関東では20℃近い気温になったそうですが、こちらは1月中旬に降った雪がやっと屋根から滑り落ちたところです。1昨日の昼間、寝室のベッドサイド・テーブルの本を取りに戻ったら、「ドカン」という雷のような音がしました。「この天気で落雷はおかしいな…」と思いながら、勝手口のドアを開けて書庫にもどろうとしてびっくりしました。出口から車庫のシャッター前まで大量の滑り落ちた雪が溜まっていました。
もし運悪く直撃されていたら、たぶん全身の多発性骨折を来すか、圧死していたでしょう。2階の屋根に雪止めの突起は設けてあるのですが、一重しかなく、たまたま下側右半分の雪(屋根全体の1/4)が滑り落ちたものでした。今年は20年ぶりで50cmも積もったので、量的には相当あり、シャベルで通路を作らないと、勝手口からの出入りも困難な状況になりました。
幸い、その後気温が上昇したので、通路部分の雪は消えました。
各地でも雪害があったことと思います。難儀された方々にお見舞い申し上げます。
【トランプとメイフラワー号】
1620年、英国教会の異端派ピルグリム・ファーザースに共鳴する信徒102人がメイフラワー号に乗船して南イングランド・プリマス港を出帆し、米ニューイングランド・プリマス港に上陸した。英国から米国への最初の移民である。いわば本国の宗教的弾圧からの「難民集団」である。
ところが移民たちは新大陸での農耕経験がなく、たちまち食糧難に陥り半数が餓死した。この時彼らに食糧を供給し、農耕方法を教えたのが先住民のアメリカ・インデアンである。
1621年秋には最初の収穫があり、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%82%BA
生命を救ってくれたワンパノアグ族とその酋長を招待して、祝宴を開いた。これが「感謝祭(サンクス・ギヴィング・デー)」の起源とされている。ニューイングランドは米国発祥の地であり、あの時、移民たちが「入国禁止」措置を受けていたら、今日の「アメリカ合衆国」はなかった。
その後のアメリカがアフリカから黒人奴隷を輸入することで南部の綿花プランテーションを開発し、豊かな中西部でインディアンを追放・殺戮することにより、白人の農地を拡大したことは少しでもアメリカ史をかじったものなら、誰でも知っているだろう。
元もと「移民の国」なのに米新大統領ドナルド・トランプがやり始めた「難民受け容れ制限」は、アメリカ史に対する無知の産物としか言いようがない。近現代の世界史には、ヒトラー、スターリン、毛沢東、ポル・ポトといった無知な独裁者が出現したが、トランプもそれに匹敵するだろう。
記憶に間違いがなければ、彼らの共通点は「海外留学経験」がなく、自国語しか話せないという点だ。
トランプ政権が100日間続くかどうか怪しいが、独裁者は権力維持のために、意図的に「危機を煽り敵対感情を生みだす」という手法を用いるものだ。日本は卑屈にならず言うべきことは率直にいうという外交方針を貫いて欲しいものだ。アメリカの大衆もやがてそういう日本を支持するようになるだろう。
【思い出すことなど】
1/18(水)の「広島ペンクラブ」例会で、YOという元広島原医硏の方からご挨拶を受けた。私が医学部に進学した1963年には原医硏は建物すらなく、各研究室は医学部基礎棟に間借りしていた。
元陸軍兵器廠、後に広島県庁を受け継いだのが広島大学医学部現キャンパスで、後に大学病院、看護学校、看護婦宿舎などができた。「原医硏」もその一つにすぎない。ちなみに私の高校寮もここにあり、当時はまだ県庁があったので買物は「県庁売店」でしていた。
どうもYOさんはその頃から原医硏の職員だったようだ。
私が呉共済病院病理科から広島大教授に移籍して後のことだから、1982/6以後のことだ。その後、埼玉がんセンター内科S部長の努力で、「悪性リンパ腫と染色体異常」についての国際ワークショップが開催された。
その頃の「染色体異常解析」は人が顕微鏡撮影して、記憶に基づいて類似異常をピックアップするものでしかなかった。それをデジタル化しコンピュータ処理して、組織型との相関を求めるプログラムを開発したのが生物統計学のYO氏だ(但し上記の人とは別人)。
