笑顔のMOTO

日々の生活で感じた色んなことを、綴っていきます。

初めて降り立ったときの記憶。

2007-05-16 22:32:30 | アジアの話
初めての国に降り立ったときの印象は、
その後のその国のイメージを大きく左右する。
自分が初めてマニラに降り立ったときのことを
考えるたびに、本当にそう思う。

私にとって、マニラは初めての途上国だった。
今でも、マニラに到着した時の衝撃は忘れられない。

空港から町に出る途中、壊している建物ばっかりが
並んでいると思っていたら、それは、建設中のもので
あることを知ったのは、いつごろだったかな。

スラム地区へ調査視察に行ったとき、スラムの奥で見た
ビリヤードの風景。その奥にあったテレビ。
こんなスラムでもテレビが映るのか。。
マニラのスラムの奥深さを知った。

そんな初めてのマニラで初めて食べたものも、
今でも覚えている。
フードコートで食べた"Kare-Kare"。
(写真は、ちゃんとしたレストランのKare-Kare)
この名前とその見た目から、カレーらしきものを期待して
注文した。ところが、一口食べた瞬間、想像との違いに
びっくりして吐き出しそうになってしまった。
というのは大げさだけど、期待とのあまりのギャップに、
フィリピン料理が苦手になってしまった瞬間だった。

フィリピンのKARE-KAREは、ピーナッツベースで
作られた甘いシチューなのだ。なんて紛らわしい名前。。
甘い料理として認識した今では、普通に食べることが
できるのだけど。

マニラで初めて泊まったホテルは、高級ホテルだった。
でも、そんな高級ホテルでカードで支払ったら、
一緒にいた人みんなそろってカードを偽造されたことが、
帰国した後判明した。
マニラは危ない所だ、って確信してしまった瞬間だった。

最初に持ったイメージはなかなか消えないもので、私はきっと、
マニラに対して必要以上に警戒感と不信感を持っていると思う。
でもそのおかげで、途上国では、常に緊張感が保てて
いるのかもしれない。

来週、初めての国を訪問する。
どんなイメージを持って帰ってこられるかな。