/49545925.html
 
 なんと、ハロウィンにちなんで【ジャック・オー・ランタン】【トリック・オア・トリート】を中心に組まれた白緑ゴーレム/シードマンデッキだ!
 ついついカードパワーに目が行きがちだけど、こういうおしゃれコンセプト構築も楽しい♪



●小さいことからこつこつと(べこのたわごと
http://redbeco.blog68.fc2.com/blog-entry-18.html

 サイドボードの扱い方考察記事。自身の経験談も交えていくつかの角度から語られており興味深い。




●[白の皇帝]D0調整会のお知らせ【関東】(ATK -Atoitok Group-
http://safyizm.com/atk/index.php?e=306
11月7日土曜日
1330時から、池袋オーガで調整会を行います。
本戦デッキの選別や、前週予選で権利を獲得するために練習したい方は
奮って御参加下さい。






というわけで、今日は終了の時間になりました。
それでは次の更新でお会いしましょう。ごきげんよう~
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赤黒爆破プラントデッキ考察

2009-06-03 | 環境デッキ考察
 こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。

 あらためまして、こんにちは。 「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。

★「日本選手権2009春」代替の日付と会場に関するお知らせ
◇日本選手権2009春特設サイト(ディメンション・ゼロオフィシャルサイト
http://www.dimension-zero.com/sp/jp_2009_spring/japan_final_spring2009_top.html

延期となっていた日本選手権2009春の日程が公式サイドからあらためて発表されました!
神戸市長の安全宣言から間をおかずの新日程の発表、公式サイドの対応の迅速さに敬意を表します。

 そんなわけで皆さん、日本選手権本戦まで残すところ今から1カ月となりました。デッキの調整はもちろん、遠征される方は宿泊の手配などもぬかりなきよう。



★今週のディメンション・ゼロ ニュース
●サマーグランプリ特別予選大会、開催!!(5月30日~6月29日まで)
◇サマーグランプリ特別予選大会 大会概要(DPAオフィシャルサイト
http://dimension-zero.com/dpa/koushiki/summergp_trial.html



 今夏7月18日名古屋で開催される「サマーグランプリ」特別予選大会が、全国のショップで開催中!
サマーグランプリでは優勝賞品として自分のアイディアが実際にディメンション・ゼロのカードに採用される「オリジナルカードプロデュース権」が用意されています! 
サマーグランプリ自体はオープンで誰でも参加できる大会ですが、今回行われる特別予選で入賞して特別招待選手となった方は、サマーグランプリ1回戦不戦勝の権利をもらえます。大規模な大会で上位入賞を目指すとき、ましてや優勝を目指すならこの1勝が重要です。メタ外のデッキや身内とあたるなどのリスク軽減も見逃せません。

 そして、特別予選の参加賞と上位賞は【ノヴァ・コマンド】(Ⅰ-2、Ⅳ-1)と【七つの海の王子】(Ⅳ-3)のイラストパラレルverです。 先日の種族の絆大会のものと同じですが、手に入れそこなった人や3枚以上コレクションしたい人はチャンスですよ。
 開催店舗・大会概要の詳細は上記公式サイトで。




●フォース・センチュリーエクスパンション『天魔光臨』情報
◇『天魔光臨』PRカードキャンペーンのお知らせ(ディメンション・ゼロオフィシャルサイト
http://dimension-zero.com/news/main.html#052102

 今回行われるキャンペーンPRカード【刀匠の穴蔵】(Ⅳ-2)(イラストパラレル/イラスト:yukion)と【ダークサイド・ソウル】(Ⅳ-2)(イラストパラレル/イラスト:Hirokorin)のカードイラストが公開されました!
 いやぁ、どちらも格好良い! 是非、上記リンク先のカードイラストをクリックして実際のカードよりも大きいサイズのイラストをご覧ください。


また、プレリリース・イベントの参加賞カードも公開されました。

・『天魔光臨』プレリリース・イベントのお知らせ(ディメンション・ゼロオフィシャルサイト
http://dimension-zero.com/news/main.html#052103

 イベント店舗の店名入りPRカード、今回は禁呪3ストラテジーで、その名も【真・益々繁盛】(Ⅳ-4)!
シンプルながら禁呪にふさわしい底が見えない効果です。かわいいイラストですが、見かけによらない力を持っていそうです。
ディメンション・ゼロでは、ダイレクトに効果を出すもの(つまり【アニヒレイト・ドラゴン】(Ⅳ-3)のような)以外の強さはなかなか評価されにくいらしく、どうも「禁呪3にしては効果が微妙」という話も聞きます。ですが、はっきりいいましょう。この効果自体は強い。コストを払っただけカードを引けるとか、強すぎじゃないか?という疑いすらもっています。。


 【真・益々繁盛】については、ゲームデザイナーである中村聡氏も語られていますので、是非そちらも
ごらんください。
◇【真・益々繁盛】(こちらブロッコリーカードゲーム部カードゲーム課
> http://www.broccoli.co.jp/cardgame/2009/06/02/%e7%9c%9f%e3%83%bb%e7%9b%8a%e3%80%85%e7%b9%81%e7%9b%9b/




■HATW 10thあにぃばーさりイベントレポート!!(Duel Portal ToCaGe
http://tocage.jp/news.cgi/1243852858/

 先週その開催をお知らせしたTCGサークル「HATW」の10周年記念イベントのレポート。
 来場者200名以上という、ユーザー主催としてはかつてない大規模イベントとなりました。
 大会にはディメンション・ゼロの生みの親、中村聡氏や、ブロッコリースタッフ吉江氏も参加されていたとのことで、参加者の方には思わぬサプライズとなったのではないでしょうか。
 イベントのレポートは上記リンクまで。写真も豊富に掲載されていて、中村さんや吉江さんの対戦風景も載っているぞ。






 さてさてさて。
 今回のお題はメタ人気急上昇中(?!)の「王を超える力」で登場した【爆発処理実験場】(Ⅳ-3)を中心に据えた赤黒プラントコントロールデッキです。
 ディメンション・ゼロのブログ界でも各所で取り上げられ、認知度ではトップクラスのデッキタイプについてお話したいと思います。

★悲しみのプロパン爆破
 では、キーカードとして認識されているテキストの確認から。

【爆発兵器実験場】(Ⅳ-3)
ベース(プラント) 赤2 クイック 色:赤
効果:
[赤3] 《ノーマル》 バトルスペースのスクエアにあるすべてのユニットにX*3000のダメージを与える。Xはあなたのベーススペースのスクエアにある属性「プラント」のベースの枚数と等しい値である。あなたはこのカードをゲームから取り除く。




 実質上自身の廃棄をコストとし、スクエアにある全てのユニットに自分のプラントの数×3000ダメージを与える効果。つまり最大で9000ダメージを叩き出すわけで、使い捨てとはいえリセット能力という点では、かの【エックスデイ・ドラゴン】(Ⅲ-1)を上回るかもしれません。
 また、最大の効果を発揮するには【爆発兵器実験場】自身も含めた3枚のプラントベースが必要ですが、2枚で6000ダメージ、3000ダメージなら自身1枚だけで良いので、【エックスデイ・ドラゴン】より早いターンに使用しやすく、小回りが効く点も良い。


★爆発兵器の検証
 
 もちろん、強いところだけではありません。それなりの欠点もあって万能兵器ではないのです。

 まず、先述のとおり最大の効果を得るには【爆発兵器実験場】以外のプラントをそろえる必要がある点。
 自身だけでは3000ダメージ、リセット能力というには少々貧弱でしょう。つまり、デッキ構築にプラントを揃える制限が生まれる点です。

 もう一つは、その能力起動のタイミングがノーマルである点。相手の行動にスタックできないこと
、自分のターンにしか起動できない点で不自由です。

 また、使い捨てであることと、盤面にある間は何の効果ももたらさない点も注意が必要でしょう。


(強い点)
・わずか1枚で最大火力9000の強力な盤面リセット能力。
・比較敵早いターンに起動できる。

(弱い点)
・プラントベースが揃わないと効果半減
・【爆発兵器実験場】自体は盤面で(能力を起動しない限り)効果を発揮しない。
・その起動はノーマルタインミング。
・使い捨て。



