ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

ER XⅠ 241話「治療拒否」(2/17放送)

2007-02-20 | 海外テレビドラマ
今日三つ目のエントリー。
医学生ジェイクと良い感じのアビー。でも、彼にどう紹介して欲しいのかと言われると、明確に答えられない。モリスは論文作際に積極的だ。チーフレジデントに立候補する気まんまんなのだ。しかし論文の共同作成者であるスーザンは、彼に頭を悩ませている。一方ジョンは、例の財団の資金をつぎ込んだHIVの治療を中心とする外来クリニックの建設計画に熱心に取り組んでいる。個人的にはウェンデルとの短い付き合いには終止符が打たれ、彼女は私物を取りに来てもコーヒーさえ飲んでいかないのだが・・・。
そんなERに担ぎ込まれたエレナは、ハンガーストライキをしていた。息子の国外退去に抗議してのことで、もう40日にもなるという。弁護士が来て、彼女にはハンガーストライキをする権利があり、治療すると重罪の暴行だと言う。また、グレッグが担当している女性も、乳がんの検査さえ受けようとしない。病院でガンの治療を受けると、切り刻まれて命を縮めると思い込んでいるのだ。

エレナは、エルサルバドルからの移民だ。夫は戦争で死亡し、息子を残してアメリカで仕事をして送金してきた。12歳になったから良いだろうと、弟に頼んで密入国させたが彼女は仕事が忙しくて親子が一緒にすごす時間が少ない。息子は母親の目の届かないところで悪に染まって行ったのだ。強盗未遂で移民局扱いに廻される。強制送還される日は目前だった。警備が付いてエレナに会いに来た息子は、いかにも荒れた生活をしてきた若者である。貧富の差が激しく、移民は多いが実際の暮らしは厳しい。母親として命を張ってハンガーストライキをしたエレナに対して、スタッフたちの気持も揺れる。指示に反してアチバンを注射したニーラ、それを支持するサム。しかし、スーザンは立場的にそれを黙認する事ができないのだ。そして、彼女だって母親として精一杯の事をしていると言う意味ではまったく同じ。決してエレナを完全に否定しているわけではないと、最後には分かる。このあたりの脚本の組み立て方が、いつもながら小気味よい。
グレックの患者への対応が爽やかだ。治療拒否といってもこちらは、事情がまた違う。情報が足りないために拒んでいるのだ。お金がないということは、お金だけではなく、情報の不足も招いている。がん患者の支援グループに依頼して、ガンを克服した人を呼んだ。そして、その人からがん治療の体験談を聞く機会を提供したのだ。本当はチーフレジデントになって欲しいのは、患者の為にここまでできるグレッグなんだけどね~。やる気を出しているのがモリスだけだってことに、スーザンの悩みは尽きない。私からも希望したい。モリスがチーフレジデントになるのだけは、勘弁して!


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