経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

やはり3年がめど。<3,586本目>

2011-05-31 06:00:00 | ひとりごと
毎月1回開催して、8年以上続いている勉強会。

商店主を中心に自主的に集まって、会費を出し合い
それぞれが切磋琢磨しながらお互いのビジネスの課題や問題点をさらけ出し、

愛情を持って”容赦なく”メンバーのビジネスに意見をしていく。

そこで自然発生的に次回開催までの宿題が出され、
それぞれが、それをこなして次の勉強会に臨む。

それが不完全であれば、また日野も含め“愛のムチ”がビシビシと炸裂する。

そんなことを愚直に続けてきている真剣な勉強会での次世代経営者。

数年前に、「(このままではいけないと)自覚を持って」
参加してきた。

例えば最初は、
「チラシを打ちたいんですが、どんなチラシが“うまく”行くか教えてください。」
と言うスタンスでした。

ところがこの勉強会では、
「まず、自分で原稿を作って来い!(それからだ!)」と言われる。

“効率的”にいいところだけを取り込もうとするとバッサリと切られる。

その理由は、チラシだけでも何十年と研究して来ている経営者の本当の悩みやノウハウは
「自分で生み出すしかない。」と分かっているからだ。

そして、“いいチラシ”はゴールがあるわけでもない。
常に進化しているということなのだ。

その次世代経営者が、新たな事業に取り組んできた。
その業績もすこぶる良くなってきた。

聞いてみると、交通費をかけてでも県外などのいくつかの勉強会にも定期的に出鰍ッ、
積極的に勉強しているとのこと。

そこでも刺激がまた自分を奮い立たせるのだそうだ。
とてもいいモチベーションの保ち方だ。

そんな話を聞いていたところ、その業界の勉強会でも
取り組めばすぐに延びる人がいるそうだが、「長続きしない。」ことが多いと言う。

「(始めてしまえば)業績はすぐに上がるが、反対にすぐに落ちる。」人が多いと言うのだ。

結局3年ぐらい続けることができるのが本当の力だと言うことだ。
3年とは日野がいつも言うように「1000日」のことだ。

そこが一つのボーダーラインであることは間違いない。
そこを超えるまでは、何とか必死に取り組んでみることだろう。

そう言えば、飲食店に強い親しい不動産屋さんが言っていた。

「お店(スナック)を開店したての時は軽(自動車)で通っていたママが、
1年ぐらいすると3ナンバーや左ハンドルにすぐなる。」
「そんなお店は3年続いた試しがない。」

いつの時代でも生き残りが厳しく、競合が激しい“夜の商売”では、
わかりやすい結果が出ているようだ。

新しいプロジェクトや新規ビジネスを展開の場合は、
あまりにも早急な結果で一喜一憂しないことも大切だ。

それよりも、1000日しっかり継続して耐えられる体力と気力を持つことが必要なのだ。

そのためにも日々トレーニングだな。













曇@東京出張。
月末ですね、決算の会社もあるでしょう。
キリリとして来てくれてありがとうございます。

コメント (11)