 これらの点から【爆発兵器実験場】を中心にデッキを構築する際に注意すべき点は、

→【爆発兵器実験場】の効果を最大限に享受するために他のプラントベースが不可欠
→使い捨てなので【爆発兵器実験場】だけではコントロール力が不足する恐れがある
→盤面をある程度コントロールした上で勝つ手段が別に必要



それらを踏まえた上で私が試作した赤黒デッキを紹介しましょう。

千里夜行の赤黒プラントデッキ「爆破プラントビート」
(赤×23、黒×8、赤黒×9・・・ユニット×


3*【マスター一閃ブレード】(Ⅲ-1)
3*【プラズマボーイ・ドラゴン】(Ⅳ-1)
3*【エックスデイ・ドラゴン】(Ⅲ-1)
3*【カタストロフ・ドラゴン】(Ⅲ-4)
2*【アニヒレイト・ドアゴン】(Ⅳ-3)《禁呪3》
3*【ファイア・ドアゴン】(Ⅲ-4)

3*【液体燃料採掘場】(Ⅳ-1)〈プラント〉
3*【爆発兵器実験場】(Ⅳ-3)〈プラント〉

2*【ナイトベア】(Ⅱ-4)
3*【汚染物処理場】(Ⅳ-1)〈プラント〉
2*【血の盟約】(Ⅲ-2)
1*【ナイトメア・ソルジャー】(Ⅳ-1)[1枚制限]

3*【鬼哭神機ダイディーヴァ】(Ⅲ-1)
3*【影を縫うミッドナイトエッジ】(Ⅲ-4)
3*【忍び寄るブラックエッジ】(Ⅲ-2)


★このデッキの戦略の簡単な解説
 前環境で流行したデッキの一つ、青黒プラントコントロールデッキもそうでしたが、この手のコントロールデッキの戦略は「相手の攻勢を抑え、後に反撃して勝つ」というのを基本にしています。

 相手の攻勢を抑える手段としては、デッキテーマである【爆発兵器実験場】のリセット能力はもちろんですが、それだけで相手のビートの頭を押さえきるのは難しく、赤黒プラントコンといわれるデッキのほとんどでコントロール向きのユニットが採用されています。

 私のデッキでは、火力内臓ユニット【マスター一閃ブレード】【プラズマボーイ・ドラゴン】、火力リセット兼フィニッシャーにもなり得る【エックスデイ・ドラゴン】と、火力除去を多数採用しています。これは【爆発兵器実験場】との組み合わせで除去能力を高めやすいというのもありますし、【爆発兵器実験場】だけに頼らないコントロール力の確保も目指しています。(「プラントが揃わないと十分に効果発揮しない」欠点へのフォロー)

 また、スクエアに穴を開ける【カタストロフ・ドラゴン】、ライン限定とはいえ相手のユニット・ベース共に吹き飛ばせる【アニヒレイト・ドラゴン】もコントロールの補助兼フィニッシャーです。特に【カタストロフ・ドラゴン】は相手の【アニヒレイト・ドラゴン】や最近の流行の一つ【断裂の魔氷クレバス】(Ⅳ-3)をカウンターできることもあり、重宝する機会も増えています。

 これらのカードを活用して相手の攻勢を押さえこみ、その流れからこちらは【液体燃料採掘場】【汚染物処理場】といったプラントの援護で大型ユニットを主力に反撃に転じて勝ちに行きます。

 
 コントロールデッキの構築・プレイングにおいて、そのコントロール手段(ユニット除去)にこだわる余り、勝つ手段の確保がおろそかになることは往々にしてあります。強力なユニット除去手段はそれ自体がデッキのテーマになりますが、デッキアウト狙いでない限りそれだけでは勝ちきれないこともあります。試合時間が限られる公式戦ではなおのことでしょう。
 つまり、盤面のコントロールと同じくらい反撃にでて勝ちに行くタイミングも重要です。そのタイミングを逸すると相手に反撃の隙を与えたり、(公式戦では)時間切れで勝ち点をとりそこなう事態になりかねません。プレイ時にはその点も注意が必要でしょう。
 
 

 
★このデッキを改造するとしたら
 このデッキでは多くの赤黒プランコンに採用されている【失恋の痛み】(Ⅰ-1、Ⅱ-1)と【諜報軍団長カイム】を採用していません。
 前者は、もともと手札のアドバンテージを得にくいこのデッキではそれよりもユニットや墓地回収を優先すべきと考え、他のカードにスロットを使用しています。

【諜報軍団長カイム】は、使用済みの【爆発兵器実験場】を再利用できるのは便利なのですが、逆にそれ以外のカードとのシナジーが薄い上、【爆発兵器実験場】の起動まで保持していないといけない。しかも貧弱。それらの点を嫌ってその枠には【エックスデイ・ドラゴン】を採用しています。プラントが揃わないと真価を発揮しない【爆発兵器実験場】へのフォローでもあります。


 また、今のままではフィニッシャーに添えている【忍び寄るブラックエッジ】のリリースイン効果が発揮されにくい(シャドー・ブレードマスターが自身を除いて2種類のみ)ので、【鬼哭神機ダイディーヴァ】の枠などを【禁断の魔煙フォビドゥン】(Ⅳ-2)に入れ替えてシナジーを高めるのも一つの方向性かもしれません。



 今回ご紹介した赤黒爆破プラントコントロールデッキは強力なコントロールデッキであると共に比較的扱いやすくてチューニングの幅もなかなか広い、構築が楽しいデッキになっています。もし未体験の方はぜひ組んで遊んでみてほしい。
 【爆発兵器実験場】で文字通り盤面を爆破するのも楽しいですよ♪



★今週のディメンション・ゼロ サイト紹介

◆第11回赤黒爆破コン海の家@TCG
・第11回日本選手権に向けて>http://umitcg.blog67.fc2.com/blog-entry-15.htmll
・(続)第11回赤黒爆破コンの考察>http://umitcg.blog67.fc2.com/blog-entry-17.htmll
・(続々)第11回赤黒爆破コンに対する反論>http://umitcg.blog67.fc2.com/blog-entry-18.htmll
・(続3)第11回赤黒爆破コンに対する反論>http://umitcg.blog67.fc2.com/blog-entry-21.htmll
 
 Shunさんの赤黒爆破プラントドラゴンに対する考察からスタートした、赤黒爆破プラントデッキ一連のお話。
少し長いが、この一連の記事とそこからリンクされている記事を読むだけでも様々な考え方に触れることができて興味深い。オススメ。

 ちなみに私自身の注目点は、【失恋の痛み】の採用の有無(海@17さんのみ採用していない)と、【諜報軍団長カイム】の採用枚数。私自身の考えは今回の記事本文で述べましたが、特に【失恋の痛み】の採用不採用についてだれも(海の家のリンク先やコメントでも)触れていないので気になるところ。

 また、【マグマ・ダンサー】(Ⅳ-3)は相手の奇襲をけん制してくれる点に注目。攻め手としてはスマッシュ1なのが不安にも感じますが、守りの要素も兼ねられるのは心強く、同系デッキでは採用候補になりましょう。


 というわけで、今回は終了の時間となりました。
それではまた来週の更新で。ごきげんよう~
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TT関東優勝赤緑ビートからみるメタゲーム構築+

2009-03-18 | 環境デッキ考察
 こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。

 あらためまして、こんにちは。 「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。

★今週の【D-0】ニュース
●熱闘!ツアートライアル関東
>ツアートライアル関東レポート(DPA公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/report/2009sp_tt_kanto.html
 3月15日のツアートライアル関東に参加された皆様、おつかれさまでした!
 優勝は、初代グランプリチャンピオン、中村慎太郎プロ。おめでとうございます!
 大会の模様や上位入賞デッキは公式レポート(上記リンク)で。

●狙え日本選手権! ツアートライアル各地で開催中!!
>日本選手権2009春 ツアートライアル 開催概要(DPA公式サイト
http://www.dimension-zero.com/dpa/koushiki/2009sp_tt.html
 ツアートライアル開催中!
 今週は3月20日(金・祝)に北海道大会がありますぞ!
 上位25%には日本選手権参加権、既に参加権を持っている方もイラストレーターサイン入りカードや、優勝すれば会場までの交通費を貰える(関西大会を除く)チャンス!
 参加概要などは上記リンクの公式サイトをご覧ください。
 また、前夜祭も開催予定! ツアートライアル直前に盛り上がるもよし、デッキの最終調整に対戦相手を求めるも良し。詳しくは下記リンクまで。
>ツアートライアル前夜祭開催決定!(ディメンション・ゼロ公式サイト
http://www.dimension-zero.com/news/main.html#022701


●今、北の大地が熱い!第2回北海道最強決定戦、開催!!
>第2回北海道最強決定戦開催概要(ATK -Atoitok Group-
http://safyizm.com/atk/index.php?e=159/
 ツアートライアル北海道の興奮も冷めぬまま、3月22日(日)には北海道最強決定戦が開催されます。
 詳細は上記リンクまで!熱きプロローグを見よ!


