珍さんのお気に入りブログ、ピンマヨさんの「スタンプタウンで逢いまSHOW」に「スタンプタウン観光案内6 日本食編 」という面白い記事が出ていたアル。
珍さん、過去に25カ国くらいに出張に行ったアルが、どこでも間違いなく苦労したのが、飛行機に乗る時、銀行、デパート、ホテル、トイレ、そして食べる時だったアル。
そこで、過去に書き終わっているものの、第一作がまだ完売しない為、出版出来ないでいる第二作から、食べ物に関する部分を紹介するのこと。原稿は第11作くらいまで書き終わっているアルから、徐々に一部を紹介するアル。
これはアムステルダムで食事をした時の話アル。
珍さんのトラブル・ガイド・イン・ヨーロッパ 1998.10
(騒動的珍道中的記録於西欧諸国)抜粋
「大阪」は想像通りのインチキ日本料理屋で、恐らく、中国人、香港人、韓国人、大阪人のいずれかが経営しているアルヨ。いずれにしても、日本人の経営者ではないことは間違いないのこと。
「大阪は日本だろう」だって?珍さん、あんなもん朝鮮に熨斗(のし)を付けて呉れてやるのこと。岩手県と千葉県もオマケにつけてやるアル。
店に入ったら、怪しげな日本語で
「ラッシャイマセ」
と言われ、
「一人だ」
と言うと、一番端にあるカウンター形式のテーブルに座らされたアルヨ。
ここが一番景色の良い席アルヨ。それもその筈、珍さん、一番最初の客だったのこと。アイヤー、珍さん、閉店まで「最初で最後の客」になるのではないかと心配したアルヨ。それ程、何となく怪しい雰囲気の店で、客なんぞ来そうもないアルヨ。
テーブルに着くと、
「酒は何にするアルか?ピールはキリン、ラクダ、ゾウ、トラ、ライオン、マントヒヒ、色々アルのことよ。韓国産の日本酒もあるのことよ」
「料理は鉄板焼きか、寿司か、和食か、とれにするアルか?」
と、アイヤー、珍さんそっくりの言葉使いアルヨ。珍さん、
「ピール、ピール。キリン。鉄板焼き」
と頼み、ピールを飲み始めた所へ、白髪頭に白髪のカイゼル髭(死語?)という、いかにも怪しげなジーサンと、デップリ太ったオバチャンが珍さんのすぐ隣の席に案内されて来たアルヨ。珍さんが
「ア、ア、ア、アイヤー、面倒臭いことになりそうアルな。喋りかけてこなけれぱいいア ル」
と思った途端に
「コンバンワ」
と日本語で来たアルヨ。
珍さん、日本人と見れば、知っている日本語を全部駆使して会話しようという、こういう手合いが嫌いアルヨ。知っている単語を使い尽くすと、あとには、ドッチラケの沈黙が待っているアルからね。そんな珍さんの心も知らず、
「コンバンワ」
に始まり、
「スシ、ゲイシャ、フジサン、ベリー・グッド。ワタシ、キョウトイッタ。キョウト、サイコウ。トウキョウ・ノーグッド。アナタ、ニホン、トコ、スンデイルカ?トウキョウ?オー、ノー。カブキ、ビューティフル。カラオケ、ダイスキ。テッパンヤキ、グッド ネ。アナタ、ウタマロ、シッテル?ワタシノモノ、ウタマロ、ビッグ、ビッグ、トレビアン、イッヒッヒ。カンパーイ」
と妙に馴れ馴れしいアルヨ。
そこに今度は、メキシコ系や、アジア系が入り乱れた2組のアベックが登場。「初めて日本食を食べる」というのが2人混じっているアルから、これはもう大騒ぎ。インチキ和食屋アルから、珍さん以外の全員に安っぽいハッピを着せたアルヨ。
珍さんのカウンターには、ハッピを着せられた客が6人と、珍さんの7人が並んだアルヨ。気が付くと、他のカウンターにも、団体客が着席、みんなハッピを着て大騒ぎアルヨ。