このワークショップの結果は「Cancer」などの国際誌に相次いで発表され、「悪性リンパ腫と染色体異常」についての知見に裨益したと思う。
その後問題が発生した。私の恩師にあたるメンフィス・St.ジュード小児病院のB先生から「原医硏の染色体コンピュータ解析プログラムを買いたい」という申し入れがあったのだ。
本人に確認したところ「異存はない」という。ところが担当教授(生物統計とは別講座)の了承を求めたら、教授会の結論として「プログラムは国有財産であり、売却はできない」という返事が返ってきた。別に特許出願中というわけでもない。
要は教授にはメリットがないということだろうと判断した。だからといって開発者でない教授に謝金を支払うのは、米側の倫理原則に合わない。研究者の世界では培養株を無償供与したり、特殊技術を教え合うことは国際常識である。(ついでながらこれは「ねつ造」を防ぐ最有力な手段でもある。STAP論文捏造は理研CDBがSTAP細胞株を抱えこんでいたから発生したのだ。)
「そんな馬鹿な話はない」と私も怒った。それでいろいろ知恵を巡らして「YO氏を病院の費用で招待留学させ、染色体のコンピュータ解析プログラムについて研究させる。その際に、持参のプログラムを病院のマスターコンピュータに組み込み、使用法は別途指導する」という案を考えつき、本人と相談したところ、「米留学はぜひしたい」ということで話はすんなりまとまった。
病院の買い取り提示額と留学の旅費・滞在費負担額はほぼ同額である。原医硏程度の教授会の裏をかくことなど、何でもないことだ。
というわけでこの問題は数ヶ月程度で解決し、YO氏は無事メンフィスに留学した。「お前は第二のヘンリー・キッシンジャーだ」と恩師に言われたが、「外交上の難問を短期に解決した」という意味では類比は当たっているかも知れないが、私としては「最大多数の最大幸福」というベンサムの原理に従って行動しただけで、いばるほどのことではない。
残念ながら、帰国後のYO氏にはどうも嫉妬が集中したようで、呉市のある大学に転出が決まり、間もなく肺がんを発症して死亡した。この事件と肺がんとの因果関係は証明できない。
「YO」という発音上は同姓同名の人にお会いしたことで、旧い昔のことを思い出した。
【タリウム事件】
1/20の「河北新報」が以下の報道をしていた。
<殺害後、ツイッターに「ついにやった」と書き込んだ。人を殺した事への達成感があったのかもしれない。「少年法は偉い。少年法マンセー(万歳)」という他人の投稿を再投稿した。>
文脈から見るかぎり「少年法があるから、お前は死刑にならないよ。万歳」という意味だと私は考える。
これをまともに読むかぎり、犯人の友人に朝鮮語の通じる高校生がおり、犯人も在日朝鮮人ではないか、と思われる。
但し犯人が日本籍なのか、朝鮮/韓国籍なのかはこの報道からは分からない。
前にも書いたが、この特異な事件について正確な事実報道をメディアに望みたいと思う。
「記事転載は事前にご連絡いただきますようお願いいたします」
もし運悪く直撃されていたら、たぶん全身の多発性骨折を来すか、圧死していたでしょう。2階の屋根に雪止めの突起は設けてあるのですが、一重しかなく、たまたま下側右半分の雪(屋根全体の1/4)が滑り落ちたものでした。今年は20年ぶりで50cmも積もったので、量的には相当あり、シャベルで通路を作らないと、勝手口からの出入りも困難な状況になりました。
幸い、その後気温が上昇したので、通路部分の雪は消えました。
各地でも雪害があったことと思います。難儀された方々にお見舞い申し上げます。
【トランプとメイフラワー号】
1620年、英国教会の異端派ピルグリム・ファーザースに共鳴する信徒102人がメイフラワー号に乗船して南イングランド・プリマス港を出帆し、米ニューイングランド・プリマス港に上陸した。英国から米国への最初の移民である。いわば本国の宗教的弾圧からの「難民集団」である。
