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ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【小さなセミの脱け殻】難波先生より

2014-07-18 18:47:02 | 難波紘二先生
【小さなセミの脱け殻】
 7/15午後遅く、外に出たついでに、芝生の草をむしっていると、これまでに見たことない小さなセミの脱け殻を見つけた。芝の細長い葉にへばりついていたから、草むしりでもしないと発見できなかった。春ゼミはもう姿を消し、この頃はツクツクボウシ、ヒグラシが鳴いているが、それらの脱け殻と違い、羽化前の幼虫体長が15ミリくらいしかない。
 
 こういう体形・色調から思い当たるセミも知らない。ふと気づくと、背中の割れ目が、右眼の前で横に切れているのを認めたので、岩の上に移してくわしく観察した。腹節背面の中央に縦に割れ目があり、

右眼前面の位置で横に走っている。「なるほど、これなら体が丸ごと抜け出せるわけだ」と思った。
 今までセミは「背中の真ん中が割れて,抜け出す」とばかり思って来たので、意外だった。昆虫図鑑を見たが、脱け殻で見分けるセミの鑑別法は載っていなかった。生態学的状況と体長を考えると、イワサキクサゼミは沖縄以南に分布とあるので、チッチゼミがそれに相当するであろうか…。どなたかご存知の方があったら、ご教示いただきたいものだ。
 アメリカのポピュラー生物学の本には、「素数ゼミ」といって、産卵から羽化までの期間が、7年、11年、13年、17年といろいろ挙げてあり、素数である必然性が説明されているが、日本の「昆虫図鑑」(保育社)には、わずかにアブラゼミが「産卵から羽化まで6~7年」とあるのみで、他の種については記載されていない。どうも日本のセミ学は分類が主体で、生活史の記載に乏しいようだ。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (KI)
2014-07-18 23:36:52
ニイニイゼミは生息してませんか?
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