【書評】エフロブ「買いたい新書」NO.204書評に、本庶 佑「ゲノムが語る生命像」( 講談社ブルーバックス)を取り上げました。
http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1391746714
京都出身ですが、父親が山口大学医学部耳鼻科の教授だったので、宇部で育ち京大医学部に進学しています。分子生物学ことに遺伝子の多様性発現の研究で知られ,のち京大教授になりました。2013年文化勲章を受章しています。
20世紀の生物学は、大腸菌からヒトまで同じ遺伝子とその複製の仕組みを持っていることから,すべての生命の起源が単一だと明らかにし、その進化系統樹を精密に描けるようになった。新しい生命観が思想や倫理に及ぼす影響は大きく,今後の生命学は「還元主義」の徹底によりもたらされた知識をどのように綜合して行くかが問題となると説く。「幸福感の生物学」という一文は、そのような著者の思想を具体的に示していて秀逸だと思いました。
お薦めの1冊です。
http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1391746714
京都出身ですが、父親が山口大学医学部耳鼻科の教授だったので、宇部で育ち京大医学部に進学しています。分子生物学ことに遺伝子の多様性発現の研究で知られ,のち京大教授になりました。2013年文化勲章を受章しています。
20世紀の生物学は、大腸菌からヒトまで同じ遺伝子とその複製の仕組みを持っていることから,すべての生命の起源が単一だと明らかにし、その進化系統樹を精密に描けるようになった。新しい生命観が思想や倫理に及ぼす影響は大きく,今後の生命学は「還元主義」の徹底によりもたらされた知識をどのように綜合して行くかが問題となると説く。「幸福感の生物学」という一文は、そのような著者の思想を具体的に示していて秀逸だと思いました。
お薦めの1冊です。
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