日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新緑萌える東北へ 2019番外編 - 帰着

2019-06-03 21:45:14 | 関東
深夜の国道4号線を快走して二時台の前半に帰着。改元を跨ぐ10連休を含め、七度の週末にわたる長旅がついに終わりました。中断期間を除いても22日、総行程は3307kmという結果です。

例年信州、南東北までで終わっていた花見の旅を拡大し、桜を追って列島を縦断するという宿願を初めて果たしたのは九年前です。つまり今年が10周年だったわけなのですが、その節目を飾るにふさわしい旅でした。先週末時間切れという事態に陥り、苦し紛れに五度目の一時帰京を決めたときは、これが禍根になりはしないかと気を揉みました。しかし、今回の再挑戦で見事に有終の美を飾ることができました。
弘前では天候が噛み合わず、花盛りをあと一歩のところで逃したものの、あとは総じて好天でした。連休終盤から五月の中旬に至っては、年に何日あるかと思うほどの快晴が続きました。例年以上の好天に恵まれ、春から初夏への移り変わりをありありと感じられたのは収穫です。
初めて東北と北海道を縦断したとき、旅の主題は専ら花見にありました。花見ができる限り北上を続けていき、終わったところで帰るという流れでした。それが次第に変わってきたのは四年目あたりからでしょうか。北上、東進してそのまま戻るのではなく、薫風の季節を迎えた北国を南下していくことが、花見と並ぶ旅の主題の一つとなって現在に至ります。花見の旅として考えた場合、さらに壮大だった年は他にもあります。しかし、それに続く新緑編に関していえば、今年が空前の成功例となりました。

奇跡的に続いてきた好天にも次第に陰りが見えています。例年なら梅雨入りしてもおかしくない時期です。今のところ、週末の天候にも多くを期待できません。終盤最大の山場は終わり、これからは夏の活動休止期間に移行することになります。しかし近年、その休止期間が次第に短くなってきました。耐え難い暑さでもない限り、それなりに楽しむ術はあることに気付いてきたからです。去年に続き誕生日に重なるという事情もあり、天候にかかわらずもう一週活動する方向で考えています。
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