白い天使が舞い降りた
極寒の地から4,000kmもの
長い空の旅を終えて
この地の陽光を浴びながら
晩秋の佳き日に
白い天使が舞い降りた
その美しい飛翔は
神々しくもあり
華麗さもあり
力強くもあった
ようこそ
お疲れさま
また逢えたね
その大きな白い翼と共に
とても 穏やかな
優しい気持ちも届けてくれた
幼鳥の飛翔訓練も兼ねて
時折 真冬の空を舞う
白い羽の天使たち
弥生三月の
シベリアへの旅立ちに向けて
沢山の栄養を補給し
疲れた翼を休め
逞しさを増した白鳥
その美しい勇姿で
美しい翼で
今 この地で 静かに旅立ちを待つ
沢山の ありがとう
沢山の いってらっしゃい を
背にうけて
旅立ちの佳き日を
静かに待っている
千葉県印西市本埜村にある
「白鳥の郷」
11月中旬頃に
毎年1,000羽以上の白鳥が
シベリアから飛来して越冬しています
今から30年前に
農業用の排水工事をしていた時に
雨の日が続いて
水田に水が溜まったまま冬を迎え
その場所にたまたま6羽の白鳥が
飛来した事から始まり
その日から餌付けを続けているうちに
毎年増え続け
地元の人たちの手厚い保護の元
今に至っているそうです
白鳥の飛来数は
新潟県 瓢湖のを5,000羽に次いで
2番目に多いとの事
都内からでも1時間半位の
田園風景の広がる
自然の中で見られる穴場的な
白鳥の郷です
白鳥の生まれ故郷はシベリア
3月になったら、順次北へ飛び立ち
途中
北海道クッチャロ湖で羽を休めて
最終地、シベリアへ帰っていきます
我が家の
モカちゃんの生まれ故郷は仙台
白鳥はシベリアへ旅立ちますが
モカちゃんはずーっと我が家です
「エッ!何かおっしゃいました?」
モカの故郷はここだよね^_^
一緒にいられて嬉しいね
それでは、また