さらに車を走らせて、旧三保駅こと三保ふれあい広場にやってきました。この時期の見所といえば河津桜です。例年の状況からおよそ察しがついた通り、早咲きの木が五分咲きよりやや手前、中咲きの木が開花して間もなく、遅咲きの木はまだ蕾、土肥桜はあらかた散って、既に若葉が芽生えています。青空にはうっすらと上弦の月が。今がこれなら、来週末が最盛期、再来週でもまだまだ花見はできるかもしれません。晴れれば再訪するにもやぶさかではなくなってきました。
きしめんをすすって隣のホームに上がると、「しらさぎ」が既に入線していました。店を出た時点ではまだ入線していなかったため、早からず遅からず絶妙な間合いだったことになります。
それはよかったのですが、金曜を休めなかった弊害が見事に露呈してしまいました。始発駅から旅行客でたいそうな賑わいなのです。用務客が中心の平日なら、仮に混んでも多少は静かだろうと思うのですが。この先さらに混むことはあっても、空く可能性がほとんどないのは経験上分かっています。北陸特急に乗り通せる機会など、年に何度もないだけに、その一回がこうなってしまったのは残念です。
もっとも、車窓は悪くありません。名古屋では乾いた冬晴れだった空が、岐阜を過ぎた頃から曇り、関ヶ原でついに小雪が降ってきました。北陸へ向かうにつれて、この車窓がどう変わるかも楽しみです。
★名古屋850/しらさぎ3(3M)/1148金沢
それはよかったのですが、金曜を休めなかった弊害が見事に露呈してしまいました。始発駅から旅行客でたいそうな賑わいなのです。用務客が中心の平日なら、仮に混んでも多少は静かだろうと思うのですが。この先さらに混むことはあっても、空く可能性がほとんどないのは経験上分かっています。北陸特急に乗り通せる機会など、年に何度もないだけに、その一回がこうなってしまったのは残念です。
もっとも、車窓は悪くありません。名古屋では乾いた冬晴れだった空が、岐阜を過ぎた頃から曇り、関ヶ原でついに小雪が降ってきました。北陸へ向かうにつれて、この車窓がどう変わるかも楽しみです。
★名古屋850/しらさぎ3(3M)/1148金沢
津市街に入ったところで平成最後の初詣を済ませます。立ち寄るのは毎度おなじみ高田本山です。
三観音といわれなければ気付かない津観音に対し、こちらは素人にも一目で分かる名刹です。境内に二つ並んだ立派なお堂は、国宝に指定されて以来二度目の正月を迎えました。しかし、下手に観光地化することもなく、今なお拝観自由で駐車料も無料。静かな境内は穴場と呼ぶにふさわしいものがあります。
三観音といわれなければ気付かない津観音に対し、こちらは素人にも一目で分かる名刹です。境内に二つ並んだ立派なお堂は、国宝に指定されて以来二度目の正月を迎えました。しかし、下手に観光地化することもなく、今なお拝観自由で駐車料も無料。静かな境内は穴場と呼ぶにふさわしいものがあります。
続いては四日市港を訪ねます。過去の記録を振り返ると、これが実質四年ぶりの再訪となるようです。それだけ無沙汰をしてしまったのは、前回一通り見て回ったつもりだったからですが、そのとき見落としていたものがあるのに気付きました。太平洋セメントの構内へと延びていく専用線を、何故かたどっていなかったのです。
今回再訪したところ、専用線の終端まで行く道があるのに気付きました。そしてこの終端の眺めが秀逸でした。踏切から遠巻きに眺めるしかないものの、適度な引きをとった全景が絵になっています。セメントサイロの脇に線路が並び、10両ほどの貨車をつないだ機関車が休息する光景は、模型の世界を見ているようです。
専用線を訪ね歩いていた二昔前、各地で見られた光景も、今となっては風前の灯です。いつまで残るかは未知数ながら、平成の最後を飾る新春に、しかとこの目で見届けられたのを幸いに思います。
今回再訪したところ、専用線の終端まで行く道があるのに気付きました。そしてこの終端の眺めが秀逸でした。踏切から遠巻きに眺めるしかないものの、適度な引きをとった全景が絵になっています。セメントサイロの脇に線路が並び、10両ほどの貨車をつないだ機関車が休息する光景は、模型の世界を見ているようです。