●中四国の覇者となれ!中四国最強決定戦、開催!!
>中四国最強決定戦開催概要
http://sun.ap.teacup.com/tyu_shikoku/
 今週3月21日(土)、中四国最強決定戦が開催される!
 大会当日はターパン牧場のターパンや、大阪はボンガマスターSHUN、北海道の伝説の仮面紳士ジャコモ・シフレディといった、アイドルプレイヤーも参加されるとの情報もあるぞ!
 こちらの大会は2デッキ制で開催されるので、参加されるかたは2つのデッキと筆記用具を持参しよう。


●はじめまして沖縄!沖縄最強決定戦、開催!!
>九最出張!沖縄最強決定戦開催概要(KDC-九州 ディメンション・ゼロ コミュニティーズ
http://9union.web.fc2.com/ive/o-1_0.html
 あの最強決定戦の先駆け、九州最強決定戦のスタッフが沖縄へ出張?! 沖縄最強決定戦が3月22日(日)に開催!


 というわけで、この連休は各地でイベントが目白押し! 近所でイベントがないよ!と言う方、現在全国のショップでショップファイナル大会が開催しています。
 開催予定をチェックしてデッキを持って是非いってみましょう。
>・日本選手権2009春 ジャッジファイナル 開催会場一覧(DPA公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/koushiki/judge_final2009sp_2.html




 さて、今回はツアートライアル関東で見事優勝された中村プロの赤緑ラッパビートデッキからお話しましょう。

★中村慎太郎の「ちゃんぷ式緑赤ラッパビート」
(赤×10、緑×23、赤緑×7・・・ユニット×30、ベース×6、ストラテジー×4)

3*【侵略の魔炎インヴェイド】(Ⅳ-2)
3*【制圧戦鬼煉獄丸】(Ⅲ-4)
3*【スカーレット・シャワー】(Ⅲ-4)
1*【ニトロ・カタパルト】(Ⅱ-2)《制限》

3*【悪戯するフェアリー】(Ⅳ-1)
3*【兎娘キューティ・バニー】(Ⅰ-1、Ⅱ-1、Ⅲ-1、Ⅳ-1)
3*【ラッパ・ドリアード】(Ⅲ-4)
3*【ガン・ドリアード】(Ⅱ-4)
3*【大巨人ゴッドファーザーJr.】(Ⅳ-1)
2*【スカルジャイアント】(Ⅲ-3)(シーズン制限)
3*【枯れ果てた大樹】(Ⅳ-1)
3*【バイオ・サーバー】(Ⅲ-4)

3*【変炎獣ゲルハーピー】(Ⅲ-2)
1*【変炎獣ゲルトロール】(Ⅲ-3)《シーズン制限》
3*【変炎獣ゲルサラマンダー】(Ⅲ-4)

★ちゃんぷ構築術から学べ!
 いわゆる緑赤らっぱビートですが、細やかな、しかしメタゲームを意識したチューンが施されています。

 【スカラベマスター】+【ダークサイド・ソウル】は噛み合えば強力ながら安定性を損なう点から排除している反面、【ラッパ・ドリアード】【制圧戦鬼煉獄丸】フル投入して一気に盤面を押し込む戦略を全面に押しだしています。【ニトロ・カタパルト】が採用されていることからも、むしろ前のめり気味に構築されているように感じます。しかし、確かに強い。
 トーナメントで勝ちにいく時、強いデッキを組もうとしますが、強いカードの組み合わせはある程度相互の依存性が高くなりがちで、強さの反面デッキの安定度を落とすことが多々あります。先述の【スカラベマスター】+【ダークサイド・ソウル】などは正に良い例ですね。かといってデッキの動きを安定させるだけでは勝ちきるのは難しい。極端な話、【変幻獣バブルバガー】(Ⅱ-2)40枚では勝ちきれないわけで。ト-ナメントデッキでは、こういった強気の構築と安定とのバランスが重要となってくるわけです。

 また、この手のデッキでは【フレイム・フライ】が採用されていることが多いのですが【フレイム・フライ】はサイドボードに、そして、同型やコントロールへの耐性の為に【侵略の魔炎インヴェイド】を採用している点が光ります。
 一般的にメタゲームを考えてデッキを組む場合、その大会で流行しそうなデッキへの対抗策をデッキに組み込むことが多い。「プラントが流行るなら【神々の雷】(Ⅰ-1、Ⅱ-1)などでベースを破壊しよう」といった具合に。しかしながら、直接的な対抗策をデッキに組み込むことが必ずしも正しいわけではありません。そういう手段をとる場合、そのメタデッキの動きをあるていど阻害できても自分のデッキの長所をスポイルしてしまったり、結果、他のデッキへ弱くなりすぎたりするからです。
 その点を踏まえて改めてみると、【侵略の魔炎インヴェイド】というカードの選択は素晴らしい。除去カードの増量などによらずユニットのパワーを底上げすることで、メタゲーム的に同型デッキや青黒のコントロールなどへ対抗しており、本来の戦略である【ラッパ・ドリアード】【制圧戦鬼煉獄丸】による制圧や隊列召喚【ガン・ドリアード】を狙いにも合致しています。

 このように、大きな大会の上位に入るデッキには勝つ理由、そのデッキのカードが選択された理由があります。ともすれば同型デッキとして細部をみられない事もありますが、細やかなカード選択がそれぞれのプレイヤーによって千差万別なのがディメンション・ゼロの面白さ。公式サイトでは積極的に上位デッキレシピやショップファイナルの入賞デッキを紹介されています。是非、様々なデッキを見比べてください。そして、自分でも試してみることで新しい発見があるでしょう。「え、まさか?」というようなカードの組み合わせにこそ答えがあるかもしれないのですから。

 デッキの解説については中村プロ自身のブログにあるので、そちらも是非ご覧ください。
>●ちゃんぷ式 緑赤ラッパビート(ちゃんぷのぶろぐ)
http://ameblo.jp/takuya-love-music/entry-10225546263.html

★ショップファイナル注目デッキ~~
 公式サイトではジャッジ・ショップファイナルのレポートが随時紹介されています。
>・日本選手権2009春 ショップジャッジファイナル レポート(DPA公式サイト
http://dimension-zero.com/dpa/report/2009sp/2009sp_jfsf.html

その中から注目デッキを一つ紹介。
> 山田朋宏 青白産卵コントロール(FIRE BALL 熊本店)
http://dimension-zero.com/dpa/report/2009sp/2009sp_45_01.html

 【産卵科病棟】を使ったデッキは様々なプレイヤーが研究していますが、このデッキは【産卵科病棟】を破壊する手段もコントロール手段として組み込み、青白のコントロールデッキとして構築してきています。基本的にはビートダウンをメタった構築ですが、それだけでなく【アーマゲドン】などで一気に盤面アドバンテージをトリにいく手段もあり、いくつものカードが編み込まれたデッキといえましょう。


 というわけで、今回は終了の時間となりました。
それではまた来週の更新で。ごきげんよう~
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制限カードの改訂と「迷い家ビート」の行方

2008-12-24 | 環境デッキ考察
 メリークリスマス! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。

あらためまして、こんばんは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
 もう公式サイトを見てご存じの方も多いと思いますが、11月の日本選手権2008秋の結果を受けて、制限・禁止カード改訂されました。

★制限カード改訂!

