この懐かしき本たちよ!

まだ私の手元に残っている懐かしい本とそれにまつわるいろいろな思い出、その他、とりとめのない思いを書き綴りたい。

#195「小泉チルドレン」落語#7

2005年09月29日 | 時事
長屋の亀次郎が長屋のご隠居さんのところに来て一緒にテレビの国会中継を見ています。亀「今日の国会は昨日の国会と違って静かですね。何かあったのですか?」隠「本当に静かだね。」亀「何かあったんですかと聞いているんですよ。」隠「今日の国会は昨日のとは違って参議院なんだよ。」亀「では、昨日のは何だったんですか?」隠「昨日のは衆議院だったんだよ。」亀「それでは、参議院はどうしてこう静かなんですか?」隠「私もよ . . . 本文を読む

#194「アメリカ映画女優ベスト25」(アメリカ映画協会選)

2005年09月28日 | 映画、ドラマ
映画のランキングの話をすると、今度は私達「年配者」は必ず映画女優のランキングの話になり、結構盛り上がる。ではアメリカ映画協会選の映画女優ベスト10はどうなっているかをリストアップして見よう。(タイムス社 ALMANAC 2002より) 1.キャサリン・ヘップバーン 2.ベッティー・デイヴィス 3.オードリー・ヘップバーン 4.イングリッド・バーグマン 5.グレタ・ガルボ 6.マリリン・モンロー . . . 本文を読む

#193 「アメリカ映画ベスト100」(米国映画協会選)2

2005年09月27日 | 映画、ドラマ
20位までは昨日リストアップしたが、ついでに、21位以下で私達になじみの深い映画が何位に入っているのか、めぼしい映画についてリストアップして見よう。 (ついでに、文春文庫の洋画ベスト150でのランキングを( )の中に参考表示した。但し文春文庫の場合は、欧州の映画も含めてのランキングであるが。 21.怒りの葡萄(33) 32.ゴッドファーザーPART3 33.真昼の決闘(105) 35.或る夜の出 . . . 本文を読む

#192「アメリカ映画ベスト100」(アメリカ映画協会選)

2005年09月26日 | 映画、ドラマ
米国人はアメリカ映画をどのように評価しているのだろうか。私の手元にあるタイム社の2002年の年鑑((Almanac2002)によれば、アメリカ映画協会(American Film Institute)が選んだそれまでのアメリカ映画のベスト100(The Greatest 100 American Movies of All Time)が掲載されている。これはフアン投票ではなく、アメリカの映画界に関 . . . 本文を読む

#191「懐かしい洋画」

2005年09月26日 | 映画、ドラマ
(#188,189,190参照)「日本映画ベスト150」(文春文庫)のカバー表紙裏には、古い日本映画のポスターが出ていた。では、「洋画ベスト150」はどうなっているのかというのが添付画像である。何故ポスターでないのかはわからないが、4つの映画のフィルムとなっている。映画フアンであれば一目でわかるものばかりである。左から、チャップリンの「独裁者」、次は「第三の男」の観覧車、次はマリリン・モンローの「 . . . 本文を読む

#190「洋画ベスト150」文藝春秋編(文春文庫)

2005年09月26日 | 映画、ドラマ
私達「年配者」は昔の映画の話しになるととたんに盛り上がる。それぞれに懐かしい思い出を持っているのであろう。先回のこのブログで日本映画のベスト10の話をしたがそれでは外国映画ではどうなっているのかと興味が出て来よう。全く同じような本「洋画ベスト150」文藝春秋編(文春文庫)ではこうなっている。私はこの本が出るずっと前から私が高校生の時に見たフランス映画「天井桟敷の人々」を私の好きな映画の第1としてい . . . 本文を読む

#189「映画ポスター」(日本映画)

2005年09月25日 | 映画、ドラマ
この本「日本映画ベスト150」文春文庫(1989年発行)の裏表紙は画像で示しているように昔の映画のポスターの写真になっている。懐かしい。 1.「麦秋」の原節子。この映画は私も見た。高校生の時だった。 2.「浮雲」ああ、このようなポスターだったのだな、と興味深い。どういう場面だったのかすぐには思い浮かばない。「漂泊の涯なき恋の旅路の歌か。あわれ女の情」と書いてある。岡田まり子(名前の漢字転換ができ . . . 本文を読む

#188「日本映画ベスト150」文春文庫

2005年09月24日 | 映画、ドラマ
映画「浮雲」が日本映画の人気アンケートベスト第5位に選ばれているというと、すぐに、それでは他のどの映画が上位に選ばれているのかと興味を持って読み返してしまう。この小さな文庫本「日本映画ベスト150」文春文庫は映画評論家だけでなく各界の映画フアンの人372人のアンケートによるもので、なかなか面白い。面白いというのはそれぞれもう既に相当な年齢に達した人達が自分の青春をふりかえっているのが面白いのである . . . 本文を読む