ところが移民たちは新大陸での農耕経験がなく、たちまち食糧難に陥り半数が餓死した。この時彼らに食糧を供給し、農耕方法を教えたのが先住民のアメリカ・インデアンである。
1621年秋には最初の収穫があり、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%82%BA
生命を救ってくれたワンパノアグ族とその酋長を招待して、祝宴を開いた。これが「感謝祭(サンクス・ギヴィング・デー)」の起源とされている。ニューイングランドは米国発祥の地であり、あの時、移民たちが「入国禁止」措置を受けていたら、今日の「アメリカ合衆国」はなかった。
その後のアメリカがアフリカから黒人奴隷を輸入することで南部の綿花プランテーションを開発し、豊かな中西部でインディアンを追放・殺戮することにより、白人の農地を拡大したことは少しでもアメリカ史をかじったものなら、誰でも知っているだろう。
元もと「移民の国」なのに米新大統領ドナルド・トランプがやり始めた「難民受け容れ制限」は、アメリカ史に対する無知の産物としか言いようがない。近現代の世界史には、ヒトラー、スターリン、毛沢東、ポル・ポトといった無知な独裁者が出現したが、トランプもそれに匹敵するだろう。
記憶に間違いがなければ、彼らの共通点は「海外留学経験」がなく、自国語しか話せないという点だ。
トランプ政権が100日間続くかどうか怪しいが、独裁者は権力維持のために、意図的に「危機を煽り敵対感情を生みだす」という手法を用いるものだ。日本は卑屈にならず言うべきことは率直にいうという外交方針を貫いて欲しいものだ。アメリカの大衆もやがてそういう日本を支持するようになるだろう。
【思い出すことなど】
1/18(水)の「広島ペンクラブ」例会で、YOという元広島原医硏の方からご挨拶を受けた。私が医学部に進学した1963年には原医硏は建物すらなく、各研究室は医学部基礎棟に間借りしていた。
元陸軍兵器廠、後に広島県庁を受け継いだのが広島大学医学部現キャンパスで、後に大学病院、看護学校、看護婦宿舎などができた。「原医硏」もその一つにすぎない。ちなみに私の高校寮もここにあり、当時はまだ県庁があったので買物は「県庁売店」でしていた。
どうもYOさんはその頃から原医硏の職員だったようだ。
私が呉共済病院病理科から広島大教授に移籍して後のことだから、1982/6以後のことだ。その後、埼玉がんセンター内科S部長の努力で、「悪性リンパ腫と染色体異常」についての国際ワークショップが開催された。
その頃の「染色体異常解析」は人が顕微鏡撮影して、記憶に基づいて類似異常をピックアップするものでしかなかった。それをデジタル化しコンピュータ処理して、組織型との相関を求めるプログラムを開発したのが生物統計学のYO氏だ(但し上記の人とは別人)。
このワークショップの結果は「Cancer」などの国際誌に相次いで発表され、「悪性リンパ腫と染色体異常」についての知見に裨益したと思う。
その後問題が発生した。私の恩師にあたるメンフィス・St.ジュード小児病院のB先生から「原医硏の染色体コンピュータ解析プログラムを買いたい」という申し入れがあったのだ。
本人に確認したところ「異存はない」という。ところが担当教授(生物統計とは別講座)の了承を求めたら、教授会の結論として「プログラムは国有財産であり、売却はできない」という返事が返ってきた。別に特許出願中というわけでもない。
要は教授にはメリットがないということだろうと判断した。だからといって開発者でない教授に謝金を支払うのは、米側の倫理原則に合わない。研究者の世界では培養株を無償供与したり、特殊技術を教え合うことは国際常識である。(ついでながらこれは「ねつ造」を防ぐ最有力な手段でもある。STAP論文捏造は理研CDBがSTAP細胞株を抱えこんでいたから発生したのだ。)
「そんな馬鹿な話はない」と私も怒った。それでいろいろ知恵を巡らして「YO氏を病院の費用で招待留学させ、染色体のコンピュータ解析プログラムについて研究させる。その際に、持参のプログラムを病院のマスターコンピュータに組み込み、使用法は別途指導する」という案を考えつき、本人と相談したところ、「米留学はぜひしたい」ということで話はすんなりまとまった。
