この街に越して来た頃
窓の向こうには
葡萄畑が広がっていた
でも いつしか
畑は潰されて
人工の直線が広がっていった
ふうん
隣の駐車場と 僕の家の狭い隙間に
小さな樹木が 気まぐれに芽を出して
去年あたりから 2階の窓まで届いてる
この季節になると
気まぐれな樹木は
立派に 葉を生い茂らせて
いつのまにか
僕の家の窓は
樹木の緑で満たされるようになった
鳥が集会を開いて
けたたましく
朝を教えてくれることもある
まぶしさに ブラインドを閉じても
そこには 葉々の影絵が
風に合わせて ゆっくり踊ってくれる
葡萄畑は なくなったけれど
もっと素敵な緑が
僕の近くで揺れている
窓の向こうには
葡萄畑が広がっていた
でも いつしか
畑は潰されて
人工の直線が広がっていった
ふうん
隣の駐車場と 僕の家の狭い隙間に
小さな樹木が 気まぐれに芽を出して
去年あたりから 2階の窓まで届いてる
この季節になると
気まぐれな樹木は
立派に 葉を生い茂らせて
いつのまにか
僕の家の窓は
樹木の緑で満たされるようになった
鳥が集会を開いて
けたたましく
朝を教えてくれることもある
まぶしさに ブラインドを閉じても
そこには 葉々の影絵が
風に合わせて ゆっくり踊ってくれる
葡萄畑は なくなったけれど
もっと素敵な緑が
僕の近くで揺れている