とまと日記 2011

最近、映画のイラストばっか。気ままに続けます

06.11.01 タイ旅行紀4 疲れたゆとり日

2006年11月04日 | 生活と僕
4日目

朝、もう疲れがたまって動けません。本当はビーチに行って食事をする予定だったのを変更して、バンコク観光にしました。
時間もあるのでスカイトレインの端から端まで乗りました。やっぱり貧富の差が見えます。日本ではここまで格差はないだろう…。中間が多いからね。。
甲殻機動隊に出て来たマーケットやら、廃墟街の真横に超高層ビルやゴルフ場やメガショップングモール。。
一番左上の写真の通り、クルマの交通網はとんでもないほどどこでも渋滞してます。車の数もすさまじいけれど、トヨタ、ホンダが大半。特にトヨタ強し!!
そしてバスの排気ガスがスモッグとなってノドをやられるくらい空気が悪くなってます。
この街は高度経済成長期のようで、「まずは交通整備から整えましょう」と言わんばかりに鉄道、地下鉄、高速道路が近年次々にオープン。今の日本橋みたいに勢いで作っちゃいました感満載のも多々目につきます。この国は若い。勢いがある。。
おじいちゃん大国となった日本にはない輝きがある。。明日の飯のことを考える市民とギラギラと口座を見つめるリッチマンとの格差はこれからもどんどん広がってくんでしょう。きっとあと10年後にまたタイに行ったら、どうなっているんだろう。バブルはじけなきゃいいですなぁ。

そして少し足を運んでタイ式マッサージのお店へ。個室に入って、足をマッサージしてもらいました。まさにリゾート。優雅なひと時。。。
けれども、足だけマッサージしてもらったことによって、体のバランスが非常に悪くなってしまった。足だけ軽くて、疲れが上へ上へと北上しています。背中が痛い…。天使の都は天使の羽が生える部分が痛みます。

道ばたの屋台で立ち食い。15円の焼き鳥最高。たこ焼きみたいなココナッツ焼き、甘いけどうまい。しかもおごりだった。

その後ちょっと早いけどホテルへ。もう、疲れがピークになってしまっていました。
匂いとか、見ては行けないものとか、ガスとか、人の多さとか、とりあえずこの国は全てが『濃い』。だから疲れました!

ホテルでお昼寝。の前に僕だけホテル1Fのカフェでアフタヌーンティーを。八代亜紀が来ていた。え~~。。。
日本人が日本語で苦情をつけていた。え~~!!バンコク滞在30周年って書いてある!!まじですか。

夕飯は昨日の日本料理屋へ。
そのまままたホテルに戻って僕だけ、今度はバーでビールを引っ掛けました。たしか夜1時ごろ。生演奏していて、客も少なくなって来たのでリクエストにマイケルを頼みました。無理でした。無難にビートルズ頼みました。お酒が進みます。

思えばタイで使ったお金の4割が二日目の屋上レストラン・シロッコで使ったのでした。

お供の彼が言っていたのだけれど、
バンコク市内を走るスカイトレインの建造に日本が資金提供をしていると記されたプレートが貼ってあった。JRかなんかの建築部門が出向いて作る。高速も作る。道路ができれば車が走る。車が売れる。(日本車が。)。。。
結局日本に還元されるカタチができているみたい。。

甘いー辛い 安いー高い キレイー汚い 最先端ーおんぼろ 等比較しやすい極端なほど極端の国でした。

こんな旅でした。
次の日は丸一日帰りの便に使わされました。

06.10.31 タイ旅行紀3 アジア圏はカオスです。

2006年11月04日 | 生活と僕
3日目
朝からアユタヤ遺跡へ。
電車の旅です。片道160円。安!
ここで物価を紹介しておくと、スカイトレイン一日乗車券が300円。タクシーの基本料金が70円。タクシー一時間貸し切り代は高くても600円。タイ料理は一食300円くらい。ミネラルウォーターが60円。焼き鳥一本15円。タイ式マッサージが一時間1050円。雑誌は300円未満。昨日のシロッコでの食事代が9000円。
ipodは日本と同じ数万円。ブラビアは日本より高い十数万円。
なんかおかしくないですか??高いもんは高い。マーケットで生活している人達はブラビアレベルの買い物は不可能に近いんではいでしょうか?十円単位の驚き価格帯と日本と変わらない価格帯が共存しています。それは街にも言えることで、六本木ヒルズの真横に北朝鮮がある感じです。カオスとはこの街のことか。。