専用線を訪ね歩いていた二昔前、各地で見られた光景も、今となっては風前の灯です。いつまで残るかは未知数ながら、平成の最後を飾る新春に、しかとこの目で見届けられたのを幸いに思います。
出発前に印刷した年賀状に、道中の郵便局で一筆認め、風景印入りで差し出すのが新春の恒例行事です。三が日から開いている局は限られ、例年は専ら県庁所在地の中央局の世話になっているところ、今回ふと思ったのは、四日市の局ならどうかということでした。果たして予感は的中したため、こちらで第一陣を投函します。
第一陣というのは、何度かに分けて投函するからに他なりません。たかが消印一つといえど、風景印を押すのは傍目以上に面倒な作業です。日付をはめ込み、曲がりや掠れがないのを確かめてから押印するため、ただでさえ忙しい正月に、まとめてお願いしようものなら迷惑をかけてしまいます。何度か同じ粗相を繰り返した後、五、六枚ずつ小分けにするのが定着しました。初見の局ということもあり、ここでは五枚投函し、一枚記念に持ち帰ります。
第一陣というのは、何度かに分けて投函するからに他なりません。たかが消印一つといえど、風景印を押すのは傍目以上に面倒な作業です。日付をはめ込み、曲がりや掠れがないのを確かめてから押印するため、ただでさえ忙しい正月に、まとめてお願いしようものなら迷惑をかけてしまいます。何度か同じ粗相を繰り返した後、五、六枚ずつ小分けにするのが定着しました。初見の局ということもあり、ここでは五枚投函し、一枚記念に持ち帰ります。
引き続き順調に走って三重県内に入りました。出発から飲まず食わずで空腹感も限界です。限界まで引き延ばしたのは、是非いただきたいものがあったからに他なりません。スガキヤのラーメンをいただきます。
直ちにいただけることを重視し、九時開店で手近な店舗を探した結果、富田のイオンモールに飛び込みました。鹿児島五連泊の往路に寄った、ささやかな思い出のある店舗です。
★スガキヤ 四日市北イオンモール店
四日市市富州原町2-40 イオンモール四日市北SC1F
059-361-6033
900AM-2130PM(LO)
特製ラーメン450円
直ちにいただけることを重視し、九時開店で手近な店舗を探した結果、富田のイオンモールに飛び込みました。鹿児島五連泊の往路に寄った、ささやかな思い出のある店舗です。
★スガキヤ 四日市北イオンモール店
四日市市富州原町2-40 イオンモール四日市北SC1F
059-361-6033
900AM-2130PM(LO)
特製ラーメン450円
国道1号線から23号線に入り、そのまま西へ下ってきました。名古屋の近郊にさしかかり、交通量はさすがに増えてきたものの、流れはすこぶる順調です。飛島の宇佐美で道中最初の給油を済ませていきます。
去年もそうだったのですが、関東平野と濃尾平野の気候は若干違います。乾いた冬晴れなのは同じでも、紺碧の空が広がる関東と違って、こちらでは空全体に雲が出ており、彼方の山は雪雲をかぶっているように見えます。5度という気温以上に寒く感じるのもそのせいでしょうか。しかし、松山まで下っていくと、別世界の暖かさになることについても経験上分かっています。埋もれていた記憶が甦ってきました。
去年もそうだったのですが、関東平野と濃尾平野の気候は若干違います。乾いた冬晴れなのは同じでも、紺碧の空が広がる関東と違って、こちらでは空全体に雲が出ており、彼方の山は雪雲をかぶっているように見えます。5度という気温以上に寒く感じるのもそのせいでしょうか。しかし、松山まで下っていくと、別世界の暖かさになることについても経験上分かっています。埋もれていた記憶が甦ってきました。
おはようございます。その後二時半に出発し、交通量のほとんどない国道246号線を快走。厚木から東名、新東名を経由して、駿河湾沼津からは1号線を下ってきました。只今浜松市街に入ったところです。
