中村智子 訳
学研プラス
リリアーネは、どんな動物とも話せる女の子。
ある日、リリアーネが動物通訳としてお手伝いをしている動物園から連絡を受けた。カンガルーを一頭引き取るという。さっそく動物園でカンガルーにあったリリアーネ。カイリーという名のカンガルーは、さっそくリリアーネと打ち解けるが、カイリーは、仲間と離れ一人ぼっちでここに引き取られたことを知りショックを受けた。家に帰ったリリアーネは、テレビで、ツップリンゲン動物園で、母親から拒絶されている赤ちゃんパンダのニュースを目にした。その赤ちゃんパンダは、衰弱しているという。リリアーネは、赤ちゃんパンダや、お母さんパンダと話しをしようと立ち上がった。
衰弱しているパンダを、一人ぼっちのカンガルーのお腹の袋に入れて、落ち着かせるという突拍子のないアイデアが面白かった。袋があるカンガルーは子育て上手そうですね。反対にパンダは、子育てを放棄することがあり、デリケートな動物だということがわかりました。