この懐かしき本たちよ!

まだ私の手元に残っている懐かしい本とそれにまつわるいろいろな思い出、その他、とりとめのない思いを書き綴りたい。

#355 ジェーン・オースティン「自負と偏見」1

2007年06月24日 | 英米文学
一昨日、車の中でNHKラジオを聞いていたら、英語の時間だった。エリザベスという名前とダーシーという名前が耳に入って来た。ずいぶん前に何度も読んだ、ジェーン・オースティンの「自負と偏見」(Pride and Prejudice)だということにすぐ気付いた。今、本棚からその本を引っ張り出して読んでいる。

この小説の書き出しは、こうなっている。

It is the truth universally acknowledged that a single man in posession of a good fortune must be in want of a wife.

「独りもので、金があるといえば、あとはきっと細君をほしがっているにちがいない、というのが、世間一般のいわば公認真理といってもよい。」(中野好夫訳)


面白い書き出しである。

それに、ご承知の通り、この著者は女性なのである。 (つづく)


画像:Pride and Prejudice by Jane Austine
Bantam Classic Edition, March 1981

                         

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。