ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

折が良くても悪くても

2005-03-06 | キリスト教
御言葉を伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。(テモテへの手紙Ⅱ4:2)

宣教のために当時の世界の中心地であるローマへ行きたいと願っていたパウロだが、囚人としていくことになってしまった。そして処刑される日が近いことを知って、愛弟子テモテへ遺言を書いている。それがこの手紙である。
良い反応がないと、すぐにがっかりしてしまう私たちである。子どもを対象に聖書のみ言葉を語っているが、理解してもらえなかったり、期待していた子が中学生になったり高校生になって忙しいと言って教会に来なくなったりすると、またすぐにがっかりしてしまう。3~4節には「だれも、健全な教えを聞こうとしない時が来ます。そのとき、人々は自分に都合の良いことを聞こうと、好き勝手に教師たちを寄せ集め、真理から耳を背け、作り話の方にそれて行くようになります。」とある。自分に都合の悪いことは聞きたくない私たちである。耳に痛いことは避けて通りたい。耳に心地よい言葉ばかりを聞きたいのである。耳に心地よいことの集積はきっと作り話だろう。そんなものしか聞こえてこない人は孤独な裸の王様だろうか?誰にも真実を語ってもらえなくなった時、人は真実の孤独に陥るだろう。
今は御言葉を語ると時ではないと、分かったような顔をしているわけにはいかない。パウロは処刑が近いのでこう語ったのではないだろう。誰にとっても、今日は今日しかない。今は今しかない。恐れず、たゆまず、飽きず、あきらめずに御言葉を語りたい。

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