■今回、新しく制限カードに指定されたカードは以下の通りです。
・ニトロ・カタパルト(II-2 No.019)
・サイレント・マジョリティ(II-4 No.079)
・精霊の迷い家(III-1 No.140)


 日本選手権2008秋でも活躍したカードばかりで、多くの方が「なるほど」と思われたのではないでしょうか。
 とはいえ、「強いから」という理由だけで制限になったのではありません。

 他のカードゲームでも時折発生することで、環境を支配する可能性のある「強い」カードが登場したとき、しばしば最初から「制限や禁止にするべき」という意見がでることがあります。ですが、それは少々性急に結論を出しすぎじゃないかな、と感じることがあります。よほどおかしなカードでないかぎり、多かれ少なかれ自分でテストプレイしたり対抗デッキを検討をされる方がほとんどだと思いますが、「強い」ことは使ってみればある程度わかります。しかしながら、そのカードが本当に制限・禁止すべきなのかはまた別の問題。 以前にも書いたことがありますが、「強い」という理由だけで制限や禁止にするのでは人気カードのほとんどが使えなくなってしまいますよね。

 あと、制限・禁止カードの話題になったとき、「強いカード・デッキがあれば制限・禁止と訴える前に、それに勝てるデッキとプレイングをまず考えよう」というのもトーナメントプレイヤーからはよく聞く話です。それは真実であり私もそう考えますが、これも罠です。なぜなら、それは大会で勝つための方法論“メタゲーム”の一種であり、制限・禁止すべきなのかどうかとは必ずしもイコールではないからです。

 強すぎるから、という理由だけで制限されるわけではない。
 メタゲームで勝てるからといって問題がないわけではない。
 じゃあ、どういうカードが制限・禁止すべきなのか? その条件は? 答えのひとつは公式サイトにあります。

 ■以下の条件を満たしたと判断された場合、制限カードに指定されます。以下の条件から外れたと判断された場合、解除されます。
(1)実績のあるカードであり、対策が難しい。
(2)ディメンション・ゼロの魅力をせばめる。
(3)大会の環境を固定化する。
ディメンション・ゼロ公式サイトより)


 これら全てに該当するカードってのはなかなか無いと思うのですが、実際に制限になるカードについては、これらの内2つには該当する(と、考えられる)と思います。 しかし、この判断は本当に難しい。私などは周りに「無理だよ」といわれても、毎回「もっと何とかなるんじゃないのだろうか?」と考えてしまいます。
 例えば、大きな大会の参加者300人中300人が必ず同じデッキを使うくらい強いデッキならば? 1ターン目に使用すれば必ず勝てるカードならば? もちろん問題ですよね。 しかし実際にはそこまであからさまなカードやデッキは当然なく、現在のディメンション・ゼロは以前よりはるかに多くのカードプールを持っているため判断の難しさは尚更でしょう。

 もしもあなたが、今回の制限について考える時、また、今後登場したカードもついて「制限や禁止を受けるべきでは?」と考える時、簡単に「強い過ぎるからな」と結論づける前に「本当にそういった措置を受けるべきか」、思いを馳せてもらえたらと思います。
 しかしそれでも。せっかく生まれてきたカードが制限や禁止にされることは、ちょっぴり寂しいですね。



 さてさてさて。次は新制限カードの影響を受けるであろう赤緑ビートダウンデッキについてお話したいと思います。
☆『迷い家ビート』死す!?~赤緑ビートの真価~

 今回の【精霊の迷い家】【ニトロ・カタパルト】制限を受けて、「迷い家ビートは終わった」という話を良く聞くようになりました。それは半ばは真実ですが、『赤緑ビートダウン』というデッキタイプそのものが失われたわけではありません。
 もともと赤緑ビートダウンデッキの強みは軽量で優秀なカードを用いて被スマッシュによりさらに展開を加速・ビートダウンし、効率よく相手を打ち倒すデッキです。【精霊の迷い家】や【ニトロ・カタパルト】に制限を受けたことで確かにデッキパワーに制限を受けましたが、その真価は健在です。また、【悪戯するフェアリー】【枯れ果てた大樹】【大巨人ゴッドファーザーJr.】(全て Ⅳ-1)といったフォースセンチュリーで補強されたカードも健在だし、今後もトーナメントの中心となるデッキタイプでしょう。

●第2回)日本選手権2008秋(赤緑迷い家はこうやって出来た!?)(海の家@TCG
http://umitcg.blog67.fc2.com/blog-entry-2.html
 木下智哉プロ&石川練プロによる日本選手権2008秋環境の赤緑迷い家ビートについてのお話。

 また、制限を受けたからこそ新しいカードを加えることで、これまでと異なるデッキ戦略を構築できるチャンスでもあります。以前にも【精霊の迷い家】がシーズン制限になったことがありました。今年春~6月に開催されたツアートライアルやグランプリ9-大阪-の時期がそうだったわけですが、【精霊の迷い家】や【ニトロ・カタパルト】に頼らないデッキも誕生しました。

●ツアートライアル東北・北陸入賞
 富田健の「赤緑バイオフォーメーション」(DPAオフィシャルホームページ
http://dimension-zero.com/dpa/report/tt2008/tohokuriku_06.html
 現在シーズン制限にされている【ラッパ・ドリアード】【スカルジャイアント】が中心になっているので現在全く同じデッキは使用できませんが、【バイオ・サーバー】の採用など、現在の赤緑デッキの形成にも受け継がれている部分も多い。
 
 このように、赤緑ビートダウンデッキは健在なだけでなく、この制限をチャンスに新しく生まれ変わる可能性も秘めています。来月から新制限カードが適用された環境でショップトライアルも始まります。このチャンスに是非、色々試してみてください。新しい赤緑のスタンダードを生み出すのは、あなたかもしれません。


★今週のD-0サイト紹介

●第3回)青赤灼熱王(その強さの源泉とは!?)(海の家@TCG
http://umitcg.blog67.fc2.com/blog-entry-2.html
 海@TCGこと木下智哉プロ&石川練プロのブログ。最新記事は日本選手権2008秋を席巻した灼熱王デッキの考察。何が強いのか、またベスト8デッキを中心にどのような意図で構築がことなっているのか等、是非ご一読を。
 九州ではよろしくお願いします>海@17さん

●第七代九州最強決定戦(KDC-九州 ディメンション・ゼロ コミュニティーズ
http://9union.web.fc2.com/ive/7_0.html
 第7回を数える九州最強決定戦。今回は平成21年1月11日開催。この九最では今回の新制限は採用されていないので、日本選手権2008秋と同じ環境で遊べます。詳細はサイトまで。
 なんと今回は俺もゲスト参戦予定。びっくりです。

●ドキ!「非」公認大会な第2回東北最強決定戦
 ~アルティメット形式? わたしは一向にかまわんッッ!(ディメンション・ゼロ 東北最強決定戦 準備委員会
http://tohokutcg.blog50.fc2.com/blog-entry-15.html
 第2回東北最強決定戦のお知らせ。今回は平成21年1月11日開催。
 こちらはアルティメット形式です。あ、アメーバとかも使えますね。それいいな。


●Lumierの日本選手権2008秋決勝トーナメントレポート(ディメンション・ゼロ オフィシャルホームページ)
http://dimension-zero.com/colum/2008_japan_final_lumier_03.html/
 Lumier(ルミエル)さんの日本選手権2008秋決勝戦レポート。


●読者参加型企画「ぼくのかんがえたディメンション・ゼロ」ディメンション・ゼロ オフィシャルホームページ)
http://dimension-zero.com/special/081218_bokuzero.html

