ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

本当は、ジュリーが好きだったのに

2009-01-23 | Weblog
ジュリーは出す曲ごとに大ヒットを飛ばしています。これも今になって思うことだけれど「元祖ビジュアル系」だったのですね。男性がお化粧をすることが考えられなかった時代に、ひとり、最先端を行っていました。衣装も奇抜で派手。ヌードを撮ったりしたのもこの頃でしょうか?



一番派手な衣装といえばこれですね。「TOKIO」は派手の頂点。コレをやっちゃったら、次はどうするのかと、心配になるほどでした。当時は今よりずっと音楽番組も多く、ベストテンのようにランクインしないと出演できない番組もありましたが、ジュリーのテレビ出演頻度はものすごく高かったと思います。テレビドラマ、映画にも出演して(すべて成功して大評判)いますから、当時の芸能界の中心的な存在だったといっても過言ではないでしょう。

でも、散々ジュリーをテレビで見て楽しんだけれど、どうして私は素直にジュリーファンにはなれなかったのかな?

よくよく考えて、理由を(こじ付けかもしれないけれど)考えて見ると、彼がいつも目指していたものが「エンターテイメント」だったからかしらと今、思います。

ビジュアル的な仕掛けをして、目を楽しませてもそれが音楽を馬鹿にしたことにはならない・・・という意味のことを言っている彼です。芸能界のトップの目立つところにいたら、色んな話が来るでしょう。そして、彼はそれを断らなかった方だとも言っています。ヌードだって「風呂と同じじゃないか」と、恥ずかしがらずに脱いじゃう変な(?)気骨があるのですよね。

でも、ミュージシャンではなく見せ物と化したように思ったのか、井上堯之バンドは解散し、ジュリーから離れていくのも、TOKIOが出た直後です。本当に突然の解散だったらしいです。井上堯之さんは「単なるバックバンドではないと、当時、本当に思っていたんだ」という意味のことを語っています。(言葉が違っていたらごめんなさい)

私は理屈っぽい少女でしたから、「少々頭でっかち気味のすかした奴だった」・・・そんなトッポが好きでした。ジュリーはもっと違ったのです。ジュリーは、そんなややこしいことを考えず、「楽しませる」という一点に集中する人だったのですね。そのために苦労をいとわない人だと後に分かるのですが、当時は「ややこしいものが高級」とばかりに、分かりやすいジュリーを軽んじてしまいました。実は、ちょっと後悔しています。

私はトッポも好きだったけど、本当はジュリーも好きだったのに・・・。自分の本当の気持ちに気がついていなかったのではないかしら?ジュリーが芸能界の頂点にいるのが、あまりにも当たり前で、それが永遠のことのように思えたので・・・。

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2 コメント

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Unknown (あんず)
2009-01-23 07:22:32
ももママさま
素晴らしい記事をありがとうございます
NHKの沢田研二スペシャルやSONGSでジュリー熱発症!
初心者なのでゾクゾクしながら読ませてもらってます
思わず1月22日の”ジュリーにハマって…”の
ところからイッキに読ませていただきました
知らなかったタイガース、PYG時代のジュリーや
トッポさんがイメージできて大感謝です
続き楽しみにしています!!!
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お恥ずかしい (ももママ)
2009-01-23 09:43:11
>あんずさま
本当にお粗末な記事で恥ずかしいですが、ジュリーを通して色々考えさせてもらっています。
彼は、存在自体が偉大です。
また続きを書きますが、少々お待ちください。
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