吉良吉影は静かに暮らしたい

植物の心のような人生を・・・・、そんな平穏な生活こそ、わたしの目標なのです。

開館120周年記念特別展覧会『国宝』(京都国立博物館/10月3日~11月26日)

2017-10-10 12:12:12 | 日々美しいものに触れようよ
 すべてが国宝の展示会!・・・展示会に行くと『これとこれは国宝だから見逃せません』などと言うのが普通ですが、今回は全部国宝、どれも見逃せません!

 期間中、第1期から第4期まで微妙に入れ替えがあり、全部見るには4回行かないといけないのですが・・・私なりに『むうううう・・・・ん』と展示内容を検証して『10月15日までの第1期がベスト!』との結論に達しました。

 あの火焔式土器縄文のビーナス3体が!そして雪舟の国宝6点(*註)が揃うのは、この機会を逃せばもう無いでしょう!
 まもなく『美の巨人たち』や『日曜美術館』で紹介されるとワッと人が押し掛けるので、行くなら今しかありません!
 いそいそと京都に向かったのだった。

 ※註)雪舟の国宝6点:慧可断臂図, 天橋立図, 四季山水図巻, 秋冬山水図(2幅), 山水図, 破墨山水図


  
 ※チケット(これだけで展示内容の凄さは一目瞭然です)


 ※庭園に設置されたパネル(絶好の自撮りスポットになってました!)もちろん来てます!


 ※入口のパネル

 出品目録を受け取って進む。

 ※出品目録、Ⅰ・Ⅱ期の見どころが書いてある。

 入ってスグは『書跡』のコーナー。『土佐日記』の写本(思ったよりもずっと小さい!)や高名な『高野切(こうやぎれ)』が並んでいます。
 ここは混むので、全体をザッと見渡して次のコーナーへ。
 時間があったらまた戻ってくればイイのです。ひとつひとつ読んでいるといくら時間があっても足りません。

 第2エリア『考古』は充実。火焔式土器縄文のビーナス(土偶)が3体並んでます。


 ※火焔式土器(これ、完全な形で残っているンです。奇跡です!)


 ※縄文のビーナス, 仮面の女神, 縄文の女神・・・三体三様のデザインが美しい。

 ここで3階は終わり、2階へ移動すると絵画作品を中心とした展示が・・・。
 やはりメインは雪舟の国宝6点が集まった一室。

 ※秋冬山水図(左幅)・・・雪舟を代表する一幅です。

 1階は陶磁器と絵巻物そして工芸。

 『信貴山縁起絵巻』が楽しい。

 ※信貴山縁起絵巻・・・米俵が空を飛ぶ!

 『天寿国繍帳』も!教科書に載ってる美術品ばかり!

 ※天寿国繍帳・・・後世の補修部分の方が褪色が著しい。

 陶磁器も凄いです!志野天目青磁・・・あ~!書ききれないっ!

 ※志野茶碗(銘:卯花墻), 玳玻天目, 飛青磁花入

 疲れたので館内のレストランへ。

 ※庭園を眺めながらの食事。

 ここはハイアット・リージェンシーホテル直営なのです。

 ※ワインを飲みながらメインディッシュを待つ。

 さあ、元気になった。もう一周しよう!・・・結局その日は5時間掛けて見て回ったのだった!


 ※庭園もキレイで散策が楽しい。

 見どころがあまりにも沢山あり過ぎてとても紹介しきれない展示会です!
 興味のある方はこちらを!→http://kyoto-kokuhou2017.jp/works.html

 何回でも行きたいですね!