Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

『湖上夕照』ほか

2007-02-13 12:54:54 | 美術・絵画










 滋賀県立近代美術館で、開催されている
 「志村ふくみの紬織りを楽しむ」 に出掛けた。 


 会場に入れるとまず、鮮やかに染められた絹糸のくりに目をうばわれる。

 紬を織ることの仕事の大きな部分を植物から色をもらって
 糸を染めることが占める。

 と語る作家の色は、とても鮮やかでつよい凛とした色。
 絹の光沢と、深みのある色の階調が、薄暗い会場に浮ぶように輝く。

 一度の出会いで、忘れられなくなった「湖上夕照」との再会は嬉しかった。
 紛れもなく琵琶湖に沈む夕日。恐ろしくなるほどの色と奥行きの空と
 それを映した表面の下の深く暗い湖水。

 今回、作品をみていて、不思議な感覚を感じた。観るほどに既視感が強くなる。
 滋賀出身の作家として、常設展で馴染んでいるというだけではない。
 今日、著書を調べていて偶然見つけた一文http://www.kahitsukan.or.jp/sim.htmlで、
 もやが晴れた。


 「パウル・クレー!

 すばらしい創造は共通する。

 インタビューも、合間に入っていた作家の著書の抜粋も
 この作品群を観た後の心に染み入った。

 エッセイを読んでみようと思う。

  
 
 


コメント (6)
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