結局悪魔のささやきに負けました。このまま高松に滞在し、一泊してから四国を出ます。
高松に着いた時点で上空の雲がほぼなくなり、快晴といってもよい空模様になりました。依然として遠景がやや霞んではいるものの、贅沢さえいわなければ十分満足できる眺めです。問題は、この好天下で是非訪ねたいと思う場所が浮かばないことでした。しかし、神戸にも是非行きたいとまで思っているわけではありません。晴天下の航海は去年経験済みであり、神戸の夜景も眺めました。しかる後に「丸萬」で一献ということになれば、単なる焼き直しにすぎません。これに対して高松には昨年二泊しながらも、最初に泊まった翌日は曇り、二度目に泊まった翌日も、晴れそうでいながら晴れない何とも惜しい空模様でした。その結果、今しかできない方を選ぶという原則に照らし、高松では久々となる快晴を生かそうと思い至った次第です。
只今屋島の山上から下界を見渡しているところです。去年もフェリーの乗船前に立ち寄りはしたものの、雲が多くて遠景が斑になる、何とも歯痒い状況でした。そのため有料の駐車場には入らずに、手前で折り返してきたという顛末です。今回も是非行きたいとまで思っていたわけではなく、しいていうならここだろうと思っていたにすぎません。しかし、「迷ったら買え」の経験則は万能です。駐車場の周辺の眺めこそ、手前の茂みに遮られやや中途半端ながらも、少し離れた展望台から東と北を一望することができます。東の方を眺めれば、志度の方からやってくる琴電を肉眼でも辛うじて見分けられ、北の方では本来乗るはずだったフェリーが沖合へと航行していくところでした。天候には振られ続けた今年の四国で、最後に一矢報いたような心境です。
高松に着いた時点で上空の雲がほぼなくなり、快晴といってもよい空模様になりました。依然として遠景がやや霞んではいるものの、贅沢さえいわなければ十分満足できる眺めです。問題は、この好天下で是非訪ねたいと思う場所が浮かばないことでした。しかし、神戸にも是非行きたいとまで思っているわけではありません。晴天下の航海は去年経験済みであり、神戸の夜景も眺めました。しかる後に「丸萬」で一献ということになれば、単なる焼き直しにすぎません。これに対して高松には昨年二泊しながらも、最初に泊まった翌日は曇り、二度目に泊まった翌日も、晴れそうでいながら晴れない何とも惜しい空模様でした。その結果、今しかできない方を選ぶという原則に照らし、高松では久々となる快晴を生かそうと思い至った次第です。
只今屋島の山上から下界を見渡しているところです。去年もフェリーの乗船前に立ち寄りはしたものの、雲が多くて遠景が斑になる、何とも歯痒い状況でした。そのため有料の駐車場には入らずに、手前で折り返してきたという顛末です。今回も是非行きたいとまで思っていたわけではなく、しいていうならここだろうと思っていたにすぎません。しかし、「迷ったら買え」の経験則は万能です。駐車場の周辺の眺めこそ、手前の茂みに遮られやや中途半端ながらも、少し離れた展望台から東と北を一望することができます。東の方を眺めれば、志度の方からやってくる琴電を肉眼でも辛うじて見分けられ、北の方では本来乗るはずだったフェリーが沖合へと航行していくところでした。天候には振られ続けた今年の四国で、最後に一矢報いたような心境です。