【戦場にかける橋】
9/2「東亜日報」が<スリランカに「戦場にかける橋(原題:クワイ川の橋)」が再建される>と報じていて驚いた。
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2014090238368
米映画「戦場にかける橋」(1957)は、北部タイとビルマをつなぐ鉄道建設に動員される英軍捕虜と日本軍捕虜収容所長の物語で、鉄道橋が建設される場所がタイのクワイ川だ。どうしてスリランカが絡むのか、不思議に思い記事をよく読むと、ロケ地がスリランカでここにクワイ川橋の木製実物大セットが組み立てられ、実際に爆破されたのだそうだ。
この地は長らくそのままになっていたが、最近ダムができ景観が変わることになった。それが不満で住民が反対するので、宥めるために「クワイ川橋」の実物大模型を再建することになったという話。
最後に多くの兵士を乗せた日本軍の列車が爆破されて、崩れ落ちる橋もろともクワイ川に飲み込まれていくシーンは印象的だった。あの橋が実際にはスリランカで撮影されたとは知らなかったが、映画のメッセージは明瞭だった。捕虜と収容所長という立場の違いを超えて、戦争が終われば平和目的に役立つ鉄道建設の意義をわかりあう。協力して作り上げた鉄路と鉄橋が戦争の論理に基づいて、ダイナマイトにより爆破されてしまう。
しかしスリランカはたんにロケ地を提供したというに過ぎない。こんなものにニュースバリューがあるのか、と思う。
9/2「東亜日報」が<スリランカに「戦場にかける橋(原題:クワイ川の橋)」が再建される>と報じていて驚いた。
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2014090238368
米映画「戦場にかける橋」(1957)は、北部タイとビルマをつなぐ鉄道建設に動員される英軍捕虜と日本軍捕虜収容所長の物語で、鉄道橋が建設される場所がタイのクワイ川だ。どうしてスリランカが絡むのか、不思議に思い記事をよく読むと、ロケ地がスリランカでここにクワイ川橋の木製実物大セットが組み立てられ、実際に爆破されたのだそうだ。
この地は長らくそのままになっていたが、最近ダムができ景観が変わることになった。それが不満で住民が反対するので、宥めるために「クワイ川橋」の実物大模型を再建することになったという話。
最後に多くの兵士を乗せた日本軍の列車が爆破されて、崩れ落ちる橋もろともクワイ川に飲み込まれていくシーンは印象的だった。あの橋が実際にはスリランカで撮影されたとは知らなかったが、映画のメッセージは明瞭だった。捕虜と収容所長という立場の違いを超えて、戦争が終われば平和目的に役立つ鉄道建設の意義をわかりあう。協力して作り上げた鉄路と鉄橋が戦争の論理に基づいて、ダイナマイトにより爆破されてしまう。
しかしスリランカはたんにロケ地を提供したというに過ぎない。こんなものにニュースバリューがあるのか、と思う。
戦争映画は数多く作られ、戦争の悲惨さ、虚しさ、如何に愚かな事かとその都度問いかけられてきたのに、今この時にも世界中で、尊い人命が犠牲になっていることに胸が痛みます。
スリランカで新たに作られた橋が、単なる観光で無く、訪れた人々に戦争の無意味さを再認識して頂ける場で有って欲しいものです。