文珠川慧久の道楽帳2

turezure naru mama ni

アウターロークランク逆回転チェーン落ちなしで円滑な変速できそう

2020-07-24 | 自転車
撮影中にロードバイクが倒れてしまってから変速に狂いが生じましたので、専用工具を利用してディレイラーハンガーの修正作業を行うことにしました。使ったのは、PWT社製のDAG46という型番の「ディレイラー直付けゲージ」という名称の専用工具です。

【写真1】


写真2は、ディレイラーハンガーの修正が完了して、リアディレイラーを取り付けてシフトの調整についても完了したところです。フロントディレイラーのシフト調整も完了しています。左側にはスプロケットの一部とリアディレイラーのプレートが見えており、右側にはクランクとチェーンリングが見えてます。ギアの状態はフロントがアウター(50T)でリアがロー(32T)ですので、チェーンに最も無理のかかる状態です。チェーンが斜めがけの状態になっていることが写真で一目瞭然です。クランクを正転させている限りシフトはとても円滑です。

【写真2】


写真3は、アウターロー(ギアの状態はフロントをアウター(50T)にリアをロー(32T)にした状態)でクランクを約四分の一回転ほど逆転させたところです。アウターチェーンリングからチェーンが外れ始めているのが見えます。小生のロードバイクにおいて、クランク逆回転で、チェーン落ちするのはアウターローの場合だけです。写真3は、写真2と同じギア設定ですが、チェーンのたすき掛けの角度が写真2よりも緩やかです。なぜならばリアディレイラーのプレートを指でスプロケットのトップ側(写真3で言うと上方向)へ押しているからです。

【写真3】


写真4は、写真3に「チェーンリングライン」と「チェーンライン」と「リアディレイラーのプレートを指で押す方向」を書き込んだものです。

【写真4】


小生のリアディレイラーはULTEGRAのロングタイプ、スプロケットはULTEGRA 11-32T、チェーンリング及びクランクは105、チェーンはDuraAceです。ロードバイクを撮影する際に何度かその場で立ちごけさせてますが、たぶん、ディレイラー自体の変形等は無いと思われます。リアディレイラーのプレートを指で押すと5 mmほどのガタがありますが、たぶん、新品のときからあったのではなかろうかと思われます。

アウターロー(フロントをアウター(50T)リアをロー(32T))という組み合わせを使わないようにすればチェーン落ちを避けることができますが、小生の場合、心しているのですがどうしてもたまにやらかしてしまいます。その度にチェーンをいじることになり手袋あるいは指を汚してしまいます。

そこで、アウターローでクランク逆回転でもチェーン落ちせず、なおかつ、円滑な変速ができる状態があるのかどうかちょっと試しに探ってみようと思います。もちろんその状態は、ディレイラーハンガーの正しい設置状態ではありませんが試してみようと思います。要するに写真4で指で押したその方向へディレイラーハンガーをわざと歪ませるということになります。

探ってみたところ、「アウターローでクランク逆回転でもチェーン落ちせずなおかつ円滑な変速ができる状態」を見つけることができましたので、しばらくこれで使ってみようと思います。

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