ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【書評】古川武彦, 大木勇人「図解・気象学入門」/難波先生より

2013-09-30 12:18:57 | 難波紘二先生
【書評】エフロブの「買いたい新書」書評欄に184:古川武彦, 大木勇人「図解・気象学入門」を取りあげました。
 http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1380327705


 気象学を専門とする古川とリライトを専門とする科学ジャーナリスト大木のコラボによるもので、気象現象の原理とその具体的表れとしての雲・雨・気温・風などを図入りでわかりやすく説明しています。学者が書いた本は必ずしもわかりやすいといえず、欧米では専門家とジャーナリストのコラボによる本が増えていますが、日本ではまだ珍しい。予備知識を中学理科レベルにおき,高校物理レベルの箇所では図解をまじえて丁寧な解説をおこない、読みやすくわかりやすい本になっています。
 今年、大型のものが目立った竜巻についても発生の機序がわかりやすく説明されています。


 成瀬巳喜男監督による映画「浮雲」(林芙美子原作、1955公開)、同「乱れ雲」(1967公開) がありますが、高校で地学を選択しなかったので、私は雲の俗名も学名もさっぱりです。
 この本を読んで、先日ショッピングセンターに出かけたら、頭上にこんな雲を見かけました。(添付1)前はこれが「いわし雲」と思っていたのですが、「高度2Km以下で、畑のうねのように並び、雲底が少し黒っぽく見える」のは、「うね雲」(学名:層積雲)だそうです。
 いわし雲、うろこ雲、さば雲は高度1万メートルの高層にできるさざ波状の雲だと説明にあります。澄んだ秋空に浮く雲を眺め、こういうわかりやすい本を見ながら、雲の成り立ちとその種類を知るのも楽しいものです。
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