10月2日
釧路湿原の夕陽の感動そのままに
爽やかな朝を迎え
釧路湿原を見ながらの朝食は
また格別でした
オーナーの奥様の手作りパンは
道産の小麦粉や天然酵母を使っていて
香ばしく、とても美味しかったです
付け合わせも、地元の野菜や
牛乳・ヨーグルトを使っていて
家庭料理風のバランスの取れた朝食に
心も温かになりました
パンが大好きなモカも
匂いに誘われてクンクン!
少しお裾分けしました
このペンションのオーナーさんは
北海道知事認定
アウトドアガイドの有資格者で
カヌーツアーのプロです
実は、今回の北海道旅行の主目的は
釧路湿原をカヌーで散歩したい
という夢を持ちながらの旅でした
朝食の時に相談したら
快く引き受けてくださり
早速準備してもらいました
この時のカヌーはカナディアンカヌーで
シングルパドルで操艇するタイプでした
もちろん操艇は
プロガイドのオーナーさんですが
体験として
もう一丁パドルをお借りして
扱い方をご指導いただきました
ただ、自分は事故防止のために
モカを抱えていたので
パドルは主にモカママが握りました
最初は、ぎこちなかったのですが
進むにつれてこなし始め
オーナーさんから褒められると
嬉しそうに楽しみ始めていました
塘路湖から細い支流を経て
釧路川本流を進むコース
人工的な音が一つも無い釧路湿原を
自然そのものの"静寂な音"を感じながら
川面を滑るように進む体験は
感動的でした
時々、この大自然の中で生を育む
エゾシカや
アオサギに会えたり
オジロワシは
我々がそれとなく見ていても
その存在を確認するのは難しく
オーナーさんから教えてもらって
やっと目で捉える事が出来ました
さらに感動したのは
タンチョウを見る事が出来た事です
ただ、カメラを2台持っていたのですが
メインに使っていたカメラが
電池切れとなり
朝、慌ただしかったので
予備の電池を忘れたため
サブのカメラで撮影を続けたのですが
望遠レンズだったので、手持ちでは
ブレブレの写真になってしまいました
残念でしたが、なんとか形だけでも
撮影できたし、目にもしっかりと
焼き付ける事ができたので
よしとすることにしました(苦笑い)
釧路の鶴居村など、餌付けした鶴は
通年見られるそうですが
湿原の自然の中ではこの時期
各地に点々としていて
多く姿を見られるのは
11月頃からだそうです
この日に見られたのは
とてもラッキーでした
モカも、初めて見るタンチョウを
じーっと見つめていました
カヌーツアーには
よく吠える犬は
動物を刺激してしまうので
乗艇はNGだそうですが
モカはその点、お利口さんでした
こうして湿原に住む動物達とも
出会えて
今まで経験できなかった事が
できた喜びは、何にも代え難い
思い出となりました
このツアーでは
途中浅瀬の砂洲にカヌーを着岸させて
ティータイムもありました
ラムサール条約があるので
下艇することはできませんが
オーナーの奥様手作りの
マドレーヌと温かい紅茶が
パドルをテーブル代わりに振る舞われ
自然の中ゆえのティータイムに
ホッと心も和らぎ
美味しくいただきました
その時、オーナーさんが写してくれた
ワンショットです
さらに、とてもラッキーな
サプライズがありました
普段、期間限定で
札幌〜富良野間を走る臨時特急
ラベンダーエクスプレスを
この釧路湿原で見れたのです
この臨時特急を
釧路湿原で見られたのは
鉄道開業150周年記念として
JR北海道とJALが共同企画した
観光周遊列車
「HOKKAIDO LAVE!ひとめぐり号」
の旅が丁度この日に釧路湿原通過に
なっていたからです
週末中心に3泊4日のツアーを3回
2泊3日のツアーを1回
計4回運行する企画の一環でした
因みに列車の添乗員は
JALの客室乗務員が務めているそうです
もう一企画
稚内から函館までのコースもあって
こちらはピンク色の「ハマナス号」が
運行されているそうです
いずれにしても、とてもラッキーでした
モカが同乗していたこともあり
列車の窓から写真撮影する人や
手を振ってくれる人が見えました
実はラベンダーエクスプレスの
乗務員さんの1人が
オーナーとお知り合いで
事前にこの場所の通過時間を
知っていたそうなんです
ラベンダーカラーが釧路川の川面に映え
貴重なショットを撮影できました
一生の宝物です
オーナーさんにお礼を言うと
「モカちゃんがいてくれて
カヌーに乗りたいという人が増える
良い宣伝になったかも」
と話していました
青空も見え始め
感動の余韻に浸りながら
細岡のカヌー着艇場に到着
軽妙な案内と、楽しいおしゃべりで
あっという間に過ぎた3時間半の
カヌーツアーでした
最後、記念にとオーナーさんが
撮影してくれたワンショット
あっ!太って見えるのは
雨ガッパとライフジャケット
長靴のせいですからね(笑)
こうして釧路湿原カヌーツアーを
満ち足りた気分で終え、
次の目的地根室の風蓮湖に向かいました
その様子は、また次回にします
後日談として
塘路でお世話になった
とうろの宿のオーナーさん
実は、ダイヤモンド・ユカイさん達が
結成している
"レッドウォーリアーズ"のベーシスト
小川清史さんだったのです
(左の人)
(写真はネットからお借りしました)
あるキッカケで訪れた塘路が
すっかり気に入って五年間通い続けた末
2003年に塘路に移住
そして、現在に至っているそうです
ハードロックをしている人とは思えない
柔和なお人柄
(画像はネットからお借りしました)
ツアー中も、釧路湿原の事を
詳しく話してくれて
リラックスして過ごす事が出来ました
彼の素顔の一部を紹介した
動画を貼り付けましたので
興味のある方は、ご覧ください
尚、アーチストとしての活躍は
「レッドウォーリアーズ」を検索するとYouTubeでも見られます
ロック好きの方は必見ですよ
それでは、また