で、その列車が出発しない。30分遅れです。すいませんのアナウンスもなし。いきなり出発します。(写真1)

世界の車窓から。(写真2)貧困層の家が続きます。すまんが、すんごい汚くてぼろい。国際都市バンコクのカオスが見えます!

アユタヤ駅についたら、日本人観光客目当てのツアーの客引きにあう。タクシーの貸し切りってことで、頼もしい相方様が交渉して1時間にしてみました。あぶねぇ三時間にされるところだった。
遺跡は昨日見た王宮とはまた変わって、荘厳なる存在感。シルエットが美しい。
遺跡なんだけれども、そこに立つ仏像にまだ黄色の布がキレイに着せられていることから新旧関係なく神聖なんだなぁと感じます。(写真3~6)
神聖な仏像を西洋人や日本人がパシャパシャ写真を撮っていていいのかなぁ。ただの観光名所と化しそうな感じもします。

この遺跡、中も入れました。中はコウモリの巣でした。

その後、ゾウに乗りました。(写真7)小ゾウだったけれどやっぱりでかいです。近くの遺跡周辺をめぐるアトラクションとなっていて、コースで会うのは日本人観光客ばかり。少なくともゾウの背中には240キロの重さがのしかかっているのにタフだなぁ…。

この国には犬がやたらと歩いている。首輪のしてある犬から皮膚病の犬まで。
なんなんでしょう?遺跡のお庭で嘔吐していたり、猫だけど王宮のど真ん中で糞してたり、排気ガスのたかる道路沿いを好んで寝ている犬しかり。。謎なり。



そして夕食はホテル近くの高級デパート内にある日本料理屋へ。カリフォルニア丼を頼んだ。(写真8)カリフォルニア丼と言ったらマグロとアボガドのハズ。でもアボガドとトビッコにチープダウンされていた。けど、意外や意外。タイ米の酢飯がイケルんです!うまい。やっぱり和食に尽きる。茶碗蒸しの再現度は素晴らしいです。厨房さえ見なければ。

06.10.30 タイ旅行紀2 バンコクのふしぎ 

2006年11月04日 | 生活と僕
2日目
朝から王宮へ行きます。ホテルから出た瞬間、34°の熱帯気温が直撃します。暑いけど日本のじめじめとは違って、カラっとした暑さ。でも暑いもんは暑い。
駅の広告にはキャシャーンのパチモンが。(写真1)

王宮は恐らくバンコク市内1、2を争う観光スポットです。それはそのはず、名の通りthe王宮。金金金色!装飾装飾金金金!!!!(写真2)
目に飛び込む情報量がハンパないです。隙間なんて存在は許されないがごとく装飾で埋め尽くされています。ヨーロッパのデコレーションとは違った情報量です。(写真3)

勝手に予想だけれども、タイから韓国、沖縄へとこのような装飾文化が移ったのかな??。沖縄に通じる造形です。でも本場はすごいなぁ。
宗教の力ってとんでもないな。。日本の大仏なんて観光資源にもなりはしないと思ってしまいます。なぜ鎌倉大仏や奈良や牛久大仏にあれだけの集客があるのかが謎になって来る。ここの王宮には鎌倉、奈良レベルの巨大クラスの仏像がごろごろある。三十三間堂みたいなのもいくらでもある。宗教の本場本物とコピーの違いか。無宗教の僕には「なんだこれ!?」と驚くしか出来ませんでした。