駿河湾沼津で小休止をとったとき、東の空に下弦の月が浮かんでいるのに気付きました。その月が昇っていくにつれ、東の空が次第に明るくなってきました。今のところ、日が昇りきるまでに三重県内へ入れればよいと考えています。この先も自動車専用、あるいはそれに近い高規格のバイパスが続くため、高速道に乗り直す必要はなさそうです。
駿河湾沼津で小休止をとったとき、東の空に下弦の月が浮かんでいるのに気付きました。その月が昇っていくにつれ、東の空が次第に明るくなってきました。今のところ、日が昇りきるまでに三重県内へ入れればよいと考えています。この先も自動車専用、あるいはそれに近い高規格のバイパスが続くため、高速道に乗り直す必要はなさそうです。
腹ごしらえを済ませたところで移動を再開します。続いて乗車するのはしらさぎ5号です。
先ほどしらさぎ3号と申したのを覚えていらっしゃるかもしれません。本来ならば、きしめんをいただいた後、ほどよい間合いで列車が入線するはずでした。ところが、本来発着するはずの4番線に案内表示がありません。着発線変更かと思って見回すと、雨のため運休というまさかの告知がorz
北陸で連日雨が降っているとは聞いていました。しかし昼には止むというのが出発した時点の予報でした。それだけに、運休は全く想定外でしたが、ともかく問題はどのようにして収拾を図るかです。普通列車が動いているとはいうものの、調べてみると接続が悪すぎ、とても使える代物ではありません。後続の5号が運転される可能性に賭けるのが事実上唯一の選択肢でした。幸いにもその賭けに勝ち、只今ようやく発車したところです。
このまま定時で走っても、金沢に着くのは一時近くになります。新幹線で直行した場合に比べ、実に四時間差がつくわけです。レンタカーで活動することを考えると、新幹線で直行し、一刻も早く乗り始めるという選択肢はあり得たわけであり、結果的には裏目に出てしまったともいえます。
とはいえ、そうすればよかったと嘆くつもりはありません。北陸特急に乗るのも本活動の重要な目的の一つだからです。新幹線が延伸される数年後、北陸本線は有名無実化し、どのみち新幹線で直行直帰するしかなくなります。急ぐのはそうなってからでも十分です。
★名古屋948/しらさぎ5(5M)/1248金沢
先ほどしらさぎ3号と申したのを覚えていらっしゃるかもしれません。本来ならば、きしめんをいただいた後、ほどよい間合いで列車が入線するはずでした。ところが、本来発着するはずの4番線に案内表示がありません。着発線変更かと思って見回すと、雨のため運休というまさかの告知がorz
北陸で連日雨が降っているとは聞いていました。しかし昼には止むというのが出発した時点の予報でした。それだけに、運休は全く想定外でしたが、ともかく問題はどのようにして収拾を図るかです。普通列車が動いているとはいうものの、調べてみると接続が悪すぎ、とても使える代物ではありません。後続の5号が運転される可能性に賭けるのが事実上唯一の選択肢でした。幸いにもその賭けに勝ち、只今ようやく発車したところです。
このまま定時で走っても、金沢に着くのは一時近くになります。新幹線で直行した場合に比べ、実に四時間差がつくわけです。レンタカーで活動することを考えると、新幹線で直行し、一刻も早く乗り始めるという選択肢はあり得たわけであり、結果的には裏目に出てしまったともいえます。
とはいえ、そうすればよかったと嘆くつもりはありません。北陸特急に乗るのも本活動の重要な目的の一つだからです。新幹線が延伸される数年後、北陸本線は有名無実化し、どのみち新幹線で直行直帰するしかなくなります。急ぐのはそうなってからでも十分です。
★名古屋948/しらさぎ5(5M)/1248金沢
関東では梅雨明け十日の青空が広がる一方、東海以西は依然として曇か雨の予報です。それはおおむね的中し、富士山は裾野すら影も形も分かりませんでした。間もなく静岡を通過するところです。
最近西日本への旅を繰り返して気付いたのは、東海道新幹線の車内検札がなくなったことです。これは、以前苦言を呈した「並びに」の車内放送がなくなったということでもあります。ところが今日は検札が復活し、その一方で車内放送はありませんでした。検札が復活したのか、今日に限って抜き打ちで検札したのか、それとも直近の取り扱いが例外だったのかは不明ながら、あの車内放送がなくなったのであれば、こちらとしては歓迎すべき話です。
