経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

新製品開発は進化だ。<3,564本目>

2011-05-13 06:02:00 | ひとりごと
お店に陳列されている商品は、「定番」が多い。

新しい商品はどんどん登場し続けるが、
そこから長い間売れ続ける商品はそんなに多くはない。

「ブーム」は一時的に盛り上がって、去って言っていまうのと同じで
話題になった商品でも、それが一般消費者に支持されて定着するまでには時間がかかるのだ。

ただ、その定着を勝ち取ることが、
“繁盛ビジネス”へとつながるわけだ。

と言っても、そんなに簡単に“ヒット商品”が生み出されることはなかなかない。

それでも開発をやめてしまえば、そこからの成長も期待できない。

これは、小売業でも、サービス業、卸売業でも製造業でも同じ“理屈”が
当てはまる。

ただ、よくよく今までのヒット商品を分析、観察してみると、
“劇的な変化”はあまりない。

多くの消費者は「今までと違うことに抵抗」する傾向がある。

だから、一気に変えてしまうと、ちょっと不安になるのだ。

それで、周りから少しづつ広がり始めた時に何となく安心するのだ。

広告宣伝で、
「今までに何万人の方に利用いただきました。」とか、
「これだけの“実績”があります。」などと
利用者数や出荷数を掲載してあるのはそのためだ。

自分の選択が間違っていなかった、と納得させるために
自分以外の人の利用状況で納得をするのだ。

それだけ消費者は、疑心難儀な心を持っているのだ。
そこを販売員やセールスマンが上手に説明をしてあげれば納得を得られることになる。

売場においては、その商品の説明がきちんとPOPで伝えられていれば、
手に取って頂ける。

お客様はどんどん情報を得て、進化する。
その進化のスピードに、売る側が遅れていては、

売れる”だろう”商品も売れない。

開発なんて大袈裟に考えずに、
実は、毎日をちょこちょこと“工夫”し続けることが、
次の“定番”を生み出すのだ。

ほったらかしの商品や売場から、お客様の支持を得られるはずもない。













曇り@TBC(=豊橋ブレックファーストクラブ)。
頑張る週末に来てくれてありがとうございます。




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