珍さんのカウンターは、どうやら全員、鉄板焼きのようで、材料が用意された所へ、鉄板焼き職人が登場。これが一目で分かる中国人アルヨ。
「ラッシャイマセ」
と怪しげな日本語で挨拶をし、包丁と、・・・あれは何と言う道具アルか?要するに、肉をひっくり帰す為の平らなシャモジみたいなヤツ・・・を、さっそうと空中に放り上げ、それを両手で受け取るパフォーマンスを披露して失敗。二つとも鉄板の上にガッチャン。
テレ笑いで胡麻化して、肉や野菜を鉄板に。この手付きがいかにも不慣れで、どうやら、ニワカ仕立てのインチキ職人らしいのこと。途中で、胡椒や塩が入った容器を空中に放り上げ、受け取ろうとしたが、これまた失敗。
珍さん、ニヤニヤしながら見ていたアルが、他の客は、
「日本料理って妙な事をするんだなあ。鉄板の上に包丁だの胡椒だの塩を落とすのが日本 流らしい」
と、結構、真剣な顔をして見ているアルから、珍さん、なおさら可笑しいアルヨ。
肉が焼き上り、それぞれの目の前に分けられ、それを食べていたら、メキシコ・アジア混合ダブルスのアベックたちが、ギャーギャーと大声を上げ始めたのこと。どうやらデブ女が、上手く箸を使えなくて皆で騒いでいるアルヨ。
男2人と女1人がデブに箸の使い方を教えているアルが、そいつらだってロクな持ち方をしていないのこと。それでも、最近の日本のアホ・ネーチャンよりはマシな持ち方アルヨ。
教えている方もデブも、箸の下の方、4分の1くらいの位置を握っているアルから、箸先が1センチくらいしか開かないし、うまく閉じないアルヨ。上の方は10センチも開いているアルから、バランスが悪くて物をちゃんと掴めないのこと。ここで珍さん、カイゼル髭に飲まされた日本酒の力を借りて、
「これぞ、ヤマト魂、フジヤマ・ゲイシャ流ジャパニーズ・チョップ・スティックの使い方だあーーー!」
とばかり、テーブルに名刺を置き、それを箸で摘まんで見せたアルヨ。一同、
「オー!ウタマロー!」
と驚嘆の声と拍手。調子に乗った珍さん、6人に向かって、右手を高く上げ、
「箸の上の方を持て」
と無言で示したアルヨ。全員、
「ナールホド!」
と珍さんの指の通りに真似をして、肉を挟んだアルが、デブは相変わらずポロリポロリ。仕方が無いから、デブに手取り足取りで教えてやったアルが、所詮、デブはデブ。いくら教えてやっても出来ないアルヨ。
珍さん、ついでに、「箸使いの禁じ手」まで教えたアルヨ。知らない読者も多いと思うアルから、参考にするよろし。しかし、珍さんも妙なことを知っているのこと。
「渡し箸」:椀の上に箸を水平に置くこと。椀の縁から縁に橋渡しをする状態。箸置きが 無い場合はお盆の縁に食べる方を内側にして、持つ方をお盆の縁に置く
「迷い箸」:どれを食べようかと迷って、あっちこっちの椀の中身をつつくこと
「寄せ箸」:椀の中の料理を箸で自分側に寄せること
「刺し箸」:ダイコンなどを箸で刺して食べること
「日本橋」:日本人なら「ニホンバシ」、大阪人なら「ニッポンバシ」と発音する
「鶴 橋」:洗面器に入った牛の轢死体を、真っ黒いビニールのゴミ袋に囲まれてナニワ の貧乏人が食うところ。駅のホームに焼き肉の臭いが充満している
「ねぶり箸」:どれを食べようかと迷っている間に、箸を口に縦に突っ込んで、箸をしゃ ぶること
こんなことを教え終わったアルが、デブと付き合っていても面白くないアルから、「珍さんの教養講座・正しい箸の持ち方」はそこそこに止め、日本酒を4合飲んで、その店を出たアルヨ。
