
福井県坂井市三国町の越前松島水族館にイルカの新プールが2つ完成した。ショーも始まり、イルカは豪快なジャンプやダンスを披露。従来より水の透明度が増し、周囲を透明のガラスで覆ったため水中の動きも見やすくなり、より臨場感あるショーで観客を楽しませている。
今年、開館50周年を迎えた同水族館は、記念事業の一環でイルカプールをリニューアルした。
一つは、直径15メートルの正八角形で水深5メートルのショー用プール。強力なろ過装置を設置し、

観客席も400席と倍増。屋根付きで、雨風の強い日には風除室も設けられている。
もう一つは、ショープールに隣接する直径10メートル、水深3.5メートルのイルカと触れ合うプール。床が可動式で70センチまで浅くすることが可能で、子どもらがプールに入って直接触れることができる。 触れ合い用としてバンドウイルカの雌2頭が新たな仲間に加わり、夏ごろのスタートに向け現在練習を積んでいる。
28日は、県内や石川県から園児や児童約800人が遠足で訪れ、イルカショーを見学。集団ジャンプやコーラス、ダンスなどの芸に、「オー」と大歓声を上げていた。
同水族館の鈴木隆史館長は、「今まで以上にイルカが見やすくなり、間近に接することができるようになった」と来場を呼び掛けている。
ショーは毎日、午前10時30分、午後零時30分、同2時30分、同4時30分からの4回行われる。 記事・写真 福井新聞より
