佐川芳枝 作
かわいちひろ 絵
佼成出版社
p.96 版元OK 市3 A
久絵の家はお寿司屋さん。両親がお店をやっている。1階が寿司屋、2階と3階が住まい。
ある日、母親が出前の帰りに交通事故にあってしまう。久絵のためにハンバーガーショップに立ち寄ろうとした時のことだった。
事故の日出前を頼んだのがクラスの子の親の会社だった方も関係して、どだちとの関係も悪くなった。
そんな時、久絵が家に帰ると、知らない人が厨房にいた。お母さんの入院のことを聞いて、手伝いに来てくれたすし職人さんだ。そのひとは、意外にもわかい女性だった。晴さんという。さばさばして明るい晴さんといるうちに久絵は、女の寿司職人の大変さを知り、自分も、一歩踏み出そうとする。