ちなみに、かねがね興ざめさせられている車内放送がもう一つあります。東北新幹線で流れる「運転台があるため通り抜けできない」旨の案内です。通り抜けができないのは貫通路がないからであって、運転台は関係ないにもかかわらず、同様の案内が一切の例外なく繰り返されるのは、やはり当局の作った例文を徹底的に叩き込まれているからでしょう。明らかに違和感のある表現を、機械のように繰り返す教条主義はどうにかならないものでしょうか。
最近西日本への旅を繰り返して気付いたのは、東海道新幹線の車内検札がなくなったことです。これは、以前苦言を呈した「並びに」の車内放送がなくなったということでもあります。ところが今日は検札が復活し、その一方で車内放送はありませんでした。検札が復活したのか、今日に限って抜き打ちで検札したのか、それとも直近の取り扱いが例外だったのかは不明ながら、あの車内放送がなくなったのであれば、こちらとしては歓迎すべき話です。
ちなみに、かねがね興ざめさせられている車内放送がもう一つあります。東北新幹線で流れる「運転台があるため通り抜けできない」旨の案内です。通り抜けができないのは貫通路がないからであって、運転台は関係ないにもかかわらず、同様の案内が一切の例外なく繰り返されるのは、やはり当局の作った例文を徹底的に叩き込まれているからでしょう。明らかに違和感のある表現を、機械のように繰り返す教条主義はどうにかならないものでしょうか。
名古屋からは「しらさぎ」で米原方面へ下ります。実は、米原へ行くなら「ひかり」にそのまま乗ればよく、そうすれば一時間も早く着くところでした。料金についてもわずかとはいえ割安です。しかるにわざわざ乗り継いだのは、乗ること自体が目的だからに他なりません。
数年後に新幹線が延長されても、敦賀までの足として、この列車が細々と生き永らえる余地はあるかもしれません。しかし、名古屋から北陸へ列車で直通する手段は事実上失われます。それに乗じて高速バスが攻勢をかければ、房総特急のように風前の灯となる可能性も十分にあるでしょう。それだけに、乗れるうちにできるだけ乗っておきたかったというのが真相です。
★名古屋850/しらさぎ3(3M)/1002長浜
数年後に新幹線が延長されても、敦賀までの足として、この列車が細々と生き永らえる余地はあるかもしれません。しかし、名古屋から北陸へ列車で直通する手段は事実上失われます。それに乗じて高速バスが攻勢をかければ、房総特急のように風前の灯となる可能性も十分にあるでしょう。それだけに、乗れるうちにできるだけ乗っておきたかったというのが真相です。
★名古屋850/しらさぎ3(3M)/1002長浜
三時間あまりの滞在を経て米原へ向かいます。「しらさぎ」の時刻に重なったため飛び乗りました。
50kmにも満たない区間だけに、特急料金を奢ることに対する迷いがなかったわけではありません。しかし、迷っている時点で「迷ったら買え」の経験則が当てはまるということでもあります。何が迷いを生じさせたかといえば、普通列車の場合大垣で乗り換えが必要になることでした。ただし、跨線橋を上り下りする手間よりも、下車した客が先を争うように跨線橋を渡っていく、あの慌ただしさを嫌ったというのが真相です。争奪戦に加わるよりも、北陸特急で悠然と下りたいという心情が勝りました。
★岐阜1212/しらさぎ7(7M)/1248米原
50kmにも満たない区間だけに、特急料金を奢ることに対する迷いがなかったわけではありません。しかし、迷っている時点で「迷ったら買え」の経験則が当てはまるということでもあります。何が迷いを生じさせたかといえば、普通列車の場合大垣で乗り換えが必要になることでした。ただし、跨線橋を上り下りする手間よりも、下車した客が先を争うように跨線橋を渡っていく、あの慌ただしさを嫌ったというのが真相です。争奪戦に加わるよりも、北陸特急で悠然と下りたいという心情が勝りました。
★岐阜1212/しらさぎ7(7M)/1248米原