珍さん、過去に25カ国くらいに出張に行ったアルが、どこでも間違いなく苦労したのが、飛行機に乗る時、銀行、デパート、ホテル、トイレ、そして食べる時だったアル。
そこで、過去に書き終わっているものの、第一作がまだ完売しない為、出版出来ないでいる第二作から、食べ物に関する部分を紹介するのこと。原稿は第11作くらいまで書き終わっているアルから、徐々に一部を紹介するアル。
これはアムステルダムで食事をした時の話アル。
珍さんのトラブル・ガイド・イン・ヨーロッパ 1998.10
(騒動的珍道中的記録於西欧諸国)抜粋
「大阪」は想像通りのインチキ日本料理屋で、恐らく、中国人、香港人、韓国人、大阪人のいずれかが経営しているアルヨ。いずれにしても、日本人の経営者ではないことは間違いないのこと。
「大阪は日本だろう」だって?珍さん、あんなもん朝鮮に熨斗(のし)を付けて呉れてやるのこと。岩手県と千葉県もオマケにつけてやるアル。
店に入ったら、怪しげな日本語で
「ラッシャイマセ」
と言われ、
「一人だ」
と言うと、一番端にあるカウンター形式のテーブルに座らされたアルヨ。
ここが一番景色の良い席アルヨ。それもその筈、珍さん、一番最初の客だったのこと。アイヤー、珍さん、閉店まで「最初で最後の客」になるのではないかと心配したアルヨ。それ程、何となく怪しい雰囲気の店で、客なんぞ来そうもないアルヨ。
テーブルに着くと、
「酒は何にするアルか?ピールはキリン、ラクダ、ゾウ、トラ、ライオン、マントヒヒ、色々アルのことよ。韓国産の日本酒もあるのことよ」
「料理は鉄板焼きか、寿司か、和食か、とれにするアルか?」
と、アイヤー、珍さんそっくりの言葉使いアルヨ。珍さん、
「ピール、ピール。キリン。鉄板焼き」
と頼み、ピールを飲み始めた所へ、白髪頭に白髪のカイゼル髭(死語?)という、いかにも怪しげなジーサンと、デップリ太ったオバチャンが珍さんのすぐ隣の席に案内されて来たアルヨ。珍さんが
「ア、ア、ア、アイヤー、面倒臭いことになりそうアルな。喋りかけてこなけれぱいいア ル」
と思った途端に
「コンバンワ」
と日本語で来たアルヨ。
珍さん、日本人と見れば、知っている日本語を全部駆使して会話しようという、こういう手合いが嫌いアルヨ。知っている単語を使い尽くすと、あとには、ドッチラケの沈黙が待っているアルからね。そんな珍さんの心も知らず、
「コンバンワ」
に始まり、
「スシ、ゲイシャ、フジサン、ベリー・グッド。ワタシ、キョウトイッタ。キョウト、サイコウ。トウキョウ・ノーグッド。アナタ、ニホン、トコ、スンデイルカ?トウキョウ?オー、ノー。カブキ、ビューティフル。カラオケ、ダイスキ。テッパンヤキ、グッド ネ。アナタ、ウタマロ、シッテル?ワタシノモノ、ウタマロ、ビッグ、ビッグ、トレビアン、イッヒッヒ。カンパーイ」
と妙に馴れ馴れしいアルヨ。
そこに今度は、メキシコ系や、アジア系が入り乱れた2組のアベックが登場。「初めて日本食を食べる」というのが2人混じっているアルから、これはもう大騒ぎ。インチキ和食屋アルから、珍さん以外の全員に安っぽいハッピを着せたアルヨ。
珍さんのカウンターには、ハッピを着せられた客が6人と、珍さんの7人が並んだアルヨ。気が付くと、他のカウンターにも、団体客が着席、みんなハッピを着て大騒ぎアルヨ。
