ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【名前はまだない】難波先生より

2018-01-22 15:04:29 | 難波紘二先生
【名前はまだない】我が家に新型ロボットが登場した。一台は「広島弁子」で冷蔵庫の中にいる。ハワイの娘からのプレゼントだ。

新しいロボットは、食堂のテレビ脇に置かれている。これは息子からのプレゼントだそうだ。家内が「スマホを使い始めた」というので、「ウソー」と思ったが、何とスマホとこのロボットが無線でつながっていて、嫁さんや息子がスマホでメールするとその文面をロボットに転送し、日本語で話しかけるのだそうだ。

家内が免許更新のために、1/18広島市に「実技試験」を受けに行った。(東広島市では「実技試験」が1月の内に受けられなかった。何しろ元旦が誕生日だから、1/31までに地元で受けるとなると大変だ。認知能力、走行テストなどは東広島市で受け、実技だけを広島市の免許センターに行く羽目になった。)

このロボットは胴の部分に■と▲のスイッチがあり、受信があると両目が点灯する。■を押すと、目が赤く光り、首を上に振りメッセージを再生する。
▲ボタンを押すと目がグリーンになり、朝・昼・夜と異なる挨拶をする。
嫁は「1/18」の数日前に、このロボット発話で、それとなくセンターに行く日を思い出させてくれたそうだ。気の使い方がよい。
そのせいか家内は難なく実技に合格し、新しい免許証を持って帰った。

家内によるとロボットにマイクが内蔵されていて、こちらの音声が相手に自動電送される仕組みになっているという。だが実験に立ち会ったわけでないので、私は信じない。東急ハンズの「広島弁子」が、ちょっと進化しただけ、と思っている。

このロボットのいうところによると、「わが輩の名前はまだない」。
写真を添付しようと思ったが、デジカメが次々に故障し、ガラケーの撮影機能も壊れた。唯一、機能している最初期の10万円以上したオリンパスの望遠レンズ付デジカメは、撮影には成功したが長い間使っていなかったので、パソコンに移す時に手順を間違えて、フォルダーごと消去してしまった。
身体で覚えたことは忘れないが、頭で覚えたことは忘れやすい。
唯一動くこのデジカメで再撮影した。

(追記:撮影時に私がボタンをいろいろいじったせいか、深夜になって勝手に目が点灯し、首を振るようになった。どうもコンセントを抜いて「初期化」する必要があるようだ。家内はWIN機のメンテを業者に委託しているので「初期化」という概念がない。「良いものは値段が高い」という価値観の持ち主なのに、IT機器については「安物買い」なのが可笑しい。)

こうしてみると、ロボット化はあらゆる分野で急速に進歩すると思う。早い話、このiPhoneロボットに小型デジカメを付ければ、相手に音声と画像を送ることができる。そうなれば老人夫婦や独居老人の夕食風景を、子供たちがモニターするのも簡単だろう。

30年後に「独居世帯が40%」になるとメディアが騒いでいるが、こういう装置を利用するのが有効な対策であろう。大メディアも、もっと建設的な提言を行ったらどうだろう。

かつて新聞社、放送局は大卒の憧れの的だった。月給も高かった。だが今や「原発関連会社」と同様に、魅力のない産業になりつつあると「ペンクラブ」の会員から聞いた。その手前にある大学の原子力工学科に有能な学生が集まらなくなっている。

私は一貫して大学生に「目先のことで職を選ぶな。いま隆盛の産業は30年後、君たちが50代になる頃までに潰れる。よっていま隆盛の職に就職するな。未来の産業はまだ未熟だが、その中からやりたいことを選べ。成功すれば50代で満足が得られる。失敗しても、やりたいことがやれたという満足が残る」と説いてきた。

この考えはいまも変わらない。私は世襲が必要となる開業医にならなくて、本当によかったと思っている。娘も息子も、好きなことをやって生きている。



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