日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

小春日和の駿河路へ 2011二日目(11)

2011-11-27 23:46:32 | 関東
全行程終了です。東名を走って帰ります。というつもりだったはずが、どういうわけか渋滞が一向に終わらず、この時間でもまだ10km以上が滞っているようです。これでは高速道が使えないため、しばらくは246号線を走ります。厚木まで走る間に渋滞が終われば厚木から、そうでなければ大和のボトルネックも一般道でパスして、横浜町田から高速に乗ります。この時間になっても渋滞が終わらないとはとんだ誤算ながら、残りの距離は知れているので特段問題はありません。破綻しない程度の時間には帰れるでしょう。
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小春日和の駿河路へ 2011二日目(10)

2011-11-27 23:11:53 | 関東
大トリは名水百選の一つ、秦野盆地湧水群から弘法の清水を訪ねます。駅近くの住宅街の路地に小さな石造りの水汲み場があり、柿田川にも似たやや温かい水が滔々と流れています。
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小春日和の駿河路へ 2011二日目(9)

2011-11-27 22:39:38 | MOS
国宝級の良モスに続いては秦野の新モスを訪ねます。大井松田店の次ではかすみがちとはいえ、こちらのモスもかなり特徴的です。1階に店舗、2階におそらく民家という、世にも珍しい民家併設の店舗なのです。背の高い切妻屋根の建物は山小屋を意識したと見え、フローリングの床はもちろんのこと、壁、扉、梁など店内のあらゆる所で天然木がふんだんに使われています。見るからに安っぽい外装の建材はいただけませんが、それを補って余りある個性的な店舗です。

モスバーガー秦野店
神奈川県秦野市河原町8-1
0463-80-2315
700AM-2300PM
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小春日和の駿河路へ 2011二日目(8)

2011-11-27 21:04:49 | MOS
異例ともいえるほど早いペースで帰路についた今回の活動ですが、早く出ればその分早く帰れるかというとそうでもありません。高速道路の渋滞に巻き込まれるからです。本日の東名は御殿場から40km級という大型連休並みの大渋滞で、なかなか終わる気配がありません。これでは先を急いでも無駄なので、三島から一般道を通って松田までたどり着きました。しかし、渋滞を避けるという以外に、松田に寄った理由がもう一つあります。神奈川はもとより関東屈指の良モス、大井松田店に立ち寄ることです。
ちょうど一年ぶりの再訪となりましたが、古きよき店舗は何一つ変わることなく健在です。しかも、昼間と夜では当然ながら味わいも違ったものになります。前回訪ねた時には、2階まで吹き抜けになった温室のような出窓から、暖かい日差しが注ぎ込んでいたのに対して、今回は日曜夜の静かな空気が流れます。2階の座席に腰掛ければ、前方にはこの店のシンボルともいえる高い出窓が、左手には店舗正面の窓が連なり、外を行き交う車の明かりが流れていきます。壁面には細かいタイルが効果的に使われ、階段を上がった場所には台形の大きなテーブルが据え付けられて、この店舗の敷地の形状がはっきり分かる、周到に仕組まれた演出がなされています。それだけにとどまらず、そのテーブルの上はさらに吹き抜けとなって明かり採りの小窓に連なるのですから、ただただ感服するほかありません。
店舗だけではありません。この店のドライブスルーというのがこれまた独特で、ドライブスルーという業態が普及する前に建てられ、なおかつ通常のドライブスルーに改修するだけの敷地の余裕がないために、店舗裏手の駐車場の周囲に逆U字形の走路を設けることでドライブスルーを実現しています。どういうことかというと、入った車が反時計回りに駐車場を周回して出口に至ったところで、店舗裏の勝手口から店員が受け渡しに来るのを待つという仕組みです。私の知る限り、山形桜田店など、同じく古きよき店舗でこの形式のドライブスルーはあるものの、勝手口から店員が受け渡しに現れるというのは、全国広しといえどもここだけではないでしょうか。しかも、そのドライブスルーの受け渡し場所というのが、およそ現代のMOSの店舗とは思えない古めかしい造りになっていて味わい深いのです。モスヲタならば、この店舗とドライブスルーを鑑賞するだけでも軽く一時間はかかるでしょう。盃を裏返したような独特のランプシェードといい、一回や二回足を運んだだけでは気付かないよさというものがこの店舗には詰まっています。この地にあり続ける限り、折に触れて通いたいと思う名店舗です。

モスバーガー大井松田店
神奈川県足柄上郡大井町金子95-9
0465-83-5300
800AM-2400AM
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小春日和の駿河路へ 2011二日目(7)

