11/9(日)久しぶりに給油し、本屋、食料品と日常雑貨のスーパーに行った。給油は松山に行った10/27以来である。残量計が点滅していた。残量が10Lを切ったサインだ。走行距離は547キロ、レギュラーを満タンにして22.6L入った。燃費計算すると24.2Km/Lとなった。但し松山行きにはハイオクを入れたので、そのせいもある。おかげで、追い越し車線で他の車列を容易に追い越すことができた。今回の燃料費約3500円。
たぶんトロトロと普通の走行をすれば、25~26Km/Lはレギュラーでも出せるだろうと思う。昔の外車は5Km/Lくらいの燃費だったことを思うと、ずいぶん向上したと思う。
本屋では、週刊誌1冊と新書6冊で約5000円。常々「本は脳の食糧」と言っているが、その食料品(35%焼酎と梅昆布茶、おつまみ)が約4000円、その脳の補助器具である文房具が約5000円だった。私の「文房具」には実験用の機材も入るので、ちと人さまより金がかかる。
買った新書のタイトル:
1)岡村道雄:「縄文人からの伝言」(集英社新書)(懲りないひと)
2)老川慶喜:「日本鉄道史:幕末・明治篇」(中公新書)
3)春日太一:「なぜ時代劇は滅びるのか」(新潮新書)
4)外山滋比古:「老いの整理学」(扶桑社新書)(名エッセイ家、佐々木邦の発掘者)
5)陳破空:「品性下劣な中国人」(扶桑社新書)(天安門事件の学生リーダー、米亡命)
6)宮家邦彦:「哀しき半島国家の結末」(PHP新書)
がみがみ言ったらやっと新書コーナーが充実してきたが、多くが「嫌韓、嫌中」本。「親朝日」本などいまの時点では探してもない。
私は「本が高すぎる」と思うが、日本国民の半数を超えた「月に1冊も本を読まない人」からみると、週刊誌400円、新書800円なんて、食料品代に比べると「大した値段でない」と思われるだろうな。
どうも「グーテンベルグ革命の終わり」が始まったように思われる。
【献本のお礼】
「医薬経済」11/1号のご恵送をいただきました。お礼申しあげます。
今回は短い巻頭コラム「看護学科乱立で看護師過剰へ」という一文が眼を惹きました。「看護バブル」という言葉も使っていますが、看護師は養成が足りないのではなく、やめてゆくから足りないのです。看護師資格保持者の就業率を明らかにしてほしいもの…。医師どころじゃなく、低いはず。
「日本のエボラ出血熱対策は本当に大丈夫なのか」という記事も興味深く読みました。大丈夫ではないですね。「クァランチン(Quarantine=検疫)」という言葉は、伝染病流行地から船などで到来した人を40日間(quaranta)隔離したことから来たもの。ラテン語由来であることは、イタリア語のクァルテット(四重奏)がラテン語の「4」(quartus)に由来するのと同様です。40日は「クァランタ(quaranta)」で、約6週間です。エボラは2週間隔離するのが最善でしょう。
上田博三厚労省元健康局長(64)の「皮膚がんによる急逝」について、岩尾元厚労相医生局長(現尊厳死協会理事長)による追悼文が載っている。どうも「ゴルフで日焼けしたのが悪かった」と後悔していたそうだから、急な進行からみて「悪性黒色腫」ではなかったかと思う。『死を見つめる心』(講談社, 1964)を書いた東大の宗教学者岸本英夫と同じがんだろう。
上田の業績として「2009年、新型インフルエンザの日本でのアウトブレイクを防いだ」ことがあげられている。妊産婦死亡が一人もでなかったことを、WHOは「世界の奇跡」と評価したそうだ。
【書評】エフロブ「買いたい新書」書評にNo.242:水木楊「出光佐三,反骨の言霊」,PHPビジネス新書を取りあげました。私は小説よりこの評伝を面白く読んだ。
http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1414386199
百田尚樹『海賊とよばれた男』を読んで,モデルとされた人物の評伝を手にしたら「事実は小説よりも奇なり」だった。水木楊は市川楊一郎が本名で1937年上海に生まれ,自由学園を卒業,日経新聞社に入り,ワシントン支局長,取締役論説主幹をへて作家となった。本書は2003年,PHP研究所から出た単行本『難にありて人を切らず』を「改題・再編集・文庫化」したものだ。
設計の段階では「2年半かかる」と言われた山口県徳山市の石油タンク群100基を,17万坪の整地から始めて,わずか10ヶ月で完成させてしまう。小説では終章「玄冬」に,本書では第4章にあたるこの話が最大の山場である。佐三は1981年96歳で亡くなった。章末には彼の語録がいろいろ収録されている。
木元正次『出光佐三語録』が本書のベースにある。水木の本を下敷きに百田の本が書かれたことがよく分かる。小説の人物と実物との対応も容易にでき,両方を読むと二倍に楽しめる。元就の「三矢の教え」はサンフレッチェだが,安倍首相の「3本の矢」は佐三語録に由来することがわかる。巻末には参考文献17冊をあげている。佐三の経営哲学を述べた『マルクスが日本に生まれていたら』(春秋社,再版2014)の「二人の徳目比較」も興味深い。