病院の買い取り提示額と留学の旅費・滞在費負担額はほぼ同額である。原医硏程度の教授会の裏をかくことなど、何でもないことだ。
というわけでこの問題は数ヶ月程度で解決し、YO氏は無事メンフィスに留学した。「お前は第二のヘンリー・キッシンジャーだ」と恩師に言われたが、「外交上の難問を短期に解決した」という意味では類比は当たっているかも知れないが、私としては「最大多数の最大幸福」というベンサムの原理に従って行動しただけで、いばるほどのことではない。
残念ながら、帰国後のYO氏にはどうも嫉妬が集中したようで、呉市のある大学に転出が決まり、間もなく肺がんを発症して死亡した。この事件と肺がんとの因果関係は証明できない。
「YO」という発音上は同姓同名の人にお会いしたことで、旧い昔のことを思い出した。
【タリウム事件】
1/20の「河北新報」が以下の報道をしていた。
<殺害後、ツイッターに「ついにやった」と書き込んだ。人を殺した事への達成感があったのかもしれない。「少年法は偉い。少年法マンセー(万歳)」という他人の投稿を再投稿した。>
文脈から見るかぎり「少年法があるから、お前は死刑にならないよ。万歳」という意味だと私は考える。
これをまともに読むかぎり、犯人の友人に朝鮮語の通じる高校生がおり、犯人も在日朝鮮人ではないか、と思われる。
但し犯人が日本籍なのか、朝鮮/韓国籍なのかはこの報道からは分からない。
前にも書いたが、この特異な事件について正確な事実報道をメディアに望みたいと思う。
「記事転載は事前にご連絡いただきますようお願いいたします」
気がかりなことも沢山あられると存じますが、どうぞお心(脳)が和らぐようにお大事になさってください。
大半のメディアが報じているのと事実は違う様子です。トランプ大統領の入国禁止措置命令は一時的なもので、人種・宗教差別こそを禁止しているようですね。
危険な人物を選別するシステムを構築する為のステップだと。
アメリカの弁護士ケント・ギルバートさんがトランプ大統領令の文を説明されていました。2月1日のネットニュースで知りました。 ソースを見失ったので、どなたかご存じの方、よろしくお願い致します。
日本もトランプに負けないよう、わが国第一で行こう。
自分の国をしっかりと護りながら世界と均衡を保っていくのが望ましい平和です。
アメリカでのビジネスがあれほど成功したトランプは人種差別主義者ではないから、ということでしょうか。トランプ批判の報道も全て鵜呑みには出来ないですね。
全世界の質が低級化してきたので、まるで王様の我儘に振り回されているようなもんです。
それを煽っているのがズル狐のようなマスコミ連中なのです。こいつらは世界大戦になっても、それで儲かることしか考えていないからね。
原酒→元首
焦らないと着手しない人間もいますので。
メキシコがモラルの向上に取り組み、それなりの成果を上げればMr.トランプは壁の建設を考え直すのではないでしょうか。ビジネスマンはそういった駆け引きをします。
Mr.トランプの手法は、上品な人生を送ってきた人間には分からないかもしれないです。
『一時的』入国禁止措置も合理的ですね。
自分の家に誰でも何でもかんでも招き入れないですよ。玄関先で確認しますよね。
戸締まりしてるんですね。
普通なら居るはずのない噛み付き亀、大蛇、毒蜘蛛、ワニ、など、あちこちの川や池、下水で発見されている。
怖いですよね。
移民はそうした事が懸念されるんです。
通天閣をオラウータンが闊歩し、秋の宮島にはワオキツネザルが出没し、サッポロ雪まつりには羆が登場し、信濃川にはピラニアが泳ぎ、東京駅の下水にクロコダイルが列をなして切符を買っているそうです。
真冬の新潟ではコタツの中でタランチュラがウジャウジャ湧いているし、名古屋のとある公園でコヨーテが追いかけっこしてるんだそうな。
大蛇は大きな古い民家の屋根裏で昼寝をしているよ。