今週日曜日から、NHKのBS1で
世界のドキュメンタリー
「奇跡の映像 よみがえる100年前の世界」
という番組が放送されている。
オリジナルはBBCの
"The Wonderful World of Albert Kanh"
という番組で、
アルベール・カーンというユダヤ系フランス人が
残した100年前の映像と写真資料をもとに、
20世紀初頭の世界を描いた番組だ。
銀行家で大富豪だったカーン氏は、たくさんの写真家を雇い、
世界50カ国以上に派遣し、技術革新のなかで失われていく
世界の風景を記録に残した。
当時開発されたばかりの技術を使い、合計7万枚の
オートクローム写真と100時間に及ぶ映像記録という、
非常に貴重な資料が残されている。
その多くは、日常的な風景を撮ったものであり、その中には、
日本やベトナムといったアジア諸国も含まれている。
彼は、世界の状況を知りたい、失われゆく伝統的・
日常的な生活風景を残したい、という思いだけではなく、
第一次世界大戦に入る前のヨーロッパ世界の中で、
「相手国、異なる民族を知ることが、世界平和につながる」
という強い信念を持っていたという。
今も世界のあちこちで続いている紛争や戦争は、
相互理解不足なんて簡単なものではないと思うが、
相手を知ること、理解しようとすることが、
紛争終結への第一歩であることは間違いないだろう。
残念ながら、彼の残した資料は、彼の意図には反して、
その後長い間、人の目には触れることはなかったようだ。
100年前の各国の風景そのものも面白いのだけど、
その写真や映像の質の高さ、美しさに感動する。
100年前のものとはとても思えないものばかりだ。
全9回シリーズのうち、半分以上が終わってしまったのですが、
時間のある方、興味のある方、ぜひ、見てみてください。
詳細はこちら。
世界のドキュメンタリー
「奇跡の映像 よみがえる100年前の世界」
という番組が放送されている。
オリジナルはBBCの
"The Wonderful World of Albert Kanh"
という番組で、
アルベール・カーンというユダヤ系フランス人が
残した100年前の映像と写真資料をもとに、
20世紀初頭の世界を描いた番組だ。
銀行家で大富豪だったカーン氏は、たくさんの写真家を雇い、
世界50カ国以上に派遣し、技術革新のなかで失われていく
世界の風景を記録に残した。
当時開発されたばかりの技術を使い、合計7万枚の
オートクローム写真と100時間に及ぶ映像記録という、
非常に貴重な資料が残されている。
その多くは、日常的な風景を撮ったものであり、その中には、
日本やベトナムといったアジア諸国も含まれている。
彼は、世界の状況を知りたい、失われゆく伝統的・
日常的な生活風景を残したい、という思いだけではなく、
第一次世界大戦に入る前のヨーロッパ世界の中で、
「相手国、異なる民族を知ることが、世界平和につながる」
という強い信念を持っていたという。
今も世界のあちこちで続いている紛争や戦争は、
相互理解不足なんて簡単なものではないと思うが、
相手を知ること、理解しようとすることが、
紛争終結への第一歩であることは間違いないだろう。
残念ながら、彼の残した資料は、彼の意図には反して、
その後長い間、人の目には触れることはなかったようだ。
100年前の各国の風景そのものも面白いのだけど、
その写真や映像の質の高さ、美しさに感動する。
100年前のものとはとても思えないものばかりだ。
全9回シリーズのうち、半分以上が終わってしまったのですが、
時間のある方、興味のある方、ぜひ、見てみてください。
詳細はこちら。