笑顔のMOTO

日々の生活で感じた色んなことを、綴っていきます。

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2007-07-18 18:00:36 | アジアの話
タイの挨拶について触れたのだけど、
"挨拶"ついでに、ベトナムにいた頃の話。

ベトナム人の同世代の友人Kと
夫婦の間に"ありがとう"が必要かどうか、
議論になったことがあった。

友人K曰く、
「夫婦の間では"ありがとう"は必要ない。
"ありがとう"なんて言うってことは、
むしろ、やましい事があることの証拠だ。」

私:
「そんなことはない。
"ありがとう"って言葉はすごい大切だし、
それは夫婦の間でも同じはず。感謝の気持ちを
伝えたいと思うし、逆にその言葉をもらえれば、
とても嬉しい気持ちになれるじゃない」

友人K:
「"ありがとう"なんて言葉にしなくても、感謝の気持ちを
伝える術はたくさんあるんだ。お土産やプレゼントを
渡しても、"ありがとう"とは、言わず、"きれいね"とか、
"気に入った"って言えば、感謝の言葉は要らない」

うーん。。。そうかもしれない。
いや、でも、やっぱり、"きれいね"だけじゃなくて、
"きれいね、ありがとう"、でしょー。

そんな時、とある日本の新聞記事に
「夫婦が相手に望む事」というアンケートがあった。
なんと、"妻が夫に望む事”の第1位が、
"感謝の言葉をかけてくれる”
だったのだ!(確か、夫が妻に望む事でも上位だったと思う)

あまりにもタイムリーな記事で、その友人に
"ほら、日本の心はこうなんだよー"と、説明した。

という話を、50代半ばの日本人の方にしたら、
「日本も昔は、ありがとうなんて言わなかったよ。
暗黙の了解があった。」と言われてしまった。。。

"ありがとう"なんて言わなくても、ちゃんと感謝の気持ちがあって
それを伝えるスベがあれば、確かに言わなくてもいいのかも。

でも、今の日本は、夫婦の間でも"ありがとう"と言葉で
感謝を表すことが求められている。
日本は、感謝の言葉を言わなくちゃ分からない冷たい社会に
なっている、ということかしら。。。

それでも、"ありがとう"と言葉にすることが、
私は大切だと思う。

ところで、この友人K。亭主関白に思われそうだが、
とても家族思い、奥さん思いの人。
奥さんをとても誇りに思い、奥さんを尊敬している。
仕事と家庭とのバランスに迷う私に、
家族を大切にしろ、優先順位を考えろ、
と、とうとうと説いてくれる。
そして、それを実践して見せてくれる貴重な友人の一人。

その彼に、先週二人目の女の子が生まれました。
この場を借りて、おめでとう!!

タイのワイ

2007-07-14 11:12:40 | アジアの話
先日、ラオスの手を合わせる挨拶について書いたが、
先週あたりのNHKのニュースで、タイの挨拶が取り上げ
られていた。

この、挨拶のときに胸の前で手を合わせる行為"ワイ"は、
タイでは礼儀作法の基本であるのに、最近では、
若い世代を中心に、きちんとした"ワイ"ができない人が
増えているらしい。

"きちんと手を合わせていないワイ"
"荷物を持ちながらのワイ"
"通りすがりのワイ"

と、街中に溢れる正しくない"ワイ"が映し出されていた。
確かに、どれも"とりあえず手を揃えて上げてみた"、
ってぐらいで、全然心がこもってなさそうな挨拶だった。

現地でこの挨拶に出会ったとき、忙しい東京の生活では
忘れられた心、と感じたのだが、現地でも同じ問題を
抱えているようだ。

核家族化の進行、個人主義の進展が、このワイの衰退の
原因と考えられており、タイでは、国王が率先して、
国を挙げての、伝統的な"ワイ"の復活に取り組んでいる、
とのことであった。

小学校では、この"ワイ"の作法を、手の合わせ方
頭の下げ方まで、先生が教える時間があるそうだ。
NHKのニュースでは、"ワイ"の作法を教える
小学校の風景が映っていた。

後日、インターネットで調べたところ、
"この"ワイ"は、あくまで対等の立場か年上に対する行為であり、
目下のものにはしてはいけない行為"と書いてあった。
レストランの従業員に向かって、自分からこの"ワイ"をするのは
いけないことらしい。

誰に対しても丁寧な挨拶をしましょう、ということではないのか。。
こういった区別の仕方を、小学校ではどうやって教えるのだろうか。

ASEAN10カ国制覇

2007-07-08 14:30:20 | Weblog
先日、ブルネイを訪れ、ASEAN10カ国制覇を達成!!

と言っても、ブルネイもミャンマーもたかだか
3日ぐらいしか滞在してないし、3回ほど訪れている
シンガポールもトータルでも1週間も滞在していないので、
とても制覇したとは言えないんだけど。

でも、一応10カ国足を運んだ、ってことで、ちょっと満足。

このASEAN制覇出張を境に、しばらく日本滞在の予定。

日本から見たアジア、ってことで、細々とブログを
続けていこうと思います。

極寒の国。ブルネイ。

2007-07-05 18:57:04 | アジアの話
南国の国、だけど、極寒の国ブルネイ。

ブルネイの印象は、これに尽きる。
とにかく、建物の中が寒い!!
東南アジアの国は、往々にして冷房が強く、
オフィスや会議室は、寒いことが多いのだけど、
ブルネイのその寒さは、比じゃなかった。

どれくらい寒いか、というと、
建物のガラス窓が一面汗かいて曇っているぐらい。
冷房嫌いの私だけじゃなく、冷房大好きの当社の
フィリピン人ですら、寒いと言っていたくらい。

ほんとに、とにかく寒かった。凍えるかと思った。
「寒いので冷房下げてください」と訴えても、
「全館冷房だから、コントロールできないのよ」と、
あっさり言われる始末。

ノースリーブにジャケットでは、とても耐えられず、
次の日は中に長袖カーディガンを着たけど、
それでも、寒かった。。。

石油があり余ってしまっているからだろうか。
電気代なんて微々たるものなのかしら。
もしや、電気代もタダとか???

写真は、政府での会議を終えて、建物を出たところで、
ピザ宅配に来ていたバイクの写真を撮ろうとしたところ。
あまりに寒すぎて、デジカメが凍えてしまい、
レンズが曇ってしまった。
充電池が冷えて、バッテリーもなくなるし。
この後、デジカメが復活するには、しばらく時間が
かかりました。

平和の国ブルネイ。

2007-07-01 20:39:37 | アジアの話
帰国して、大分経つのですが、実は
ブルネイにも行ってきました。

人口37万人、面積は三重県と同じくらいの小さな国。
マレーシアのサラワク州の中に位置する陸の島。

平和の国ブルネイ。お金持ちブルネイ。
教育もただ。医療もただ。所得税もなし。

完全な車型社会で、車の保有率は、1人当たり1.2台。
なんと、車の方が人の数よりも多いのだ。

高速道路網はないけど、普通の道路も、
自動車専用道路みたいな感じだった。

マレーシアの国境まで、現地視察に行く機会があったのだが、
時速120kmでぶっとばし、片道2時間で到達。
国の端から端まで、車で2時間で到達できてしまった。

写真は、市内にあるモスク。

ところで、今回初めて知ったのですが、
ブルネイは二つの陸の島に分かれている。
そして、右側と左側は、完全に離れているのだ。
みなさん、地図を見てみてください。