笑顔のMOTO

日々の生活で感じた色んなことを、綴っていきます。

最後の晩餐

2008-06-30 17:48:09 | 色んなひと
先日、ベトナムの友人が2年間の留学を終え、帰国した。

彼女が日本にくることが決まったとき、親しい
外国人の友人が日本に来るのは初めてだったので、
色々もてなしたくて、すごく楽しみだったのを思い出す。
結局、この2年間、大学が遠かったこともあり、
長期休暇の時に、一週間ほど我が家に滞在したり、
東京観光をすることぐらいしか出来なかったのが、
ちょっと心残り。

彼女がベトナムへ発つ前の日、日本での最後の夕食を、
我が家で一緒に食べることになった。
五目ちらし寿司、肉じゃが、きんぴら、お刺身、、、
豪華じゃないけど、日本の普通の家庭料理を
楽しんでもらえたかな。

その日、彼女は我が家に新しいパートナーとやってきた。
大学時代に知り合った方と、結婚することになったのだ。
彼らは、ベトナムに帰国後、すぐに結婚式を挙げ、
そして、その1ヵ月後には違う国へ旅立つ。

旦那さんは、ベトナムへ行くのは初めて。
彼女は2年ぶりの故郷だけど、1ヵ月後には、
また違う国での生活が待っている。

新しい国での生活には、若干の不安もあるようだったけど、
二人の顔には、2週間後に控えた結婚式へのどきどきと
新しい生活への期待が見えたので安心した。

写真は、頂いた結婚式への招待状と、我が家の
息子へのプレゼント。
ベトナムの結婚式の招待状は赤か金が定番だけど、
さわやかなサックス色の招待状に、彼女のセンスを感じた。
そして、招待状の最後にはこんな言葉が。

If you are unable to attend,
we ask your presence in thought.

結婚式の時間には、日本からお祝いの気持ちを
送ろうと思う。

明るい、笑顔のたえない家庭を築いてください。
末永くお幸せに。

保育園は誰のため。

2008-06-25 13:17:05 | 楽しい子育て
先日、乳幼児医療の支援制度について書いたが、
医療費に限らず、母親への支援は幅広く提供されている。
出産前の母親学級に始まり、育児相談、母乳相談、
離乳食教室、歯科検診、絵本の無料給付、
などなど。。。
健診のときは、一対一で保育士さんが、
小さな悩み事を聞いてくれたり、ほんとに至れり尽くせり。

その一方で、最近身にしみて感じているのが保育園不足。
職場への復帰へ向けて、保育園の情報を収集すればするほど、
保育園不足の現実に直面させられている。

まず、年度途中での入園なんて、ほぼ不可能。
年度が替わる4月でさえ、入園が難しいようだ。
自分が住む自治体では、正規で働く会社員の子供さえも
入園できず、今年度の待機児童は100人を越したそうだ。
公立だけでなく、私立も認証保育園も同じ状況らしい。

これまで、テレビや新聞を通じて、保育園不足を
聞いてはいたけど、ここまでとは。。。
なぜ、保育園が増えないのだろう。

そもそも日本の保育園は、
「保育に欠ける乳児又は幼児を保育することを目的とする施設」
となっている。
この文言を読んだとき、私はすごく違和感を覚えた。

誤解を招くかもしれないが、この定義の背景には、
"家庭を持ちながら働く女性"="働かなくてはいけない母親"
という前提があるのではないか。
「保育に欠ける」と言われると、仕事をやめてしまえば
家にいられる自分は対象にならないの?
仕事をやめられる人は、やめることが前提になっていない?

"ワークライフバランス"を目指した政策が打出されているが、
日本の社会の根本的な考え方に、問題の根っこが垣間見れた
気がした。

先日、福田首相の会見では、保育園不足の実態について、
「年度途中での入園の難しさ。。。」と、
具体的な言及があった。
保育園不足は大分前から叫ばれていると思うけど、
本腰を入れた政策が実施されることを期待したい。

でも、うちの子には間に合わないんだろうな。。

医療制度。

2008-06-12 10:43:27 | 楽しい子育て
最近メディアをにぎわしている高齢者の医療制度。

野党も、メディアも、「お年寄りをいじめるな」
と反対ばかりして、ついには廃止法案が可決
されてしまった。
"ちゃんとした制度構築を"、"国民主体で"、って、
批判ばかりだけど、解決策は提示されてないじゃない。

膨らみ続ける医療費はどうなるの?
若い世代が負担し続け、いつか破綻しちゃうんじゃない?

ところで、同じ医療制度でも、子供の医療制度の話。

子供を持って初めて知ったのだが、
東京都では、乳幼児の医療費は、全て助成される。
つまり、中学3年生までは、通院費と入院費はタダ。
もちろん、予防接種も薬代もタダ。
区によっては、入院の食事費まで助成されるという。
詳しくはこちら

少子化が叫ばれる中、子供への投資は大切。
少しでも少子化に歯止めをかけるための制度だと
思うが、果たして、全ての子供に対して、
全額助成する必要があるだろうか。

もちろん本当に医療費が経済的な負担となり、
支援が必要な人もいると思うが、その一方で、
タダだから、というだけで、不必要な患者を
増やすことにはなってはいないか。
実際、同じ病気であちこちの病院を行き渡る
"ホスピタルショッピング"という行為が増えているらしい。

高齢者医療制度にしても、本当に必要としている人に
助成が行き渡るような制度が作れないものか。

個人的には、必ず受けなくてはいけない予防接種はタダ、
病気で通院する場合は相応の負担をすべき、と思います。

完全ホームの試合。

2008-06-08 23:00:28 | 日本の社会
先日、日本バレーボールが16年ぶりに
オリンピック出場を決めた。
出場を決めたアルゼンチン戦は、最終セットまで
もつれ込む、大接戦。
他局のニュース速報で結果を先に知っていたものの、
それでも、はらはらしながら見てしまった。

ところで、今回のバレーボール世界最終予選兼アジア予選、
全て日本で開催されている。日本の試合はTV中継され、
MCまでついた日本一色の応援合戦が繰り広げられている。
完全な日本のホーム試合だ。

バレーボールという、かなり"流れ"で左右されるスポーツで
こんな一国に有利な状況下でオリンピックの出場が
決まる、というのは不公平ではないのか。
さらに、日本だけが、中継の関係からか、全試合
同じ時間帯で行っていたらしい。

日本に負けたアルゼンチンの監督は、日本の完全ホームの
試合運営について、批判的なコメントをしたようだ。

少し調べてみたところ、バレーボールワールドカップは、
スポンサーがつく関係から、毎回日本で開催されるが、
世界最終予選とアジア予選の試合は、毎回開催国は
変わり、今回たまたま日本で開催されたもののようだ。

それにしても、MCまでつけて会場を盛り上げ、
日本一色の応援合戦を繰り広げる、という開催の仕方には
問題があるのではないだろうか。

という批判が、新聞やTVでは出てこないことも不思議。

写真は、ボールとたわむれる(かぶりつく?)うちの息子です。