「9月9日9時9分」一木けい
16歳の女の子が自分が見ているものだけが
本物なわけじゃないことを知り成長してゆく物語。
バンコクからの帰国子女の漣が主人公。
漣のスキップするような朋温への思いと
元夫からのDVに苦しみ続ける姉の気持ちが
両方同時にやってくるのが苦しかった。
がバンコクの暑くて優しい描写に救われた。
この先の未来が描かれていたら
どんな結末でも「ふーん」ってなりそうなので
この終わり方は好き。
バンコクでも日本でも友達がよかったなぁ。
朋温がやや大人過ぎな気がするが
一木さんの小説には
よく出てくる男子な気がする。
あ、漣のお父さんはなんかあまり好きになれなかった。
16歳の女の子が自分が見ているものだけが
本物なわけじゃないことを知り成長してゆく物語。
バンコクからの帰国子女の漣が主人公。
漣のスキップするような朋温への思いと
元夫からのDVに苦しみ続ける姉の気持ちが
両方同時にやってくるのが苦しかった。
がバンコクの暑くて優しい描写に救われた。
この先の未来が描かれていたら
どんな結末でも「ふーん」ってなりそうなので
この終わり方は好き。
バンコクでも日本でも友達がよかったなぁ。
朋温がやや大人過ぎな気がするが
一木さんの小説には
よく出てくる男子な気がする。
あ、漣のお父さんはなんかあまり好きになれなかった。