「おたまじゃくしの降る町で」 八束 澄子
夏休みに中学生が読めばいいよ、
という図書館のリストから
うちの中学生よりも早く手にとる。
中学2年生のハルとリュウセイ。
思春期の男の子と、女の子はそれぞれに
いろいろとややこしい。
そのややこしい所に、大人のややこしさもあったりして。。。
中学2年にしては、少し大人びていないだろうか・・・
それは、異性に対してではなく(それはこんなもんだろ)
考え方や生き方について。
大人の身勝手さについてもっと怒ってもいいと思う。
キレイ事にしてるけれど、相当ひどいことしてるよ、リュウセイの母は
自分の側からしか、人間関係を見られない
典型的な人じゃないか。と、私が怒っても仕方がないが、
自分本位で想像力のない人は悲しい。
ただ、いろんなことがもう少し、先のほうまで描かれていたらなぁ、と
ちょっと残念。
でも、涙腺ゆるゆるの私は
泣きましたとさ。。。