Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

グレース・ケリー展

2007年04月25日 | art
日本橋三越本店で開催中の「花を愛したモナコ公妃 グレース・ケリー展」に行ってきました。

エルメスのハンドバッグが「ケリーバッグ」と呼ばれるようになったバッグや、イブニングドレス、婚約発表や宗教上の結婚式に着た服、靴、そして趣味で作成した多数の押し花作品・・・。


押し花、きれいでした・・・。
正直をいうと、押し花作品とか、観光地のお土産屋さんで売っている栞くらいしか見たこともなくあまり興味なく、グレースケリーの服とか、世界初公開というのを見てみようかということで出かけたのですが、服やドレスは、もちろんみなきれいでしたが、クラシックでノーブルなものばかりで、服だけで見ると一見非常~に普通のデザインの「服」。
ちょっと拍子抜けするようです(とはいえ、もちろん一流デザイナーのデザインだったり、手の込んだレースを一面に使ったものだったりするのですが)。
しかし、それを着たシーンの写真を見ると確かにとーても素敵で、つらつら思うに、もちろん「ご本人」のすてきさと、あと合わせた帽子やアクセサリー、立ち姿、そういったトータルで、何倍もすてき・・・。
それはそれで、ちょっと納得してしまったのでありました。

で、押し花。これがすてきなんですよね。
ざっとA3サイズか、作品によってはその倍くらいまでの大きさの面に、様々な花や葉、蔓、更には鳥の羽や蝶をとりまぜて、バランスよく配色よく、静的なだけでなく動きを感じさせるように、重ね、並べて留めたアートなのです。

公妃の作品を元に作られたスカーフなんてのもあって、スカーフやハンカチの花のデザインはこういうアートを布の上に表現したものなのか!と初めて認識しました。

それに、製作中のグレース妃の写真もあったのですが、メジャーで測ったり、糊づけする棒?をくわえて手先で細かいレイアウトをしていたり。これがまた、「グレース・ケリー」の顔をして「職人!」的な真剣なこだわりようが伝わってくるのでした。
へえぇぇ~、と感心。

グレース・ケリーについてと、押し花について、ちょっと認識を新たにして帰ってきました。

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