タイの大仏は金で塗り固められていて、きらびやかで細やかな装飾の空間が神聖な雰囲気を感じる。だけれども、正直空港でも感じたけど、なんか、甘い。
甘いというのは、大仏の造形をとっても巨大になればなるほどデッサンが狂っているかのようになっていました。のっぺりしているというか。。でかい大仏の量産体勢があったのかと思えるほど雑。空港も一見、「ちょーすごい」んだけど、コンクリの最後の仕上げが甘かったり、あまり見られないところは手抜きしてあったりしていて、日本の細やかな仕立てさは感じられなかったなぁ。今となってはそう思う。。そんな目で日本の奈良、鎌倉大仏を見返すと、なんとも美しいではないですか。静かで知的なzjapanese coolですな。

その後、リバーサイドレストランで初のタイ料理を。辛!!!甘!!!!。(写真4)


その後、ワット・ポーという寺院へ。(写真5)
全長46mの横たわっている仏像です。でっっかい。なんてスケール感覚なんだろう。この国は。
写真では伝わりません。身近に見れる分、牛久よりも違った意味で迫力です。(あれもとんでもない存在感。)何より例のごとく金色で塗られています。
そし近くの仏塔の装飾がデコレーションケーキみたいでかわいい!!!(写真6)


それにしても日本人も多いけれど。西洋人の観光客がめちゃくちゃ多い。もの珍しさというか、キリスト教とは異なった世界観の仏教世界はさぞ興味深いんだろうなぁ。ギラギラして光り輝く黄金のセンスも西洋人には新鮮でしょうて。キリスト教と仏教を極めた教授っぽい人と行ったら、めちゃくちゃ楽しいに違いない。

その後、ワット・スケートと呼ばれる人口の丘寺院へ行ってバンコク全景を眺める。貧富の差に唖然。

そしてバンコクの六本木ヒルズ、『サイアムパラゴン』へ。(写真8)なんじゃこりゃ。
なんじゃこの豪華高級スポットは…。タイの一般市民層は立ち寄れそうにない。日本と変わらぬ金額。ブランド。
タイは本気で世界が二分している。裕福層と貧富層。。。
そこで併設されている水族館へ。ディズニーシーにあっても違和感がない水族館という名のアトラクション!!本当にタイですか??(写真7)

本日の締めくくりは、疲れた体を癒すかのように地上63階立ての屋上に作られた高級レストラン「シロッコ」へ。(写真9)
すんごい。日本ではまず無理なレストランです。360°光の都。山がないから東京タワーで見る都市とは見え方の桁が違う。なによりガラスで仕切られていない、生の天空体験は眉唾物の鳥肌物の体験です。口が閉まりません。
天使の都という意味もわかる。ものすんごごい体験でした。おいしいし。やばいわぁ。タクシー代が90円で、シロッコの食費が9000円。
物価が崩壊しているでしょう?。
日本だと風強いから作ることすら無理でしょう。。。そして客は皆観光客。そう、市民では入れないほど高級ってことなんでしょう…。


06.10.29 タイ旅行紀1 以外と遠いです。

2006年11月04日 | 生活と僕
タイに行ってきました!
今回の旅のお供は高校の同期で予備校も一緒、来年から某クルマメーカーの花形デザイナーさんです。なんだかエリートの雰囲気漂います。そして英語の通訳を全て任せてしまいました。本当にありがとう!そしてすんません。

タイはとんでもない国です。旅行中に再読していた養老剛志著の『バカの壁』に通じる二元論そのものが適用されまくる国です。高度経済成長期まっただ中です!
とりあえず、何をしていたかを忘れないうちにメモみたいに書きます。

1日目。
香港経由でバンコクへ。成田に比べて、香港もバンコクも国の顔としての機能は十分果たしているように思えます。
だってカッコイイんだもん。おしゃれです。あぁぁ。成田の地味地味さと比べられない。。バンコク、香港はまさに国際都市と言わんばかりです。ここらと比べたら日本って外人観光人って本当に少ない気がします。
トータル八時間のフライトです。機内食は当然まずいです。
エンタメ機器がなぜかぶっ壊れていて僕の席だけ見れなかったりしました。

ホテルについたらもう夜中の1時近くになっていた。このホテルが豪華!!
でかさに圧倒され、ロビーのゴージャス&タイっぽさに押され、部屋の広さに感動。そして柔らかなベッドへ直進go~~。