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日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新春の四国を行く 2020 - 愛媛県庁内郵便局

2020-01-06 09:45:47 | 四国
残りの葉書を投函すべく、続いては愛媛県庁内郵便局を訪ねます。
県庁といってもいくつかの庁舎があります。郵便局はどこかと守衛の御方に訪ねたところ、本庁舎の一階との返答がありました。去年訪ねて感服したアール・デコ調の本庁舎に、誰でも入れるようになっていたのです。しかし、玄関をくぐって中へ入ったところ、局がどこにも見当たりません。しばらくして気付いたのは、車寄せを上ったところが二階だったということです。四階まで吹き抜けになった階段を降りたところに、件の郵便局がありました。
残った葉書に風景印を入れてもらい、それに加えて記念にもう一枚持ち帰りたいと申し出たところ、窓口のお姉さんからもう一枚の葉書が差し出され、よければ記念にとの一言が。今から20年前、この局が開業した当日の日付という風景印入りの葉書でした。何とも粋な計らいに感謝します。
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新春の四国を行く 2020 - 松山一番町郵便局

2020-01-06 09:12:14 | 四国
鍋焼きうどんをいただくのが、松山に泊まった翌日の恒例です。今回もそれを踏襲しますが、10時の開店を待つ合間に一仕事を済ませておくことにしました。平日の特権を活用し、初見の松山一番町郵便局で年賀状を投函します。鳴門の局には寄れなかったため、これが奈良中央、徳島中央に続く三局目です。もう一ヶ所寄れば全て投函できることになります。
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新春の四国を行く 2020 - チェックイン松山

2020-01-06 07:20:19 | 四国
日曜の晩だけに、宿泊事情には十分すぎるほどの余裕がありました。昨年泊まって好印象だったチェックイン松山が四千円台前半だったため、宿については即決でした。
愛用してきた松山ニューグランドホテルの料金が、かつてよりも高めの設定だったことから、ほぼ同内容と思われたこちらを試してみたのがそもそもの始まりです。その結果、総合点ではこちらが上という判断でした。立地については猥雑な一帯から少し離れた松山ニューグランドホテルが、部屋の快適さに関してはこちらがそれぞれ上回ります。それ以上の違いが出るのは駐車場です。10時からは別料金となるあちらに対して、こちらの駐車場には14時まで止められるため、泊まった翌日の行動を考えると明らかに有利といえます。初見だった去年は勝手が分からず駐車に手間取り、今回もやはり若干手間取ったものの、二度泊まったことにより勝手は分かりました。今夜も空きさえあればこちらの世話になろうと思っているところです。
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新春の四国を行く 2020 - 四日目

2020-01-06 07:13:04 | 四国
おはようございます。昨晩は「たにた」一軒限りで完結となりました。最小限の余力は残っていたものの、心当たりのある店が軒並み早仕舞いしていたという結果です。正月の松山を毎年のように訪ねてきた中でも、人通りと明かりがこれほどまばらな晩は初めてでした。例年より長かった正月休みも、ついに終わると実感した次第です。
世間は今日から日常に戻るところですが、こちらの旅はまだ続きます。今のところ東の空には雲一つありません。この快晴が長く続いてくれることを願います。
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新春の四国を行く 2020 - 不承不承

2020-01-05 20:09:47 | 四国
無味乾燥な高速道には極力頼りたくありません。一人旅なら、少なくとも高松までは一般道を走ったでしょう。しかし、同行者がいる状況だけに、到着があまりに遅くなるのはよろしくありませんでした。不承不承ながらも引田から高松道、松山道を延々飛ばして松山に着きました。
出発からの走行距離は1090kmに達しました。つまり、今日だけで300km以上走ったということです。一日の走行距離がここまで延びると、どうしても日没後に長距離移動せざるを得ません。徳島から走って行くなら、去年と同様高松に泊まった方が無難なのは明らかでした。しかし、呑み屋の心当たりがない日曜という条件がそれを許しません。鰹の旬に機会を改め訪ねたいという考えにより、高知に泊まる案についても消極的でした。むしろ、松山に連泊する機会を久々に設けようと思い立った次第です。
結果としては、例年通り二日に出発していればよかったともいえます。昨日までの間に奈良、徳島、高松の順で駒を進め、今日の移動を200km弱に切り詰めることができたからです。しかし、母親を案内するという話は、出発前夜の晩餐で俄に浮上したものです。つまり、二日に出発していれば、七年ぶりの親孝行も実現していなかったことになります。今回ばかりは詮方なしといったところです。
現在の気温は6度、西へ下るにつれて暖かくなるかと思いきや、今日は寒さが身に染みる一日でした。一風呂浴び、温まってから繁華街へ繰り出します。
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新春の四国を行く 2020 - 堀越海峡

