【私の省エネ】
毎年冬場にはエアコンとオイルヒーターを仕事場で使用していた。福島原発事故以来、電気料金が上がり、おまけに「省エネ発電賦課金」というわけのわからない税金までかかるので、昨今の電気代はバカにならない。冬場は月に2万5000円以上の電気代がかかるが「そんなものか…」と思っていた。
きっかけは、手が乾燥して困るので、初め本のページをめくるために、指サックや炊事用手袋を買ったことだった。すぐに「空気が異常乾燥しているが原因だ」と気づいた。
そこで12月9日に、ホームセンターで温度・湿度計(中国製)を買ってきて、室温と湿度を記録し始めた。窓の外にも同じものを取り付けて、外気温・湿度の測定も始めた。
すぐに判明したことは早朝、起床後すぐの仕事場の気温は12〜14度、湿度は40〜50%なのに、外気の方は温度が2〜4度、湿度は50〜70%もあり、室内が乾燥していることだった。暖房が効き始めると湿度はさらに低下し、30~40%にまでなる。
そうなると露出した皮膚の部分から水分を奪われるので、暖房を25度に設定していても寒く感じる。
そこで超音波式の加湿器を5,000円で購入したのが12月27日。書庫部分と書斎(仕事場)部分を浴用カーテンとカーテンレールを使って仕切り、必要最小限部分だけを加湿・暖房することにし、階段上側に古い扇風機を下向きに風を送るように配置した。
原理的に除湿機能があるエアコンの使用を停止し、電気カーペットとオイルヒータだけにした。今年に入り、室温18度、湿度50%が保てるようになったが、カーペット250W、電気ヒーター800Wと主な熱源が電気だけであるのに、気づいた。利点は空気の汚れが少ないことだが、いま石油が安くなっているので、対費用効果とエネルギー源の分散という点からも、石油ストーブを導入する方が賢明かも知れない、と思いついた。それに石油は燃焼したら水と炭酸ガスを出す。少なくとも空気乾燥は防げる。
それで2月1日にホームセンターで石油ファンヒーターを1万円弱で買い、灯油ポリタンクと手動ポンプも買い、使用を開始した。灯油は76円/Lだったと記憶する。で5Lタンクで3日間暖房ができるから、10日程度もつ。予備のポリタンクがあれば、月一度の給油でよいはずだが、灯油は余った場合、空気に触れると変質するから夏場の保存に困る。だからガソリンスタンドを兼ねている、車で3分先にある、自動車屋で給油する方が賢明だろう。
毎月22日が電気メータの検針日で、先月請求分の領収書(電力使用量)と次月請求書(今月検針量)を置いて行く。それを見て、初めて大きな変化があることがわかった。
10月電気料金= 6,480円
11月— = 12,972円 (昨年11,152円)
12月— = 21,728円(昨年22,681円)
1月— =24,584円(昨年29,217円)
2月— =15,676円
10月はまだ暖房を使用していない時期で、約6000円というのは夏場のクーラー使用時の平均的電気代である。
昨年の同月に比べて、今年の電気料が減っているのは、書斎部分だけをカーテンで囲ったためである。これで熱放散が妨げられるようになったが、机の前の窓側換気扇が通気機能を保っているので(つまりプチプチで塞いでないので)通気性は別に悪くなっていない。
11月〜1月と電気代が高くなったのは、暖房の開始→空調、電気カーペット、オイルヒーターの併用という段階とよく対応している。2月に約1万円下がったのは、空調とオイルヒーターの両方を止めたからであろう。
2月はまだ20日分しか計算に入っていないが、それでも連日の寒波だったのに1万円の削減効果が出ている(もちろん灯油代40L=約2800円が別途かかっている)。
正確な計算は3月分の電気料金請求書を見ないとわからないが、概算では2ヶ月で約1万5000円の利益が出て、加湿器と石油ファンヒーターの設備投資費1万5000円を回収できそうである。もっとも石油価格が上昇に転じたから、計算は狂うかも知れないが…。
上から温風を吹き出すエアコンでの暖房には、やはり微気象学的にみて無理がある。それに空気乾燥はさけられない。よって空調は冷房用に夏場だけに使うようにしたい。
まる40日間の空気温度・湿度コントロール下での体験によると、「気温18度で寒くない」という政府の省エネ指針は間違ってはいない。但し「湿度を50〜60%程度に保った場合」と付け加えるべきだ。湿度が50%以上あれば不感蒸泄が押さえられるので、体感温度は18℃でも寒く感じないのは事実だ。
皆さんも、1000円程度で買えますから、ぜひ温度湿度計を買って、居室やリビングなどの空気の温度と湿度をチェックしてみましょう。
