#873「あるクラス会」3を投稿した後、橋本満安君から頂いた年賀状のご返事をあらためて取り出して読んで見た。
何という立派な内容と文章だろう。
年賀状に添える文章は、なかなか難しく、そのとき思いついたまま書くいい加減なものが多い。
それにひきかえ、この橋本君の文章は、私が#873「あるクラス会」でたまたま書いたことの状況を実にあますことなく、しかも簡明に書いている。立派なものである。
私は . . . 本文を読む
もう3ヶ月前、昨年の10月のある日、私の携帯電話に電話がかかって来た。
大学の1年目に同じクラスだった橋本満安君からだった。 親しい友人である。
私は、東京の虎ノ門にあるT病院の病室にいた。翌日以降の手術を待っていた。腹を切ることになっていた。
橋本君は、銀座のビヤホールから電話をかけているという。もうすでにある程度ビールが入っており機嫌がよさそうであった。
よく私の居場所がわかったなとと . . . 本文を読む
数年前の私の中学の同窓会(同年の)でのことである。
学年でも一ニをあらそう、才媛だったYさんが、挨拶をした。
彼女は地元の名門女子高校を卒業した後、東京の看護学校を卒業し東京の大病院で看護師をしていたが縁があり群馬県の大きな素封家に嫁いでいた。
夫を病気で失ったという。
彼女は沈んでいなかった。逆に高揚しているように見えた。
彼女は看護、介護が必要になった夫のためにこれ以上できないと自分 . . . 本文を読む
またまた、「かくも長き不在」であったが、帰還してこのブログつづけて行きたいと思う。
不在中にいろいろなことがあった。楽しいことが多い。
いや、入院中同室だったOさんが、「いやすべてのことは楽しいですよ。」とおっしゃった。
このところ長かった人生をふりかえることが多い。不思議と楽しいことばかり思い出す。
思い出の中では、実際は遠くからただ一心に憧れていただけの美しい女性まで、親しげな風に現 . . . 本文を読む