2020-01-05 16:21:11 | 四国
鳴門に戻って母親と再度合流。来た道をそのまま進み、鳴門スカイラインに入ると、最後に見せ場が訪れました。堀越海峡を渡ろうとするそのとき、雲間から西日が射してきたのです。
再び日が陰るまで、時間にすれば10分ほどだったでしょうか。しかし、強い西日を反射したウチノ海と、影絵になった周囲の山々は、これまでに眺めてきた夕景とも一味違う趣がありました。晴れそうでなかなか晴れない、何とも歯痒い空模様の一日でしたが、これぞという画を一つとはいえ切り取れたのは幸いです。
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新春の四国を行く 2020 - 眉山

2020-01-05 13:57:26 | 四国
続いては記念撮影がてら眉山の山頂にやってきました。あくまで記念撮影ということであり、快晴だった去年と違って、絵になる眺めを期待していたわけではありません。晴れそうで一向に晴れない空模様は相変わらずだからです。覚悟していた通りの結果ではありますが、全景は斑らで全く絵にならず、局所的に晴れている一帯だけを望遠レンズで切り取るのがせいぜいです。紀伊半島も見渡せるほど遠景は鮮明にもかかわらず、日射しがあるかないかでこうも変わるかと実感させられます。これでは話にならないということか、見物客も去年に比べ数えるほどに過ぎません。
去年は高知を除く三県を訪ね、徳島にいたときだけが晴れて、後はさっぱりという結果でした。しかし今年はその徳島でも空振りに終わろうとしています。明後日は天候が崩れるとされているため、晴れる可能性があるとすれば松山に滞在する明日だけです。せめて一矢を報いたいものですが。
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新春の四国を行く 2020 - 徳島中央郵便局

2020-01-05 13:08:29 | 四国
昨晩も何かにつけて慌ただしく、年賀状には手が回りませんでした。徳島中央郵便局で残りの一部を投函します。
一部というのは、風景印を入れてもらう関係上、全部まとめて投函すると、年始の忙しいときに迷惑をかけてしまうからです。しかし、三が日を過ぎて日毎に落ち着いてきたか、昨日訪ねた奈良中央郵便局と比べても、窓口は明らかに空いています。ここでは少し多めの六枚を投函しました。それに加えて持ち帰るための一枚も。鳴門の郵便局も開いているため、続きはあちらで投函します。
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新春の四国を行く 2020 - 天気待ち

2020-01-05 11:02:08 | 四国
おおむね見込み通りの時間で走り切り、母親を美術館に送り届けました。しかし、美術音痴の自分には猫に小判です。三千円以上もする入館料を払ってまで観賞する理由は全くありません。再び合流するまで一人旅に戻ります。
昨年の道中では、晴れそうでなかなか晴れない空模様に歯痒さを感じました。終日快晴だったのは徳島に泊まった翌日だけでしたが、今回はその徳島でも似たような展開に陥りつつあります。空全体に大きな雲が漂って、大半の時間にわたり日射しが遮られてしまうのです。しばらく天気待ちをしたものの、すぐには晴れそうにないと悟りました。これでは徳島に戻って中華そばをいただくのがせいぜいです。
そう綴ってから車を走らせようとしたところ、ようやく空が晴れてきました。喜び勇んで大鳴門橋を一望する砂浜へ向かうも、長続きせず元の木阿弥。しかし、なまじ晴れてしまったばかりに、もう少し待てばと思ってしまうのは人情です。再び天気待ちをして時間を空費し、気付けば11時になってしまいました。どのみちここには戻ってくるため、これ以上深入りせず一旦徳島へ戻ります。
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新春の四国を行く 2020 - ハイパーインメイアップ徳島

2020-01-05 08:12:25 | 四国
高松を除き、四国各県での定宿はおおむね確立しつつありますが、特に不動といってもよいのは徳島です。昨晩もハイパーインメイアップ徳島の世話になりました。
滅多にない機会なら、よい宿に泊まりたいというのが母親の希望でした。しかし、いかんせん松山とは街の規模が違います。予約サイトで調べる限り、「よい宿」といってもワシントンホテルあたりがせいぜいでした。ならば大差はなかろうと説得し、元の鞘に収まるという顛末です。
こちらでは学生の団体客と同宿になることがしばしばあります。昨夜についても同様でした。特に今回は、同じ階に二つだけ残っていた空室が割り当てられました。その結果気付いたのは、隣室との間についてはよいものの、廊下との間の防音性が低いことです。しかし、個人的にはそこまで気になるほどでもありません。問題は母親がどう思ったかについてですが、幸いにして好意的な評価でした。ここで十分なのであれば、松山でも奮発する必要はなさそうです。
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新春の四国を行く 2020 - 三日目

