goo blog サービス終了のお知らせ 

ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【身から出た錆び】難波先生より

2013-11-06 18:28:39 | 難波紘二先生
【身から出た錆び】「朝鮮日報」が日本の「集団的自衛権」問題について、あわてふためいた「社説」を掲載している。
 【社説】日本の集団的自衛権は米日だけでなく韓国の問題だ
 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/28/2013102800553.html
 がそうだ。
 <韓国政府は韓半島有事の際、在韓米軍が攻撃を受けた場合にこれを口実に日本軍が韓半島に介入する事態は絶対に容認できないとの立場を米国に伝えたようだ。日本の武力が韓半島に再び踏み込むことは、いかなる場合であれ絶対にあってはならない。>


 もし北朝鮮がふたたび38度線を突破し、怒濤のごとく南朝鮮に進撃したら、韓国軍はこれに対抗できない。何しろ韓国製の魚雷は80%が不発というお粗末だ。自国製のミサイルも核兵器もない。
 では朝鮮戦争の時のように、米軍が防衛と撃破を引き受けてくれるかというと、もう米国にその余力がない。厭戦気分でいっぱいだ。ではどこが助けてくれるのか。
 朝鮮戦争の際には、日本は「警察予備隊」を創設し、日本海の警備と米軍の後方支援を担当した。日本の生産力は、米軍の軍需物資をフル生産して支援すると同時に、景気の向上に貢献した。いわば「隣家の火事」で儲けさせてもらったわけだ。


 隣国が日本の介入を忌避するのなら、「脱出難民」つまりボート・ピープルの受け入れさえ拒否せよというのだろう。


 私は「二国間の集団的自衛権」というのは、国連憲章の本来の主旨に背くので反対である。これは「軍事同盟」にほかならない。
 もともと国連は一種の世界政府を目標として設立されたものだ。「国際連盟」の失敗を教訓として、総会と理事会を置き、常任理事国に理事会決定への拒否権を持たせた。
 そこで理事会決議が「正当な戦争」を決めるという主旨になっている。
 この仕組みが「集団安全保障」である。「集団的自衛権」とはその一部にすぎない。


 朝鮮半島有事の際に、米国が単独介入することはありえない。在韓米軍が攻撃されたら自衛のため反撃することはあるだろうが、全面戦争にはならない。必ず国連安保理にかける。
 だが、「日本の集団的自衛権は…韓国の問題だ」と韓国がいうのであれば、自国は自力で守れ。第二次朝鮮戦争では日本は日本海沿岸にパトリオット・ミサイルをならべ、日本海をイージス艦で巡行しておればよいということだ。


 もし中国が「中性子爆弾」を持っていて、北朝鮮援助のためにこれを使うと、中性子の性質上、生物は即死するが水分を含まない社会インフラ、工場、機械、戦車、軍艦等は無償のまま残るから、死体を処理すればすぐに利用できる。韓国軍は全滅だろう。大都市の住民も大半は死滅するだろう。


 明治維新後の日本国書を「天皇」という文字があるからと、難癖をつけて受け取りを拒否し、無礼だと「征韓論」を日本に引き起こした。大西郷は本気で怒った。
 そのくせ1897(明治30)年には「大韓帝国」と名乗り、国王が「皇帝」になった。「帝国」とは、多民族を支配する国家をいう。ローマ帝国やロシア帝国や日本帝国はあっても、「大韓帝国」はありえない。これを「夜郎自大」という。

 何しろ物事の軽重、優先順位のわからない国だから、取るに足りない「竹島」であれだけ挑発しておいて、「集団的自衛権」が日本で本気に議論され始めたらあわてて「韓国の問題だ」などという。「元慰安婦」問題でも「寝た子を起こした」。
 こういうのを「身から出た錆び」と日本ではいう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。