文珠川慧久の道楽帳2

turezure naru mama ni

GL07S の LTE を Band 1 対応にして docomo MVNO で使う

2015-10-17 | Android
2008年に、H11HWでEMOBILEの音声回線を契約しましたが自宅が圏外でがっかりし、2013年にGL07Sが登場しこの機種だけはSoftBankへのローミングができるということで物珍しかったので再びEMOBILEと契約しました。味見の結果は、EMOBILEからSoftBankへのローミングはとても使い勝手が悪かった。どこが一番困ったかというと、ウェブサイトなどへのアクセスの祭に、即時始まらないで、始まるまで比較的時間がかかるという点でした。これがローミングの味なのでしょうね、たぶん。

SoftBankがEMOBILEを買収してからも、同じ会社になったにもかかわらず、GL07SでSoftBankの電波を使うときにはローミングのRマークが表示されることも接続に時間がかかることも変わりありませんでした。ちなみに、2015年09月頃までやってますというダイレクトメールで紹介されていた AQUOS Crystal Y ですと、SoftBank電波を使うときもローミング扱いではないのだそうです(未確認情報)ので、たぶん接続に時間がかかる感じはGL07Sで感じるよりも少ないのかもしれません。

さて、それで、GL07SのSIMをSIM FreeのiPhone4SでSoftBank 3G網をしばらく使っていたのですが、SoftBankがEMOBILEを経営するようになってから、GL07SのSIMはGL07Sでしか使えないようにネットワーク側で制限がかけられてしまったため、再びGL07SへSIMを戻しました。原因は、だいたい「イー・モバイルのGL07SにIMEI制限が追加された? いいえ、少し違います」にノートしたようなことらしいです。

GL07Sなら、自宅がEMOBILE (現在のY!モバイル)圏外でもSoftBank圏内なので使えるのですが、接続までに二呼吸くらい時間がかかるという”お味”付きで、どうも旨くありませんし不便です。なので、EMOBILEの契約を切るつもりで、料金、端末分割代金及び手数料の計算をしました。自分の中での結論は、2年縛りあけまで待ってMNPでどこかへ行くことでした。

MNPでドコモあたりへ行って、iPhone6を一括0円購入するのもいいかなぁと考えました。2年という期間で端末代金まで合わせると、3GB程度のパケットプランで計算すると、12万円位なので、SIM Free iPhone6を購入して格安SIM(音声あり)で運用するのとあまり変わらないという見積もりです。ただし、2年経ったら機種変更せず新端末代金を負担しないつもりなら、そのとき格安SIMへMNPしてもいいんじゃないかと。でも、iPhone6Sが既に販売されておりその宣伝文句は、全てがiPhone6から変わった、であり実際ベンチマークも随分高性能化していることを示しているようでした。だからiPhon6を引くのはよしておくことにしました。また、せっかく2年月賦を完済したばかりなのですから、GL07Sをそのまま利用してはどうかという考え方もありますので、MNPでEMOBILE (Ymobile)からマイネオ(mineo)のD(ドコモ)プランへ行ってみることにしました。

さて、GL07Sは、LTEも使えるんですが、1.7GHz帯だけです。ドコモの場合は2.1GHz帯がLTEのメインであり1.7GHz帯は高速道路沿いだそうです。小生の自宅にはドコモの1.7GHz帯は届いていません。ということは、GL07Sの1.7GHzを2.1GHz対応に変更できなかった場合、GL07Sは単なる昔の3Gスマホということになってしまうわけです。しかし、実は、イー・モバイルのLTE対応スマートフォン「STREAM X GL07S」は、Huawei社製の Ascend P2 に”おサイフケータイ”対応させた日本向け日本向けモデルだということらしい。

Ascend P2 は1.7GHz帯にも2.1GHz帯にも対応している。当然LTEバンドをいじるとなればルート化必須です。Ascend P2 のルート化ツールを流用して GL07S もルート化できるらしい。試してみたところできた。
EMOBILE GL07S root | イーモバイルGL07S ルート化

mineoのDプラン用APN設定は以下の通りです。Aプランの設定とは異なるので注意が必要です。
APN: mineo-d.jp
User ID: mineo@k-opti.com
Password: mineo
MCC: 440
MNC: 10
Auth Type: CHAP
APN protocol: IPv4

RBB Speed Test アプリで GL07S (Band 1)を測定してみますと次の成績でした。
1回目:
 PING: 79 ms
 Down: 4.80 Mbps
 Up: 12.41 Mbps
2回目
 PING: 89 ms
 Down: 14.32 Mbps
 Up: 1.56 Mbps

ご参考:RBB Speed Test アプリで XPERIA Z Ultra (Model: C6833)「みおふぉん」を測定してみますと次の成績でした。
 PING: 57 ms
 Down: 28.10 Mbps
 Up: 5.67 Mbps

ルート化したら次の作業はLTEバンド対応です。これは、Ascend P2 の modem ファイルを GL07S のと入れ替えるだけです。

さよならEM、STREAM Xでband1をつかめ

GL07S root化とband1

modemファイルを入れ替えたあと、modemファイルをもとどおりに戻してみましたところ、相変わらずLTE Band 1 (2.1GHz帯)の利用が可能でした。

modemファイルを入れ替えてLTE Band 1に対応したところ、かなり実用上困ったことが発生いたしました。それは、「選択したネットワークが見つかりません」というダイヤログがポップアップするようになったことです。この問題を解決する方法があります。

方法:

ネットワークオペレーターを自動選択に設定する。
設定 → モバイルネットワーク → ネットワークオペレーター → 自動選択

ーーーーー

★GL07SにMVNO SIMを挿してテザリングする

モバイルネットワークの設定で、予め docomo MVNO {今回はマイネオ(mineo)Dプラン}用APN設定をしておきます。

/data/data/com.android.providers.telephony/databases/telephony.db
をadbコマンドでPC側へpullして、SQLエディタで編集。
※この記事のSQLエディタの部分が参考になるでせう。
   ↓
 ”auスマホ端末 XPERIA VL (SOL21)を入手、mineo用に便利化
 
リストは100項目以上と長いのですが、その最後か最後から何番目かに em.lite のAPNが登録されてます。また、あらかじめ登録したマイネオDプランのAPNが最後にあります。テザリング時には em.lite にGL07SのAndroid OSができているようなので、この em.lite をマイネオ(mineo)DプランのAPNと同じになるように書き換えます。ただし、この行の先頭にある em.lite という題名はそのままにしておかねばなりません。

--- ご参考 ---

GL07S Stream X で Root 化せずに DMMmobile のテザリングに成功
などのブログを拝見し、
adb shell content insert --uri content://settings/secure --bind name:s:tether_dun_apn --bind value:s:mineo,mineo-d.jp,,,mineo@k-opti.com,mineo,,,,,440,10,2,*
としてみたところ、当方のGL07Sでは invalid int:"" というエラーが帰ってまいりました。

ーーーーー

★AGPS設定アドレスの変更

*#*#2846579#*#* → ProjectMenu → Background setting → AGPS Settings

221.176.0.55:7275
   ↓
supl.google.com:7276
(supl.google.comのIPアドレスはpingすればわかる)


以上

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