2011-11-27 18:57:22 | B級グルメ
名水に続いてはお待ちかねの鰻をいただきます。訪ねるのは前回と同じ「うな繁」です。

うな繁
静岡県駿東郡清水町伏見239-3
055-975-6879
平日 1100AM-1400PM(LO)/ 1600PM-2030PM(LO)
土日祝日 1100AM-1500PM(LO)/ 1600PM-2000PM(LO)
月曜(祝日の場合翌日)定休
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小春日和の駿河路へ 2011二日目(6)

2011-11-27 17:49:51 | 東海
1号線を走って柿田川に着きました。日が落ちても気温は日中とほぼ変わらぬ14度、しかし数字以上の差を感じ、少なくとも湧水をがぶ飲みしたくなるような気候ではありません。少しだけ喉を潤し、あとは水筒に汲んで持ち帰ります。12月を間近に控え、湧水の旬には終わりが近づいてきました。
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小春日和の駿河路へ 2011二日目(5)

2011-11-27 14:14:43 | 東海
なんだかんだで清水に長居してしまいました。日没までさほど時間がなくなったこともあり、これ以上先には進まず来た道を引き返したいと思います。寄り道しながら適当に走れば沼津か三島あたりで日が暮れるでしょう。柿田川で水を汲み、三島で鰻をいただいて、最後は御殿場で温泉に寄ればちょうどよさそうです。
それにしても、今日の天気は少し変わっています。富士の高嶺は山頂まで一点の曇りもなく望めるというのに、これが快晴かというとそうでもなく、空全体を雲が覆って薄日が差すという天気が一貫して続いています。眠たげな空につられて、自分自身も眠くなってくるようです。
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小春日和の駿河路へ 2011二日目(4)

2011-11-27 13:09:05 | 東海
毎度おなじみ三保の松原を訪ねます。うっすらと雪をかぶった富士山を拝むのは、もしかするとこれが初めてかもしれません。気温は予報ほどには上がらず15度、しかし日が差せば少し汗ばむ陽気です。昼下がりの駿河湾は波静か、広い砂浜で太公望が釣糸を垂れています。眠たげな薄日が差して、季節は違えど「終日のたりのたりかな」の名句が浮かぶ光景です。
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小春日和の駿河路へ 2011二日目(3)

2011-11-27 12:15:20 | 東海
定点観測で清水港線の跡を訪ねます。港港に鉄路あり、かつて大きな港には必ずといっていいほど臨港線が走っていました。清水港線もその一つで、清水の駅からU字型の湾をなぞりつつ、沿線の工場や埠頭を結んでいたのがこの路線です。しかし、自分が物心ついた頃には鉄道貨物も斜陽の時代を迎えており、この路線はもっぱら「一日一往復しか旅客列車が走らない路線」として取り上げられる、ある種の際物のような存在に成り下がっていました。当然ながらこれでは長続きするはずもなく、国鉄末期のローカル線廃止の波をかぶって姿を消したのが今から27年前のことです。
道路化されてしまう廃線跡も珍しくない中、この路線の跡はかなりの区間で遊歩道として残り、終点だった三保駅は公園になって、かつてこの地で働いたスイッチャーとタンク車が静かに眠っています。神戸にさえ臨港線が存在しなくなった今日、この港に鉄道が走っていたことを知っている人が果たしてどれだけいるのでしょうか。広々した公園の敷地と背後に並ぶ工場群が、かつての栄華を物語っているようです。
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小春日和の駿河路へ 2011二日目(2)

2011-11-27 10:16:53 | B級グルメ
清水の魚市場を訪ねます。定番である干物、黒はんぺん、しらすと桜えびはもちろんのこと、鮮魚に始まり加工品、乾物、惣菜から野菜に至るまで、様々な品がバランスよく揃います。静岡でこの手の施設というと、居並ぶ店が揃いも揃って同じものを売る凡庸なものを想像しがちなところ、こちらの市場は小さいながらもかなりの充実ぶりです。開店が10時と遅く、今回のように寝坊でもしなければそうそう立ち寄る機会はなさそうですが、もし寄れるとするなら、今後土産は沼津でもなく焼津でもなく清水で買い求めることになるでしょう。

清水魚市場 河岸の市
静岡県静岡市清水区島崎町149番地
054-355-3575
1000AM-1800PM(水曜定休)
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小春日和の駿河路へ 2011二日目

2011-11-27 09:57:48 | 東海
昨晩は0時前に切り上げはしたものの、前夜の睡眠と深酒がたたったか、宿に戻るやベッドに倒れ込み、おまけに寝坊してしまいました。今日は少し遅めの活動再開となります。現在の気温は11度、晴れは晴れでも昨日のような青空ではなく、全体的にややかすんだ感じの、冬場の雪国でよくありそうな晴天になっています。かなり出遅れたためこの後の行動は流動的ながら、四時を過ぎれば日差しがほとんどなくなる時期だけに、それほど遅くまで引きずることもないでしょう。距離が近いこともあり、今回は早めの帰着になると予想されます。あくまで予想に過ぎませんが…
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