#187 映画「浮雲」(林芙美子原作)2

2005年09月23日 | 映画、ドラマ
この昭和30年製作の映画を見ているうちに思いがけず出演者に「鏑木はるな」という名前が出ているのに気付いた。この映画に出演しているのだ。鏑木はるなさんには私は会ったことがある。私が昭和30年から31年にかけて大学の1年目の後半と2年目の前半の頃に私が家庭教師に行っていたお宅に住んでおられた。この女優さんは私が教えていた中学生のお母さんの妹さんだった。「はるな」という名前は本名で、何でもお父様が海軍で . . . 本文を読む

#186 映画「浮雲」(林芙美子原作)

2005年09月22日 | 映画、ドラマ
今NHKのBS放送で成瀬巳喜男監督の映画を連続して放映している。数日前に私は「浮雲」を見た。この映画は昭和30年(1955年)の作品だということである。この映画は不思議に私は初めて見たものである。不思議だというのは、この時代の名作映画と言われているものは、その当時かそのごテレビでの再放送かは別にしてもほとんど見ているように思うのだが、この映画は見るのは初めてであった。高峰秀子と森雅之が主演で、太平 . . . 本文を読む

# 185 随想61「女刺客」2(返り討ち)落語#6

2005年09月21日 | 時事
長屋の亀次郎が長屋のご隠居さんの所にやって来ました。隠「やあ亀さん、いらっしゃい。久し振りだね。」亀「はい。ご無沙汰しておりました。」隠「今日はどういう用件だね。」亀「また教えて欲しいのです。」隠「何が聞きたいのだね。」亀「選挙のことです。」隠「選挙はもうとっくの昔に終わってしまったよ。」亀「それは知っているんですが、どうもテレビを見ていてわからねえことがあるんで。」隠「何でも言ってごらん。」亀「 . . . 本文を読む

# 184 倉田百三著「愛と認識との出発」3

2005年09月20日 | 宗教 思想 科学
倉田百三著「愛と認識との出発」の冒頭の「憧憬 -三之助の手紙―」の中に19歳の私傍線をつけている部分である。「・・・と言って冷たい人生の傍観者に何でなれようか。」「僕等は飽くまでも尊き哲学者になろうではないか。私は・・・K氏(荷風)の耽美主義に反感を起こし、M博士(森さん)の遊びの気分に溜息を洩らす。・・・・私は彼の即興詩人時代の情趣濃かなM博士がなつかしい。」「行く方も知れぬ遠い旅路に泣き出しそ . . . 本文を読む

# 183 倉田百三著「愛と認識との出発」2

2005年09月15日 | 宗教 思想 科学
今度の選挙で広島6区が話題を集めた。前自民党の所謂造反大物議員のK氏とそこに所謂「刺客」として送り込まれた若手のIT企業の経営者のH氏との間の選挙戦はメディアの恰好の報道の材料となった。K氏の出身地の庄原市とやはりその選挙地盤である三次市でこの2人が鉢あわせになったとテレビが報道していた。庄原と三次は私にとって昔から懐かしい土地であるような錯覚にとらわれる。それは、庄原がそれこそ私の懐かしい本であ . . . 本文を読む

# 182 倉田百三著「愛と認識との出発」

2005年09月13日 | 宗教 思想 科学
喧騒の中の衆議院選挙が終わった。しばらくはこのことはまだまだいろいろな話題を私達に提供することであろう。それにしても、4年数ヶ月前に小泉自民党総裁の誕生と小泉首相の誕生に新しい風を感じ多くの国民と共に私も快哉を叫んだとき、またその後の小泉自民党総裁の下での参議院議員選挙で自民党が勝ったときのあの快い気分と較べて、今回の解散選挙のあとの後味の悪さは何故であろうか。私の期待が過度であったのだろうか。( . . . 本文を読む

#181随想61「ポスト小泉」(落語#5)

2005年09月12日 | 時事
長屋の亀次郎が長屋のご隠居さんのところにやって来ました。亀「勝ちましたね、ご隠居さん。」隠「そうだね。見事に勝ったね。ちょっとあぶない時もあったけど。よく頑張った。若いというのはいいねえ~」亀「????」隠「横綱が初日から負けるのもつらいだろうね。」亀「ご隠居ささん、何の話です。」隠「大相撲の普天王と朝青龍の取り組みだろう。」亀「ちがいますよ。」隠「ああ、そうか。私がちょっと早とちりしてたよ。」亀 . . . 本文を読む