2020-01-05 08:05:33 | 四国
おはようございます。昨晩は日付を少し跨いで宿に戻りました。六時半に目覚め、準備を済ませて出発するところです。本日も母親の案内と一人旅を交えての活動となります。九時半の開館に合わせて、件の美術館へ送り届けるのが最初の一仕事です。
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新春の四国を行く 2020 - 気疲れ

2020-01-04 20:05:46 | 四国
出発から約780kmを走破して徳島に着きました。彼方に眉山を眺めつつ、吉野川の橋を渡って市街に入ると、はるばる走ってきたことを強く実感します。自分にとっては、大鳴門橋を渡って上陸するとき以上に印象的な場面でもあります。しかし、早朝に家を出てきた母親には、そのような感慨に浸る余力もなかったようです。ともかく早く休みたいとのことだったため、宿の部屋は分けました。明朝の出発までは一人旅に戻ります。
宿の手配にあたって一悶着がありました。予約サイトを通じて押さえたつもりのはずが、送信できていなかったのです。1泊、1名、1室という条件でしか検索したことがなかったため、2名で各1室という条件での手配に慣れていなかったのが原因でしょう。それ以外にも、同行者がいることで何かと気疲れする場面がありました。同行者が親であってもこうなるということは、自分がいかに社交性、協調性のない人間かということでもあります。やはり自分には一人旅が合っていると再認識した次第です。束の間の気楽さを満喫してきます。
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新春の四国を行く 2020 - 上陸

2020-01-04 19:01:37 | 四国
暮れて行く西の空を追いかけながら島内最南端まで一般道を走りきり、大鳴門橋を渡って四国へ上陸。燃料を八割方消費したため、道中三度目の給油を済ませてから徳島市街に入ります。現在の気温は10.5度、日中は上着要らずの陽気でした。西へ下るにつれて暖かくなる、四国への遠征らしい一幕です。
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四国北陸縦断ツアー - 出航

2019-01-17 14:40:45 | 四国
出航25分前という、一応破綻のない時刻に港へ到着。とはいえ最小限の余裕しかありません。自車が最後に乗船というありがちな結果となり、甲板に上がるやいなやタラップが格納され、船室に上がるとすぐ出航という顛末です。
既に高松市街は彼方に去り、船は小豆島へ向けて航行中です。四国側から眺める限り、本州側はおおむね晴れていたことから、洋上に出ればと期待していました。果たしてそれは的中し、空がようやく晴れてきました。船尾にある日向のベンチから投稿しています。
港に着いたときの気温が8.5度でした。大崎鼻に吹いていた寒風からして、洋上でもかなり冷えるだろうと覚悟し、さらに一枚着込んでから乗船しました。しかし豈図らんや、今のところ暑からず寒からず、実にほどよい塩梅です。日が射してきた上に、ほぼ無風なのも大きいのでしょう。
四方を島に囲まれた内海を、大小無数の船が行き交います。飛沫に難儀した津軽海峡とは全く違う静かな海です。去年乗船したときは、今日とは逆に出航してから曇ってしまい、後半は薄ら寒くて船室に入りました。しかし、この条件なら日が傾くまで持ちこたえられそうです。前回開放されていた最上階の甲板が、今日に限って何故か閉鎖されているのが残念ではありますが、曇って薄ら寒いよりはるかにましというものでしょう。瀬戸内の航海を満喫できそうです。
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四国北陸縦断ツアー - 一片の悔いなし

2019-01-17 13:52:04 | 四国
出発から1353km走ったところで四国編は完結です。神戸行のジャンボフェリーで高松を後にします。
正午を回った頃からようやく日が射し、すわ待望の晴天かと思いきや、煮え切らない天気は最後まで変わりませんでした。四国でこれほど天候が振るわなかったのは、歴史的な惨敗を喫した八年前の秋以来です。徳島にいたときだけ晴れ、後がさっぱりだったのも共通しています。ただし、あれほどの敗北感まではありません。梅雨のような蒸し暑さだったあのときとは違い、曲がりなりにも冬の瀬戸内らしい気候とはいえるからです。晴れそうで晴れなかったという点では、むしろ昨秋訪ねた下北を彷彿させるものがあります。結果こそ残せなかったものの、やれるだけのことをやれたという点では、昨日引退を表明した第72代横綱のような心境です。「一片の悔いなし」と言い切りましょう。
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