今回は中山道の宿場がある線路の南側を走ることにしました。訪ねるのは加納城です。
歴史に無頓着なこともあり、岐阜城といえば金華山とばかり思っていました。しかしあちらは戦国時代の城で、江戸時代はこちらに城があったのだそうです。今の今まで知らなかったのは、城址がささやかだからでもあります。中山道の南側にある住宅地に、長方形をした本丸の石垣だけが残っており、濠は埋め立てられて公園になり、城内にも芝生が広がっているにすぎません。市街地にある平城の跡といえば、思い出すのは三重の津城に大分の府内城といったところですが、あれらと比べても数段地味な印象です。桜が咲く時期を除けば、わざわざ訪ねる物好きは現れそうにもなく、木の葉が風にそよぐ音だけが聞こえてきます。
ちなみに、以前訪ねた旧加納町役場が跡形もなく取り壊されていました。当時でさえ相当荒れた様子だった建物に、いよいよ倒壊の危険性が出てきたため、やむなく取り壊したということでしょうか。名建築だっただけに残念ですが、在りし日の姿を一度とはいえ見届けられたのがせめてもの救いです。
歴史に無頓着なこともあり、岐阜城といえば金華山とばかり思っていました。しかしあちらは戦国時代の城で、江戸時代はこちらに城があったのだそうです。今の今まで知らなかったのは、城址がささやかだからでもあります。中山道の南側にある住宅地に、長方形をした本丸の石垣だけが残っており、濠は埋め立てられて公園になり、城内にも芝生が広がっているにすぎません。市街地にある平城の跡といえば、思い出すのは三重の津城に大分の府内城といったところですが、あれらと比べても数段地味な印象です。桜が咲く時期を除けば、わざわざ訪ねる物好きは現れそうにもなく、木の葉が風にそよぐ音だけが聞こえてきます。
ちなみに、以前訪ねた旧加納町役場が跡形もなく取り壊されていました。当時でさえ相当荒れた様子だった建物に、いよいよ倒壊の危険性が出てきたため、やむなく取り壊したということでしょうか。名建築だっただけに残念ですが、在りし日の姿を一度とはいえ見届けられたのがせめてもの救いです。
このところ、岐阜では毎回自転車を借りて市内を走っています。これは偏に、100円というただ同然の料金だからに他なりませんが、最近それに取って代わるものが普及しつつあります。乗り捨てを前提にした小型の電動自転車です。四年前、金沢で乗ったときにはまだ物珍しかったこの仕組みが、その後たちまち普及していき、都市部ではすっかりありふれた光景となりました。無人で管理できる上に、放置自転車対策にもなり一石二鳥なのが大きいのでしょう。ただし、この仕組みには一つだけ難点があります。決まった場所へ移動して乗り捨てるのを前提にしており、地元の足として使う分にはよいものの、よそ者が見知らぬ町を気の向くままに走るには必ずしも適しないのです。この自転車がなければ、城下町、宿場町に梅林など、岐阜の隠れた見所に気付くことはなかったかもしれません。世知辛いご時世、いつまでこの形態で続くかは未知数になってきましたが、少しでも長く続いてくれることを願っています。
予報通りに晴れたのはよいものの、先週末に比べると湿度は大分高めです。額と首筋からたちまち汗が流れ落ち、お世辞にも活動日和とはいいがたいものがあります。それにもかかわらず強行したのは、久々に京都へ行ってみたかったのもさることながら、それにかこつけ落ち穂拾いをするという目的があるからです。まずは岐阜へと向かいます。
元々は北陸へ行く途中にでも立ち寄るつもりが果たせず、埋め合わせをどこでするかが思案のしどころでした。京都へ向かう今回はお誂え向きと思い立った次第です。限られた滞在時間ではありますが、初夏ならではの収穫を一つでも持ち帰れれば幸いに思います。
★名古屋823/3103F/849岐阜
元々は北陸へ行く途中にでも立ち寄るつもりが果たせず、埋め合わせをどこでするかが思案のしどころでした。京都へ向かう今回はお誂え向きと思い立った次第です。限られた滞在時間ではありますが、初夏ならではの収穫を一つでも持ち帰れれば幸いに思います。
★名古屋823/3103F/849岐阜