ね・む・い

帰って来た。

今日のハーブティーのレシピは『神経を鎮める』
レモンバーベナ、リンデンフラワーを同量、
そこにセージとタイムを一つまみずつ加えて。

おかげで今日は眠れそう。

お
　　　　　　　　や
　　　　　　　　　　　　　　　　す
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　み
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

いい葬式

私たちが用意したお花以外に、皆さんが持って来てくれたり贈ってくれたお花でいつもの部屋がとてもいい雰囲気になった。

母の兄弟姉妹も全員集まり出棺の時間も迫ったころ、従妹の伴奏で「カチューシャ」と「ふるさと」の大合唱が始まったのにはたまげた…そして感動した。だって平均年齢75才がしっかりハモってのフルコーラスなんだもの！

ヒマワリ、バラ、トルコ桔梗、カーネーション、百合、カスミソウ、蘭など色とりどりの花に包まれて柩の中の母はまるで(歳をとった)オフェーリアみたいだったし。

祭壇(?)はバーバリーのシーツで囲ったテーブルで、お線香の一本もあげず、遺影はケイタイで撮った、でん六豆を食べているオバアチャンのスナップ写真という変テコな葬式なのに葬儀社の担当者の方のさりげないサポートとアドバイスで最後までつつがなく執り行うことが出来た。

皆さん、本当にありがとうございました。
この3ヶ月私を支えてくれたケアマネさん、ヘルパーさん、母の知人のスズキさん、皆さんが居なかったら私はたったの2、3ヶ月も持ちこたえることは出来なかったでしょう。

何回も納得いくまで説明して下さった市立病院のドクター、窮地に陥った私達親子の援護射撃をしてくれたソーシャルワーカーさん達、たった３週間で母の鼻の辱創を治してくださったS病院のスタッフの皆さん。仕事として私達親子に関わって下さっただけかも知れないけど、誠実に対応して頂けて、どれほど嬉しかったことか。

それからバカ猫たちの面倒をみてくれてるご近所さん、夫も娘も！
みんなみんな本当にありがとう。
一生の間にこんなに「ありがとう」と感じることは無いのじゃないかと思うくらいだ。

朝から土砂降りだった雨も出棺の時にはピタッと止み、お骨になって家に戻って来るまでは見事な青空が覗いた。
お天道様にもありがとうを！

それから、オカアチャンありがとう！
私達この3ヶ月よく闘ったよね。もう頑張らなくてもいいんだよね。
ゆっくり休もうね。

友引につき…

母と父の希望で無宗教・密葬でとりおこなうので祭壇を設けないかわりに机の上を花一杯に飾り、気に入ったスナップ写真を入れた額を沢山置くことにした。

明日が友引につき時間はたっぷりあるから、アルバムから写真を選び出したり、最近の写真をデジカメからプリントアウトしたり、お花やさんに行ってアレンジメントを頼んだり、ノンビリ準備が出来て良かった。
母の赤ちゃんの時の写真から最近まで10数枚の写真を額に入れ一杯の花と一緒に机に飾った。

明日は通夜、坊さんもいないし、線香も無いからこの写真で盛り上がってくれたら嬉しいな。

母のない子と子のない母と

７月22日午後７時56分母永眠。

前日の７時45分に「また来るからね！」と笑って別れたばかりだった。

体調も良く久しぶりにお風呂にも入れてもらって「ああ気持ちいい…」なんて言ってうつらうつらしてた。
笑った顔が最後になった。
『母のない子と子のない母と』の二人旅が終わった。

霧できりきり舞い

連休明けの雨模様の午前8時。
目白通りから環八に入りたいのに車が前へ進まない。
11時には着きたいのにこの調子では無理
それに今日は環八を走る(歩く？)気がしない。
Ｕターンして関越に乗ることにした。
圏央道→中央高速→東富士自動車道→御殿場から東名に。
久しぶりにドライブ気分
河口湖を通り過ぎたあたりから霧が出てきて
景色はまったく見えず残念！
本当なら富士山がメチャ綺麗なのに

帰りも濃い霧の中を走って帰ってきた。

だからどうだってことはないのだけど
他に書くことが無いのだもん。

暗い話を明るく、
重い出来事を軽く、
介護の話をそんな風に書きたいと思って来たけど　　　

ムリ

暗い話はより悲惨に
重い出来事はより深刻になりそうで

ほんとにきりきり舞いだから
もう公開での介護日記はお休み。