 オリジナルユニットや大会形式の公募企画。通称「ぼくゼロ」。
 「こんなユニットあり?」「こんな大会なら俺も出る!」どんどん応募しよう。冬休みの課題はこれだ!
 締め切りは2009年1月5日(月)23:59迄なので注意しよう。


 というわけで、今回は終了の時間となりました。
それではまた来週の更新で。ごきげんよう~
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日本選手権2008秋優勝【融解戦鬼灼熱王】デッキのお話

2008-12-17 | 環境デッキ考察
こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。

 あらためまして、こんにちは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
 公式サイトで発表されました新大会「ウインターグランプリ」。詳細はまだ発表されていませんが、2009年1月24日発売予定の新エキスパンション「禁じられた邂逅」発売後初の公式大会となります。今から楽しみですね。

●緊急決定!新大会「ウインターグランプリ」開催!(DPA オフィシャルホームページ
http://dimension-zero.com/news/main.html#121201

 また、日本選手権2009春ショップトライアルも開催中。来月の後期開催日程も発表されています。後期からは参加賞がパラレルイラスト版【変炎獣ゲルハーピー】(Ⅲ-2)に変更されます。開催概要・日程・賞品イラストも公式サイトで公開中。詳細は公式サイトでご確認を。

●日本選手権2009春ショップトライアル(後期)開催概要(DPA オフィシャルホームページ
http://dimension-zero.com/dpa/koushiki/shop_trial2009sp2.html

●日本選手権2009春ショップトライアル(前期)開催概要(DPA オフィシャルホームページ
http://dimension-zero.com/dpa/koushiki/shop_trial2009sp.html


 さてさてさて。今回は先日の日本選手権2008秋で優勝された田島功一プロの青赤灼熱王デッキについて。


田島功一の青タッチ赤灼熱王デッキ「オーバーヒート」
(赤×9、青×31・・・ユニット×10、ベース×20、ストラテジー×10)

3*【融解戦鬼灼熱王】(Ⅳ-1)

3*【バグ・キャッスル】(Ⅱ-4)
3*【火焔車】(Ⅳ-1)

3*【ジャック・オー・フロスト】(Ⅳ-1)
3*【蒼火星ハイドロパルス】(Ⅳ-1)
1*【アーミー・アースワーム】(Ⅳ-1)

2*【海亀が旅立つ港】(Ⅱ-2)
3*【魔王の三角海域】(Ⅱ-2)
1*【電脳魔方陣】(Ⅱ-4)
2*【ペンギン・チェーン】(Ⅲ-3)
3*【セーブ・ポイント】(Ⅲ-4)
3*【リサイクルセンター】(Ⅳ-1)

2*【タートルシップ・ソウル】(Ⅱ-2)
3*【再改造手術】(Ⅳ-1)
3*【ラム酒を一杯】(Ⅱ-2)
2*【ゲーム・オーバー】(Ⅳ-1)

★ああ、灼熱王!

【融解戦鬼灼熱王】
ユニット(サラマンダー) 赤1無7 移動:赤1無3 クイック
パワー:7500 スマッシュ:2
効果:
補給(あなたがこのカードをプレイするコストを支払うにあたり、その使用コストに必要な無色エネルギーを、あなたのベーススペースのスクエアにあるベースの枚数1枚につき-1する。)
[あなたのベーススペースのスクエアにあるベースを1枚選び、廃棄する] 《クイック》 あなたはこのカードをこのカードと隣接する自分のユニットのないバトルスペースの対象のスクエアにリリース/フリーズ状態を変更せずに置き、ターン終了時まで、パワーを+2000する。


 【融解戦鬼灼熱王】については、様々なサイトやブログで話題になったり考察されたりしているので語るまでもないでしょうか。
 強力な回避能力を持った大型ユニット。しかも、こういった大型フィニッシャーを効果的に運用するためには通常エネルギーを加速するか展開するまでの時間稼ぎが必要。なのですが、コスト軽減効果を内蔵した上、ベースさえ配置しておけばクイックタイミングで即座に盤面制圧に動ける能力持ち。大型フィニッシャーとしてはディメンション・ゼロ史上でも最強クラスでしょう。

 この青赤デッキは【灼熱王】を最大限に生かせるように構築されています。ベース20枚というのは聞くととんでもない構成ですが、ただ20枚入っているわけではありません。すべてが1~2コスト、1コストベースがその内14枚。とにかく素早くベースを展開し、それにより機能するユニットやドローカードへ繋げていくのです。
 
★【ラム酒を一杯】
 
【ラム酒を一杯】
ストラテジー 青1無2 クイック
効果:
あなたはカードをX枚引く。Xはあなたのベーススペースのスクエアにあるベースの枚数に等しい。


 ディメンション・ゼロでは誰も目を向けなかったようなカードが新しいカードの登場で光を放つことがありますが、この【ラム酒を一杯】はまさにそんなカードの一つ。
 もともとベースをテーマにしたカードセット「暴走!機動要塞」で登場した時にはデッキビルダーの興味を引いてもトーナメントプレイヤーには見向きもされなかったのでした。ところが、日本選手権2008秋の前に「【融解戦鬼灼熱王】デッキに【ラム酒を一杯】が投入されている」という。灼熱王よりも大量のベース投入よりも、【ラム酒を一杯】の衝撃は大きかったのでした。
 もちろん【融解戦鬼灼熱王】イコール【ラム酒を一杯】になるわけではないのですが、

【融解戦鬼灼熱王】がメインテーマ

能力を生かすために軽量ベースを大量にデッキに投入

キーカードを引くためのドローソースを要す
↓ 
【ラム酒を一杯】(ベースの数ドロー)
【再改造手術】(補給で軽減)


・・・となるわけですね。
 
 もっとも、このデッキの主役は【融解戦鬼灼熱王】なわけで、そのサポートですが、このデッキでは【再改造手術】と併せて最強のドローカードとして活躍するのです。【再改造手術】から【ラム酒を一杯】を引いたり、あるいはその逆もあって、ガンガンドローできます。【融解戦鬼灼熱王】を使われている方は多いと思いますが、もし【ラム酒を一杯】を使ったことのない方は是非お試しを。きっと過剰なほどのドローにきっと満足いただけると思いますよ。


★今週のD-0サイト紹介

●優勝者の融解コン雑感 (ゼロの丘
http://sky.ap.teacup.com/zeronooka/366.html
 日本選手権2008秋優勝デッキの考察。


● [D-0デッキ]お遍路ジャーニー (ナインテイルはエビの味
http://blog.goo.ne.jp/horippa/e/a088a3296fd98f9bcaf9617ac3793c2c
 【ジャーニー・スピリット】(Ⅲ-3)【エビライダーABモード】(Ⅳ-1)を使ったコンボデッキの紹介。


●海の家@TCG
http://umitcg.blog67.fc2.com/
日本選手権でも上位入賞されている強豪プレイヤー、ハンドルネーム海@17こと、木下智哉プロのブログ。


 というわけで、今回は終了の時間となりました。
それではまた来週の更新で。ごきげんよう~
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日本選手権2008秋メタゲーム考

2008-12-03 | 環境デッキ考察
こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。

 あらためまして、こんにちは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。

★お疲れ様!日本選手権2008秋
 11月29日・30日に東京・池袋で行われた日本選手権に参加されたみなさん、お疲れ様でした!優勝は田島プロ。見事、念願のタイトルを獲得されました。おめでとうございます。

 もちろん、本戦だけでなく「赤王ランブル~赤王戦」や「無限回収グランプリ」「有名人ガンスリンガー」(D0生みの親である中村聡が降臨!)などのサイドイベントも盛り上がりました。
 おっと、忘れちゃいけない。初の試みである「ドリームバトル」! 「ディメンション・ゼロ」に加えて「アクエリアンエイジ・プロジェクトレボリューション・モンスターコレクションの4種TCG混合団体戦「ドリームバトル」も40チームもの参加チームを迎え大盛況の内に幕を閉じました。

 公式サイトに早速レポートが掲載されていますので、是非ごらんください。

●日本選手権2008秋レポート(DPA オフィシャルホームページ
http://dimension-zero.com/dpa/report/2008au.html