毎年冬場にはエアコンとオイルヒーターを仕事場で使用していた。福島原発事故以来、電気料金が上がり、おまけに「省エネ発電賦課金」というわけのわからない税金までかかるので、昨今の電気代はバカにならない。冬場は月に2万5000円以上の電気代がかかるが「そんなものか…」と思っていた。
きっかけは、手が乾燥して困るので、初め本のページをめくるために、指サックや炊事用手袋を買ったことだった。すぐに「空気が異常乾燥しているが原因だ」と気づいた。
そこで12月9日に、ホームセンターで温度・湿度計(中国製)を買ってきて、室温と湿度を記録し始めた。窓の外にも同じものを取り付けて、外気温・湿度の測定も始めた。
すぐに判明したことは早朝、起床後すぐの仕事場の気温は12〜14度、湿度は40〜50%なのに、外気の方は温度が2〜4度、湿度は50〜70%もあり、室内が乾燥していることだった。暖房が効き始めると湿度はさらに低下し、30~40%にまでなる。
そうなると露出した皮膚の部分から水分を奪われるので、暖房を25度に設定していても寒く感じる。
そこで超音波式の加湿器を5,000円で購入したのが12月27日。書庫部分と書斎(仕事場)部分を浴用カーテンとカーテンレールを使って仕切り、必要最小限部分だけを加湿・暖房することにし、階段上側に古い扇風機を下向きに風を送るように配置した。
原理的に除湿機能があるエアコンの使用を停止し、電気カーペットとオイルヒータだけにした。今年に入り、室温18度、湿度50%が保てるようになったが、カーペット250W、電気ヒーター800Wと主な熱源が電気だけであるのに、気づいた。利点は空気の汚れが少ないことだが、いま石油が安くなっているので、対費用効果とエネルギー源の分散という点からも、石油ストーブを導入する方が賢明かも知れない、と思いついた。それに石油は燃焼したら水と炭酸ガスを出す。少なくとも空気乾燥は防げる。
それで2月1日にホームセンターで石油ファンヒーターを1万円弱で買い、灯油ポリタンクと手動ポンプも買い、使用を開始した。灯油は76円/Lだったと記憶する。で5Lタンクで3日間暖房ができるから、10日程度もつ。予備のポリタンクがあれば、月一度の給油でよいはずだが、灯油は余った場合、空気に触れると変質するから夏場の保存に困る。だからガソリンスタンドを兼ねている、車で3分先にある、自動車屋で給油する方が賢明だろう。
毎月22日が電気メータの検針日で、先月請求分の領収書(電力使用量)と次月請求書(今月検針量)を置いて行く。それを見て、初めて大きな変化があることがわかった。
10月電気料金= 6,480円
11月— = 12,972円 (昨年11,152円)
12月— = 21,728円(昨年22,681円)
1月— =24,584円(昨年29,217円)
2月— =15,676円
10月はまだ暖房を使用していない時期で、約6000円というのは夏場のクーラー使用時の平均的電気代である。
昨年の同月に比べて、今年の電気料が減っているのは、書斎部分だけをカーテンで囲ったためである。これで熱放散が妨げられるようになったが、机の前の窓側換気扇が通気機能を保っているので(つまりプチプチで塞いでないので)通気性は別に悪くなっていない。
11月〜1月と電気代が高くなったのは、暖房の開始→空調、電気カーペット、オイルヒーターの併用という段階とよく対応している。2月に約1万円下がったのは、空調とオイルヒーターの両方を止めたからであろう。
2月はまだ20日分しか計算に入っていないが、それでも連日の寒波だったのに1万円の削減効果が出ている(もちろん灯油代40L=約2800円が別途かかっている)。
正確な計算は3月分の電気料金請求書を見ないとわからないが、概算では2ヶ月で約1万5000円の利益が出て、加湿器と石油ファンヒーターの設備投資費1万5000円を回収できそうである。もっとも石油価格が上昇に転じたから、計算は狂うかも知れないが…。
上から温風を吹き出すエアコンでの暖房には、やはり微気象学的にみて無理がある。それに空気乾燥はさけられない。よって空調は冷房用に夏場だけに使うようにしたい。
まる40日間の空気温度・湿度コントロール下での体験によると、「気温18度で寒くない」という政府の省エネ指針は間違ってはいない。但し「湿度を50〜60%程度に保った場合」と付け加えるべきだ。湿度が50%以上あれば不感蒸泄が押さえられるので、体感温度は18℃でも寒く感じないのは事実だ。
皆さんも、1000円程度で買えますから、ぜひ温度湿度計を買って、居室やリビングなどの空気の温度と湿度をチェックしてみましょう。
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