笑顔のMOTO

日々の生活で感じた色んなことを、綴っていきます。

優先席は誰のため?つづき。

2007-11-28 17:42:58 | 日本の社会
優先席のマナーについて考えてみたけど、
では、優先席は誰のためにあるのだろう。

車内アナウンスや優先席マークによると
お年寄り
体の不自由な方、
小さいお子様をお連れの方、
妊娠中の方
のためにあるようだ。

ある日のこと。

幼稚園ぐらいの子供をつれた母親が乗ってきた。
優先席が空いていたのを見ると、
「ほら、座らせてもらいなさい」
と、子供が優先席に座るのは当然とばかりに座らせていた。

この親子に限らず、優先席に元気な子供を座らせている
場面に出くわすことが多い。

確かに「小さいお子様をお連れの方」という
表示もあるし、子供には優先席を譲るべきなのか??

いやいや。
それは、歩けないような乳幼児や、眠っちゃった子供を
抱っこしている方。
元気に歩き回れる子供は、むしろ率先して立つべき、ではないか。
こういう親がいるから、優先席で平気で眠る
若者が出てくるのだ。
と、思うのは私だけでしょうか。

違う日のこと。

優先席に座っていたところ、隣の席に杖をついた
おじいさんが座ってきた。
おじいさんが隣に座って初めて、このおじいさんが
ちょっと前から近くに立っていたことに気が付いた。

おじいさんがいたこと自体、気が付かなかったのだけど、
じゃ、気づいていたら譲っていたか?
妊婦の自分よりも、隣の人がゆずるべき。。
とか傲慢にも思ってしまい、躊躇してそのまま
座っていたかもしれない。

優先席は必要としている人のため。
じゃ、その優先順位は?
難しい。。

この話をしたところ、
「そのおじいさんもお腹の大きな妊婦に譲られたら
立場がないでしょう。座ってていいんじゃない?」
という意見もあった。
でも、妊婦って座ったら分からないんだよね。

基本は、
「自分より大変そうな人だったら譲る」
ということなんだと思う。
でも、次にこういう状況に出くわしたら、さっと譲れるだろうか。。
あまり自信がない。

と、そんなことを考えてから、しばらくしたある日。

今度はお隣に妊婦さんが乗ってきた。
その方は臨月に近いようで、手すりを
持つのもつらいようだった。
そのとき、私の目の前の席が空いた。
私は、迷いもせず(?)、"どうぞ。"
とその方に席を譲ることが出来た。

結局、私は立ちっぱなしだったけど、
勝手ながら、その日は、一日気分がよかったかも。

優先席は誰のため?

2007-11-26 16:48:10 | 日本の社会
優先席を必要とするようになってから、
優先席利用のマナーについて、考えることが多くなった。

優先席で眠る若い兄ちゃん。平気で携帯電話を使う女性。
本を読むことに集中しているおじ様。。。

一度座ってしまうと、特に朝のラッシュでは、
目の前に乗ってきた人なんて、見ないのだろう。
気づいたとしても、席を譲るのは結構勇気がいるもの。
自分を振り返って考えてみても、一度座ったら、
本を読むか眠るかで、目の前の人なんて、
見てなかったと思う。
でも、それは普通の席でのこと。
優先席に座るからには、いつでも譲れる体制でいなくちゃ。
いっそのこと、優先席では居眠りは禁止、
とでもしてくれないかな。

ま、気づかないのは仕方ないとして、目の前の
席が空いたときに、近くに立っている
"優先席を必要とする人"
を差し置いて座る人が多い。
これには、むっとしてしまうのは、心が狭いからか。
もちろん、譲ってくれる人もいるのだけど。

ちょっと前に参加した「東京の交通」をテーマにした
講演会では、優先席で居眠りをするおじさんと、
携帯で遊ぶ若い女性の写真を使い、
「こんな光景が見られるのは、アジアの国では
日本だけでしょう」とのコメントがあった。

すごく納得してしまった。

ベトナム人にこの話をしたら、
「ベトナムだったら、そんな態度には周りが怒るよ」
と言っていた。

心優しい日本人。思いやりのある国日本。
でも、見知らぬ他人には冷たい。。。
きっと、一昔前の日本では、こんな光景はなかったんだろうな。
いつから、日本のモラルは失われたのだろう。

「他人の振り見て我が振り直せ」

自分が普通の体に戻った暁には、妊婦さんや
お年寄りに席を譲ってあげるようにしよう。