●「DReAM BATTLE!!」レポート更新 (デッキレシピ掲載)(ディメンション・ゼロ オフィシャルホームページ
http://www.broccoli.co.jp/event_sp/dreambattle/081130/dreambattle_repo.html


 さて、今回は日本選手権のメタゲームがどうだったのか、私見ですがお話したいと思います。

★日本選手権のメタゲーム

 先述のリンクから上位陣のデッキ分布を見ると赤緑デッキと赤青または赤黒青の【融解戦鬼灼熱王】デッキが目につくと思われます。実際本戦で使用率が最も高かったのは赤緑のデッキで、フェアリー・コロボックルが約10.62%、その他赤緑デッキあわせて61.5%だったそうです。
 ちなみにその他主立った分布は以下のとおり。
・青黒:21%
・赤黒:20.80%
・青白:17.70%
・赤青黒:14.16%
(以上、数字はすべて閉会式発表より。記憶に基づいてるので多少誤差はあるかも)

 実際の参加者の多くはまず赤緑ビートとの対戦を意識していたと思われます。これはデッキパワー的にも当然。あとは、【融解戦鬼灼熱王】に対する意識とデッキについての練度が上位陣とそれ以外を分けたと考えます。
 ・あなたの【融解戦鬼灼熱王】レベルチェック!
LV0:灼熱王って何だっけ?
LV1:【融解戦鬼灼熱王】って強いよね
LV2:【灼熱王】?当然つかってます。
LV3:【灼熱王】との対戦もバッチリ!
LVX:【灼熱王】?カモだね!

 とまぁ、こんな感じでしょうか。
 前回の記事でも書きましたとおり、【融解戦鬼灼熱王】は【セーブ・ポイント】との組み合わせで非常に死ににくい上、能力の特性上“軽中量ビートダウンデッキ”への耐性も備えているという恐るべきユニット。ですが、実際に会場で遭遇して恐ろしさを知る消すもあったようです。特に地方遠征勢で情報を得られなかった方は厳しかったと思います。初見では対策も適切なプレイングもするのが非常に難しいからです。
 また、【融解戦鬼灼熱王】を中心にしたコントロールデッキ(通称「融解コン」)はデッキとしての強さもさることながら、赤緑が最大の流行だった今回の日本選手権にメタゲーム的にも合致しており、同じく流行の一つだった青黒の除去へも【セーブ・ポイント】のお陰で対抗できることも大きかったでしょう。

★灼熱王のこれから

 今大会では対策まで完全にカバーできている方は少なかったのではないでしょうか。よく考えられるのは【融解戦鬼灼熱王】以上に重いコントロールデッキですが、【融解戦鬼灼熱王】デッキ自体が【セーブ・ポイント】のおかげで除去コントロールへの耐性をもっている上、赤緑ビートの流行によりそこまで遅いコントロールデッキが難しいというジレンマもありました。
 田島プロが使われた青白コントロールはそれに対する答えの一つだったでしょう。しかし相手のデッキの何が驚異なのかをキチンと理解していないといけない非常に難しいデッキでもあります。私も決勝トーナメントを観戦していましたが、デッキの強さもさることながら、プレイングの熟練度が随所に見られる見事なうち回しで強敵を破っていく姿は素直に感動を覚えました。

 とはいえ、今回の日本選手権2008秋はフォースセンチュリー発売からわずか一ヶ月で開催されたモノ。フォースセンチュリーを研究し尽くした気になるのはまだまだ早いでしょう。今回の結果を踏まえて【融解戦鬼灼熱王】へのカウンターデッキを研究するもよし、また、フォースセンチュリーを使った新たなデッキを研究するのも良いですね。次回の日本選手権に向けてのショップトライアルも行われていますし、まだまだ遊び尽くしますよ!


★今週のD-0サイト紹介

●「日本選手権使用 ただ一つ残された希望デッキ」 (流星、夜を切り裂いて
http://blue.ap.teacup.com/applet/izumo/20081201/archive
 京都の青葉氏による【ただ一つ残された希望】(Ⅱ-3)デッキの紹介。
 先日の日本選手権で、なんと6戦中5回【ただ一つ残された希望】効果で勝利したという。恐るべき奇襲デッキ。


 というわけで、今回は終了の時間となりました。
それではまた来週の更新で。ごきげんよう~
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前回の補足と、赤王ランブルへの誘い

2008-11-26 | 環境デッキ考察
こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。

 あらためまして、こんにちは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
 いよいよ今週末に迫ってきました日本選手権2008秋。みなさん準備は順調でしょうか。ギリギリまでデッキの調整をされている方もいらっしゃるでしょう。
 デッキの調整ももちろんですが、招待状などの確認も気をつけてください。オフィシャルホームページでも諸注意がアナウンスされていますので、ご一読ください。

●日本選手権2008秋本選に参加する皆様へ(ディメンション・ゼロ オフィシャルホームページ
http://www.dimension-zero.com/news/main.html#112601

●なぜなに日本選手権(ディメンション・ゼロ オフィシャルホームページ
http://www.dimension-zero.com/colum/2008_japan_final_qa.html

 さて今回は、日本選手権直前ということで前回のお話の補足と、サイドイベントである赤王戦についてお話したいと思います。


★続・注目デッキ・カードピックアップ
フォースセンチュリーのカードで新たに登場した
 
●赤黒【華麗なる人形遣いコルヴィッツ】デッキ
 種族ドール限定とはいえ、墓地のユニットを丸ごとアドバンテージに変えてしまう恐るべきカード。強さは往年の【幻影王ルドルフ】(Ⅰ-2)と比べるべきもありませんが、わずか5コストでプレイできる点は驚異。相性抜群の【切りつける人形ノエル】(Ⅳ-1)もあり、放置すれば盤面を完全に制圧されてしまいかねません。
 一般的には赤黒で運用されることが多いでしょう。赤の【背炎の陣】(Ⅲ-4)があれば5ターン目に【コルヴィッツ】が起動可能な上、【鬼哭神機ダイディーヴァ】(Ⅲ-1)など相性の良いカードも揃います。もし倒されても【ナイトメア・ソルジャー】(Ⅳ-1)で墓地から回収、【背炎の陣】で即時復活なども有り。新たなコンボ・コントロールデッキとして要注目です。

参考:赤黒ダブルコルヴィッツ(とりあえずやってみた
http://bonga-bonga.cocolog-nifty.com/bonga/2008/10/post-ba6e.html


●【融解戦鬼灼熱王】(Ⅳ-1)
 新たなフィニッシャーとして注目されている【融解戦鬼灼熱王】。喰らってみるとよくわかるのですが、これが本当に死なない。【闘神シラサギ】(Ⅱ-2)と比べるとリリースこそしないものの、パワーを上げられる点と同じラインのベースで無くても能力起動できる点で優れています。実際によく見かけるのは青赤、または赤黒での運用でしょうか。

 青赤は、今回登場した【火焔車】(Ⅳ-1)や【魔氷の洞穴】(Ⅳ-1)などのベースと【グレネード・シューター】【氷塊の魔氷ランプ】などを組み合わせたコントロールを軸にしつつ、フィニッシャーに【融解戦鬼灼熱王】(Ⅳ-1)を据えるのが一つの形でしょう。ベースが多いので【再改造手術】(Ⅳ-1)や【ラム酒を一杯】(Ⅱ-2)などのドローカードも採用されることが多いようです。
 【セーブ・ポイント】(Ⅲ-4)と組み合わせて相手の直接除去を回避したりするのもあり。【セーブ・ポイント】上の【融解戦鬼灼熱王】のしぶとさは尋常じゃあありません。また、【グレネード・シューター】【ジャック・オー・フロスト】の追加効果は必ず対象を1体とらなければならないのですが、それを生かして【セーブ・ポイント】上にプレイした彼らを手札に戻して再利用するというコンボも面白い。

