文珠川慧久の道楽帳2

turezure naru mama ni

安定化電源

2020-07-19 | DIY
棚を整理していたら約40年前にRJX-601用に製作した埃だらけの13.5V安定化電源が見つかりました。ツェナーダイオードとパワートランジスタを使ったシリーズドロッパ回路です。RJX-601も出してきて接続してみたらまだ生きてました。部品の経年劣化があるはずだから使い続けるのは危険でしょうね。ちなみに、JG1○○○というのはアマチュア無線のコールサインです。そのうち再開局申請しようかしらん。



棚を整理していたら、約40年前に製作した0~30V, 0~1Aの定電圧定電流安定化電源が埃だらけで出てきました。一応まだ動作しますが、もうオジイさんだから、日常的に使うのは難しいでしょうね。これを見てもう一台製作したことを思い出しましたが、0~30V, 0~5Aの定電圧定電流安定化電源があったはずなので探してみよう。

だんだん記憶が蘇ってきたのですが、この安定化電源器に搭載しているトランスにはセンタータップがあります。電圧計の上にある赤いトグルスイッチは、トランスから安定化回路へ定格電圧を供給するかセンタータップから定格電圧の半分の電圧を供給するかを切り替えるために後から増設したのでした。例えば5Vで1A取り出しているようなときにシリーズドロッパ用パワートランジスタからの発熱を抑えられるんです。とても大きな効果があったことを思い出しました。それから、白と黒と赤の端子について、黒を筐体と接続してありまして、写真のように白を黒と接続して使うとマイナス接地として使えて、赤を黒と接続して使うとプラス接地として使えるように考えたことを思い出しました。自作の機材の多くは、分解して次の製作のための部品になったり、ジャンク品として粗大ごみに出してしまいましたが、全部保管しておけばよかったと後悔しております。なにしろ、製作品を見るとそれをこしらえているときにめぐらしていた考えの記憶が蘇るからです。記憶の蘇りを喜ぶ時点で自身がジジイになっている証拠なんでしょうね。悲しいけど楽しいです。


日曜大工:雨樋金具の交換

2020-02-02 | DIY
洗濯物や布団を干すベランダやテラス(ここではカーポートなども含めることにいたします)の床(カーポートの場合は屋根)からの雨水を排出するための縦樋(たてとい)というのがあります。それは家屋の屋根からの雨水を地面へと流す縦樋とは別にあります。その縦樋を家屋の壁面から掴んで支えている器具があります。モノタロウのサイトで調べると「カーポート用雨樋 丸サドルバンド受」という名称です。
二十数年の風雪に耐えて劣化が進んだプラスチック製「雨樋丸サドルバンド及びバンド受け」の姿です。


破断していた「雨樋丸サドルバンド」の姿です。


雨樋丸サドルバンド受(いわば台座です)部分だけ残してバンド部分がとれてました。


近所のホームセンターを二軒探しましたが「カーポート用雨樋丸サドルバンド受」を見つけることはできませんでした。モノタロウなどの通販を利用して入手することが可能なのはわかったのですが、送料がひとつ800円程度かかるので送料の方が部品よりも4倍するようなので、近所のホームセンターで入手可能な部品を利用して解決することにしました。今回交換部品として使うのは、もともと使われていたプラスチック製の「雨樋丸サドルバンド及びバンド受け」ではなく、金属製の「外控金具」です。ホームセンターで入手できた商品の名称は「外控金具亜鉛メッキ(JANコード4937120155111)」というものでその単価は税抜き108円でした。直径は 45 mm という公称値になってました。実際に設置されている縦樋の円周を巻き尺で測って直径を計算してみると 42 mm になりました。


もともと使われていたプラスチック製の「カーポート用雨樋丸サドルバンド受」いわゆる台座は除去せずそのまま活用するために、この外控金具の棒の部分を短く切断し、接着剤のかみつきをよくするために残した棒部分に浅い切り込みを入れておきました。棒部分の直径をノギスで測ったところ 4.6 mm でしたのでドリルの歯は 5 mm を使いました。
今回使用する加工済みの「外控金具」です。


ドリルで穴をあけた台座の様子です。




使いかけで手元にあった2液エポキシ樹脂接着剤をドリルで開けた穴の中にたっぷり入れて「外控金具」を仮り設置しました。風のいたずらなどで仮り設置した「外控金具」がずれてしまわないように注意を怠らず接着剤の硬化を待ちました。


「外控金具」の口を銅線でしめれば完成です。アマチュア無線のダイポールアンテナを作ったときの余りで心線直径が1 mmの被覆銅線です。被覆を付けたままだと通せなかったので被服は剥がしました。