「暴虎の牙」柚月裕子 2020-72

「暴虎の牙」柚月裕子

多くの読み友さんのレビューを薄目でやり過ごし、
そしてようやく読めた。

シリーズ３作目。

2作目からの流れで日岡目線の日岡での展開になるのかと思ったら
ガミさん登場。
一気に昭和のホコリっぽさと匂いが充満する。

若い沖虎彦の暴れ方が最初から狂気。
牙をむきっぱなしだった。

柚月さん、すごい。

女性ですよね、確か女性ですよね。

驚きを隠せない暴力的な表現と荒くれて男たちの描写。

もう、ビックリです。

虎も良かったけど、やっぱりガミさんの存在感が凄すぎる。

日岡の駐在から刑事に戻るところが読みたいなぁ。
でも、これで終わりなんだぁ。
このシリーズの締めくくりはガミさんなんだなぁ。

書いてくれないかなぁ、何年でも待つんだけどぉ。

暴虎の牙 「孤狼の血」シリーズ (角川書店単行本) 柚月裕子 KADOKAWA