(2008年11月28日追記
 >上記の【セーブ・ポイント】に関する文で、「【グレネード・シューター】の効果で自分を対象にして【セーブ・ポイント】の効果で自分を戻せる、という誤った認識に受け取られる」というご指摘を受けました。実際これはできません。なぜなら、【セーブ・ポイント】の誘発条件は『相手のカードの効果の対象になったとき』だからです。この文の意図は「【グレネード・シューター】や【氷塊の魔氷ランプ】を【セーブ・ポイント】上にプレイすれば、相手の効果の対象で除去されても手札に戻るので再利用できる」というものでしたが、文章の草稿時にかえって誤った表現になってしまいました。誤解をされた方、申し訳ありませんでした。)

 赤黒の場合は再利用可能な火力ベース【アサルト・フォートレス】(Ⅲ-4)、手札破壊の【ザ・ハーブス】(Ⅱ-2)や【ペット・セメタリー】(Ⅱ-4)などが特徴となりましょう。【融解戦鬼灼熱王】とならんで強力な【レディ・ラスト】(Ⅳ-1)も魅力。【レディ・ラスト】と【火焔車】の組み合わせも良いですね。


●参考;11月26日 蒲田店 ディメンション・ゼロ ショップトライアル(カードキングダム・大会結果
http://63088.diarynote.jp/200811262242362838/
↑優勝された赤黒タイプのデッキレシピ。


★挑戦!赤王ランブル!!  
 日本選手権のサイドイベントとして29日に赤王戦があるのですが、その挑戦者を決めるイベントとして「赤王ランブル」があります。

●赤王ランブル(ディメンション・ゼロ オフィシャルホームページ
http://dimension-zero.com/special/081129_japan_final_said.html#02

 「赤王ランブル」の参加は自由で、赤王への挑戦資格を得る為にはこの「赤王ランブル」で最多勝を挙げることだけ。つまり、赤単色デッキを持って行けばあなたにも赤王への道が開かれるのです!


●参考>赤王エキシビジョンマッチ(ディメンション・ゼロ オフィシャルホームページ
http://dimension-zero.com/news/main_071119.html
↑昨年の日本選手権でのエキシビジョンマッチのレポート。あなたもこの舞台に立てるチャンス?!
 あ、ムービーを未読の方は必見です。赤王の歴史がここに!


 他にも勝利数に応じてイラストパラレル【竜皇帝ジュッズヴァー】をはじめとする非売品プロモモーションカード(もちろん赤限定!)がもらえるチャンスでもあります。本戦に参加されない方もそうでない方も、是非参加してみませんか?

 しかし、赤単色限定大会など普段触れる機会が無いレギュレ-ション。実際通常構築とどうちがってくるのでしょうか。わたしも不慣れながら多少研究してみました。注目点をいくつかピックアップしてみましょう。キーワードは「敵は赤い!」。
 なお、この赤王戦はアルティメット形式ですので、ファーストセンチュリーのカードも全て使用できるのでその前提となります。

●ユニットに対する除去効果は全て火力!
 黒の確定除去や青のバウンスは当然ナシ。効果による除去は全て火力です。ですので、ユニットのパワーが大きいということが通常構築以上の強さを持ちます。そのため、パワーを上昇させるベースの重要度が非常に高いといえましょう。

●破壊できないカードはない!
 赤しか使えない環境なわけですが、逆にスクエア上で破壊できないカードは存在しません。もともと【王者の証】(Ⅳ-1)などのベース破壊カードもありますし、最終兵器【カタストロフ・ドラゴン】ももちろん。


 これらを前提におそらく必須、または要注意カードをピックアップしてみましょう。

□【ステルス・スナイパー】(Ⅰ-4)
 アルティメット形式ですからもちろん健在。

□【ニトロ・カタパルト】(Ⅱ-2)
 このカードあるかぎり常に一撃死の可能性はある。特に【機神兵バサラ】(Ⅳ-1)や【古代兵器発掘場】(Ⅳ-1)との組み合わせによる破壊力は想像を絶する。
 常に警戒すべきカードではあります。警戒してもどうにもならないこともありますが。

□【液体燃料採掘場】【古代兵器発掘場】(Ⅳ-1)
 最新カードであるプラントは多くの方が使用されるのではないでしょうか。【液体燃料採掘場】のパワー上昇効果はもちろん、【古代兵器発掘場】のスマッシュ上昇効果も侮れません。先述の【ニトロ・カタパルト】(Ⅱ-2)との相性も抜群!

□【プラズマボーイ・ドラゴン】(Ⅳ-1)
 手札からも出る疑似【ステルス・スナイパー】。小型も焼けるし大型にもほとんどの場合対処できる万能火力。赤限定ではある意味最強カード。 

□【護法戦鬼鉄】(Ⅱ-2)
 通常構築では出番少ないけど、赤限定なら別。ベース前提ならなおさら。逆に【プラズマボーイ・ドラゴン】や【護法戦鬼鉄】の火力に耐えられるかがユニット選択の一つの基準になると考えられます。

□【エックスデイ・ドラゴン】(Ⅲ-1)、【カタストロフ・ドラゴン】(Ⅲ-4)
 赤系統コントロールデッキの主軸。【エックスデイ・ドラゴン】は相手がうまくプラントをそろえられると効果薄いけど、それでも強力。【カタストロフ・ドラゴン】の版の除去はいわずもがな。ただし、共に高コストカードなので動きが鈍くなることには注意。

□【闘神シラサギ】(Ⅱ-2)、【融解戦鬼灼熱王】(Ⅳ-1)
 共に回避能力に優れた強力なフィニッシャー。どちらを優先して採用するかは迷うところ。


 とまぁ、ざっとこんなところでしょうか。【ニトロ・カタパルト】などのせいもあって赤限定というと大味なイメージもあるかもしれませんが、とんでもない! 強力なフィニッシュ手段があるからこそ常に油断ができず、また、駆け引きもより重要なのです。細やかな気遣いが必要なこともしばしば。また、デッキ構築も決して画一的なものにはなりません。どのような相手を想定するかでカード選択も全く変わってきたりもするのです。
 これを機会に赤限定の面白さを味わってみませんか?



★今週のD-0サイト紹介

●第27回-β『赤黒ドラゴンコントロール』 (Dimension walker
http://www6.ocn.ne.jp/~d_walker/column/027_2.html
Dimension walkerのコラム第28回は「赤黒ドラゴン」についての考察。



 というわけで、今回は終了の時間となりました。
 わたしも日本選手権初日会場に行きますので、お会いしましたらよろしくお願いします。【変幻獣バブルフェアリー】をトレードしていただけると嬉しいです。

 それではまた、次回は日本選手権後の更新で。ごきげんよう~
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日本選手権に向けた環境考

2008-11-19 | 環境デッキ考察
こんばんは! 毎週水曜日は「ディメンション・ウェンズデー」の更新です!
このホームページ「ディメンション・ウェンズデー」は賞金制TCG「ディメンション・ゼロ」カードゲームの攻略ホームページです。

 あらためまして、こんにちは。「ディメンション・ウェンズデー」管理人の千里夜行です。
 いよいよ来週末に近づいてきた日本選手権2008秋。みなさんデッキの調子はいかがでしょうか?
 今回は、日本選手権の大会環境にフォースセンチュリーがどのような影響を及ぼすのかを考えたいと思います。このブログでも個々の新能力についてはいくらかお話してきましたが、実際の公式大会ではどうでしょうか。そして大会で活躍しそうなデッキは?

