M's Den with GB350

流れる雲を追いかけて…SINCE 2004

クラウザーK5パニア ロックメカニズム交換修理

2017-05-24 21:43:02 | 工作

先日の0円キャンプでクラウザーk5の蓋をロックするヒンジの爪が折損した。(モトコの説明では「ロックメカニズム」と言うのだそうだ)。

このパニアは2004年11月16日に購入以来、LC1500>C109R>V-Stromと3台、10数万Kmに渡りキャンプ道具満載で使っている。

今回、キャンツーの途中だったので、壊れていない方のパニアに出来るだけ荷物を移し、壊れたパニアの負荷を軽減。幸いパニアのウィングステーへの固定は支障なく出来たから、蓋が開かない様に押さえるだけで良い。

養生テープも持ってはいたがそれでは心許ないので、写真の様にキャリングコードで固定した。翌日この状態で350km走って帰宅したが全く問題無かった。ただ雨の日は水の侵入があるだろうから今回は晴天で幸いだった。 

 

実は以前にも左右両方のパニアのロックメカニズムが前後して破損し、ライコランド(以下ライコ)経由でモトコへ修理に出していたが(モトコへの直送は送料が高いのでライコ経由にした)、今回もそのつもりで帰宅した翌日、5月22日にライコへ電話したら、取引が有るかどうかと修理を受け付けてもらえるかをモトコに問い合わせるとの事だった。 

2011年6月 部品代3,725、工賃571、往復送料1,200計6,536

http://blog.goo.ne.jp/momo_rlc/e/7291bab1d2d1a2dd4f9559916ed26587

2009年1月部品代6,174、工賃1,050、往復送料609計7,833

http://blog.goo.ne.jp/momo_rlc/e/8e30c3bc36d3d7409df13c526d832818 

そこでライコからの返事を待つ間、取引の有無を確認する為に直接モトコに電話したところ、取引はあるが、その部品ならライコでも交換出来るからモトコに送る必要は無いとの事。 

「それでは私でも交換可能ですか?!」聞くとドライバーが回せる程度の技量?があれば自分で交換可能だという。そして補修部品を直送すると言ってくれたので、メールで送付先を連絡したところ即日発送となった。 

しかし、先払いや代引きでなく、振り込み用紙を添付して現品を先に送っちゃうんだからモトコさんも太っ腹だよねw

その後ライコから電話があったが、モトコに連絡したところ「修理個所の明細が分からないと修理が可能かどうか判断できない、詳細を連絡するか或いは現品で確認する」と言われたとの事。

多分電話で話したライコの担当者(女)の知識が乏しく、モトコに十分な説明が出来無かったのだろうと想像、「分かりました、検討します。」とだけ伝え、それ以上の事は言わずに電話を切った。 

で、今日5月24日の午後、振込用紙と共に補修部品が届いたので夕飯後に作業開始。何故かロックメカニズム固定用の黒染めプラスネジは20本位同梱されていたけど交換手順に関する取説の類は一切入っていなかった。

  

ロックメカニズムの脱着にはパニアステーのウィングロックに嵌るパニア裏側のアルミ製三日月型のプレート(以下プレート)を外す必要がある。
固定はヘキサボルトとプラスネジが各4本、穴によってボルトが使い分けられているので、ヘキサの場所をマジックでチェックしておいた(もう一つのパニアを見ても良いのだが)。

大分汚れていたのでプレクサスを吹いて清掃し、プレートもボルト穴周囲の錆を落としてワックスをかけ綺麗に磨いておいた。

 

続いてロックメカニズムを固定している3箇所、計6本のプラスネジを外してからスライドするようにしてロックメカニズムをパニア本体から外す。ここまでの作業は清掃含めて10分程で済んだ。パニアの蓋の裏面も1箇所固定(下の写真右側)しているので注意。

   

ロックメカニズムを外したところ。

その後キーシリンダーはロックメカニズムに不含なので、壊れた方から外して新しいメカニズムに移植するのだが、取説が無いので現物を見ながらの作業。

だがロックのピンの内の一番端の1本がキーシステム全体の固定を兼ねている。キーを差し込んでそのロックピン以外のピンをシリンダーに収め、シリンダーを外す時はそのロックピンを押し込む。

反対に嵌める時は回転プレートを固定するナットを締めていくとロックピンが出てきて嵌まるのだが、それが上手く収まる様に何度かナットの締め付け調整が必要でそれに手間取り結局は1時間程の作業になってしまった。

  

  

その後はキーシリンダーを組み込んだ新しいロックメカニズムをパニアに固定し、アルミ製三日月型のプレートを戻して作業終了。このプレートは緩むので時々増し締めした方が良い。実際プレートが外れてパニアが落下した事例も聞いている。今回も少し緩んでいたから、もう一つのパニアのも増し締めしておいた。

交換修理完了と使った道具はアーレンキーとプラスドライバー#2、10㎜ボックスレンチ、拡大鏡。実際の所ややキーの回転が渋いのだが暫く使っている内に馴染んで来ると思う。

 

折れたヒンジ部分。


今回費用はモトコさんの提案で部品を直送してもらったので、部品代3,715と送料800、計4,515x1.08の税込4,876+郵便局振込手数料となり出費を抑えられた。さて、明日振り込みしてこなくては・・・

関連:Krauser K5パニア ロックメカニズム交換完全マニュアル

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2 コメント

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予備品保管 (ZINC)
2017-05-25 06:10:20
おはようございます。

 motocoさんは、結構予備部品をストックしてるようですね。
生産停止のK2のカギとか、番号言うと送ってくれたことはあります。
 K2は、某バイク部品屋とか、販売屋が力ずくで外そうとして金具をゆがめたりされたりはしますが、壊れたことはないですね。
 K5なら、side/topでもつくのだし、いっそもう一個購入して、通常は押し入れの荷物入れとしてはいかがでしょうか?
ヤフオク等で、安く手に入ることもありますしね。
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予備パニア (MOMO)
2017-05-25 21:56:44

>ZINCさん

今晩は、ブログは拝見しています。

私がストックしているのはスズキのクーポンで貰ったオイルフィルターと値上がり前のタイヤ位かな

バイクは一発事故ると廃車のケースが多いから
ストックしても部品が使えなくなる(今はオクとか有りますが)ので消耗品以外は昔から持たない方だと思います。

私もK2の方がスクエアな形状で収納性も高いし
ロック機能も金属部品を使っているので、K2が
販売継続ならそちらを選んだかもしれません。

K5は公称47Lですが、丸い分20%位はデッドスペースで使えない感じです。

LCやC109Rはトップケースのステーが有りませんでしたからサイドだけでしたが、DLはトップケースも付けられるようになったし、実際そういう使い方をしているので、もう一つ持って普段は予備、いざと言う時はトリプルでという考えもなくは有りませんでしたが、まあそうそう壊れる訳でも無く、修理もドイツの得意なアッセンブル交換で時間もかからないから要らないかなぁ~と

そうそう、実家にはR65に付けていたパニアが未だ置いてあります。ステーが無いから付けられないんですけどね。 



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