今回もちと話題が多くなりました。
たぶんトロトロと普通の走行をすれば、25~26Km/Lはレギュラーでも出せるだろうと思う。昔の外車は5Km/Lくらいの燃費だったことを思うと、ずいぶん向上したと思う。
本屋では、週刊誌1冊と新書6冊で約5000円。常々「本は脳の食糧」と言っているが、その食料品(35%焼酎と梅昆布茶、おつまみ)が約4000円、その脳の補助器具である文房具が約5000円だった。私の「文房具」には実験用の機材も入るので、ちと人さまより金がかかる。
買った新書のタイトル:
1)岡村道雄:「縄文人からの伝言」(集英社新書)(懲りないひと)
2)老川慶喜:「日本鉄道史:幕末・明治篇」(中公新書)
3)春日太一:「なぜ時代劇は滅びるのか」(新潮新書)
4)外山滋比古:「老いの整理学」(扶桑社新書)(名エッセイ家、佐々木邦の発掘者)
5)陳破空:「品性下劣な中国人」(扶桑社新書)(天安門事件の学生リーダー、米亡命)
6)宮家邦彦:「哀しき半島国家の結末」(PHP新書)
がみがみ言ったらやっと新書コーナーが充実してきたが、多くが「嫌韓、嫌中」本。「親朝日」本などいまの時点では探してもない。
私は「本が高すぎる」と思うが、日本国民の半数を超えた「月に1冊も本を読まない人」からみると、週刊誌400円、新書800円なんて、食料品代に比べると「大した値段でない」と思われるだろうな。
どうも「グーテンベルグ革命の終わり」が始まったように思われる。
【献本のお礼】
「医薬経済」11/1号のご恵送をいただきました。お礼申しあげます。
今回は短い巻頭コラム「看護学科乱立で看護師過剰へ」という一文が眼を惹きました。「看護バブル」という言葉も使っていますが、看護師は養成が足りないのではなく、やめてゆくから足りないのです。看護師資格保持者の就業率を明らかにしてほしいもの…。医師どころじゃなく、低いはず。
「日本のエボラ出血熱対策は本当に大丈夫なのか」という記事も興味深く読みました。大丈夫ではないですね。「クァランチン(Quarantine=検疫)」という言葉は、伝染病流行地から船などで到来した人を40日間(quaranta)隔離したことから来たもの。ラテン語由来であることは、イタリア語のクァルテット(四重奏)がラテン語の「4」(quartus)に由来するのと同様です。40日は「クァランタ(quaranta)」で、約6週間です。エボラは2週間隔離するのが最善でしょう。
上田博三厚労省元健康局長(64)の「皮膚がんによる急逝」について、岩尾元厚労相医生局長(現尊厳死協会理事長)による追悼文が載っている。どうも「ゴルフで日焼けしたのが悪かった」と後悔していたそうだから、急な進行からみて「悪性黒色腫」ではなかったかと思う。『死を見つめる心』(講談社, 1964)を書いた東大の宗教学者岸本英夫と同じがんだろう。
上田の業績として「2009年、新型インフルエンザの日本でのアウトブレイクを防いだ」ことがあげられている。妊産婦死亡が一人もでなかったことを、WHOは「世界の奇跡」と評価したそうだ。
【書評】エフロブ「買いたい新書」書評にNo.242:水木楊「出光佐三,反骨の言霊」,PHPビジネス新書を取りあげました。私は小説よりこの評伝を面白く読んだ。
http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1414386199
百田尚樹『海賊とよばれた男』を読んで,モデルとされた人物の評伝を手にしたら「事実は小説よりも奇なり」だった。水木楊は市川楊一郎が本名で1937年上海に生まれ,自由学園を卒業,日経新聞社に入り,ワシントン支局長,取締役論説主幹をへて作家となった。本書は2003年,PHP研究所から出た単行本『難にありて人を切らず』を「改題・再編集・文庫化」したものだ。
設計の段階では「2年半かかる」と言われた山口県徳山市の石油タンク群100基を,17万坪の整地から始めて,わずか10ヶ月で完成させてしまう。小説では終章「玄冬」に,本書では第4章にあたるこの話が最大の山場である。佐三は1981年96歳で亡くなった。章末には彼の語録がいろいろ収録されている。
木元正次『出光佐三語録』が本書のベースにある。水木の本を下敷きに百田の本が書かれたことがよく分かる。小説の人物と実物との対応も容易にでき,両方を読むと二倍に楽しめる。元就の「三矢の教え」はサンフレッチェだが,安倍首相の「3本の矢」は佐三語録に由来することがわかる。巻末には参考文献17冊をあげている。佐三の経営哲学を述べた『マルクスが日本に生まれていたら』(春秋社,再版2014)の「二人の徳目比較」も興味深い。
今回もちと話題が多くなりました。
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