★シーズン制限変更による影響
 フォースセンチュリーのカードの前に、前提として今回のシーズン制限改訂の影響を考えてみましょう。
 まずは【ラッパ・ドリアード】(Ⅲ-4)と【スカルジャイアント】(Ⅲ-3)の制限。これによりいわゆる「赤緑ラッパビート」は大幅な戦力ダウンを被り、事実上「ラッパビート」というデッキタイプは今期は失われたと言えましょう。

 そして帰ってきた【精霊の迷い家】(Ⅲ-1)【機械竜輝く】(Ⅱ-4)。

 【精霊の迷い家】はこれまでのグランプリでも大活躍していたカードでその強さは語るまでもないでしょうか。こいつのお陰で赤緑のビートダウン系デッキは【ラッパ・ドリアード】の抜けた穴を十分埋めることができるでしょう。

 そして【機械竜輝く】。地味ながら青白コントロールのキーカードの一つであります。今年グランプリで活躍した青白エビコントロールや黒白コントロールはまだ記憶に新しいところ。【精霊の迷い家】とともに決勝トーナメントでも活躍されたカードでした。
参考:グランプリ9レポート(DPA オフィシャルホームページ
http://dimension-zero.com/dpa/report/gpx9.html

 ビートダウンとコントロール、正反対のデッキタイプのキーカードが蘇ることで環境は2極化するのか、それとも混沌にむかうのか。


★フォース環境のキーは“ベース”
 フォースセンチュリーの登場は、いろんな意味でベースにスポットがあてています。
 フォースセンチュリー独特の《プラント》ベ-ス、バニラユニット補助ベース(注:能力・効果テキストのないカードのことを俗に“バニラ”と呼ぶ)などはもちろん、「補給」をはじめとするベースを利用するカードによりサード以前に登場した全てのベースの価値が見直されているところです。
 いくつか注目要素をピックアップしてみましょう。


●プラント
 各色に登場したプラントベース。実際に使用した方は揃った時の破壊力を感じたことでしょう。色が限定されるとはいえパワープラス5000は強力!  また、色を選ばず効果を発揮するものあり、ダメージを減らす青のプラント【潮力変電施設】に相手ユニットパワーマイナスする黒の【汚染物処理場】は要注意です。特に青のダメージ減少効果は実際に使われてわかるイヤらしさ。バトルのみならず効果ダメージも全て軽減するので、その意味で黒のパワーマイナス効果よりも強力と言えます。そのため青のプラント入りナーガデッキなどは先に盤面を支配したら最後そのまま押し切ったりすることも珍しくない。
 その他のプラントも独自の強力効果を持っているので、プラント未体験の方は是非プラントベースをたくさんデッキに積んで試してみてください。 


●バニラユニット強化ベース
 能力の無いバニラユニットをサポート。これまでの常識を覆すカードで、バニラユニット全ての再評価されます。
 その中でもユニットコントロールが強力な赤の【射撃訓練所】と、相手の手札を奪う黒の【呪術研究所】が注目。【射撃訓練所】は相手のユニットが盤面に残すことを許さないし、【呪術研究所】は相手の手札を簡単に枯らすことができます。
 専用ベースを貼れないとバニラユニットはあくまで能力の無いユニットに過ぎないので注意が必要ですが、逆に恩恵を得られればデッキの戦闘力は何倍にも跳ね上がります。実際の構築では黒の【処刑人レオナルド】(Ⅳ-1)や【恵みの雨の魔女】(Ⅳ-1)などでベース以外のサポートも絡めた構築が重要でしょう。



●【恵みの雨の魔女】+【ジェノサイド・エンジェル】や【ギムレット】(などの大型バニラユニット何でも) 
 このコンボだけで勝負を決めかねないほど強力。特に【護身術道場】(Ⅳ-1)などのベースを恩恵を得ていればいわずもがな。早ければ3ターン目くらいに対象にならないパワー10000前後のユニットがでてくるとか常識を破壊されます。きれいに決まってしまうとデッキのギミックを知っていようが居まいがゲームエンドに直結してしまうのが本当に恐ろしい。


★その他の注目デッキ・カード  

●赤緑ビート系(「迷い家ビート」「疾風ビート」「フェアリー/コロボックル」など)
 まず予想されるのは、【精霊の迷い家】帰還の影響による赤緑系デッキの勢力。
 いわゆる赤緑の「迷い家ビート」・「疾風ビート」とよばれるタイプの早いテンポで相手を駆逐するデッキは今回も有力デッキ。構築にもよりますが、ほとんどのデッキ相手に早さと爆発力で対抗できるのも強みです。
 また、従来より人気の「フェアリー/コロボックル」も一勢力を築くこと予想されます。【精霊の迷い家】帰還の恩恵を得つつ、今回のレジェンドルールによる打撃が少ないのも好材料。フォースセンチュリーで登場したフェアリー・コロボックルがどのようにデッキに組み込まれるか。


●赤黒ラルフ
 墓地コンボの味方【肉屋の注文書】(Ⅰ-1)がなくなったとはいえまだまだ健在。【用心棒ラルフ】は【黒雲軍団長ガープ】(Ⅳ-1)で墓地に送ることもできるのも良い。
 青黒の方が手札の【ラルフ】が処理できる点で優れているけど、【ニトロ・カタパルト】(Ⅱ-2)などの爆発力と墓地除外要素を組み込める赤黒の方が今の環境に合う気がしています。【ステルス・スナイパー】【イビルアイ・ドライバー】を失ったスペースをどうするかが構築の肝の一つか。


●青黒・青赤コントロール
 除去に優れた黒・赤、そしてドローと【水底の歌劇場】(Ⅰ-1、Ⅳ-Ⅰ)【非武装中立ゾーン】(Ⅲ-1)などのフィニッシャーカードを要する古参のデッキタイプ。【ステルス・スナイパー】【イビルアイ・ドライバー】(Ⅰ-4)や【バードマン・ソウル】(Ⅰ-2)を失った現在も健在で、むしろ禁呪と結合ユニットを得たことでデッキ構築の選択肢は増えたと言えましょう。禁呪からの結合ユニット召還はほとんどのビートダウンデッキに対する切り札になり得ます。
 青赤は前環境からもお馴染みのデッキタイプ。ただ、火力による除去は【精霊の迷い家】の流行具合によっては厳しいかもしれない。そうなれば確定除去を有する青黒の方が有利、かもしれませんね。
 ただし、墓地除外を有する赤、手札破壊と確定除去を有する黒、甲乙付けがたいのもたしか。あるいは青黒赤の3色にしてしまう手もある。 


●青白エビコントロール
 青白エビコントロールの復活。先述のとおり、防御の要【機械竜輝く】の帰還もさることながら、先述の赤緑ビート系が幅を効かせるなら対抗馬として十二分に活躍が期待できます。


●【妖精竜スターフルーツ】
 色は青緑や青黒緑が候補かな。
 【バイオ・ブラスター】(Ⅰ-3)を失ったものの、【大巨人ウートガルザ・ロキ】(Ⅳ-1)が登場したことでコンボデッキとしての可能性は逆に広がったと思います。相手の動きと相談しなければならなかった【バイオ・ブラスター】よりもユニットである点で汎用性が効くし補給付きなのは素晴らしい。


★結局どうするべきか?
 主に想定されるデッキとカードをピックアップしましたが、実際にはもう少し細かい分類できますし、ここに紹介していないデッキもありましょう。メタゲームを読み切るのは難しい、でもその分面白いともいえます。
 では実際にどのデッキを使うべきか。自分的には、楽に勝てるデッキ、というのが一つのデッキ選択の基準です。一般にコントロールの方が面倒なイメージがあると思いますが、ビートダウンだからといって楽とは限りません。自分の使いやすい、つまり自分が最も練習したデッキが適していると思うわけです。
 もちろん、そんなものは関係なく最強と思うデッキを使う方法もあります。メタゲームが読み切れないなら逆に有効な方法の一つでしょう。

 まだ日本選手権本番までは時間があります。まだデッキが決まっていないという方は色々試してみるもよし、早々にデッキを決めて仮想的との練習に興じるもよし、悔いの無いようがんばってください。 


★今週のD-0サイト紹介

●第27回-α『赤青ドラゴンコントロール』 (Dimension walker
http://www6.ocn.ne.jp/~d_walker/column/027_1.html
Dimension walkerのコラム第27回は「青赤ドラゴン」についての考察。

●さむいよぉぉぉぉ。ガタガタブルブル (肉屋の回覧板
http://nikuyans.blog.shinobi.jp/Entry/246/
赤黒青バニラデッキの紹介。
他にもフォースセンチュリーのカードをテーマにしたデッキを紹介されています。


 というわけで、今回は終了の時間となりました。
それではまた来週の更新で。ごきげんよう~
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