珍さんのカウンターは、どうやら全員、鉄板焼きのようで、材料が用意された所へ、鉄板焼き職人が登場。これが一目で分かる中国人アルヨ。
「ラッシャイマセ」
と怪しげな日本語で挨拶をし、包丁と、・・・あれは何と言う道具アルか?要するに、肉をひっくり帰す為の平らなシャモジみたいなヤツ・・・を、さっそうと空中に放り上げ、それを両手で受け取るパフォーマンスを披露して失敗。二つとも鉄板の上にガッチャン。
テレ笑いで胡麻化して、肉や野菜を鉄板に。この手付きがいかにも不慣れで、どうやら、ニワカ仕立てのインチキ職人らしいのこと。途中で、胡椒や塩が入った容器を空中に放り上げ、受け取ろうとしたが、これまた失敗。
珍さん、ニヤニヤしながら見ていたアルが、他の客は、
「日本料理って妙な事をするんだなあ。鉄板の上に包丁だの胡椒だの塩を落とすのが日本 流らしい」
と、結構、真剣な顔をして見ているアルから、珍さん、なおさら可笑しいアルヨ。
肉が焼き上り、それぞれの目の前に分けられ、それを食べていたら、メキシコ・アジア混合ダブルスのアベックたちが、ギャーギャーと大声を上げ始めたのこと。どうやらデブ女が、上手く箸を使えなくて皆で騒いでいるアルヨ。
男2人と女1人がデブに箸の使い方を教えているアルが、そいつらだってロクな持ち方をしていないのこと。それでも、最近の日本のアホ・ネーチャンよりはマシな持ち方アルヨ。
教えている方もデブも、箸の下の方、4分の1くらいの位置を握っているアルから、箸先が1センチくらいしか開かないし、うまく閉じないアルヨ。上の方は10センチも開いているアルから、バランスが悪くて物をちゃんと掴めないのこと。ここで珍さん、カイゼル髭に飲まされた日本酒の力を借りて、
「これぞ、ヤマト魂、フジヤマ・ゲイシャ流ジャパニーズ・チョップ・スティックの使い方だあーーー!」
とばかり、テーブルに名刺を置き、それを箸で摘まんで見せたアルヨ。一同、
「オー!ウタマロー!」
と驚嘆の声と拍手。調子に乗った珍さん、6人に向かって、右手を高く上げ、
「箸の上の方を持て」
と無言で示したアルヨ。全員、
「ナールホド!」
と珍さんの指の通りに真似をして、肉を挟んだアルが、デブは相変わらずポロリポロリ。仕方が無いから、デブに手取り足取りで教えてやったアルが、所詮、デブはデブ。いくら教えてやっても出来ないアルヨ。
珍さん、ついでに、「箸使いの禁じ手」まで教えたアルヨ。知らない読者も多いと思うアルから、参考にするよろし。しかし、珍さんも妙なことを知っているのこと。
「渡し箸」:椀の上に箸を水平に置くこと。椀の縁から縁に橋渡しをする状態。箸置きが 無い場合はお盆の縁に食べる方を内側にして、持つ方をお盆の縁に置く
「迷い箸」:どれを食べようかと迷って、あっちこっちの椀の中身をつつくこと
「寄せ箸」:椀の中の料理を箸で自分側に寄せること
「刺し箸」:ダイコンなどを箸で刺して食べること
「日本橋」:日本人なら「ニホンバシ」、大阪人なら「ニッポンバシ」と発音する
「鶴 橋」:洗面器に入った牛の轢死体を、真っ黒いビニールのゴミ袋に囲まれてナニワ の貧乏人が食うところ。駅のホームに焼き肉の臭いが充満している
「ねぶり箸」:どれを食べようかと迷っている間に、箸を口に縦に突っ込んで、箸をしゃ ぶること
こんなことを教え終わったアルが、デブと付き合っていても面白くないアルから、「珍さんの教養講座・正しい箸の持ち方」はそこそこに止め、日本酒を4合飲んで、その店を出たアルヨ。